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第三章 刻み込まれた任務
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「話してやるから、よく聞け。だが先に、少し予備知識の確認をさせてもらうぞ」
と言ってラグロフが語ったのは、本当にミドリと関係があるのか疑わしい話だった。
――人体は、赤子でも老人でも、必ず微量の魔力を帯びている。それがなくては生命を維持できず、死ぬ。つまり生きている限り、その者には必ず魔力がある。魔力を使い果たして気絶しても、0にはならない。体力を使い果たして気絶しても、呼吸できる体力はあるようにな。
魔術師とは、その魔力を高める技術をもつ者だ。また、その為の修行の中で、強い魔力に耐えうる体も作っていく。それは筋力とも体力とも違うもので、耐魔力という。
この耐魔力が高まっていない状態で、強い魔力を注ぎ込まれると、体が崩壊してしまう。だから、修行で徐々に高めることが必要だ。
わしは、「ある目的」の為に、超人的な耐魔力を持つ者を欲した。だがその要求水準は、修行で身につくレベルを遥かに超えていてな。百年千年という歴史の中で一人、生まれるかどうかという、天才の中の天才でなくば到達できぬ領域なのだ。
「そこで、ヨシマサよ。才能の基礎理論というものを知っておるか?」
突然質問されたが、ヨシマサには馴染みがあり、普段から意識していることなので、すぐに答えられた。
「……元々が20あれば、修行で2倍になれば40。その増加分は20。10の者が2倍になれば20で、増加分は10しかない。素質が大きいほど、少しの修行で大きく伸びる。という話だろう」
「そうだ」
ミドリはこの初期数値が非常に高いから、少しの勉強・修行で魔術の技量が飛躍的に伸びたということだった。
つまりラグロフは、ミドリの類稀なる素質を見込んで、何かに利用しようとしている?
「わしが望むほどの天才は、百年待っても千年待っても、世界中のどこにも生まれぬかもしれんのだ。ならばと、わしはこの手で造ることにした」
「造る? まさか、お前は」
「そうだ。人間を造ったのだ」
得意げに語るラグロフの言葉は、非常識過ぎてなかなかヨシマサの意識に浸透しなかった。
「とはいえ、わしは神ではない。無から生命を創り出すことなどできん。だから、生命力のある幼い子供を多く集め、肉は肉、骨は骨、臓物は臓物で、あるいは細かく刻み、あるいは溶解させて、ひとつひとつ丁寧に再構成し、強い耐魔力を持つように、組み立てていった」
「……なん……だと……」
「失敗に失敗を重ねた。そのたびにゴミが出た。百人分を優に越す部品が廃棄されていった。その果てにようやく完成した、文句なしの最高傑作。人に造られた人間、すなわち人造人間。それがお前だ、ミドリ。血と汗と、肉と骨と臓物と、神経や脳など、諸々の結晶だ」
ヨシマサが言葉を失う。ミドリの顔は蒼白だ。その二人の後ろで、レティアナはラグロフの言葉を一言も逃さぬよう、しっかりと記憶に刻み込んでいる。
「外観などはどうでも良かった。が、可能な限り強い魔力を受け入れられるようにと造っていくと、自然にそうなった。伝説に登場する天才魔術師が眉目秀麗であるのは、伝説ゆえの美化ではなく、そういう体こそが、強い魔力を振るうのに適しているから、かもしれんな」
「……どうでも良かったのなら。ただただ、強い耐魔力を求めて造ったというのなら、」
レティアナが発言した。
「ミドリちゃんは、女の子になってるはずよ。伝説に出てくる、魔王の力を直接借りて我が物とした天才魔術師や、神をその身に降臨させるほどの聖職者……つまり強力な法術の使い手は、明らかに女の子の方が多いわ。で、そんな子たちを守護する戦士が男の子ってね」
ラグロフは初めて、レティアナに目を向けた。
「ふむ。よく知っているな、エルフの娘よ。だがミドリについてはハズレだ。いや、お前自身が今、正解を半分は言ったのだが」
「? どういうことよ」
「その話は後回しだ。いよいよ本題に入るぞ。なぜ、わしがあの時、苦心して造り上げた最高傑作であるはずのミドリを、自分で殺そうとしたのか」
――魔術の素質が低い者とは、才能の基礎理論でいうところの、初期魔力が「1」の者だ。これを超人的に高くするにはどうするか。まず、魔力が「0」の体を造る。もちろん、それではすぐに死んでしまう。だから完成後すぐ、その体に大量の魔力を強引に叩き込む。「0」、つまり素質の枠が存在しない体にな。そうすることで、初期魔力の数値を高めようとしたのだ。が、失敗続きだった。やはり「0」の体では、肉も骨も血も、注がれた魔力に耐えられなかったのだ。
あの時、ミドリを躊躇なく刺せたのは、どうせこいつも失敗作だろう、という諦めとイラつきだ。芸術家が、気に入らぬ自作を壊すようにな。ぶっ壊し、ぶっ殺そうとしたのだ。本気で。
「だが、ヨシマサよ。お前はミドリを救った。わしが注ぎ込んだ魔力の蟲たちを、全て焼き尽くすことで。しかし、それではおかしいのだ」
「おかしい?」
「わしが造ったのは魔力0の体だ。そしてお前が、魔力の蟲を全て焼き尽くしたのなら、ミドリの体内の魔力は0になる。わしは言ったな? 微量の魔力すらないのは、呼吸できる体力がないのと同じだと。つまり、ミドリは死んでいなくてはならない。だが生きている。なぜだ?」
どういうことなのか、ヨシマサには解らない。レティアナにも解らない。
だがこの時、ミドリには察しがついてしまった。あの日からずっと心の片隅で考えていた、だが、まさかと思って押さえつけ、考えないようにしていたこと。
「……や……」
「ミドリ?」
ヨシマサが振り向いた。ミドリの手が、肩が、唇が、全身が、震えている。
「ゃ……ゃめ……て……」
ラグロフが、声を大きくして言った。ミドリを指さして。
「考えられることは、ひとつ! あの蟲たちは死ななかったのだ! そいつの体内で、魔力を維持したまま、生き延びたのだ!」
正に「言い放つ」という表現がピタリの、鞭で激しく打つような、そんな声だった。
その声に、ヨシマサが反発した。
「そんなはずはない! あの時、俺は気光で確認した! 間違いなく、ミドリの体内から異物は一掃されていた! 魔術研究所での精密検査でも、異常は全く発見されなかったんだぞ!」
「そうだ。ミドリを蝕んで殺す毒のようなモノ、あるいは、普通の人間にはない余分なモノ、などは何もなかっただろうな」
「何が言いたい!」
ここまで聞いて、レティアナには解ってきた。
「変質して、骨や筋肉や臓器なんかに……つまり細胞に、溶け込んだっていうの? 蟲たちが、ミドリちゃんにとって無害なように。ミドリちゃんの体内で生き延びる為に?」
まるで、自分で自分の言葉が信じられないかのような。レティアナにしては珍しい、大きな動揺を見せている。
そんなレティアナの言葉に、ラグロフは頷いた。
と言ってラグロフが語ったのは、本当にミドリと関係があるのか疑わしい話だった。
――人体は、赤子でも老人でも、必ず微量の魔力を帯びている。それがなくては生命を維持できず、死ぬ。つまり生きている限り、その者には必ず魔力がある。魔力を使い果たして気絶しても、0にはならない。体力を使い果たして気絶しても、呼吸できる体力はあるようにな。
魔術師とは、その魔力を高める技術をもつ者だ。また、その為の修行の中で、強い魔力に耐えうる体も作っていく。それは筋力とも体力とも違うもので、耐魔力という。
この耐魔力が高まっていない状態で、強い魔力を注ぎ込まれると、体が崩壊してしまう。だから、修行で徐々に高めることが必要だ。
わしは、「ある目的」の為に、超人的な耐魔力を持つ者を欲した。だがその要求水準は、修行で身につくレベルを遥かに超えていてな。百年千年という歴史の中で一人、生まれるかどうかという、天才の中の天才でなくば到達できぬ領域なのだ。
「そこで、ヨシマサよ。才能の基礎理論というものを知っておるか?」
突然質問されたが、ヨシマサには馴染みがあり、普段から意識していることなので、すぐに答えられた。
「……元々が20あれば、修行で2倍になれば40。その増加分は20。10の者が2倍になれば20で、増加分は10しかない。素質が大きいほど、少しの修行で大きく伸びる。という話だろう」
「そうだ」
ミドリはこの初期数値が非常に高いから、少しの勉強・修行で魔術の技量が飛躍的に伸びたということだった。
つまりラグロフは、ミドリの類稀なる素質を見込んで、何かに利用しようとしている?
「わしが望むほどの天才は、百年待っても千年待っても、世界中のどこにも生まれぬかもしれんのだ。ならばと、わしはこの手で造ることにした」
「造る? まさか、お前は」
「そうだ。人間を造ったのだ」
得意げに語るラグロフの言葉は、非常識過ぎてなかなかヨシマサの意識に浸透しなかった。
「とはいえ、わしは神ではない。無から生命を創り出すことなどできん。だから、生命力のある幼い子供を多く集め、肉は肉、骨は骨、臓物は臓物で、あるいは細かく刻み、あるいは溶解させて、ひとつひとつ丁寧に再構成し、強い耐魔力を持つように、組み立てていった」
「……なん……だと……」
「失敗に失敗を重ねた。そのたびにゴミが出た。百人分を優に越す部品が廃棄されていった。その果てにようやく完成した、文句なしの最高傑作。人に造られた人間、すなわち人造人間。それがお前だ、ミドリ。血と汗と、肉と骨と臓物と、神経や脳など、諸々の結晶だ」
ヨシマサが言葉を失う。ミドリの顔は蒼白だ。その二人の後ろで、レティアナはラグロフの言葉を一言も逃さぬよう、しっかりと記憶に刻み込んでいる。
「外観などはどうでも良かった。が、可能な限り強い魔力を受け入れられるようにと造っていくと、自然にそうなった。伝説に登場する天才魔術師が眉目秀麗であるのは、伝説ゆえの美化ではなく、そういう体こそが、強い魔力を振るうのに適しているから、かもしれんな」
「……どうでも良かったのなら。ただただ、強い耐魔力を求めて造ったというのなら、」
レティアナが発言した。
「ミドリちゃんは、女の子になってるはずよ。伝説に出てくる、魔王の力を直接借りて我が物とした天才魔術師や、神をその身に降臨させるほどの聖職者……つまり強力な法術の使い手は、明らかに女の子の方が多いわ。で、そんな子たちを守護する戦士が男の子ってね」
ラグロフは初めて、レティアナに目を向けた。
「ふむ。よく知っているな、エルフの娘よ。だがミドリについてはハズレだ。いや、お前自身が今、正解を半分は言ったのだが」
「? どういうことよ」
「その話は後回しだ。いよいよ本題に入るぞ。なぜ、わしがあの時、苦心して造り上げた最高傑作であるはずのミドリを、自分で殺そうとしたのか」
――魔術の素質が低い者とは、才能の基礎理論でいうところの、初期魔力が「1」の者だ。これを超人的に高くするにはどうするか。まず、魔力が「0」の体を造る。もちろん、それではすぐに死んでしまう。だから完成後すぐ、その体に大量の魔力を強引に叩き込む。「0」、つまり素質の枠が存在しない体にな。そうすることで、初期魔力の数値を高めようとしたのだ。が、失敗続きだった。やはり「0」の体では、肉も骨も血も、注がれた魔力に耐えられなかったのだ。
あの時、ミドリを躊躇なく刺せたのは、どうせこいつも失敗作だろう、という諦めとイラつきだ。芸術家が、気に入らぬ自作を壊すようにな。ぶっ壊し、ぶっ殺そうとしたのだ。本気で。
「だが、ヨシマサよ。お前はミドリを救った。わしが注ぎ込んだ魔力の蟲たちを、全て焼き尽くすことで。しかし、それではおかしいのだ」
「おかしい?」
「わしが造ったのは魔力0の体だ。そしてお前が、魔力の蟲を全て焼き尽くしたのなら、ミドリの体内の魔力は0になる。わしは言ったな? 微量の魔力すらないのは、呼吸できる体力がないのと同じだと。つまり、ミドリは死んでいなくてはならない。だが生きている。なぜだ?」
どういうことなのか、ヨシマサには解らない。レティアナにも解らない。
だがこの時、ミドリには察しがついてしまった。あの日からずっと心の片隅で考えていた、だが、まさかと思って押さえつけ、考えないようにしていたこと。
「……や……」
「ミドリ?」
ヨシマサが振り向いた。ミドリの手が、肩が、唇が、全身が、震えている。
「ゃ……ゃめ……て……」
ラグロフが、声を大きくして言った。ミドリを指さして。
「考えられることは、ひとつ! あの蟲たちは死ななかったのだ! そいつの体内で、魔力を維持したまま、生き延びたのだ!」
正に「言い放つ」という表現がピタリの、鞭で激しく打つような、そんな声だった。
その声に、ヨシマサが反発した。
「そんなはずはない! あの時、俺は気光で確認した! 間違いなく、ミドリの体内から異物は一掃されていた! 魔術研究所での精密検査でも、異常は全く発見されなかったんだぞ!」
「そうだ。ミドリを蝕んで殺す毒のようなモノ、あるいは、普通の人間にはない余分なモノ、などは何もなかっただろうな」
「何が言いたい!」
ここまで聞いて、レティアナには解ってきた。
「変質して、骨や筋肉や臓器なんかに……つまり細胞に、溶け込んだっていうの? 蟲たちが、ミドリちゃんにとって無害なように。ミドリちゃんの体内で生き延びる為に?」
まるで、自分で自分の言葉が信じられないかのような。レティアナにしては珍しい、大きな動揺を見せている。
そんなレティアナの言葉に、ラグロフは頷いた。
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