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第二章 侍BL
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町外れの小屋。ルファルを捜索中だった借金取り二人が、アンセルムに連れられて来ている。
小さなランプ一つに照らされた薄暗い室内で、ソレーヌが二人に問いかけた。
「町で噂を聞いたんだけど。あんたたちが捜してる女の子って、本当に妖怪獣なの?」
「あん?」
二人は怪訝な顔をして、それから大柄な兄貴分が応えた。
「何でお前がそんなことを聞くんだ。オレたちは、あのガキの居所を知っていると聞いたから、ここに来たんだぞ。余計なことはいいから、さっさと教えろ」
「聞いてるのはこっちよ。さっさと答えなさい」
「んだと?」
ナメてるのか、と兄貴分がソレーヌの襟首を掴むべく手を伸ばした。
だがそれより早く、ソレーヌの手が兄貴分の顔面に伸びた。
「二人組で良かったわ。一人は殺せるものね」
グジャッ、と何かが潰れる音がして。
兄貴分の頭部が、背面の四分の一ほどを残して消滅した。
大口を開けて、トマトに齧り付いて、一口で四分の三を食べてしまったかのように。といっても、これはトマトではなく人間の頭部であるから、人間の口では大きさが足りなくて不可能だ。熊や虎にもできない。鰐でもないと無理だろう。
だが、今ここに鰐などいない。兄貴分の顔面に触れたのは、ソレーヌの白い手、細くて綺麗な手だけだ。そう、綺麗。確かに綺麗。血も何もついていない。
だというのに、今、兄貴分の頭部は間違いなく、「ソレーヌに触れられて前方四分の三を食い千切られた」のだ。弟分の目には、そうとしか見えなかった。
「ひいいいいぃぃぃぃっ!」
兄貴分の死体が倒れたのを確認もせず、弟分は逃走しようとした。が、狭い小屋の唯一の出入り口は、アンセルムが固めている。
そして背後からは、ソレーヌが歩いてくる。
「脅しがてら言うけど、あたしは正真正銘、ザルツの者よ。このエリアの地方支部の、幹部の一人。昼間の妖怪獣騒ぎもあたしの仕業」
弟分は、逃げられないと悟り、震えながら振り向いた。
「た、たす、たすけ……」
そこには、ごく平和な世間話をしているかのような顔のソレーヌがいる。
そしてその後ろでは、頭部の四分の三を失った兄貴分が倒れている。
「今、大事な計画が大詰めにかかってるの。万一の失敗も許されない、一大計画がね。だから、些細なことでも確認しておきたいのよ。いい? 正直に答えなさい。あんたたちが追ってる女の子について」
「わ、わ、わかった! 全部話す! だから殺すな!」
弟分は、何から何まで白状した。
数か月前、自分と兄貴分が、ある老婆を殴りつけた際、そこにいた女の子がバケモノと化して襲ってきたこと。その後、近所の浮浪児たちを締め上げて聞き出したところ、ルファルという名のその子は、以前にも何度か、そういうことがあったとのこと。
ツバルマー商会のボスがそれを聞き、弱すぎてザルツに捨てられた妖怪獣に違いないと判断し、見世物にしようと思い立ったこと。ルファルの正体は隠したままで合法的に身柄を確保できるよう、老婆に毒を盛って重病と思わせ、借金させたこと。
「何、それ? つまりその子は、人間の姿になったり妖怪獣の姿になったりしてるってこと?」
「そ、そうだ」
「そんな変な妖怪獣、見たことないわよ。本部からもそんな話は聞いたことないし」
「実際に見たんだからしょうがないだろ! あいつに引っ掻かれた時の傷跡だって、まだ残ってる! 見ろ!」
と、弟分が自分の腕をソレーヌに見せた。確かに、うっすらと引っ掻き傷のようなものの跡がある。だがこんな傷、そこらの野良猫にだってできることだ。
「ふうん。召喚に失敗して、変なのを呼び出してしまって、捨てたのかな。そんなのだったら、ほっといても影響なさそうだけど……でもやっぱり気持ち悪いから、できれば片付けたいわね」
「そ、それじゃあ、オレはこれで」
「待ちなさい。言ったでしょ? 一大計画が大詰めにかかってるって。もっと長くかかると思っていた計画が、予想外の嬉しいアクシデントで、一気に進展したのよ」
ソレーヌは、怯えきっている弟分に言った。
「それはいいんだけど、そのおかげで余っちゃったのよね。長い長い計画に役立てよう、と思って研究開発してた、改造妖怪獣が」
「か、改造? ……もしかして、昼間のクモのやつも」
「ええ。で、手持ちがもう一匹あってね。今説明した通り、もう不要の余りものなんだけど、せっかく苦労して造ったのに、使わないのも勿体ないわ。だからまあ、ちょっと補助的な使い方をしようかなと」
ソレーヌが何を言いたいのか解らず、弟分はただ震えている。
「そ、それが何だってんだ。ザルツの幹部がやってる研究なんて、オレみたいな別組織の、しかも下っ端には関係ない。勝手にしろ」
「ありがとう。じゃあ、勝手にさせてもらうわ」
と言って、ソレーヌは音もなくスッと前進し、弟分の太ももに軽く触れた。
触れた部分の肉が、グジャリ、と食い千切られた。何かに。
「ぎゃああああぁぁぁぁ!」
悲鳴を上げて、弟分が倒れ、のたうち回る。
「まず、こうやって傷口を開けるのよ。で、」
ソレーヌはポケットから、小さく短い蛇を取り出した。赤い、血のような色をしたその蛇を、ぽんと放る。蛇は、ソレーヌの狙い通り正確に、弟分の太ももの傷口に落ちる。と、そのまま肉を食い荒らして、深く潜り込んでいった。
開いた傷口を、更に抉られる。しかも、蛇の牙で。言語を絶するその激痛に、弟分の悲鳴はもはや人間語になっていなかった。獣か、あるいは虫の鳴き声のようであった。
だがそれも長くは続かなかった。死んだのではない。生きてはいるが、意識を大方、失ったのだ。体内に潜り込んだ蛇によって、意識を侵食されているのである。
声を出さず、のたうち回りもしなくなった弟分を見下ろして、ソレーヌは言う。
「こうやって人間の体に入り、一体化することで、その人間の知識や知能を利用するってわけ。前のバージョンだと、製造者であるあたし自身の血を与えることで、あたしと意識を繋いでたのよ。それはそれで便利だけど、一度に一体しか使えないし、第一、あたしが痛いしね」
「……」
弟分は、のっそりと立ち上がった。太ももの傷は、治ってはいないが出血は止まっている。
まるで生ける屍のような動きをしているが、決して無表情ではない。声こそ出さないものの、その顔は相変わらず、苦悶に満ちている。
「痛い、わよね。食いちぎられた脚だけでなく、今こうしている間にも、肉体と精神の両方を、食い荒らされてるんだから。でも、苦しみを発声する権限は奪われている」
「……」
「ややこしい話をしても理解できないでしょうから、単純に言ってあげるわ。今、あんたが抱えてる苦痛を取り除くにはね、あたしのお願いを聞いてくれればいいの」
「……ど……どうしろ、と……?」
「あんたが、ヨシマサたちと酒場で会った時、碧色の髪をした可愛い男の子がいたでしょ? ミドリって呼ばれてるけど、その子を捕まえて、ここに連れてきなさい。殺さずに、生け捕りでね。そうしたら、今埋め込んだ蛇を除去してあげる。わかった?」
「あ……あのガキを……捕まえ……て……て……」
弟分の目から涙が溢れ、口からは涎が流れ出した。
そして、全身の筋肉が内側から盛り上がっていく。今にも上着を破ってしまいそうだ。
「今のあんたなら、ミドリはともかく、最初から追いかけてた方の子なら、直接探せるでしょ? 匂いを辿るとか、雑踏の中から声を聞き取るとか、そういうので。ヨシマサたちはその子と関わってるみたいだから、その子の近くにミドリがいる可能性は高いわ。でも、その子は殺してもいいけど、ミドリは生かして連れてくること。いいわね?」
「ウゥ……アアアアァァァァ!」
もはやゴリラのような体つきになった弟分は、ソレーヌに背を向けてアンセルムを突き飛ばし、小屋から走り出て行った。
危うく転倒しかけたアンセルムが、その背を見送りながら聞いた。
「大丈夫ですか? あれ」
ソレーヌは満足げな顔をしている。
「いくらバカになってても、あれぐらいの内容なら理解できるわよ。ミドリを攫えなくても、【ザルツがミドリを狙っている】とヨシマサたちに印象付ければそれで良し。でもさっき言った通り、あくまで補助だからね。これが空振りになっても、何とでもなる」
「余裕ですね」
「そりゃもう」
にこり、とソレーヌは笑う。
「あんたも解ってるでしょ? もうすぐ、全てが余裕になるのよ。ザルツ本部を潰すことも、ディーガル王国に勝つことも。余裕でできるわ」
小さなランプ一つに照らされた薄暗い室内で、ソレーヌが二人に問いかけた。
「町で噂を聞いたんだけど。あんたたちが捜してる女の子って、本当に妖怪獣なの?」
「あん?」
二人は怪訝な顔をして、それから大柄な兄貴分が応えた。
「何でお前がそんなことを聞くんだ。オレたちは、あのガキの居所を知っていると聞いたから、ここに来たんだぞ。余計なことはいいから、さっさと教えろ」
「聞いてるのはこっちよ。さっさと答えなさい」
「んだと?」
ナメてるのか、と兄貴分がソレーヌの襟首を掴むべく手を伸ばした。
だがそれより早く、ソレーヌの手が兄貴分の顔面に伸びた。
「二人組で良かったわ。一人は殺せるものね」
グジャッ、と何かが潰れる音がして。
兄貴分の頭部が、背面の四分の一ほどを残して消滅した。
大口を開けて、トマトに齧り付いて、一口で四分の三を食べてしまったかのように。といっても、これはトマトではなく人間の頭部であるから、人間の口では大きさが足りなくて不可能だ。熊や虎にもできない。鰐でもないと無理だろう。
だが、今ここに鰐などいない。兄貴分の顔面に触れたのは、ソレーヌの白い手、細くて綺麗な手だけだ。そう、綺麗。確かに綺麗。血も何もついていない。
だというのに、今、兄貴分の頭部は間違いなく、「ソレーヌに触れられて前方四分の三を食い千切られた」のだ。弟分の目には、そうとしか見えなかった。
「ひいいいいぃぃぃぃっ!」
兄貴分の死体が倒れたのを確認もせず、弟分は逃走しようとした。が、狭い小屋の唯一の出入り口は、アンセルムが固めている。
そして背後からは、ソレーヌが歩いてくる。
「脅しがてら言うけど、あたしは正真正銘、ザルツの者よ。このエリアの地方支部の、幹部の一人。昼間の妖怪獣騒ぎもあたしの仕業」
弟分は、逃げられないと悟り、震えながら振り向いた。
「た、たす、たすけ……」
そこには、ごく平和な世間話をしているかのような顔のソレーヌがいる。
そしてその後ろでは、頭部の四分の三を失った兄貴分が倒れている。
「今、大事な計画が大詰めにかかってるの。万一の失敗も許されない、一大計画がね。だから、些細なことでも確認しておきたいのよ。いい? 正直に答えなさい。あんたたちが追ってる女の子について」
「わ、わ、わかった! 全部話す! だから殺すな!」
弟分は、何から何まで白状した。
数か月前、自分と兄貴分が、ある老婆を殴りつけた際、そこにいた女の子がバケモノと化して襲ってきたこと。その後、近所の浮浪児たちを締め上げて聞き出したところ、ルファルという名のその子は、以前にも何度か、そういうことがあったとのこと。
ツバルマー商会のボスがそれを聞き、弱すぎてザルツに捨てられた妖怪獣に違いないと判断し、見世物にしようと思い立ったこと。ルファルの正体は隠したままで合法的に身柄を確保できるよう、老婆に毒を盛って重病と思わせ、借金させたこと。
「何、それ? つまりその子は、人間の姿になったり妖怪獣の姿になったりしてるってこと?」
「そ、そうだ」
「そんな変な妖怪獣、見たことないわよ。本部からもそんな話は聞いたことないし」
「実際に見たんだからしょうがないだろ! あいつに引っ掻かれた時の傷跡だって、まだ残ってる! 見ろ!」
と、弟分が自分の腕をソレーヌに見せた。確かに、うっすらと引っ掻き傷のようなものの跡がある。だがこんな傷、そこらの野良猫にだってできることだ。
「ふうん。召喚に失敗して、変なのを呼び出してしまって、捨てたのかな。そんなのだったら、ほっといても影響なさそうだけど……でもやっぱり気持ち悪いから、できれば片付けたいわね」
「そ、それじゃあ、オレはこれで」
「待ちなさい。言ったでしょ? 一大計画が大詰めにかかってるって。もっと長くかかると思っていた計画が、予想外の嬉しいアクシデントで、一気に進展したのよ」
ソレーヌは、怯えきっている弟分に言った。
「それはいいんだけど、そのおかげで余っちゃったのよね。長い長い計画に役立てよう、と思って研究開発してた、改造妖怪獣が」
「か、改造? ……もしかして、昼間のクモのやつも」
「ええ。で、手持ちがもう一匹あってね。今説明した通り、もう不要の余りものなんだけど、せっかく苦労して造ったのに、使わないのも勿体ないわ。だからまあ、ちょっと補助的な使い方をしようかなと」
ソレーヌが何を言いたいのか解らず、弟分はただ震えている。
「そ、それが何だってんだ。ザルツの幹部がやってる研究なんて、オレみたいな別組織の、しかも下っ端には関係ない。勝手にしろ」
「ありがとう。じゃあ、勝手にさせてもらうわ」
と言って、ソレーヌは音もなくスッと前進し、弟分の太ももに軽く触れた。
触れた部分の肉が、グジャリ、と食い千切られた。何かに。
「ぎゃああああぁぁぁぁ!」
悲鳴を上げて、弟分が倒れ、のたうち回る。
「まず、こうやって傷口を開けるのよ。で、」
ソレーヌはポケットから、小さく短い蛇を取り出した。赤い、血のような色をしたその蛇を、ぽんと放る。蛇は、ソレーヌの狙い通り正確に、弟分の太ももの傷口に落ちる。と、そのまま肉を食い荒らして、深く潜り込んでいった。
開いた傷口を、更に抉られる。しかも、蛇の牙で。言語を絶するその激痛に、弟分の悲鳴はもはや人間語になっていなかった。獣か、あるいは虫の鳴き声のようであった。
だがそれも長くは続かなかった。死んだのではない。生きてはいるが、意識を大方、失ったのだ。体内に潜り込んだ蛇によって、意識を侵食されているのである。
声を出さず、のたうち回りもしなくなった弟分を見下ろして、ソレーヌは言う。
「こうやって人間の体に入り、一体化することで、その人間の知識や知能を利用するってわけ。前のバージョンだと、製造者であるあたし自身の血を与えることで、あたしと意識を繋いでたのよ。それはそれで便利だけど、一度に一体しか使えないし、第一、あたしが痛いしね」
「……」
弟分は、のっそりと立ち上がった。太ももの傷は、治ってはいないが出血は止まっている。
まるで生ける屍のような動きをしているが、決して無表情ではない。声こそ出さないものの、その顔は相変わらず、苦悶に満ちている。
「痛い、わよね。食いちぎられた脚だけでなく、今こうしている間にも、肉体と精神の両方を、食い荒らされてるんだから。でも、苦しみを発声する権限は奪われている」
「……」
「ややこしい話をしても理解できないでしょうから、単純に言ってあげるわ。今、あんたが抱えてる苦痛を取り除くにはね、あたしのお願いを聞いてくれればいいの」
「……ど……どうしろ、と……?」
「あんたが、ヨシマサたちと酒場で会った時、碧色の髪をした可愛い男の子がいたでしょ? ミドリって呼ばれてるけど、その子を捕まえて、ここに連れてきなさい。殺さずに、生け捕りでね。そうしたら、今埋め込んだ蛇を除去してあげる。わかった?」
「あ……あのガキを……捕まえ……て……て……」
弟分の目から涙が溢れ、口からは涎が流れ出した。
そして、全身の筋肉が内側から盛り上がっていく。今にも上着を破ってしまいそうだ。
「今のあんたなら、ミドリはともかく、最初から追いかけてた方の子なら、直接探せるでしょ? 匂いを辿るとか、雑踏の中から声を聞き取るとか、そういうので。ヨシマサたちはその子と関わってるみたいだから、その子の近くにミドリがいる可能性は高いわ。でも、その子は殺してもいいけど、ミドリは生かして連れてくること。いいわね?」
「ウゥ……アアアアァァァァ!」
もはやゴリラのような体つきになった弟分は、ソレーヌに背を向けてアンセルムを突き飛ばし、小屋から走り出て行った。
危うく転倒しかけたアンセルムが、その背を見送りながら聞いた。
「大丈夫ですか? あれ」
ソレーヌは満足げな顔をしている。
「いくらバカになってても、あれぐらいの内容なら理解できるわよ。ミドリを攫えなくても、【ザルツがミドリを狙っている】とヨシマサたちに印象付ければそれで良し。でもさっき言った通り、あくまで補助だからね。これが空振りになっても、何とでもなる」
「余裕ですね」
「そりゃもう」
にこり、とソレーヌは笑う。
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