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藍沙ちゃんの秘密(3話)
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~注意事項~
これはオリジナルの百合小説です
カップリングは、高校生17歳×子供9歳です。
約一名幼女が暴走します
登場伽羅は全員女性です
登場伽羅は白鳥つぐみと逢見藍沙です
白鳥つぐみは高校三年生で逢見藍沙は9歳です。
子供が18禁すれすれの変態的な発言と行動をして暴走をします。
苦手の方は、注意してください。
藍沙ちゃんのしたことを実際にしたら犯罪になるから絶対に真似をしないで下さい。
純恋愛だと思って読まれた方の気分を害される場合がありますから注意してください。
この掲示板に不適切だと言う苦情がありましたら消去する場合がありますからご理解よろしくお願いいたします。
~暴走幼女藍沙ちゃん~
~第3話~
9歳の子供の藍沙ちゃんが自分の高校に転校してきてしかも同じ家に住むことになって1日しかたっていないのに色々なことが起きた。
色々なこととよりもはっきり言って藍沙ちゃんの変態的とも言えるアプローチに振り回されてばかりだったりする。
藍沙ちゃんが転校してきて初日から色々とありすぎて精神的な疲れからぐっすりと眠ってしまった。
「んっ……なんだかすーすーする……
って藍沙ちゃん何をしているのかな?」
目を開けると私は、ベッドの上で下着姿だった。
そして藍沙ちゃんがスマホで私の下着姿の動画を撮っていた。
「おはようございます、お姉様。
私のことは、気にしないでまだ寝ていてください」
藍沙ちゃんは、私の下着姿をスマホの動画で撮りながらニコニコ笑顔で気にしないで下さいって答えた。
「そういうわけにいかないでしょう」
私は、藍沙ちゃんを攻めるようにじど~~と藍沙を見つめると藍沙ちゃんのほっぺたを軽くつねった。
「痛い、痛いです、お姉様!
ごめんなさい、ついお姉様のあられもない姿……じゃなくてお姉様の可愛らしい姿を撮りたかっただけなのです。
謝りますから手を離して下さい」
藍沙ちゃんは、私にほっぺたをつねられると痛そうに悲鳴を出すと動画を撮ったことを謝った。
「まったく藍沙ちゃんは、油断も隙もないんだから……」
私は、藍沙ちゃんのつねっているほっぺたを離すと仕方がなさそうにため息を吐いた。
「本当にごめんなさい。
お姉様との生活が楽しくてつい歯止めが効かなくなりました。
お姉様、朝食の準備が終わっています。
ですから制服に着替えて降りて来て下さい。
……やっぱりお姉様が着替えるのを手伝います。
さあ、お姉様、制服です」
藍沙ちゃんは、悪戯ぽく笑いながら両手を合わせて謝った。
そして少しだけ考え込むと制服を持って息を荒くして私に近づいて来た。
そして制服に着替えるのを手伝うことを提案をした。
「着替えぐらい自分でできるよ。
それに藍沙ちゃんに着替えるのを手伝ってもらったら反対に身の危険を感じるしね」
私は、藍沙ちゃんに着替えるのを手伝ってもらったら藍沙ちゃんに何かされると思い着替えるのを手伝ってもらうのを断った。
「それは、酷いです、お姉様~~
私(わたくし)は、何もしませんわよぉ~~」
藍沙ちゃんは、私に着替えるのを手伝うのを断られる情けなく声を出した。
「信用できるわけないでしょう。
良いから先に下に降りていなさい!」
私は、藍沙ちゃんを無理矢理部屋の外に連れ出して部屋の扉を閉めた。
「そんなぁ~~」
藍沙ちゃんは、部屋から閉め出されると情けなく声を出した。
私が着替え終わり部屋の外に出ると藍ちゃんは、下に降りた後みたいだった。
私は、リビングに向かうと藍沙ちゃんがテーブルに料理を運んでいる途中だった。
「ごめんね、晩御飯も作ってもらったのに朝食まで作ってもらって……」
私は、テーブルの席に座ると藍沙ちゃんに朝食を作ってもらったお礼を伝えた。
「いえ、気にしないで下さい。
料理を作るのは、お姉様の嫁の私(わたくし)の勤めですわ」
藍沙ちゃんもテーブルの前に置いてある椅子に座った。
私の嫁宣言をした。
「んっ……相変わらず藍沙ちゃんの料理は、美味しいよね」
私は、藍沙ちゃんの作ってくれた料理を食べると美味しくて少しだけ笑みを浮かべた。
「それならば良かったですわ……
お姉様、このウインナーの焼き加減の自信がありますわ。
ですから食べて見てください」
藍沙ちゃんは、お箸でウインナーを掴むとウインナーを私の方に向けた。
「え、えっと……自分のを食べれるから良いよ」
私は、藍沙ちゃんに食べさせられるのが恥ずかしくて顔を赤らめて食べさせてくれるのを断った。
「お姉様、あ~~ん」
藍沙ちゃんは、私が断ったのを見てさらにニコニコ笑顔でお箸でウインナーを掴んだままウインナーを私の方に向けた。
「いや、あ、あの……」
私は、藍沙ちゃんに食べさせるのを断ったのにさらにぐいぐいと私に食べさせようとしたから戸惑ってたじたじになった。
「あ~~んです」
藍沙ちゃんは、断るのを許さないって思いを込めてさらにぐいぐいとウインナーを私の方に向けた。
「あ、あ~~ん……」
私は、藍沙ちゃんの強引に食べさせようとする意気込みに負けて藍沙ちゃんの向けたウインナーを食べた。
「お姉様、美味しいですか?」
藍沙ちゃんは、私に向けたウインナーを食べたのを見てニコニコしながら美味しいのか質問をした。
「う、うん、美味しいよ、藍ちゃん」
私は、藍沙ちゃんに食べさせられた恥ずかしさで顔を赤らめて美味しいって呟いた。
「それならば良かったです。
んっ……ゴックン……お姉様、これで間接キスですね」
愛沙ちゃんは、私がウインナーを食べた愛沙ちゃんのお箸で自分もご飯を食べた。
そしてお箸にキスをして色っぽく微笑んで間接キスなことを伝えた。
「うっ……もう何を言うのよ……」
私は、藍沙ちゃんに間接キスをしたことを言われると顔を真っ赤にして照れているのを隠すように自分のほっぺたを触った。
「んんんっ……んっ……んんっ……お姉様の大きくて長くて固いです……んっ……」
藍沙ちゃんは、私が照れたのを見て少しだけ考え込んだ。
そしてフライパンで焼いた大きな長い切っていないウインナーを一つ掴んだ。
そして意味ありげにウインナーを口に入れて舐め出した。
「ぶっ!?
そんなことをするんじゃありません!」
私は、藍沙ちゃんのウインナーを舐める仕草が色っぽすぎて唾を吹き出そうになった。
それからすかさず藍沙ちゃんの頭を軽く叩いて下品だから止めなさいって伝えた。
「いった~~い!
もうお姉様たらいきなり叩くだなんて酷いでないですわ」
藍沙ちゃんは、叩かれた頭を両手で擦り涙目で私を見つめた。
「酷いじゃないよ。
食べ物で遊ばないの。
まったくそんなことをしていると学校に遅れるよ」
私は、藍沙ちゃんの不満を聞いて軽くため息を吐いて早く食べないと学校に遅れることを指摘をした。
「はい、解りましたわ……」
藍沙ちゃんは、私の態度を見てさすがにやり過ぎたと思い素直に料理を食べ始めた。
私と藍沙ちゃんは、料理を全て食べると家を出た。
それから私と藍沙ちゃんは、家を出て学校に向かった。
「っ!?」
藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似ている30代ぐらいの女性を見掛けるとビクッとして体を振るわせた。
「あら、あなたまだ生きていたのね。
化物の癖に良く堂々と歩いていられるわね」
藍沙ちゃんによく似た30代ぐらいの女性も藍沙ちゃんに気がつくと睨むように藍沙ちゃんを見つめた。
「うぅ……」
藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似た女性に罵倒されるとつらそうに女性から視線を反らした。
「ちょっと黙って聞かせてもらったけれどもそれは、ないんじゃないの。
あなたが誰だか知らないけれどもこんな小さな子供に化物っていうのは、酷くないですか?」
私は、藍沙ちゃんを護るように藍沙ちゃんと藍沙ちゃんとよく似た女性の間に立った。
「誰なの、あなた?
もしかしてこいつが何者なのか知らないんでしょう。
気の毒よね。
あなたは、騙されているのよ。
だってこいつは……」
藍沙ちゃんによく似た女性は、藍沙ちゃんの間に立った私の体全体を見た。
そして何かをさとったように藍沙ちゃんのことを言おうとした。
「ま、待って下さい!
お願いしますからお姉様にそれだけは、言わないで下さい。
お願いします……」
藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似た女性が何か言う前に大声を出して言うのを止めさせた。
そして涙を流しながら頭を深々と地面につけて土下座をして謝った。
「ふん、見苦しいわね。
あなたは、そうやっているのがお似合いよ」
藍沙ちゃんによく似た女性は、藍沙ちゃんの土下座を見て軽蔑するように鼻で笑いそのまま去って行った。
「だ、大丈夫、藍沙ちゃん?」
私は、普段の藍沙ちゃんの様子とかけ離れた行動に尋常でないと感じた。
だから藍沙ちゃんの肩を優しく触り心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。
「ごめんなさい、お姉様、見苦しいところをお見せしましたわ」
藍沙ちゃんは、立ち上がりすまなそうに苦笑いを浮かべて私に謝った。
「それは、良いよ。
でもあの女性は、誰なの?
あっ、別に言いたくなかったら言わなくてもいいんだよ」
私は、藍沙ちゃんがまだ落ち込んでいるように見えた。
私は、藍沙ちゃんが心配で何か力になりたくなった。
その為に藍沙ちゃんと藍沙ちゃんとよく似た女性の関係が気になり控え目に質問をした。
「あの人は、私(わたくし)の産みの親ですわ……」
藍沙ちゃんは、つらそうな困ったような苦笑いを浮かべてさっきまでいた女性と藍沙ちゃんの関係を伝えた。
私は、藍沙ちゃんの様子から何か理由があると思った。
でもこれ以上は、聞かれたら困るって藍沙ちゃんの気持ちが伝わってきた。
私は、これ以上藍沙ちゃんを困らせたくなくて何もきけなかった。
「お姉様、学校に早く行かないと遅刻しますわ」
藍沙ちゃんは、何でもないようにニッコリと笑う笑顔を浮かべていた。
でもその笑顔がなんだか無理をしているように感じた。
藍沙ちゃんは、先に歩き始めた。
「う、うん、そうだね、早く学校に行こう」
私も藍沙ちゃんの後を追いかけるように学校に向かって歩き始めた。
学校に着くまで自然と互いに無言のまま時間が過ぎて行った。
「これは、私(わたくし)の問題ですからお姉様が気にすることでないですわよ」
教室に着くと藍沙ちゃんが私の方を向いて私に心配かけないように無理に笑って見せた。
それから藍沙ちゃんは、すぐに自分の席に向かって歩き始めた。
私は、子供の藍沙ちゃんが辛いのに気を使われたことが凄く情けなくなった。
そして何もできない自分に腹がたち自分の唇を強く噛んだ。
私は、ふと昨日のお風呂での藍沙ちゃんの態度を思い出した。
子供の藍沙ちゃんが抱えている悩みがなんなのか解らないし検討もつかない。
私は、慕ってくれている女の子の苦しみを和らげてあげられないことに腹がたった。
そして藍沙ちゃんの為に何ができるか考えたけれども何も思い浮かばなかった。
それから藍沙ちゃんに何もできないまま昼休みの時間になった。
「お姉様、今日も弁当を作ってきましたわ。
宜しかったら一緒にどうですか?」
昼休みになると重箱の弁当箱を持って私のところに近づいてきた。
「ありがとう、藍沙ちゃん。
今日も弁当を作って来てくれたんだね。
もちろん弁当を食べさせてもらうよ。
弁当を食べるのところは、昨日と同じところでかまわないよね」
私は、授業で使ったノートと教科書と筆箱を机の中に入れた。
そして昨日も弁当を食べた裏庭の桜の木の前で食べることを提案をした。
「裏庭の桜の木の前ですわよね。
もちろんそこで弁当を食べるのは、かまいませんわ」
藍沙ちゃんは、昨日見た桜の木の前で食べられると解ると子供らしくパーと明るい笑顔でニッコリと笑った。
「それならば決まりだね。
早速裏庭に行こう」
私は、椅子から立ち上がった。
藍沙ちゃんの笑顔を見ると落ち込んでいたのが少しでもおさまったのでないかと安心をした。
「はい、お姉様、お供しますわ」
私と藍沙ちゃんは、裏庭の桜の木に向かった。
桜の木の前で敷物をひくと私と藍沙ちゃんは、敷物の上に座った。
そして重箱の弁当箱を敷物の上に広げた。
「今日は、豪華だね。
こんなにも食べられるかな?」
私は、重箱の弁当箱の豪華な料理を感心しながら見つめた。
「ごめんなさい、お姉様。
お姉様に色々と食べてほしくて張り切って作りすぎてしまいましたわ。
食べれなかった残してもらってもかまいませんわ」
藍沙ちゃんは、私の弁当の料理を誉めた言葉を聞いて恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。
「ん~~このおにぎりなんか塩加減と昆布の味が染みて美味しいよ~~」
私は、おにぎりを食べると幸せそうに微笑んだ。
「それならば良かったです。
お姉様……んっ……」
藍沙ちゃんは、私の美味しそうに食べる仕草を見て安心したように微笑んだ。
そして玉子焼きを一つ唇でくわえるとそのまま玉子焼きを私の口元に持ってきて口移しで食べさせようとした。
「ちょ、ちょっと、藍沙ちゃん!?」
私は、藍沙ちゃんの行動にびっくりして慌てて後ろに下がった。
「んっ……んんっ……」
藍沙ちゃんは、逃がさないって雰囲気のオーラを纏い玉子焼きを唇でくわえたまま私の口に近づけた。
「ま、待って、藍沙ちゃん。
は、話せば解るよ……
あっ!?」
私は、藍沙ちゃんに詰め寄られると背後に桜の木に当たってこれ以上逃げられない状況を作られた。
「ん~~~~~~っ……」
藍沙ちゃんは、チャンスとばかりに玉子焼きを唇にくわせたまま私の口に近づいてきた。
「っ……くしゅん!」
桜の花弁が落ちてくると藍沙ちゃんの鼻の先に止まった。
藍沙ちゃんの鼻の先に止まった花弁のくすぐったさから大きくくしゃみをした。
くしゃみをしたせいで藍沙ちゃんがくわえていた玉子焼きを地面に落とした。
「あっ……これでは、お姉様に食べさせるわけにいきませんわね」
藍沙ちゃんは、口移しで食べさせられなかったのを残念そうに話した。
「ほっ……そういえば藍沙ちゃん今日の放課後に付き合ってほしいところがあるんだけれども構わないかな?」
私は、改めて敷物の上に座り直して今日の放課後に付き合ってほしいことをお願いをした。
「えっ、今日の放課後ですか!?
もちろんお供します、お姉様!
でもどこに行くつもりなのですか?」
藍沙ちゃんは、落とした玉子焼きを弁当の蓋の上に置いた。
そして敷物の上に座り直した。
いきなりの出掛ける誘いを聞いて身を乗り出して私の顔に自分の顔を間近に近づけた。
そして嬉しそうにニコニコ笑顔になった。
「わっ!?あ、藍沙ちゃん、顔が近いって……
でもこれから行く場所は、内緒。
ついてからのお楽しみね」
私は、藍沙ちゃんの顔を私の顔の間近に近づけてきたのでキスができそうだと思い慌てて藍沙ちゃんから距離を取った。
そして右手の人差し指を立てて右手の人差し指で自分の唇を触り片目を瞑った。
そして目的地に着くまでの内緒だと伝えた。
「解りましたわ、お姉様。
放課後の楽しみにとっておきますわね」
藍沙ちゃんは、私のこれから行くところの秘密って言葉を聞いて放課後に行くところが楽しみでニコニコ笑顔になった。
放課後になると鞄を持って藍沙ちゃんのところに向かった。
「藍沙ちゃん、帰る準備は、できている?」
私は、藍沙ちゃんの前に立って帰る準備ができたのか質問をした。
「はい、今、帰る準備が終わったところですわ」
藍沙ちゃんは、持ってきた物を鞄に直すと鞄を持って帰る準備が終わった事を伝えた。
「それならば行こうか、藍沙ちゃん」
私は、鞄を持ち直すと目的地に行くことを提案をした。
「はい、お姉様!」
藍沙ちゃんは、私の腕に抱き着いて嬉しそうにニコニコ笑顔で私を見上げた。
「わっ!?
は~~今回は、仕方がないよね……」
私は、藍沙ちゃんに腕に抱き着かれると驚きの声を出して藍沙ちゃんに腕に抱き着く必要がないって指摘をしようとした。
でも嬉しそうな笑顔を見ていると朝に落ち込んだ時の藍沙ちゃんよりも良いかもと思いしかたがなそうに苦笑いを浮かべた。
私と藍沙ちゃんは、しばらく山道を歩くと広々とした丘に着いた。
山の丘の公園から見下ろす街と海が綺麗でしかも日が沈む間近だったらしく街並みが夕日で輝いていた。
「凄く綺麗ですわ……
こんなにも綺麗な夕日は、見たことがありません……」
藍沙ちゃんは、夕日の街並みに感動をして自然と涙が流れていた。
「元気が出たのならば良かった。
私もね、大好きなおばあちゃんが亡くなったり悲しい時に良くこの丘に来ていたんだ。
この夕日を見ていると自分の悩みがちっぽけなことに感じてこれからを生きる力をもらえるんだよね。
私の秘密の場所なんだよ。
特別に藍沙ちゃんだから教えたんだから他の人に教えたら駄目だよ」
私は、片目を瞑りウインクをすると悪戯ぽく微笑んだ。
そしてこの場所の事を内緒だと伝えた。
そして藍沙ちゃんの悩みや悲しみが少しでもなくなればって心から思った。
「ありがとうございます、お姉様……
ごめんなさい、お姉様に気を使わせてしまいましたわよね……
この夕日の街並みの景色を見たら私の考えている悩みががどうでもよくなりましたわ」
藍沙ちゃんは、私の気持ちが嬉しそうにニッコリと微笑んだ。
「それならば良かった……」
私は、藍沙ちゃんの笑顔を見て元気になれたみたいで安心をした。
「お姉様は、私(わたくし)の秘密を知りたいと思わないんですか……?」
藍沙ちゃんは、私の心を覗き込むようにじっと私の目を見つめた。
「知りたくないって言ったら嘘になるかもね。
でもね、どんな藍沙ちゃんでも私の大切な藍沙ちゃんなのは、変わらないんだよ」
私は、藍沙ちゃんのほっぺたを触り優しく微笑んだ。
そして藍沙ちゃんがどんな存在でも大切なのは、変わらない事を伝えた。
「うぅ……ありがとうございます、お姉様……」
藍沙ちゃんは、私が藍沙ちゃんのほっぺたを触った手の上から私の手を重ねるように触り涙を流して泣いた。
私は、ゆっくりと藍沙ちゃんの体を抱き締めて背中を擦ってあげた。
藍沙ちゃんは、私の温もりを感じて我慢していたものが爆発してさらに激しく声を出して泣いた。
藍沙ちゃんは、涙が止まると私から離れた。
「お姉様、ごめんなさい、お見苦しいところをお見せしましたわ……」
藍沙ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべた。
「お姉様、私(わたくし)の秘密を聞いてもらえませんか?」
藍沙ちゃんは、真剣な表情で私を見つめた。
そして自分の秘密を聞いてほしいことをお願いをした。
「本当に藍沙ちゃんの秘密を教えてくれるの?
嫌だったら無理に話すことは、ないんだよ」
私は、藍沙ちゃんが誰にも知られたくと思っていた秘密だった。
だから無理に話すのでないかと心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。
「私(わたくし)の秘密を聞いて下さい。
いえ、お姉様だからこそ聞いてほしいのです。
私(わたくし)の秘密を聞いて下さい、お姉様……」
藍沙ちゃんは、一度目を瞑るとしばらくしてから目を開けてゆっくりと藍沙ちゃんの秘密を話し始めた。
~つづく~
これはオリジナルの百合小説です
カップリングは、高校生17歳×子供9歳です。
約一名幼女が暴走します
登場伽羅は全員女性です
登場伽羅は白鳥つぐみと逢見藍沙です
白鳥つぐみは高校三年生で逢見藍沙は9歳です。
子供が18禁すれすれの変態的な発言と行動をして暴走をします。
苦手の方は、注意してください。
藍沙ちゃんのしたことを実際にしたら犯罪になるから絶対に真似をしないで下さい。
純恋愛だと思って読まれた方の気分を害される場合がありますから注意してください。
この掲示板に不適切だと言う苦情がありましたら消去する場合がありますからご理解よろしくお願いいたします。
~暴走幼女藍沙ちゃん~
~第3話~
9歳の子供の藍沙ちゃんが自分の高校に転校してきてしかも同じ家に住むことになって1日しかたっていないのに色々なことが起きた。
色々なこととよりもはっきり言って藍沙ちゃんの変態的とも言えるアプローチに振り回されてばかりだったりする。
藍沙ちゃんが転校してきて初日から色々とありすぎて精神的な疲れからぐっすりと眠ってしまった。
「んっ……なんだかすーすーする……
って藍沙ちゃん何をしているのかな?」
目を開けると私は、ベッドの上で下着姿だった。
そして藍沙ちゃんがスマホで私の下着姿の動画を撮っていた。
「おはようございます、お姉様。
私のことは、気にしないでまだ寝ていてください」
藍沙ちゃんは、私の下着姿をスマホの動画で撮りながらニコニコ笑顔で気にしないで下さいって答えた。
「そういうわけにいかないでしょう」
私は、藍沙ちゃんを攻めるようにじど~~と藍沙を見つめると藍沙ちゃんのほっぺたを軽くつねった。
「痛い、痛いです、お姉様!
ごめんなさい、ついお姉様のあられもない姿……じゃなくてお姉様の可愛らしい姿を撮りたかっただけなのです。
謝りますから手を離して下さい」
藍沙ちゃんは、私にほっぺたをつねられると痛そうに悲鳴を出すと動画を撮ったことを謝った。
「まったく藍沙ちゃんは、油断も隙もないんだから……」
私は、藍沙ちゃんのつねっているほっぺたを離すと仕方がなさそうにため息を吐いた。
「本当にごめんなさい。
お姉様との生活が楽しくてつい歯止めが効かなくなりました。
お姉様、朝食の準備が終わっています。
ですから制服に着替えて降りて来て下さい。
……やっぱりお姉様が着替えるのを手伝います。
さあ、お姉様、制服です」
藍沙ちゃんは、悪戯ぽく笑いながら両手を合わせて謝った。
そして少しだけ考え込むと制服を持って息を荒くして私に近づいて来た。
そして制服に着替えるのを手伝うことを提案をした。
「着替えぐらい自分でできるよ。
それに藍沙ちゃんに着替えるのを手伝ってもらったら反対に身の危険を感じるしね」
私は、藍沙ちゃんに着替えるのを手伝ってもらったら藍沙ちゃんに何かされると思い着替えるのを手伝ってもらうのを断った。
「それは、酷いです、お姉様~~
私(わたくし)は、何もしませんわよぉ~~」
藍沙ちゃんは、私に着替えるのを手伝うのを断られる情けなく声を出した。
「信用できるわけないでしょう。
良いから先に下に降りていなさい!」
私は、藍沙ちゃんを無理矢理部屋の外に連れ出して部屋の扉を閉めた。
「そんなぁ~~」
藍沙ちゃんは、部屋から閉め出されると情けなく声を出した。
私が着替え終わり部屋の外に出ると藍ちゃんは、下に降りた後みたいだった。
私は、リビングに向かうと藍沙ちゃんがテーブルに料理を運んでいる途中だった。
「ごめんね、晩御飯も作ってもらったのに朝食まで作ってもらって……」
私は、テーブルの席に座ると藍沙ちゃんに朝食を作ってもらったお礼を伝えた。
「いえ、気にしないで下さい。
料理を作るのは、お姉様の嫁の私(わたくし)の勤めですわ」
藍沙ちゃんもテーブルの前に置いてある椅子に座った。
私の嫁宣言をした。
「んっ……相変わらず藍沙ちゃんの料理は、美味しいよね」
私は、藍沙ちゃんの作ってくれた料理を食べると美味しくて少しだけ笑みを浮かべた。
「それならば良かったですわ……
お姉様、このウインナーの焼き加減の自信がありますわ。
ですから食べて見てください」
藍沙ちゃんは、お箸でウインナーを掴むとウインナーを私の方に向けた。
「え、えっと……自分のを食べれるから良いよ」
私は、藍沙ちゃんに食べさせられるのが恥ずかしくて顔を赤らめて食べさせてくれるのを断った。
「お姉様、あ~~ん」
藍沙ちゃんは、私が断ったのを見てさらにニコニコ笑顔でお箸でウインナーを掴んだままウインナーを私の方に向けた。
「いや、あ、あの……」
私は、藍沙ちゃんに食べさせるのを断ったのにさらにぐいぐいと私に食べさせようとしたから戸惑ってたじたじになった。
「あ~~んです」
藍沙ちゃんは、断るのを許さないって思いを込めてさらにぐいぐいとウインナーを私の方に向けた。
「あ、あ~~ん……」
私は、藍沙ちゃんの強引に食べさせようとする意気込みに負けて藍沙ちゃんの向けたウインナーを食べた。
「お姉様、美味しいですか?」
藍沙ちゃんは、私に向けたウインナーを食べたのを見てニコニコしながら美味しいのか質問をした。
「う、うん、美味しいよ、藍ちゃん」
私は、藍沙ちゃんに食べさせられた恥ずかしさで顔を赤らめて美味しいって呟いた。
「それならば良かったです。
んっ……ゴックン……お姉様、これで間接キスですね」
愛沙ちゃんは、私がウインナーを食べた愛沙ちゃんのお箸で自分もご飯を食べた。
そしてお箸にキスをして色っぽく微笑んで間接キスなことを伝えた。
「うっ……もう何を言うのよ……」
私は、藍沙ちゃんに間接キスをしたことを言われると顔を真っ赤にして照れているのを隠すように自分のほっぺたを触った。
「んんんっ……んっ……んんっ……お姉様の大きくて長くて固いです……んっ……」
藍沙ちゃんは、私が照れたのを見て少しだけ考え込んだ。
そしてフライパンで焼いた大きな長い切っていないウインナーを一つ掴んだ。
そして意味ありげにウインナーを口に入れて舐め出した。
「ぶっ!?
そんなことをするんじゃありません!」
私は、藍沙ちゃんのウインナーを舐める仕草が色っぽすぎて唾を吹き出そうになった。
それからすかさず藍沙ちゃんの頭を軽く叩いて下品だから止めなさいって伝えた。
「いった~~い!
もうお姉様たらいきなり叩くだなんて酷いでないですわ」
藍沙ちゃんは、叩かれた頭を両手で擦り涙目で私を見つめた。
「酷いじゃないよ。
食べ物で遊ばないの。
まったくそんなことをしていると学校に遅れるよ」
私は、藍沙ちゃんの不満を聞いて軽くため息を吐いて早く食べないと学校に遅れることを指摘をした。
「はい、解りましたわ……」
藍沙ちゃんは、私の態度を見てさすがにやり過ぎたと思い素直に料理を食べ始めた。
私と藍沙ちゃんは、料理を全て食べると家を出た。
それから私と藍沙ちゃんは、家を出て学校に向かった。
「っ!?」
藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似ている30代ぐらいの女性を見掛けるとビクッとして体を振るわせた。
「あら、あなたまだ生きていたのね。
化物の癖に良く堂々と歩いていられるわね」
藍沙ちゃんによく似た30代ぐらいの女性も藍沙ちゃんに気がつくと睨むように藍沙ちゃんを見つめた。
「うぅ……」
藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似た女性に罵倒されるとつらそうに女性から視線を反らした。
「ちょっと黙って聞かせてもらったけれどもそれは、ないんじゃないの。
あなたが誰だか知らないけれどもこんな小さな子供に化物っていうのは、酷くないですか?」
私は、藍沙ちゃんを護るように藍沙ちゃんと藍沙ちゃんとよく似た女性の間に立った。
「誰なの、あなた?
もしかしてこいつが何者なのか知らないんでしょう。
気の毒よね。
あなたは、騙されているのよ。
だってこいつは……」
藍沙ちゃんによく似た女性は、藍沙ちゃんの間に立った私の体全体を見た。
そして何かをさとったように藍沙ちゃんのことを言おうとした。
「ま、待って下さい!
お願いしますからお姉様にそれだけは、言わないで下さい。
お願いします……」
藍沙ちゃんは、藍沙ちゃんによく似た女性が何か言う前に大声を出して言うのを止めさせた。
そして涙を流しながら頭を深々と地面につけて土下座をして謝った。
「ふん、見苦しいわね。
あなたは、そうやっているのがお似合いよ」
藍沙ちゃんによく似た女性は、藍沙ちゃんの土下座を見て軽蔑するように鼻で笑いそのまま去って行った。
「だ、大丈夫、藍沙ちゃん?」
私は、普段の藍沙ちゃんの様子とかけ離れた行動に尋常でないと感じた。
だから藍沙ちゃんの肩を優しく触り心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。
「ごめんなさい、お姉様、見苦しいところをお見せしましたわ」
藍沙ちゃんは、立ち上がりすまなそうに苦笑いを浮かべて私に謝った。
「それは、良いよ。
でもあの女性は、誰なの?
あっ、別に言いたくなかったら言わなくてもいいんだよ」
私は、藍沙ちゃんがまだ落ち込んでいるように見えた。
私は、藍沙ちゃんが心配で何か力になりたくなった。
その為に藍沙ちゃんと藍沙ちゃんとよく似た女性の関係が気になり控え目に質問をした。
「あの人は、私(わたくし)の産みの親ですわ……」
藍沙ちゃんは、つらそうな困ったような苦笑いを浮かべてさっきまでいた女性と藍沙ちゃんの関係を伝えた。
私は、藍沙ちゃんの様子から何か理由があると思った。
でもこれ以上は、聞かれたら困るって藍沙ちゃんの気持ちが伝わってきた。
私は、これ以上藍沙ちゃんを困らせたくなくて何もきけなかった。
「お姉様、学校に早く行かないと遅刻しますわ」
藍沙ちゃんは、何でもないようにニッコリと笑う笑顔を浮かべていた。
でもその笑顔がなんだか無理をしているように感じた。
藍沙ちゃんは、先に歩き始めた。
「う、うん、そうだね、早く学校に行こう」
私も藍沙ちゃんの後を追いかけるように学校に向かって歩き始めた。
学校に着くまで自然と互いに無言のまま時間が過ぎて行った。
「これは、私(わたくし)の問題ですからお姉様が気にすることでないですわよ」
教室に着くと藍沙ちゃんが私の方を向いて私に心配かけないように無理に笑って見せた。
それから藍沙ちゃんは、すぐに自分の席に向かって歩き始めた。
私は、子供の藍沙ちゃんが辛いのに気を使われたことが凄く情けなくなった。
そして何もできない自分に腹がたち自分の唇を強く噛んだ。
私は、ふと昨日のお風呂での藍沙ちゃんの態度を思い出した。
子供の藍沙ちゃんが抱えている悩みがなんなのか解らないし検討もつかない。
私は、慕ってくれている女の子の苦しみを和らげてあげられないことに腹がたった。
そして藍沙ちゃんの為に何ができるか考えたけれども何も思い浮かばなかった。
それから藍沙ちゃんに何もできないまま昼休みの時間になった。
「お姉様、今日も弁当を作ってきましたわ。
宜しかったら一緒にどうですか?」
昼休みになると重箱の弁当箱を持って私のところに近づいてきた。
「ありがとう、藍沙ちゃん。
今日も弁当を作って来てくれたんだね。
もちろん弁当を食べさせてもらうよ。
弁当を食べるのところは、昨日と同じところでかまわないよね」
私は、授業で使ったノートと教科書と筆箱を机の中に入れた。
そして昨日も弁当を食べた裏庭の桜の木の前で食べることを提案をした。
「裏庭の桜の木の前ですわよね。
もちろんそこで弁当を食べるのは、かまいませんわ」
藍沙ちゃんは、昨日見た桜の木の前で食べられると解ると子供らしくパーと明るい笑顔でニッコリと笑った。
「それならば決まりだね。
早速裏庭に行こう」
私は、椅子から立ち上がった。
藍沙ちゃんの笑顔を見ると落ち込んでいたのが少しでもおさまったのでないかと安心をした。
「はい、お姉様、お供しますわ」
私と藍沙ちゃんは、裏庭の桜の木に向かった。
桜の木の前で敷物をひくと私と藍沙ちゃんは、敷物の上に座った。
そして重箱の弁当箱を敷物の上に広げた。
「今日は、豪華だね。
こんなにも食べられるかな?」
私は、重箱の弁当箱の豪華な料理を感心しながら見つめた。
「ごめんなさい、お姉様。
お姉様に色々と食べてほしくて張り切って作りすぎてしまいましたわ。
食べれなかった残してもらってもかまいませんわ」
藍沙ちゃんは、私の弁当の料理を誉めた言葉を聞いて恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。
「ん~~このおにぎりなんか塩加減と昆布の味が染みて美味しいよ~~」
私は、おにぎりを食べると幸せそうに微笑んだ。
「それならば良かったです。
お姉様……んっ……」
藍沙ちゃんは、私の美味しそうに食べる仕草を見て安心したように微笑んだ。
そして玉子焼きを一つ唇でくわえるとそのまま玉子焼きを私の口元に持ってきて口移しで食べさせようとした。
「ちょ、ちょっと、藍沙ちゃん!?」
私は、藍沙ちゃんの行動にびっくりして慌てて後ろに下がった。
「んっ……んんっ……」
藍沙ちゃんは、逃がさないって雰囲気のオーラを纏い玉子焼きを唇でくわえたまま私の口に近づけた。
「ま、待って、藍沙ちゃん。
は、話せば解るよ……
あっ!?」
私は、藍沙ちゃんに詰め寄られると背後に桜の木に当たってこれ以上逃げられない状況を作られた。
「ん~~~~~~っ……」
藍沙ちゃんは、チャンスとばかりに玉子焼きを唇にくわせたまま私の口に近づいてきた。
「っ……くしゅん!」
桜の花弁が落ちてくると藍沙ちゃんの鼻の先に止まった。
藍沙ちゃんの鼻の先に止まった花弁のくすぐったさから大きくくしゃみをした。
くしゃみをしたせいで藍沙ちゃんがくわえていた玉子焼きを地面に落とした。
「あっ……これでは、お姉様に食べさせるわけにいきませんわね」
藍沙ちゃんは、口移しで食べさせられなかったのを残念そうに話した。
「ほっ……そういえば藍沙ちゃん今日の放課後に付き合ってほしいところがあるんだけれども構わないかな?」
私は、改めて敷物の上に座り直して今日の放課後に付き合ってほしいことをお願いをした。
「えっ、今日の放課後ですか!?
もちろんお供します、お姉様!
でもどこに行くつもりなのですか?」
藍沙ちゃんは、落とした玉子焼きを弁当の蓋の上に置いた。
そして敷物の上に座り直した。
いきなりの出掛ける誘いを聞いて身を乗り出して私の顔に自分の顔を間近に近づけた。
そして嬉しそうにニコニコ笑顔になった。
「わっ!?あ、藍沙ちゃん、顔が近いって……
でもこれから行く場所は、内緒。
ついてからのお楽しみね」
私は、藍沙ちゃんの顔を私の顔の間近に近づけてきたのでキスができそうだと思い慌てて藍沙ちゃんから距離を取った。
そして右手の人差し指を立てて右手の人差し指で自分の唇を触り片目を瞑った。
そして目的地に着くまでの内緒だと伝えた。
「解りましたわ、お姉様。
放課後の楽しみにとっておきますわね」
藍沙ちゃんは、私のこれから行くところの秘密って言葉を聞いて放課後に行くところが楽しみでニコニコ笑顔になった。
放課後になると鞄を持って藍沙ちゃんのところに向かった。
「藍沙ちゃん、帰る準備は、できている?」
私は、藍沙ちゃんの前に立って帰る準備ができたのか質問をした。
「はい、今、帰る準備が終わったところですわ」
藍沙ちゃんは、持ってきた物を鞄に直すと鞄を持って帰る準備が終わった事を伝えた。
「それならば行こうか、藍沙ちゃん」
私は、鞄を持ち直すと目的地に行くことを提案をした。
「はい、お姉様!」
藍沙ちゃんは、私の腕に抱き着いて嬉しそうにニコニコ笑顔で私を見上げた。
「わっ!?
は~~今回は、仕方がないよね……」
私は、藍沙ちゃんに腕に抱き着かれると驚きの声を出して藍沙ちゃんに腕に抱き着く必要がないって指摘をしようとした。
でも嬉しそうな笑顔を見ていると朝に落ち込んだ時の藍沙ちゃんよりも良いかもと思いしかたがなそうに苦笑いを浮かべた。
私と藍沙ちゃんは、しばらく山道を歩くと広々とした丘に着いた。
山の丘の公園から見下ろす街と海が綺麗でしかも日が沈む間近だったらしく街並みが夕日で輝いていた。
「凄く綺麗ですわ……
こんなにも綺麗な夕日は、見たことがありません……」
藍沙ちゃんは、夕日の街並みに感動をして自然と涙が流れていた。
「元気が出たのならば良かった。
私もね、大好きなおばあちゃんが亡くなったり悲しい時に良くこの丘に来ていたんだ。
この夕日を見ていると自分の悩みがちっぽけなことに感じてこれからを生きる力をもらえるんだよね。
私の秘密の場所なんだよ。
特別に藍沙ちゃんだから教えたんだから他の人に教えたら駄目だよ」
私は、片目を瞑りウインクをすると悪戯ぽく微笑んだ。
そしてこの場所の事を内緒だと伝えた。
そして藍沙ちゃんの悩みや悲しみが少しでもなくなればって心から思った。
「ありがとうございます、お姉様……
ごめんなさい、お姉様に気を使わせてしまいましたわよね……
この夕日の街並みの景色を見たら私の考えている悩みががどうでもよくなりましたわ」
藍沙ちゃんは、私の気持ちが嬉しそうにニッコリと微笑んだ。
「それならば良かった……」
私は、藍沙ちゃんの笑顔を見て元気になれたみたいで安心をした。
「お姉様は、私(わたくし)の秘密を知りたいと思わないんですか……?」
藍沙ちゃんは、私の心を覗き込むようにじっと私の目を見つめた。
「知りたくないって言ったら嘘になるかもね。
でもね、どんな藍沙ちゃんでも私の大切な藍沙ちゃんなのは、変わらないんだよ」
私は、藍沙ちゃんのほっぺたを触り優しく微笑んだ。
そして藍沙ちゃんがどんな存在でも大切なのは、変わらない事を伝えた。
「うぅ……ありがとうございます、お姉様……」
藍沙ちゃんは、私が藍沙ちゃんのほっぺたを触った手の上から私の手を重ねるように触り涙を流して泣いた。
私は、ゆっくりと藍沙ちゃんの体を抱き締めて背中を擦ってあげた。
藍沙ちゃんは、私の温もりを感じて我慢していたものが爆発してさらに激しく声を出して泣いた。
藍沙ちゃんは、涙が止まると私から離れた。
「お姉様、ごめんなさい、お見苦しいところをお見せしましたわ……」
藍沙ちゃんは、恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべた。
「お姉様、私(わたくし)の秘密を聞いてもらえませんか?」
藍沙ちゃんは、真剣な表情で私を見つめた。
そして自分の秘密を聞いてほしいことをお願いをした。
「本当に藍沙ちゃんの秘密を教えてくれるの?
嫌だったら無理に話すことは、ないんだよ」
私は、藍沙ちゃんが誰にも知られたくと思っていた秘密だった。
だから無理に話すのでないかと心配そうに藍沙ちゃんを見つめた。
「私(わたくし)の秘密を聞いて下さい。
いえ、お姉様だからこそ聞いてほしいのです。
私(わたくし)の秘密を聞いて下さい、お姉様……」
藍沙ちゃんは、一度目を瞑るとしばらくしてから目を開けてゆっくりと藍沙ちゃんの秘密を話し始めた。
~つづく~
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