主人公(ヒロイン)は、悪役令嬢を攻略をする

ねがぽじ

文字の大きさ
上 下
41 / 386

アイリスちゃんと2人で旅行開始(41話)

しおりを挟む
☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆

~第41話~

私とアイリスちゃんは、ルイ様達と別れて最果ての洞窟に向かいました。
最果ての洞窟って名前の通り凄く遠くの世界の端っこって言われる場所にあります。
馬車と船を乗り着いて一ヶ月ぐらいは、かかる距離です。
私達は、馬車に揺れられて次の街に向かいました。

(これって確か乙女ゲームでは、攻略キャラクターとアイリスちゃんが2人で最果ての洞窟に向かうはずのイベントですよね。
悪役令嬢の私が参加しても良いイベントなのでしょうか……?)

私は、攻略キャラクターのイベントを奪って良かったのか不安になりました。

「そ、その……アンジュ様と旅は、初めてで楽しみです……」

アイリスちゃんは、馬車に乗り恥ずかしそうにほんのり顔を赤らめて私との旅行が楽しみな事を知らせました。

「私もアイリスちゃんとの旅は、楽しみです。

ルイ様達も一緒にこれたら良かったのですが……
さすがに危険です。
ですから付き合わせる訳に行きません」

私は、ニッコリと笑いアイリスちゃんとの旅が楽しみな事を知らせました。
ルイ様達も一緒なら良かったと残念そうに話しました。

「……アンジュ様は、私と2人の旅行は、不満なのですか?」

アイリスちゃんは、泣きそうな表情で目をうるわせて上目遣いで私を見つめました。
アイリスちゃんと2人の旅行は、不満なのかって質問しました。

「えっ!?

い、いや、そんな事は、ありませんよ!?
アイリスちゃんと2人の旅は、楽しみです!」

私は、アイリスちゃんの泣きそうな表情を見て慌てて両手を振りアイリスちゃんとの2人の旅行が楽しみな事を即答した。

「くすっ、冗談ですよ、アンジュ様。
ついアンジュ様の慌てた姿が見たくて意地悪をしたくなりました」

アイリスちゃんは、口元を押さえて楽しそうにクスクスって笑いました。
最後に悪戯っ子ぽく唇を触り色っぽく微笑みました。

「じょ、冗談……?

もうアイリスちゃんたら酷いです!!
アイリスちゃんの悲しめさせたって思い本当に慌てたのですよ!
そんな悪い子のアイリスちゃんにお仕置きが必要ですね。
覚悟して下さいね」

私は、アイリスちゃんの冗談発言を聞いて手を開いたり閉じたりしてアイリスちゃんに近づきました。
そして覚悟をしてほしい事を伝えました。

「えっ!?

そ、その……優しくして下さい……」


アイリスちゃんは、私のお仕置き発言を聞いて発情したように顔を赤らめて目をうるわせて私から視線を反らしました。
そして優しくしてほしい事をお願いしました。

「うっ……!?
そんな顔をされたら出来るわけありません……」


私は、アイリスちゃんの仕草を見て悪い事をしている様な罪の気持ちが出てきました。
だから地面に両手を着いてアイリスちゃんにお仕置きができない事を伝えました。

「アンジュ様、私にお仕置きをしてくれないのですか……?」

アイリスちゃんは、物欲しそうに目をうるわせて私を見つめました。
そしてお仕置きをしてくれなのか質問しました。

「はぅっ!?」

私は、アイリスちゃんがあまりにも色っぽくて鼻血をだらだら流して倒れました。

「ア、アンジュ様!?
しっかりして下さい!?」

アイリスちゃんは、私が鼻血を流して倒れたのを見て慌てて私に近づきました。
そして私の体調を心配そうに私を見つめました。
私は、血液不足になり意識が徐々になくなり気を失いました。
気が付いたらアイリスちゃんに膝枕をされていました。

「良かったです……
気が付いたのですね……」

アイリスちゃんは、私が気が付いたのを見て安心をした様に微笑みました。

「すいません、見苦しいところをお見せしました……」

私は、鼻血を出したところを見せたのが恥ずかしくて顔を赤らめて頭を下げて謝りました。

「い、いえ、アンジュ様のだったら大丈夫です。
ですから気にしないで下さい」

アイリスちゃんは、私が謝ったのを見て両手を振って私が鼻血を出したのを見ても大丈夫な事を伝えました。

「ありがとうございます、アイリスちゃん」

私は、ニッコリと笑いアイリスちゃんの気持ちに感謝を表しました。

私とアイリスちゃんは、馬車で次の街に向かいました。

「次の街に着くみたいですね。
何もなくて良かったです……」

次の街が見えてくると何もなくて良かったと思いました。

私達は、街に着くと街の裏通りで数人のゴロツキに絡まれている子供の黒髪の女の子と金髪の男の子を見つけました。

「や、止めて下さい!」

黒髪の女の子は、嫌かって涙目になっていました。

「『ダークショットアロー!(小)』」

私は、右手の指を広げて魔法で黒色の紐を引っ張りゴロツキに向けました。
ゴロツキ達の体に黒色の小さな矢が当たるとゴロツキ達が吹っ飛んで気を失いました。

「大丈夫ですか?」

私は、子供の女の子と男の子に話し掛けました。

「危ないです、アンジュ様!

『ホーリーアロー!!』」

私は、物陰に隠れていたゴロツキに気づいなかったです。
でいきなりゴロツキに襲いかかってきました。
アイリスちゃんは、それに気がついて襲ってきたゴロツキにホーリーアローを放ちました
ゴロツキがホーリーアローで吹っ飛ばされて気を失いました。

「あ、ありがとうございます、アイリスちゃん」

私は、自分の不注意に冷や汗を出しました。
アイリスちゃんに助けてくれた感謝を伝えました。

「あ、あの……助けてくれてありがとうございます、お姉ちゃん……」

黒色の子供の女の子は、深々と下げてお礼を伝えました。
ふと、女の子を見て驚きました。

(確か「聖フォルテ学園~運命に選らばれし者~」の続編の「聖フォルテ学園2~受け継がれし者達~」の乙女ゲームの主人公のエリカ・ベルナールデスよね。
確か光魔法と闇魔法が使えました。
実は、アンジュの腹違いの妹だったりします。
そして魔王と天使の娘だったりします。
アンジュとエリカは、乙女ゲームで出会わないはずです。
これも乙女ゲームの補正って奴なのですか……?)

私は、続編の乙女ゲームの主人公との出会いに戸惑いました。

でもこの後に大変な目に会うとは、思っていませんでした。

ーTo Be Continuedー
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

【ママ友百合】ラテアートにハートをのせて

千鶴田ルト
恋愛
専業主婦の優菜は、娘の幼稚園の親子イベントで娘の友達と一緒にいた千春と出会う。 ちょっと変わったママ友不倫百合ほのぼのガールズラブ物語です。 ハッピーエンドになると思うのでご安心ください。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...