主人公(ヒロイン)は、悪役令嬢を攻略をする

ねがぽじ

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攻略キャラクターのイオン様は、天才魔法使い(8話)

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☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆

~第8話~

私は、アイリスちゃんと友達になりました。
だから堂々とアイリスちゃんと一緒になれる様になりました。
人生は、薔薇色の生活になりました。
いずれアイリスちゃんと恋人同士になりたいって邪な考えもしいたりました。
アイリスちゃんと一緒に寮に帰っていると誰かに話し掛けられました。

「ねえ、ねえ、お姉ちゃんがアンジュなんだよね。
アランを倒したのは、本当?」

声をした方を振り向くと子供の男の子が立っていました。

(この男の子の名前は、イオン・ルー様です。
3番目の攻略キャラクターで12歳の子供です。
でも膨大な魔力を持っていて天才魔術師って言われていました。
闇属性と光属性以外の水、火、土、風、雷の全て属性の魔法が使えました。
そして毒舌キャラクターと言う変わったキャラクターだったりします)

「……違います」

私は、ややこしい事になりそうでしたから取り敢えず否定しました。

「なんだ、違うんだ。
お姉ちゃんは、弱そうだもんね。
噂は、あてにならないよね。
こっちのお姉ちゃんが光の属性を持った特別な子のアイリスお姉ちゃんだよね。
ふーん、パッとしない顔だね。
それにどんくさそうでガッカリだよ」

イオン様は、自分の頭を両手で組んでつまらなそうに話しました。

「まぁ、良いや。
アイリスお姉ちゃん、僕と戦ってよ。
珍しい光の属性の力を僕に見せてよ。
まあ、アイリスお姉ちゃんが僕に勝てる訳ないけれどね。
少しだけ遊んであげるよ」

イオン様は、右手に炎を左手に水を出しました。
アイリスちゃんを挑発する様に鼻で笑いました。

(そうこれは、イオン様とアイリスちゃんのバトルイベントですね。
イオン様に苦戦して最後にアイリスちゃんの魔法が魔法の障壁を突破します。
アイリスちゃんの力を認めるイベントです。
一生懸命に健気に頑張るアイリスちゃんが凛々しくて可愛らしかったです。
でもアイリスちゃんが怪我をするって解っていて戦わせる訳にいけませんよ!)

「イオン様、宜しかったら私の相手をしてもらえませんか?」

イオン様のアイリスちゃんと戦うって言葉を聞いてアイリスちゃんが怪我をするかもって思いました。
だから怒った様にどす黒いオーラを纏いました。

「っ!?

へーー、アンジュお姉ちゃんの魔力はなかなかあるみたいだね。
楽しめそうだよ。
良いよ、アンジュお姉ちゃんの相手をしてあげる」

イオン様は、私のオーラを感じてびくって体を震わせました。
直ぐに悪戯っぽく二って笑いました
私とアイリスちゃんとイオン様は、戦闘訓練所に向かいました。

「こちらは、準備ができました。
いつでもかかってきてください」

私は、イオン様に軽く右手を手招きをしました。

「アンジュお姉ちゃん、泣かせてあげる!

『アイスショット!』

『ファイヤーボール!』

『ウォーターアロー!』

『ウイングカッター!』

これでトドメだ!

『サンダーボルト!!』」

イオン様は、私の周りを走りました。
最初は、氷の弾のアイスショットを放ちました。
次に炎の弾のファイヤーボールを放ちました。
次に水の弓を作り水の矢のウォーターアローを放ちました。
次に右手に風の渦を纏わせて私の方に斬るしぐさをして風の刃のウイングカッターを放ちました。
最後に立ち止まり両手を上げて雷の弾を貯めて雷のビームのサンダーボルトを放ちました。

「『ダークウォール』……」

私は、イオン様が放った魔法が当たる前に闇の壁を作りました。
魔法が闇の壁に当たると大音量の爆発が起きました。

「アンジュ様!?」

アイリスちゃんは、私の発生した闇の壁に魔法が当たって爆発をしたのを見て私を心配をする様に悲鳴を出しました。

「うーん、少しだけ遣り過ぎたかな?
死んだかな?
まぁ、死んでも弱いアンジュお姉ちゃんが悪いよね」

イオン様は、両手を後ろで組んで楽しそうにニコニコ笑顔になりました。
煙が晴れると私は、黒い壁に包まれていました。
洋服も体も無傷でした。

「ほっ、良かったです。
アンジュ様、無事だったのですね……」

アイリスちゃんは、私の無事の姿を見て安心をした様に微笑みました。

「な、なんなの、それ!?
ずるいよ!
もう手加減をしないからね!
はーー!!

『メテオインパクト!』」


イオン様が両手を上に上げて魔力を空に放ちました。
すると10メートルぐらいある隕石が落ちてきました。
これならば受けても大丈夫だろう思いました。
でもふと、アイリスちゃんが近くにいるのに気がつきました。
アイリスちゃんに危害が及ぶと思いました。
右手の人差し指を隕石の方に向けました。

「『ダークビーム!』」

私は、人差し指の先から黒色のビームを放ちました。
黒色のビームは、隕石に当たりました。
隕石が黒色のビームに吸い込まれる様に消滅しました。

「な、なにーーー!?」

イオン様は、隕石が消滅したのを見て大声を出して驚きました。

(まったくアイリスちゃんに隕石が当たったらどうするのですか!?
こうなったらお仕置きが必要ですね!)

「『ダークボール』」

私は、右手を上に上げて魔法で黒色のボールを作るダークボールを唱えました。
黒色の魔法のボールの大きさがサッカーボールくらいの大きさになりました。

「あはは、なんなの、そんな小さな魔法の弾で何をするつもりなの?」

イオン様は、私の出した黒色のボールを見て楽しそうにお腹を押さえて笑いました。
黒色の魔法のボールが岩くらいの大きさになりました。

「ふ、ふーん、まだまだ小さいよね」

イオン様は、少しだけ戸惑いながら強がって見せました。
黒色の魔法のボールが学園の校舎ほどの大きさになりました。

「な、な、な、ちょ、ちょっと待て!?」

イオン様は、地面にお尻を着けて黒色の魔法のボールを指差しました。
黒色の魔法のボールが山よりも大きくなりました。

「ひ、ひーー!?
お願いだから待ってよ!?」

イオン様は、地面にお尻を着けて涙目で後ろに下がりました。

「大丈夫です。
一瞬で終わります」

黒色の玉が大陸ぐらい大きくなったの見て右手をイオンの方に向けました。
大陸ぐらいある黒色の魔法のボールがイオン様の方に向かっていきました。

「きゃーーーーー!?」

イオン様は、女の子のような悲鳴を出した。
イオン様に当たる前に黒色の魔法のボールを消しました。
イオン様が◯◯◯◯を漏らして気を失っていました。

(う、うーん、少しだけ遣り過ぎたでしょうか……?
ま、まあ、アイリスちゃんの安全を脅かしたからこれくらい構わないですよね)

私は、気を失っているイオン様を保健室に運んでベッドに寝かせました。
しばらくするとイオン様が気がつきました。

「う……ん……僕は、いったいどうして寝ているの……?」

イオン様は、状況が解っていないみたいで自分の頭を押さえながら周りを見渡しました。

「良かったです。
気がつかれたのですね。
どうしてこうなったか覚えていますか?」

私は、できるだけ優しく微笑みました。
そしてどうしてこうなったのか質問しました。

「確か戦闘練習場で……
アンジュお姉ちゃんの魔法を……

はっ!?
な、生意気の事を言って、す、すいませんでした!?
アンジュお姉ちゃん、いえ、アンジュお姉様!
ですから殺さないでください、アンジュお姉様!?」

イオン様は、涙目でベッドの上で土下座をして何回も頭をベッドに叩きつけて謝りました。

「殺したりしませんよ。
ですから安心をしてください、イオン様。
でもアイリスちゃんに危害を加えたら許しませんよ」

私は、イオン様を安心をさせる様に優しく話し掛けました。
アイリスちゃんに危害を加えたら許さない事を注意しました。
そしてプレッシャーをかける様にどす黒いオーラを纏いました。

「ひっ!?
わ、解りました。
アイリスお姉ちゃん、いえ、アイリスお姉様にも絶対危害を加えません!
ですから命だけは、取らないでください!」

イオン様は、涙目で軍隊の様におでこに右手を当てて敬礼をしました。
そして怖々とガタガタと振るえていました。

「大丈夫ですよ。
殺したりしません。
ですから安心してください」

私は、イオン様の頭を撫でて優しく微笑みました。

「ひっ!?
あ、ありがとうございます、アンジュお姉様!?
そ、それでは、失礼します!?」

イオン様は、私に頭を撫でられると驚いた様に悲鳴を出しました。
そして慌てて私から離れて出口にまで下がりました。
頭を下げて謝り逃げる様に保健室から出ていきました。

(さすがにやり過ぎました……
やっぱり子供を虐めるのは、心が痛みます……
今度は、優しくしてあげないといけませんね……)

私は、もう少しだけイオン様に優しくしようと思いました。

「アンジュ様、お願いがあります。
私に戦い方を教えてください!」

イオン様が保健室から出て行くとアイリスちゃんが私の方に近づいてきました。
アイリスちゃんが私を真剣な表情で見つめました。

「えっ、アイリスちゃん、いきなりどうしたのですか?」

私は、アイリスちゃんのいきなりの戦い方を教えてって言葉を聞いてどうしてそんなお願いするのか解らず戸惑いながらアイリスちゃんを見つめました。

「私は、アンジュ様が怪我をしたかもって思い胸が苦しかったです。
私にもっと力があればアンジュ様を護れたと思いました。
私は、アンジュ様と一緒に歩きたいです。
アンジュ様の側にいる為に……
強くなる為に……
私に戦い方を教えてください!
お願いします、アンジュ様!」

アイリスちゃんは、私の両手を握り締めて目をうるわせて間近でじっと私を見つめました。

(アイリスちゃん、良い匂いです……
ってそうでないです!?
やっぱりアイリスちゃんって良い子ですよね……
他人の為に強くなろうと思うだなんてなかなかできません。
よし、アイリスちゃんの為に出来るだけ協力しましょう!)

私は、間近のアイリスちゃんの匂いが良い匂いでうっとりとしました。
でもすぐに正気に戻り真剣なアイリスちゃんの為に協力をしようと思いました。

「戦い方を教えるのは、構いません。
でも無理をしないって約束をしてください。
この約束をしてくれないと戦い方を教えることができません」

私は、アイリスちゃんがすぐに無理をするのを知っていました。
だから自分を大事にしたら戦いを教えるって条件を出しました。

「はい、解りました。
無理しないって約束をします。
よろしくお願いしますね、アンジュ様」

アイリスちゃんは、私の両手を握り締めて真剣な表情で私を見つめました。
そして無理をしない事を約束しました。

「でも今日、洞窟に行くと帰りが遅くなります。
ですから明日、校門前に朝8時に集合です。
ちゃんと冒険の準備をしていてくださいね」

私は、万全の準備をして冒険をした方が良いと思いました。
だから明日から特訓をするのを提案しました。

「は、はい、解りました。
今日は、冒険の準備をしてきます。
それでは、明日よろしくお願いします、アンジュ」

アイリスちゃんは、頭を下げて明日の特訓の事をお願いしました。

「はい、任せてください、アイリスちゃん」

私は、自分の右手で自分の胸を叩いてニッコリと笑いました。
私は、明日、アイリスちゃんに戦い方を教える事になりました。

こうしてアイリスちゃん(ヒロイン)改造計画が始まりました。


ーTo Be Continuedー
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