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魔王と呼ばれる女パート3(37話)
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☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆
☆注意事項☆
37話と38話は、同じ時間軸です。
2つの話で1つの話になりますので必ず2つとも読んで下さい。
シリアスがコミカルに変わります。
☆魔王と呼ばれる女パート3☆
~第37話~
(ここからしばらくロベルトと視点です)
俺の策略は、全てアンジュにそしされている。
いや、違う、アンジュの策略にのせられていたって言った方が良いのかも知れない。
俺がまだ生かされているのが何よりもその証拠だ。
アンジュは、魔族達を殺して力を沢山蓄えてきたと思う。
そして俺は、アンジュ以外は、たいした事がない事に気づいたのだ。
だからお城を襲う事にした。
アリス姫の誕生日パーティーが近々開催される。
アリス姫の誕生日パーティーに沢山人達が参加する。
それが人々の悲鳴に変わると思うと今から楽しみで仕方がなかった。
お城に襲うには、結界の宝石を壊す必要があった。
俺の隠蔽魔法を使えば城に忍び込んで結界の宝石を壊すのは、簡単だった。
俺は、アリス姫の誕生日パーティーが惨劇に変わるのを間近で見ようと思い街に滞在する事にした。
街を歩きながらこの街の人々が悲鳴に変わると思うと笑いが込み上げてきた。
街を歩いているとアンジュとアンジュの側にいつもいるメンバーに気がついて慌てて隠蔽魔法を使い姿を隠した。
これで大丈夫だろうと思った。
でもアンジュは、じっと見えないはず俺の方を見つめていた。
「あの……どうかされましたか?」
マリーって言う令嬢がアンジュの態度を見て不思議そうに首を傾げた。
「いえ、仔猫がいましたので少しだけ可愛がろうと思ったところです。
でもマリー様達が一緒ですからまた後にします」
アンジュは、どす黒いオーラを纏い意味ありげに妖しく微笑んだ。
「なっ!?
俺を仔猫だと!?
マリー達がいなかったら俺を仔猫のようにいたぶり殺すってことか!?
早くこの場を離れないと殺される!?」
俺は、このままこの街にいたらアンジュに殺されると思った。
だから慌てて逃げる様にこの街を出て行った。
そしてある事に気づいた。
何故城に簡単に忍び込んで結界の宝石を壊す事ができたのかをだ。
全ては、アンジュの手引きだったのだ。
アンジュは、今回も自分の力にする為に魔族達の襲撃を手引きをしたのだ。
アンジュにとって王族ですら自分の力にする為の駒でなかった事だ……
アンジュは、奴こそ魔王の産まれ変わりだ。
アンジュは、この先、人間どころか魔族ですら全ての者を滅ぼすだろう。
まったく恐ろしい女だ……
(ここらから魔族のリーダーのアコルの視点です)
城から離れた森の中で魔族達が集まっていた。
「計画通りだな。
城を囲っていた結界が失くなったみたいだぞ」
1番大きな魔族は、城を護っていた結界が消えたのを見て不気味に微笑んだ。
「あの人間も利用されてるって知らなくて呑気な事だ」
小柄の魔族は、結界の宝石を壊した人間の事を思い出してクククって楽しそうに笑った。
「今回は、この前の様な事が起きないよな?」
背の高い魔族が腕を組み魔族のリーダーらしい魔族を見つめた。
「心配するな。
あの女は、今頃、学園でゆっくり学校の休暇を楽しんでいるはずだ」
俺は、背の高い魔族の魔族を見つめ返した。
そしてアンジュの事は、気にしないで良いことを知らせた。
「それならば問題がない。
作戦の決行は、今日の夜だ。
気を抜くないよ!」
背の高い魔族が右手を高々と上げて城に攻め込む意気込みを表した。
魔族達は、気持ちが高ぶった様に手を上に上げて雄叫びを上げた。
その夜になると先に空飛ぶ魔物に隠蔽魔法を使い空から城に攻めさせた。
魔物達が城に近づいた瞬間沢山の黒い花の様な炎に当たり空飛ぶ魔物達が次々に燃えて消えていった。
「いったい何事だ!?」
俺は、声を出して驚いた。
「おい、あそこに誰かいるぞ!」
小柄の魔族は、城の屋根を指差した。
城の屋根には、いつも俺達を邪魔をして魔王と呼ばれる女が立っていた。
「くっ!?
撤退だ!
無策であの女と戦ったら我々は、全滅だ!」
俺の命令で魔族達が撤退を開始した。
そして魔族達は、悔しそうに唇を噛んでいた。
魔族達は、次の作戦こそ成功させるって心に誓った。
でもその考えが魔族達の悪夢の始まりだとは思ってもいなかった。
ーTo Be Continuedー
☆注意事項☆
37話と38話は、同じ時間軸です。
2つの話で1つの話になりますので必ず2つとも読んで下さい。
シリアスがコミカルに変わります。
☆魔王と呼ばれる女パート3☆
~第37話~
(ここからしばらくロベルトと視点です)
俺の策略は、全てアンジュにそしされている。
いや、違う、アンジュの策略にのせられていたって言った方が良いのかも知れない。
俺がまだ生かされているのが何よりもその証拠だ。
アンジュは、魔族達を殺して力を沢山蓄えてきたと思う。
そして俺は、アンジュ以外は、たいした事がない事に気づいたのだ。
だからお城を襲う事にした。
アリス姫の誕生日パーティーが近々開催される。
アリス姫の誕生日パーティーに沢山人達が参加する。
それが人々の悲鳴に変わると思うと今から楽しみで仕方がなかった。
お城に襲うには、結界の宝石を壊す必要があった。
俺の隠蔽魔法を使えば城に忍び込んで結界の宝石を壊すのは、簡単だった。
俺は、アリス姫の誕生日パーティーが惨劇に変わるのを間近で見ようと思い街に滞在する事にした。
街を歩きながらこの街の人々が悲鳴に変わると思うと笑いが込み上げてきた。
街を歩いているとアンジュとアンジュの側にいつもいるメンバーに気がついて慌てて隠蔽魔法を使い姿を隠した。
これで大丈夫だろうと思った。
でもアンジュは、じっと見えないはず俺の方を見つめていた。
「あの……どうかされましたか?」
マリーって言う令嬢がアンジュの態度を見て不思議そうに首を傾げた。
「いえ、仔猫がいましたので少しだけ可愛がろうと思ったところです。
でもマリー様達が一緒ですからまた後にします」
アンジュは、どす黒いオーラを纏い意味ありげに妖しく微笑んだ。
「なっ!?
俺を仔猫だと!?
マリー達がいなかったら俺を仔猫のようにいたぶり殺すってことか!?
早くこの場を離れないと殺される!?」
俺は、このままこの街にいたらアンジュに殺されると思った。
だから慌てて逃げる様にこの街を出て行った。
そしてある事に気づいた。
何故城に簡単に忍び込んで結界の宝石を壊す事ができたのかをだ。
全ては、アンジュの手引きだったのだ。
アンジュは、今回も自分の力にする為に魔族達の襲撃を手引きをしたのだ。
アンジュにとって王族ですら自分の力にする為の駒でなかった事だ……
アンジュは、奴こそ魔王の産まれ変わりだ。
アンジュは、この先、人間どころか魔族ですら全ての者を滅ぼすだろう。
まったく恐ろしい女だ……
(ここらから魔族のリーダーのアコルの視点です)
城から離れた森の中で魔族達が集まっていた。
「計画通りだな。
城を囲っていた結界が失くなったみたいだぞ」
1番大きな魔族は、城を護っていた結界が消えたのを見て不気味に微笑んだ。
「あの人間も利用されてるって知らなくて呑気な事だ」
小柄の魔族は、結界の宝石を壊した人間の事を思い出してクククって楽しそうに笑った。
「今回は、この前の様な事が起きないよな?」
背の高い魔族が腕を組み魔族のリーダーらしい魔族を見つめた。
「心配するな。
あの女は、今頃、学園でゆっくり学校の休暇を楽しんでいるはずだ」
俺は、背の高い魔族の魔族を見つめ返した。
そしてアンジュの事は、気にしないで良いことを知らせた。
「それならば問題がない。
作戦の決行は、今日の夜だ。
気を抜くないよ!」
背の高い魔族が右手を高々と上げて城に攻め込む意気込みを表した。
魔族達は、気持ちが高ぶった様に手を上に上げて雄叫びを上げた。
その夜になると先に空飛ぶ魔物に隠蔽魔法を使い空から城に攻めさせた。
魔物達が城に近づいた瞬間沢山の黒い花の様な炎に当たり空飛ぶ魔物達が次々に燃えて消えていった。
「いったい何事だ!?」
俺は、声を出して驚いた。
「おい、あそこに誰かいるぞ!」
小柄の魔族は、城の屋根を指差した。
城の屋根には、いつも俺達を邪魔をして魔王と呼ばれる女が立っていた。
「くっ!?
撤退だ!
無策であの女と戦ったら我々は、全滅だ!」
俺の命令で魔族達が撤退を開始した。
そして魔族達は、悔しそうに唇を噛んでいた。
魔族達は、次の作戦こそ成功させるって心に誓った。
でもその考えが魔族達の悪夢の始まりだとは思ってもいなかった。
ーTo Be Continuedー
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