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私の罪と償い(23話)
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☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆
~第23話~
私とアイリスちゃんの1回戦の試合とイオン様とアラン様の1回戦の試合が無事に終わりました。
イオン様達の試合は、圧勝でイオン様達が凄く強くなったのが理解しました。
いずれ私の破滅フラグに関わる事になると思うと少しだけ恐ろしくなりました。
私とアイリスちゃんは、試合の疲れをとる為に街に出掛けました。
「あれ、シロ様でないですか?
ご主人様のイオン様は、どうされましたか?」
いきなり仔犬のシロが私達の前に現れたのを見て私は、きょとんと首を傾げました。
シロは、一所懸命に吠えていました。
「アンジュ様、もしかしたらイオン様達に何か合ったのでは、ないでしょうか?」
アイリスちゃんは、ふとイオン様達に何か合ったのでは、ないかと思いました。
シロ様がイオン様達の危険を知らせたことを知らせました。
「そんな!?
シロ様、イオン様達のところに案内してください!?」
私は、シロ様にイオン様達のところに案内するのをお願いしました。
シロ様が吠えると私達をイオン様達のところを案内する様に走り初めました。
私達は、シロ様の後を追い掛ける様に走りました。
しばらく走るとイオン様達が倒れているのに気がつきました。
「イオン様、アラン様、大丈夫ですか!?
こんなの酷いです……
アイリスちゃん、回復魔法をお願いします!」
私は、イオン様達の近くに近寄りイオン様とアラン様の怪我を見て絶望しました。
そしてアイリスちゃんに治療魔法をお願いしました。
「は、はい、解りました!
ヒール!ヒール!ハイヒール!」
アイリスちゃんは、アラン様とイオン様に近寄り回復魔法をかけて治療をしようとしました。
「はーー……はー……これで命の危険は、ないと思います。
でも絶対安静なのは、変えられません……」
アイリスちゃんは、魔力を使いきった様に座り込みました。
そしてイオン様達の命に危険がないほど回復魔法で治療をできた事を知らせました。
「ありがとうございます、アイリスちゃん。
今日は、魔力を使いすぎで疲れたでしょう。
明日の試合もありますから戻って休んでいてください」
私は、頭を下げて治療をしと事の感謝を表しました。
試合と治療に魔力を使わせたアイリスちゃんに迷惑をかけらないと思いました。
寮で休む事をお願いしました。
「いえ、私も!?
……すいません、寮で休ませてもらいます。
何かありましたら知らせてください」
アイリスちゃんは、自分もアラン様達の看病をするって言おうとしました。
でも私の今日は、休みなさいって言おうとしている眼差しを見ました。
魔力を使いきった今の自分は、私の邪魔にしかならないって理解したみたいで辛そうに俯きました
すぐに顔を上げて真剣な表情で私を見つめました。
何か合ったらアイリスちゃんを呼んでほしい事をお願いしました。
「ありがとうございます、その時は、よろしくお願いしますね、アイリスちゃん」
私は、アイリスちゃんを安心させる様に優しく微笑みました。
そして何か合ったらアイリスちゃんに知らせる事を約束しました。
私は、強化魔法を使いアラン様とイオン様を病院に運びました。
アラン様とイオン様が寝ているベッドの真ん中の椅子に座りイオン様達の看病をしました。
「んっ……僕は……?
痛っ!?」
イオン様は、ゆっくりと目を開けて状況を確認をしようと周りを見渡しました。
「イオン様、気がついたのですね。
良かったです……」
私は、、イオン様が気がついたのを見て安心をした様に微笑みました。
「アンジュお姉様……
はっ、アランは、無事なのですか!?」
イオン様は、私が近くにいるのに気がついた安心をした様に微笑みました。
直ぐにアラン様の心配しました。
「アラン様の命の危険は、ありません。
でもアラン様の意識は、まだ気づいていません……」
私は、隣のベッドで寝ているアラン様の方を向いてアラン様が気がついていない事を知らせました。
「やあーー、大変だったみたいだな。
いやーー次の対戦相手は、俺達だったから戦えなくて残念だったよ」
長髪の男性と坊主の男性が病室に入ってきました。
長髪の男性は、嫌らしく微笑みました。
「まさか、お前の仕業か!?
この卑怯者!!」
イオン様は、病室に入ってきた男性達が仲間にイオン様達を襲わせたのだと理解しました。
だから部屋に入ってきた男性達を睨みました。
「はーー?
何言い掛かりをつけているんだよ。
襲われたからって俺達のせいにするなよなーー」
坊主の男性は、ニヤニヤしながらイオン様を見つめました。
「本当だよなぁー
不幸な事故だったと諦めろよなーー」
長髪の男性もニヤニヤしながらイオン様を見つめました。
「……出て行ってもらえませんか?」
私は、静かな声で出ていく事を男性達にお願いしました。
「はーー?
何でだよ。
俺達は、イオンの見舞いにきただけだぞ」
男性達は、嫌らしくニヤニヤと笑っていました。
私は、男性達の態度を見て心の底から何かが目覚める気がしました。
『こんな愚かな人間なんか殺してしまえよ……』
心の底の闇の何かが私に話し掛けてきました。
(そうですよね……
こんな人間なんか殺しても良いですよね……)
私は、心の底の闇の声に答える様に心の中で呟きました。
『そうだ、こんな人間なんか殺してしまえ……』
もう一度心の底の闇の声が聞こえてきました。
だから闇の声に従う様に私の周りに黒い風が吹き荒れました。
男性達の方を睨むと黒色の風の刃が男性の方に向かって行きました。
でも頭の中で私が人を殺して悲しそうにしているアイリスちゃんの顔が思い浮かび正気を取り戻しました。
(だ、駄目です!?
外れてください!?)
私は、慌てて男性達に当たらない様に狙いを反らしました。
黒い風の刃は、男性達を避けて廊下の窓ガラスに当たり窓ガラスが砕け散りました。
黒色の風の突風の刃に驚いて尻餅をつきました。
「2度目は、ありませんよ。
出て行ってもらえませんか?」
私は、どす黒いオーラを纏いニッコリと笑いました。
私は、どうにか平常心でいようと気持ちを落ち着かせました。
「ひっ、ひーー!?
殺されるーー!?」
男性達は、私から逃げる様に慌てて病室から出て行きました。
「すいません、アンジュお姉様……
せっかくアンジュお姉様に僕が強くなったのを見せたかったのに残念です……」
イオン様は、困った様に苦笑いを浮かべて私と戦えなかった事を謝りました。
「辛かったら泣いても良いのですよ。
イオン様は、子供です。
ですから我慢する必要がありませんよ」
私は、イオン様を優しく抱き締めて背中を撫でました。
イオン様に無理をする必要がない事を知らせました。
「別に無理なんか……うぅ……
アンジュお姉様、悔しいです!
僕は、アンジュお姉様と戦いたかったです!」
イオン様は、私に抱き締められて背中を撫でられると安心しました。
そして私を抱き締め返して涙を流してわんわんと泣きました。
「よしよし、辛かったですね。
イオン様は、私の自慢な弟ですよ。
ですから安心をしてください」
私は、イオン様の背中を撫でて優しく抱き締めて背中を撫でました。
イオン様は、しばらくすると安心した様に眠りました
私は、イオン様をベッドに寝かせてベッドの横の椅子に座りました。
(危なかったです……
もう少しで人を殺すところでした……
あの心の底から響いてくる闇の声は、なんなのでしょうか……?
自分が自分でなくなる様でした……
もしかして私の意思の関係無しに魔王として復活するって言うのですか……?
私が怖いです……
大切なアイリスちゃんを傷つけたくないです……
イオン様やアラン様やセラやルイ様やマリー様のいるこの世界を破壊したくないです……)
私が魔王として復活するかもって考えると怖くて自分の体を抱き締めて震えました。
この後は、無事に武術大会で勝ち進んで行きました。
決勝戦でアラン様達を襲った相手と戦う事になりました。
「アンジュ、アイリスさん、調子は、どうですか?」
ルイ様が決勝戦で戦う前に控え室に来てくれました。
そして私達の体調を心配をしてくれました。
「はい、体調は、万全ですよ。
アイリスちゃんは、どうですか?」
私は、ルイ様の方を向いてニッコリと笑いました。
次にアイリスちゃんの体調が質問しました。
「はい、私も体調は、万全ですよ。
いつでも戦えますよ」
アイリスちゃんは、私の方を向いて私と一緒に戦えるのが嬉しくてニッコリと笑いました
「そう言えばマリー様は、どうしたのでしょうか?
いつもならば控え室に応援にきてくれるはずなのですが……」
私は、いつもならば応援に来てくれるマリー様がきていないから何か合ったのでは、ないかと思い心配しました。
それから何か忘れた事がないのかって思い不安になりました。
突然、控え室のドアを叩く音が聞こえてきました。
控え室にイオン様達を襲った2人の男性が入ってきました。
「やあ、アンジュ、何かお困りみたいだね。
何かと合ったのか?」
長髪の男性は、嫌らしくニヤニヤと笑っていた。
私は、直ぐにこの男性達にマリー様が拐われたって理解しました。
私は、男性達が許せなくて黒い感情に飲み込まれようとしました。
でもアイリスちゃんが私の右手を握り締めました。
アイリスちゃんの温もりを感じて正気を取り戻しました。
アイリスちゃんは、私を安心させる様に優しく微笑みました。
アイリスちゃんの気持ちに気がついて小さく頷きました。
「……それで何が望みなのですか?」
私は、長髪の男性を睨む様に見つめました。
「そんなの解っているだろ。
言っておくが棄権なんて駄目だぞ。
この前の恨みもはらしたいからな。
俺達を楽しませろよな」
長髪の男性は、嫌らしく微笑みました。
男性達は、右手を振りながら去って行きました。
(これは、私……乙女ゲームの悪役令嬢のアンジュが武術大会でアイリスちゃん達にした事です。
アンジュが命令をしてアラン様達を闇討ちの襲撃したりしました。
そしてアイリスちゃん達と戦う決勝戦でマリー様を人質にして勝とうしました。
そんな卑怯な事を私がしていたんですよね……)
私が記憶を取り戻していなかったら私がしていたかもって考えると自分が怖くなりました。
自分の罪の大きさが耐えられなくて俯きました。
でも今は、マリー様を助けないって思いました。
「ルイ、大切な話があります」
私は、ルイ様にある事を話をする事にしました。
だからあるお願い事をしました。
どうか全てが上手く行きますようにって神様に祈りました。
ーTo Be Continuedー
~第23話~
私とアイリスちゃんの1回戦の試合とイオン様とアラン様の1回戦の試合が無事に終わりました。
イオン様達の試合は、圧勝でイオン様達が凄く強くなったのが理解しました。
いずれ私の破滅フラグに関わる事になると思うと少しだけ恐ろしくなりました。
私とアイリスちゃんは、試合の疲れをとる為に街に出掛けました。
「あれ、シロ様でないですか?
ご主人様のイオン様は、どうされましたか?」
いきなり仔犬のシロが私達の前に現れたのを見て私は、きょとんと首を傾げました。
シロは、一所懸命に吠えていました。
「アンジュ様、もしかしたらイオン様達に何か合ったのでは、ないでしょうか?」
アイリスちゃんは、ふとイオン様達に何か合ったのでは、ないかと思いました。
シロ様がイオン様達の危険を知らせたことを知らせました。
「そんな!?
シロ様、イオン様達のところに案内してください!?」
私は、シロ様にイオン様達のところに案内するのをお願いしました。
シロ様が吠えると私達をイオン様達のところを案内する様に走り初めました。
私達は、シロ様の後を追い掛ける様に走りました。
しばらく走るとイオン様達が倒れているのに気がつきました。
「イオン様、アラン様、大丈夫ですか!?
こんなの酷いです……
アイリスちゃん、回復魔法をお願いします!」
私は、イオン様達の近くに近寄りイオン様とアラン様の怪我を見て絶望しました。
そしてアイリスちゃんに治療魔法をお願いしました。
「は、はい、解りました!
ヒール!ヒール!ハイヒール!」
アイリスちゃんは、アラン様とイオン様に近寄り回復魔法をかけて治療をしようとしました。
「はーー……はー……これで命の危険は、ないと思います。
でも絶対安静なのは、変えられません……」
アイリスちゃんは、魔力を使いきった様に座り込みました。
そしてイオン様達の命に危険がないほど回復魔法で治療をできた事を知らせました。
「ありがとうございます、アイリスちゃん。
今日は、魔力を使いすぎで疲れたでしょう。
明日の試合もありますから戻って休んでいてください」
私は、頭を下げて治療をしと事の感謝を表しました。
試合と治療に魔力を使わせたアイリスちゃんに迷惑をかけらないと思いました。
寮で休む事をお願いしました。
「いえ、私も!?
……すいません、寮で休ませてもらいます。
何かありましたら知らせてください」
アイリスちゃんは、自分もアラン様達の看病をするって言おうとしました。
でも私の今日は、休みなさいって言おうとしている眼差しを見ました。
魔力を使いきった今の自分は、私の邪魔にしかならないって理解したみたいで辛そうに俯きました
すぐに顔を上げて真剣な表情で私を見つめました。
何か合ったらアイリスちゃんを呼んでほしい事をお願いしました。
「ありがとうございます、その時は、よろしくお願いしますね、アイリスちゃん」
私は、アイリスちゃんを安心させる様に優しく微笑みました。
そして何か合ったらアイリスちゃんに知らせる事を約束しました。
私は、強化魔法を使いアラン様とイオン様を病院に運びました。
アラン様とイオン様が寝ているベッドの真ん中の椅子に座りイオン様達の看病をしました。
「んっ……僕は……?
痛っ!?」
イオン様は、ゆっくりと目を開けて状況を確認をしようと周りを見渡しました。
「イオン様、気がついたのですね。
良かったです……」
私は、、イオン様が気がついたのを見て安心をした様に微笑みました。
「アンジュお姉様……
はっ、アランは、無事なのですか!?」
イオン様は、私が近くにいるのに気がついた安心をした様に微笑みました。
直ぐにアラン様の心配しました。
「アラン様の命の危険は、ありません。
でもアラン様の意識は、まだ気づいていません……」
私は、隣のベッドで寝ているアラン様の方を向いてアラン様が気がついていない事を知らせました。
「やあーー、大変だったみたいだな。
いやーー次の対戦相手は、俺達だったから戦えなくて残念だったよ」
長髪の男性と坊主の男性が病室に入ってきました。
長髪の男性は、嫌らしく微笑みました。
「まさか、お前の仕業か!?
この卑怯者!!」
イオン様は、病室に入ってきた男性達が仲間にイオン様達を襲わせたのだと理解しました。
だから部屋に入ってきた男性達を睨みました。
「はーー?
何言い掛かりをつけているんだよ。
襲われたからって俺達のせいにするなよなーー」
坊主の男性は、ニヤニヤしながらイオン様を見つめました。
「本当だよなぁー
不幸な事故だったと諦めろよなーー」
長髪の男性もニヤニヤしながらイオン様を見つめました。
「……出て行ってもらえませんか?」
私は、静かな声で出ていく事を男性達にお願いしました。
「はーー?
何でだよ。
俺達は、イオンの見舞いにきただけだぞ」
男性達は、嫌らしくニヤニヤと笑っていました。
私は、男性達の態度を見て心の底から何かが目覚める気がしました。
『こんな愚かな人間なんか殺してしまえよ……』
心の底の闇の何かが私に話し掛けてきました。
(そうですよね……
こんな人間なんか殺しても良いですよね……)
私は、心の底の闇の声に答える様に心の中で呟きました。
『そうだ、こんな人間なんか殺してしまえ……』
もう一度心の底の闇の声が聞こえてきました。
だから闇の声に従う様に私の周りに黒い風が吹き荒れました。
男性達の方を睨むと黒色の風の刃が男性の方に向かって行きました。
でも頭の中で私が人を殺して悲しそうにしているアイリスちゃんの顔が思い浮かび正気を取り戻しました。
(だ、駄目です!?
外れてください!?)
私は、慌てて男性達に当たらない様に狙いを反らしました。
黒い風の刃は、男性達を避けて廊下の窓ガラスに当たり窓ガラスが砕け散りました。
黒色の風の突風の刃に驚いて尻餅をつきました。
「2度目は、ありませんよ。
出て行ってもらえませんか?」
私は、どす黒いオーラを纏いニッコリと笑いました。
私は、どうにか平常心でいようと気持ちを落ち着かせました。
「ひっ、ひーー!?
殺されるーー!?」
男性達は、私から逃げる様に慌てて病室から出て行きました。
「すいません、アンジュお姉様……
せっかくアンジュお姉様に僕が強くなったのを見せたかったのに残念です……」
イオン様は、困った様に苦笑いを浮かべて私と戦えなかった事を謝りました。
「辛かったら泣いても良いのですよ。
イオン様は、子供です。
ですから我慢する必要がありませんよ」
私は、イオン様を優しく抱き締めて背中を撫でました。
イオン様に無理をする必要がない事を知らせました。
「別に無理なんか……うぅ……
アンジュお姉様、悔しいです!
僕は、アンジュお姉様と戦いたかったです!」
イオン様は、私に抱き締められて背中を撫でられると安心しました。
そして私を抱き締め返して涙を流してわんわんと泣きました。
「よしよし、辛かったですね。
イオン様は、私の自慢な弟ですよ。
ですから安心をしてください」
私は、イオン様の背中を撫でて優しく抱き締めて背中を撫でました。
イオン様は、しばらくすると安心した様に眠りました
私は、イオン様をベッドに寝かせてベッドの横の椅子に座りました。
(危なかったです……
もう少しで人を殺すところでした……
あの心の底から響いてくる闇の声は、なんなのでしょうか……?
自分が自分でなくなる様でした……
もしかして私の意思の関係無しに魔王として復活するって言うのですか……?
私が怖いです……
大切なアイリスちゃんを傷つけたくないです……
イオン様やアラン様やセラやルイ様やマリー様のいるこの世界を破壊したくないです……)
私が魔王として復活するかもって考えると怖くて自分の体を抱き締めて震えました。
この後は、無事に武術大会で勝ち進んで行きました。
決勝戦でアラン様達を襲った相手と戦う事になりました。
「アンジュ、アイリスさん、調子は、どうですか?」
ルイ様が決勝戦で戦う前に控え室に来てくれました。
そして私達の体調を心配をしてくれました。
「はい、体調は、万全ですよ。
アイリスちゃんは、どうですか?」
私は、ルイ様の方を向いてニッコリと笑いました。
次にアイリスちゃんの体調が質問しました。
「はい、私も体調は、万全ですよ。
いつでも戦えますよ」
アイリスちゃんは、私の方を向いて私と一緒に戦えるのが嬉しくてニッコリと笑いました
「そう言えばマリー様は、どうしたのでしょうか?
いつもならば控え室に応援にきてくれるはずなのですが……」
私は、いつもならば応援に来てくれるマリー様がきていないから何か合ったのでは、ないかと思い心配しました。
それから何か忘れた事がないのかって思い不安になりました。
突然、控え室のドアを叩く音が聞こえてきました。
控え室にイオン様達を襲った2人の男性が入ってきました。
「やあ、アンジュ、何かお困りみたいだね。
何かと合ったのか?」
長髪の男性は、嫌らしくニヤニヤと笑っていた。
私は、直ぐにこの男性達にマリー様が拐われたって理解しました。
私は、男性達が許せなくて黒い感情に飲み込まれようとしました。
でもアイリスちゃんが私の右手を握り締めました。
アイリスちゃんの温もりを感じて正気を取り戻しました。
アイリスちゃんは、私を安心させる様に優しく微笑みました。
アイリスちゃんの気持ちに気がついて小さく頷きました。
「……それで何が望みなのですか?」
私は、長髪の男性を睨む様に見つめました。
「そんなの解っているだろ。
言っておくが棄権なんて駄目だぞ。
この前の恨みもはらしたいからな。
俺達を楽しませろよな」
長髪の男性は、嫌らしく微笑みました。
男性達は、右手を振りながら去って行きました。
(これは、私……乙女ゲームの悪役令嬢のアンジュが武術大会でアイリスちゃん達にした事です。
アンジュが命令をしてアラン様達を闇討ちの襲撃したりしました。
そしてアイリスちゃん達と戦う決勝戦でマリー様を人質にして勝とうしました。
そんな卑怯な事を私がしていたんですよね……)
私が記憶を取り戻していなかったら私がしていたかもって考えると自分が怖くなりました。
自分の罪の大きさが耐えられなくて俯きました。
でも今は、マリー様を助けないって思いました。
「ルイ、大切な話があります」
私は、ルイ様にある事を話をする事にしました。
だからあるお願い事をしました。
どうか全てが上手く行きますようにって神様に祈りました。
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