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第二章 侍BL
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どうにかならないかと証文を読み返し、しかしどうにもならないと解り、ヨシマサは済まなさそうに言った。
「借金の担保としての人身売買は、違法ではないからな。お前は知らないだろうが、俺の故国では……いや、おそらくこの大陸でも、貧しい家で幼い子が身売りされるのは、そう珍しいことではないはずだ」
「そ、そんな」
「例えば、飢饉に見舞われた貧しい農村などが解り易いだろう。そのままでは、父も母も兄も弟も姉も妹も、生まれたばかりの赤子も、全員が飢え死ぬという状況だ。そんな時、子が一人売られることで、残った家族は飢えを凌げる」
「……」
「売られた子とて、人を買うような余裕のある相手先に引き取られたなら、飢え死ぬことはまずない。そこが娼館でも何でもな。買った者にとっては、その子は自分の財産だから、簡単に失っては勿体ないと考える。この点はむしろ、金に汚い者であればあるほど、そうなる」
ミドリは言葉を失ったが、しかしミドリとて、そういったことを知らなかったわけではない。ディルガルトの王立魔術研究所という、豊かな場所にいたから実感はなかったが、地方の暮らしについても書物で勉強はしていたからだ。
いや、ディルガルトの中にだって、スラムはあった。そういう場所で、そういったことが行われているのを、全く知らないわけではないのだ。
だが、こうして、生々しく目の前に突き付けられると……
「子を売らねばならぬようなことが、そもそも起こらないほど、全ての民が豊かになれば良いのだがな。残念ながら、それは非現実的というもの。酷なようだが、これもまた一つの秩序だ」
「……ぅ」
少女を背に庇ったまま、ミドリが力なく俯く。
男たちが勝ち誇った笑みを浮かべる、と、今度はレティアナが前に出た。
「あら? この証文、ちょっとおかしいわね」
ヨシマサとミドリ相手にはふてぶてしかった男たちだが、突然割り込んできた金髪のエルフの美少女、その気品溢れる美貌には、怯むというほどではないが少し気後れしてしまう。
「な、何だ。何がおかしいってんだ」
レティアナは更に、ずいっと前に出て、指一本触れずに男たちを押していく。
「この証文によると、貴方たちはツバルマー商会系列の借金取りさんみたいだけど。そうなの?」
「そうだ。それがどうした」
「ツバルマー商会といえば金融をメインに、演劇や手品、サーカスなんかの総合エンターテイメントプロデュースで儲けてるとこよ。売春や奴隷売買なんかには無縁のはずよね?」
「そんなもん、ガキを縛り上げてから、他所に売れば済む話だろ」
「だったら、その他所様に債権を売れば済む話よ。ツバルマーのお兄さんが、直接面倒な取り立てをする必要はないわ。明らかに不自然ね」
レティアナが二人を睨みつけた。まるで人形のように破綻のない、凛々しい目の鋭い視線には、殺気など込めなくとも、刃のような迫力が備わっている。
が、大柄な兄貴分は堂々と反論した。
「ふん。部外者には、いや、シロウトにはわからんだろうがな。裏の事情ってものが、」
「裏でも、規格外の武器や麻薬の密売には手をつけてるけど、娼館の経営はしてないわよね?」
男たちの顔色が変わった。
「お、お前っ? なんでそれ……いや、その、事実無根だが、しかし、」
混乱する男たちに代わって、レティアナの背後から、ヨシマサがレティアナに質問した。
「おい、それはどういうことだ。それが事実だとして、なぜお前がそんなことを知っている?」
レティアナは振り返らず、男たちの方を向いたまま答えた。
「私たちの里は、ここみたいな都会からは離れてるし、どこの国にも属してないからね。裏社会の人間たちが、信頼できる中立地帯として、よく利用するのよ。いろんな商談や取引に」
「! ほ、本当なのか」
「ええ。里は、場所の提供だけではなく、金次第でいろんな組織の、いろんな仕事を請け負ってるわよ。私やマリカは修行中の身だから、まだやってないけどね。先輩たちは手広くいろいろと。冒険者とか傭兵とかだって、本来はそういうものでしょ?」
「そ、それは」
確かに、ヨシマサとて傭兵仲間の間で、そういった噂を聞かないでもなかった。とはいえ、あくまでも噂程度で……しかしそれは、ヨシマサが単に「そういう傭兵」を嫌って避けていただけで、実際にはゴロゴロしていたのかもしれない。
いや。多分、ゴロゴロ、していた。と、今改めてヨシマサは思った。
「そして個人レベルの冒険者なんかと比べたら、私たちの里の仕事請負は、遥かに規模が大きいわ。だから多くの組織と繋がって、多くの情報が集まって、それらが統合されてるの。リアルタイムの細かい話となると、さっきみたいに現地の情報屋を頼るけどね。でも、組織の成り立ちみたいな大きな話なら、私たちの知らないことはそうそうないわよ」
淡々と事務的に、レティアナは恐ろし気なことを話している。つい先程、BLについて熱弁していた、その口で。
それにしても、とヨシマサはまた考え込んだ。男たちの動揺からして、どうやらレティアナの言っていることは事実らしい。つまり里ぐるみで裏社会と繋がり、仕事を請け負っている、だから裏社会の広大な情報網がある、というのも事実なわけだ。すなわち、里が丸ごと犯罪に手を貸しているのである。しかもかなり大規模に。
だが。だとすれば、そんな里を国が丸抱えしてしまえば、裏社会の膨大な情報を得ることができる。国に巣食う犯罪組織の群れを、一気に殲滅できるかもしれない。
国が、里の忍者たちの仕事を保証(例えば他国の動静を探らせるとか、それこそ犯罪組織の人間を暗殺させるとか)してやるとなれば、里としてもそういった組織との義理を果たす必要もない。要は、ごっそり根こそぎ、裏切らせてやればいいのだ。報酬で、あるいは脅しで。
飴と鞭、財力と武力を用いた交渉次第。上手くすれば、民を泣かせる悪人どもに、国家単位の鉄槌を下せるかもしれない。もちろん、その交渉に失敗すれば、全ては水の泡と消える。
『……話が大きくなってきたな……』
ヨシマサは、気を引き締めて拳を握った。今、ヨシマサの旅の目的は、ミドリの身元捜しが第一ではあるが、どうやらそれだけでは済まなくなってきたようだ。
そんな風にヨシマサが考えている間にも、レティアナは男たちを問い詰めていた。
「何とか言ったらどう? もしかして貴方たち、身分を騙ってるただのチンピラ? その証文はどこかで拾いでもしたの?」
「そ、そんなことは、」
「そんなことはない、みたいねえ」
男たちの背後で、のんきな声がした。二人が振り返ると、そこにマリカがいる。
マリカは空いていたテーブルの上に、いくつかの小物を並べていた。ナイフ、財布、そして大きな町に入る時には必要な通行許可証、つまり身分証明書だ。
「ここにも、ツバルマー商会って書いてあるわ」
「あっ?」
男たちが、自分の懐をバタバタと探る。
「お前、それ、オレたちの?」
「証文だけならまだしも、こんなものまで偽造するなんて面倒なことは、普通しないわよね」
「返せ、こらっ!」
小柄な弟分が、テーブルの上に広げられていたものを、ひったくるようにかき集めた。
マリカはそれを邪魔しない。ただ、眺めながら言った。
「でもね。もし、通行許可証まで偽造してるんなら、合法的な借金の取り立てと違って、立派な犯罪になるけど? どうなの? ん?」
「ちなみにもし本物で、貴方たちが本当にツバルマー商会の者だった場合。ここいらの娼館関係を仕切ってるのは確かゴタスシタ会だから、他所のシノギに手を付けてる、つまりシマ荒らしをしているということであり、」
「ああ~もう! 鬱陶しいっ! いいか、よく聞けっ!」
道具や書類を乱暴に懐へ突っ込んだ弟分が、怒鳴るように言った。
「借金の担保としての人身売買は、違法ではないからな。お前は知らないだろうが、俺の故国では……いや、おそらくこの大陸でも、貧しい家で幼い子が身売りされるのは、そう珍しいことではないはずだ」
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「……」
「売られた子とて、人を買うような余裕のある相手先に引き取られたなら、飢え死ぬことはまずない。そこが娼館でも何でもな。買った者にとっては、その子は自分の財産だから、簡単に失っては勿体ないと考える。この点はむしろ、金に汚い者であればあるほど、そうなる」
ミドリは言葉を失ったが、しかしミドリとて、そういったことを知らなかったわけではない。ディルガルトの王立魔術研究所という、豊かな場所にいたから実感はなかったが、地方の暮らしについても書物で勉強はしていたからだ。
いや、ディルガルトの中にだって、スラムはあった。そういう場所で、そういったことが行われているのを、全く知らないわけではないのだ。
だが、こうして、生々しく目の前に突き付けられると……
「子を売らねばならぬようなことが、そもそも起こらないほど、全ての民が豊かになれば良いのだがな。残念ながら、それは非現実的というもの。酷なようだが、これもまた一つの秩序だ」
「……ぅ」
少女を背に庇ったまま、ミドリが力なく俯く。
男たちが勝ち誇った笑みを浮かべる、と、今度はレティアナが前に出た。
「あら? この証文、ちょっとおかしいわね」
ヨシマサとミドリ相手にはふてぶてしかった男たちだが、突然割り込んできた金髪のエルフの美少女、その気品溢れる美貌には、怯むというほどではないが少し気後れしてしまう。
「な、何だ。何がおかしいってんだ」
レティアナは更に、ずいっと前に出て、指一本触れずに男たちを押していく。
「この証文によると、貴方たちはツバルマー商会系列の借金取りさんみたいだけど。そうなの?」
「そうだ。それがどうした」
「ツバルマー商会といえば金融をメインに、演劇や手品、サーカスなんかの総合エンターテイメントプロデュースで儲けてるとこよ。売春や奴隷売買なんかには無縁のはずよね?」
「そんなもん、ガキを縛り上げてから、他所に売れば済む話だろ」
「だったら、その他所様に債権を売れば済む話よ。ツバルマーのお兄さんが、直接面倒な取り立てをする必要はないわ。明らかに不自然ね」
レティアナが二人を睨みつけた。まるで人形のように破綻のない、凛々しい目の鋭い視線には、殺気など込めなくとも、刃のような迫力が備わっている。
が、大柄な兄貴分は堂々と反論した。
「ふん。部外者には、いや、シロウトにはわからんだろうがな。裏の事情ってものが、」
「裏でも、規格外の武器や麻薬の密売には手をつけてるけど、娼館の経営はしてないわよね?」
男たちの顔色が変わった。
「お、お前っ? なんでそれ……いや、その、事実無根だが、しかし、」
混乱する男たちに代わって、レティアナの背後から、ヨシマサがレティアナに質問した。
「おい、それはどういうことだ。それが事実だとして、なぜお前がそんなことを知っている?」
レティアナは振り返らず、男たちの方を向いたまま答えた。
「私たちの里は、ここみたいな都会からは離れてるし、どこの国にも属してないからね。裏社会の人間たちが、信頼できる中立地帯として、よく利用するのよ。いろんな商談や取引に」
「! ほ、本当なのか」
「ええ。里は、場所の提供だけではなく、金次第でいろんな組織の、いろんな仕事を請け負ってるわよ。私やマリカは修行中の身だから、まだやってないけどね。先輩たちは手広くいろいろと。冒険者とか傭兵とかだって、本来はそういうものでしょ?」
「そ、それは」
確かに、ヨシマサとて傭兵仲間の間で、そういった噂を聞かないでもなかった。とはいえ、あくまでも噂程度で……しかしそれは、ヨシマサが単に「そういう傭兵」を嫌って避けていただけで、実際にはゴロゴロしていたのかもしれない。
いや。多分、ゴロゴロ、していた。と、今改めてヨシマサは思った。
「そして個人レベルの冒険者なんかと比べたら、私たちの里の仕事請負は、遥かに規模が大きいわ。だから多くの組織と繋がって、多くの情報が集まって、それらが統合されてるの。リアルタイムの細かい話となると、さっきみたいに現地の情報屋を頼るけどね。でも、組織の成り立ちみたいな大きな話なら、私たちの知らないことはそうそうないわよ」
淡々と事務的に、レティアナは恐ろし気なことを話している。つい先程、BLについて熱弁していた、その口で。
それにしても、とヨシマサはまた考え込んだ。男たちの動揺からして、どうやらレティアナの言っていることは事実らしい。つまり里ぐるみで裏社会と繋がり、仕事を請け負っている、だから裏社会の広大な情報網がある、というのも事実なわけだ。すなわち、里が丸ごと犯罪に手を貸しているのである。しかもかなり大規模に。
だが。だとすれば、そんな里を国が丸抱えしてしまえば、裏社会の膨大な情報を得ることができる。国に巣食う犯罪組織の群れを、一気に殲滅できるかもしれない。
国が、里の忍者たちの仕事を保証(例えば他国の動静を探らせるとか、それこそ犯罪組織の人間を暗殺させるとか)してやるとなれば、里としてもそういった組織との義理を果たす必要もない。要は、ごっそり根こそぎ、裏切らせてやればいいのだ。報酬で、あるいは脅しで。
飴と鞭、財力と武力を用いた交渉次第。上手くすれば、民を泣かせる悪人どもに、国家単位の鉄槌を下せるかもしれない。もちろん、その交渉に失敗すれば、全ては水の泡と消える。
『……話が大きくなってきたな……』
ヨシマサは、気を引き締めて拳を握った。今、ヨシマサの旅の目的は、ミドリの身元捜しが第一ではあるが、どうやらそれだけでは済まなくなってきたようだ。
そんな風にヨシマサが考えている間にも、レティアナは男たちを問い詰めていた。
「何とか言ったらどう? もしかして貴方たち、身分を騙ってるただのチンピラ? その証文はどこかで拾いでもしたの?」
「そ、そんなことは、」
「そんなことはない、みたいねえ」
男たちの背後で、のんきな声がした。二人が振り返ると、そこにマリカがいる。
マリカは空いていたテーブルの上に、いくつかの小物を並べていた。ナイフ、財布、そして大きな町に入る時には必要な通行許可証、つまり身分証明書だ。
「ここにも、ツバルマー商会って書いてあるわ」
「あっ?」
男たちが、自分の懐をバタバタと探る。
「お前、それ、オレたちの?」
「証文だけならまだしも、こんなものまで偽造するなんて面倒なことは、普通しないわよね」
「返せ、こらっ!」
小柄な弟分が、テーブルの上に広げられていたものを、ひったくるようにかき集めた。
マリカはそれを邪魔しない。ただ、眺めながら言った。
「でもね。もし、通行許可証まで偽造してるんなら、合法的な借金の取り立てと違って、立派な犯罪になるけど? どうなの? ん?」
「ちなみにもし本物で、貴方たちが本当にツバルマー商会の者だった場合。ここいらの娼館関係を仕切ってるのは確かゴタスシタ会だから、他所のシノギに手を付けてる、つまりシマ荒らしをしているということであり、」
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