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彼=○くん
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《美音side》
寝ているからか、私の体はフワフワしたような感覚に襲われる。
そして、次に目を覚ました場所は私の知っているところではなかった。
私がさっきまでいた和風の部屋とは違い、こっちは洋風である。
と言っても、この部屋も拓くんに似ていて物はほとんど置いていない。
ベッドとテーブル、ソファ、テレビくらいだ。
なんか、ここの部屋、拓くんに負けないくらい広い。
それにドアが五個ほどあるところを見ると、まだ部屋はあるらしい。
お金持ちだなぁ、なんて呑気なことを考えていたら、前方の扉が開いた。
入ってきた人はとても・・・とても美しい。
少し色素が薄い茶髪に、クリクリと大きい目、薄くてもしっかりしている筋肉がなんとも言えない色気を醸し出す。
そこにいる、男性は私の方に目をやると、ニッコリと微笑んだ。
「あ、起きたんだ。おはよ」
「お、おはようございます」
なんて挨拶を悠長に返してる場合じゃないのに。
分かっていても私の体は言うことを聞かない。
「美音ちゃん。俺のこと覚えてる?」
えっ?
真剣な顔で彼に見つめられ、困惑しながらも会ったことがないか、記憶のページをペラペラめくり、考える。
こんなに綺麗な人と会ったら、嫌でも覚えてる筈なのにな。
「ん~・・・じゃあ、こう言ったら、分かるかな?みぃ」
私はハッとした。
いや、そんなことって・・・・・!
でも、その人以外今のところは私の記憶にヒットしない。
「浩くん・・・・?」
半信半疑ながらもその名を口にすると、彼はとろけそうなほどの甘い笑みを浮かべて、たった一言。
「正解」
寝ているからか、私の体はフワフワしたような感覚に襲われる。
そして、次に目を覚ました場所は私の知っているところではなかった。
私がさっきまでいた和風の部屋とは違い、こっちは洋風である。
と言っても、この部屋も拓くんに似ていて物はほとんど置いていない。
ベッドとテーブル、ソファ、テレビくらいだ。
なんか、ここの部屋、拓くんに負けないくらい広い。
それにドアが五個ほどあるところを見ると、まだ部屋はあるらしい。
お金持ちだなぁ、なんて呑気なことを考えていたら、前方の扉が開いた。
入ってきた人はとても・・・とても美しい。
少し色素が薄い茶髪に、クリクリと大きい目、薄くてもしっかりしている筋肉がなんとも言えない色気を醸し出す。
そこにいる、男性は私の方に目をやると、ニッコリと微笑んだ。
「あ、起きたんだ。おはよ」
「お、おはようございます」
なんて挨拶を悠長に返してる場合じゃないのに。
分かっていても私の体は言うことを聞かない。
「美音ちゃん。俺のこと覚えてる?」
えっ?
真剣な顔で彼に見つめられ、困惑しながらも会ったことがないか、記憶のページをペラペラめくり、考える。
こんなに綺麗な人と会ったら、嫌でも覚えてる筈なのにな。
「ん~・・・じゃあ、こう言ったら、分かるかな?みぃ」
私はハッとした。
いや、そんなことって・・・・・!
でも、その人以外今のところは私の記憶にヒットしない。
「浩くん・・・・?」
半信半疑ながらもその名を口にすると、彼はとろけそうなほどの甘い笑みを浮かべて、たった一言。
「正解」
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