主人公（ヒロイン）は、悪役令嬢を攻略をする

ねがぽじ

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女神様が舞い降りたパート4(122話)

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☆ヒロイン（主人公）は、悪役令嬢を攻略をする☆

(114話と115話と116話は、同じ時間軸です。
3つで１つの話ですから必ず読んで下さいね)

～第115話～

☆女神様が舞い降りたパート1☆

（この話は、魔族と人間のハーフの子供のシスイの視点です）

俺達の母親は、魔族で父親は、人間だ。
俺達は、人間と魔族のハーフの子供だ。
だから俺達は、異端者で人間からも魔族からも命を狙われた。
母親は、人間に殺された。
父親は、魔族に殺された。
それから俺(シスイ)と妹のラミーは、人間と魔族から逃げながら暮らしていた。
でも俺達は、ついに魔族達に追い詰められた。

「うへへぇー、追い詰めたぞ。
覚悟をするんだな」

森の中で背の低い魔族が下品に笑い俺達に近づいてきた。

「家族の親が殺されて子供のお前達2人だけ残されたの寂しかろ。
早く両親のところに連れてってやるぞ」

太った魔族がニヤニヤしながら俺達に近づいた。

「お前だけでも逃げろ、ラミー！！」

俺は、ラミーを庇う様に立ってラミーだけでも逃げるのを命令をした。

「そんなの嫌です！
逃げるのは、シスイお兄ちゃんと一緒です！」

ラミーは、俺の洋服を掴んで一緒に逃げる事をお願いをした。

「おーおー、兄妹で仲が良い事でな。
だったら兄妹仲良く死にな！！

うあーー！？
な、なんなんだ！？」

魔族達が一斉に俺達に襲いかかった。
でもいきなり黒色の玉が飛んできて魔族達の前の地面に当たり後ろに吹っ飛ばされた。
黒色の玉が飛んできた方向を見ると俺達を傷つけるのが許さないって思いを込めてどす黒いオーラを纏いました。

「やっぱり動物の狩りは、森の中が適していますね」

女性は、上品に微笑んで魔族達の方を見つめた。

「黒髪のロングヘアーにその禍々しいどす黒いオーラにその魔力……
ま、まさか、魔王と呼ばれる女か！？」

背の低い魔族は、女性の方を指を指しました。

（魔王と呼ばれる女……？
聞いたことがある。
確か１人で魔族達を皆殺しにしている女性だったよな）

「ま、魔王と呼ばれる女だと！？
１人で魔の島に乗り込んで魔族のアジトを壊滅させたと言う奴のことか！？」

太った魔族は、地面に尻を着いて涙目で女性を見つめた。

「狩りは、獲物が沢山いた方が盛り上がりますね」

女性は、どす黒いオーラを纏い魔族達を許せない宣言をした。

「ひ、ひーー？！
に、逃げろーー！！
皆殺しにされるぞ！！」

「た、助けてくれ！！
死にたくない！！」

「ひ、ひーー？！」

「いやーー、お母さんーー！？」

魔族達は、慌てて女性から逃げるように走って離れた。
魔族達が転ぶ者も泣き叫ぶ者も続々と現れた。
その様子は、相手が魔族とも思えないほど怯えていて泣き叫ぶ子供のようだった。

俺は、魔王と呼ばれる女が凄く綺麗でこんな魔王だったら殺されても良いと思った。

「……やっぱり止めたわ。
見逃してあげる。
強く生きなさい」

女性は、優しく微笑んで魔族達を見逃す事を伝えた。
魔王と呼ばれる女の笑顔が女神の笑顔のように思えて安心ができた。
俺は、始めて女神様に出会えた気がした。
そして魔王と呼ばれる女いや、女神様は、去っていった。
俺達を助けてくれる為にわざわざ来てくれたのだと理解した。
俺は、女神様に一生かけて恩返しをするって心に誓った。

この時のアンジュとシスイ達の出会いが意外な運命に導く事になると誰も思っていなかった。

ーTo Be Continuedー

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