主人公(ヒロイン)は、悪役令嬢を攻略をする

ねがぽじ

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アイリスちゃんに慰められました(191話)

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☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆


~第191話~

私は、怖い夢を見た為に何かが起きそうで怖くなりました。
ですからそれを紛らす様に屋根の上に上がり目を瞑り歌を歌いました。
歌を歌っている時は、心が落ち着きました。
お日様が上がって来たのを見て朝食を作る為に地面に降りました。
降りたところにアイリスちゃんが立っていました。

「おはようございます、アイリスちゃん。

アイリスちゃんも朝が早いのですね」

私は、自分の不安を隠す様にニッコリと笑いアイリスちゃんに朝の挨拶をしました。
アイリスちゃんも朝が早い事を指摘しました。

「お、おはようございます、アンジュ様。
は、はい、あ、あの……悪い夢を見ましたから少しだけ早く目が覚めました……」

アイリスちゃんは、私が突然現れたに驚いて戸惑いながら朝の挨拶をしました。
そして悪い夢を見たから目が覚めた事を知らせました。
悪い夢で目が覚めたのを知らせるのが恥ずかしくてほんのり顔を赤らめました。

「そうだったのですね……
どんな夢を見たのですか?」

私は、アイリスちゃんが言う悪い夢が気になりました。
そしてアイリスちゃんの負担が軽くなればって思いました。
だからアイリスちゃんの悪い夢の内容を質問しました。

「すいません、実は、夢の内容を覚えていません……
でも凄くリアルに感じた気がするような夢でした……
ですから余計に恐いと思いました。
子供じゃないのに恐い夢が恐いだなんて情けないですよね……」

アイリスちゃんは、恐い夢を見て怖がるだなんて子供ぽいって思いました。
だから困った様に恥ずかしい様な顔を赤らめて苦笑いを浮かべました。

「いえ、全然情けなくないですよ。
私も恐い夢を見て怖くなり目が覚めました……
だからお互い様ですね……」

私は、アイリスちゃんの恐い夢が恐いのが情けないって言葉を聞いてアイリスちゃんの気持ちを和らげようと思い私も恐い夢を見て恐いと思う事を知らせました。
アイリスちゃんの不安を和らげる為にアイリスちゃんを優しく抱き締めました。

「えっ……?
アンジュ様も恐い夢を見たのですか……?
その……どんな夢を見たのですか……?」

アイリスちゃんは、私も恐い夢を見たって言葉を聞いて驚いて私を抱き締め返して控え目に私を見つめました。
どんな夢を見ていたのか質問をしました。

「そうですね……

最初は、良い夢でした。
でも最後に大好きな人に殺され様とする夢でした。
もしかして気がつかないうちに誰かに怨みを抱かれていたのかも知れませんね」

私は、アイリスちゃんを抱き締めながら夢の内容を知らせました。
最後に困った様に苦笑いを浮かべて誰かに怨まれているかも知れない事を知らせました。

「そんな!?
アンジュ様が怨まれているだなんてありえません!
アンジュ様は、皆さんに女神様か聖女様みたいに思われているのですよ。
だからアンジュ様が怨まれているだなんてありえません!」

アイリスちゃんは、私の怨まれているって発言を聞いて慌てて私を間近で見つめました。
私が皆さんに女神様や聖女様の様に思われているから怨まれいるだなんてありえない事を知らせました。

「もう、アイリスちゃんたら女神様や聖女様だなんて言い過ぎですよ……
私は、そんな人物でありませんよ……」

私は、アイリスちゃんに女神様や聖女様みたいって言葉を聞いて恥ずかしそうにほんのり顔を赤らめました。
私は、そんな立派な人でなくてせいぜい村人Aみたいな存在だと思いました。

「いえ、アンジュ様の魅力は、そんな者でもまだ語りきれないほどです!」

アイリスちゃんは、息を荒くして私の両手を握り締めて私を間近で見つめました。
私の魅力がまだまだ語りきれない事を知らせました。

「そ、その……ありがとうございます、アイリスちゃん……」

私は、アイリスちゃんがあまりにも大袈裟に私の事を誉めるのを見てたぶん恐い夢を見て怨まれていないって事を励ます為に大袈裟に伝えたのだと思いました。
アイリスちゃんに気をつかわせて悪いって申せわけなくなりました。
そしてアイリスちゃんが間近で両手を握り締められて恥ずかしそうにほんのり顔を赤らめてアイリスちゃんに感謝を表しました。

「あっ、す、すいません、アンジュ様……」

アイリスちゃんは、私とキスができるほど顔を間近を近づけているのに気がついて慌てて私から離れて恥ずかしそうに顔を真っ赤になり俯きました。

「い、いえ、その……気にしないでください……」

私は、アイリスちゃんが恥ずかしがったのを見て私も恥ずかしくなり顔を赤らめて俯きました。
私とアイリスちゃんは、しばらく互い顔を赤らめて俯いてしばらく時間がたちました。

「そ、その……そろそろ朝御飯を作らないとエリカちゃん達が起きてしまいますよね……」

私は、恥ずかしいのが我慢ができなくてこの雰囲気を変える為にアイリスちゃんに朝食を作る事を提案しました。

「そ、そうですね。
朝食を作りましょう」

アイリスちゃんは、私の言葉を聞いて照れを誤魔化す様に慌てて両手を叩いて朝食を作るのを賛同しました。
私とアイリスちゃんは、自然とどちらともなく手を握り締めて台所に向かいました。


ーTo Be Continuedー
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