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第三章 新生活始めました
ハロウィン
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同棲を始めてから、あっという間に数ヶ月が過ぎた。
最近、店が忙し過ぎて行って帰ってきて寝ての繰り返しで、一緒に住み始めた頃に比べるとすれ違ってばっかで、ご無沙汰すぎてちょっと寂しくて正直ちょっと参っている…
世間はハロウィンだって言って浮かれてるけど、あんなの何が楽しいのかさっぱりわかんないから、コレといって何かしようなんて普段は思わないんだけど、たまには二人の時間も欲しくてドッキリでも仕掛けてやろうかと、仕事帰りにコスプレグッズを買って家に帰った。
そして着替えを済ませ、真っ暗な部屋で携帯をいじりながらお酒片手に待ち構えること数時間…
程よく酔いも回ってきた頃、玄関の鍵が開く音がすると急いで立ち上がり、リビングの扉の陰に隠れてりつを待ち構える。
ドアが開き小さくただいまぁと声が聞こえると、だんだん足音が近づいてきてりつが入ってきたと同時に後ろから抱きついた。
「わあぁっっ!!何っ!?」
「はっぴーはろうぃん♡」
「へっ…!?」
「だからぁ、はっぴーはろうぃん!」
「はぁ…!?もぉ脅かすなよぉ…いないのかと思ったぁ…」
「びっくりしたぁ?」
「めっちゃビックリしたぁ…」
「ふふっ…♡」
膝から崩れ落ちたりつは、床にペタンと座って項垂れた頭を上げると、俺を見上げて呟いた。
「ねぇ…ところでその格好…」
「結構似合うだろっ」
「うん…そうね。カッコイイわ…」
そうだろ?俺はこっちのが似合うんだよ!
りつは絶対俺に女装させたり、耳とかしっぽとか付けたがるだろうからあえて俺はこれを選んだ。
ヴァンパイアのコスプレ♡
口にはベッタリ血もつけたし、カラコンも入れて牙だって着けた!
「なんか…本格的じゃん…どうした?」
「やるならとことん極めないとなっ!」
「ふーん…それで?」
「え?」
「それでどうすんの?」
「どうすんのって…?」
「なんか言うことないの?」
「あ…っ、お菓子!お菓子ちょうだいっ!!くれないといたずらするぞっ!?」
りつの目線に合わせてしゃがみ手を出すと、俺の顔を見るなりニヤリと笑って俺の口についた血を指で拭いぺろりと舐めた。
「んっ…なにっ!?」
「ん?これケチャップ!?」
「…っ、そうだけど…」
「血糊とかなかったの?」
「だって気持ちわりぃじゃんあーゆーの…」
「ふはっ!お前はダメだよなぁ、確かに…」
「いいじゃんっ…別に…っ」
「いいけどさぁ…んで?欲しいの?お菓子…」
りつは立ち上がり、荷物を置いたり上着を脱いだりしながら俺の方をチラッと見る…
お菓子が本当に欲しいのかと言われたら別にいらないけど、ハロウィンってそういうもんなんでしょ?
「うん…くれるなら…?」
「あいにく持ってないのよね…お菓子…」
「なんだよ…じゃあ別にいいよ」
なんか気持ち悪いくらいにニヤニヤしながら部屋着に着替えたりつが、俺の目の前にしゃがみ込み俺の顔を覗き込んだ。
「…何?」
「イタズラしてくんないの?」
「は?」
「お菓子あげないとイタズラすんだろ?しねぇの?」
「…!?イタズラ…?」
そんな事全然頭の片隅にもなかったから、俺はちょっと考えて牙の付いた歯でりつの首元に噛み付いた。
「い…っ!それ…普通に痛いんだけど!」
「あ…ごめん…」
そして、歯型とケチャップの付いたりつの白い首筋に舌を這わせた…
「んっ…」
「痛い…?」
「ううん…気持ちいい…」
「…っ、変態っ…////」
「じゃあさ、俺にお菓子ちょうだいよっ!」
満面の笑みで両手を突き出しおねだりしてくるりつに、何も渡すものがなくて戸惑っていると、急に真顔になって心臓がドキッと跳ね上がった。
「くれないならイタズラするから」
「…っ、何、するのっ…」
「なんだろね…?あっちいってからのお楽しみ…?」
手を引かれベットに連れていかれると、俺の着てるマントとかシャツを全て剥がされ、何故かりつがそれを纏って俺の上に股がった。
「牙もちょうだい?」
「えっ…」
「早く」
「あ…うん…」
仕方なく着けてた牙を外し手渡すと、それを受け取りヴァンパイアになったりつは本当に綺麗で、俺の鼓動はさらに高鳴った…
「どぉ…?俺ヤバいっしょ…」
「…っ、うん/////」
ゴクリと唾を飲み込むと、近づいてきたりつから恥ずかしくて顔を背けると、俺の首にガブリと噛み付いた。
「い"っ…たい!!」
「なかなか丈夫な牙だな」
「本気で噛むなよっ!」
「やるなら極めないと…だろ?」
「うっ…」
自分が言った言葉を、そっくりそのまま返されてしまっては文句も言えない。
噛み付かれた所にゆっくりとりつの舌が這い、耳たぶを甘噛みされればゾクゾクと全身が震え、今まで我慢してたものが溢れ出そうになり、真っ白なりつの首筋に手を伸ばした。
「ん…っ、はぁっ…あ…っ」
「顔赤いな…酒飲んだ?」
「ん…ちょっとだけ…」
「すっかり大人だな」
「もうとっくに大人ですぅ…っ」
「俺ん中ではいつまでもかぁいい生徒なのぉ♡」
「ばか…」
「今日は…いいよな…?」
「…うん」
りつはベットのダッシュボードから例のローションを取りだし、俺の腹の上に垂らしていく…
身に纏ってる物を全て剥がされ、りつのも顕になり二人の身体が重なると硬くなったモノをゆっくりとすり合わせていく。
「んふっ…ん…っ」
「声出してっ…」
「んっ、恥ずい…っ」
「何…?今更…。まぁ…そんなこと…っ、言ってられるのも今のうち…っ」
擦り合わせてるモノの先端をグリグリと刺激され、擦り合わせながらも扱かれるからどうしたって声が漏れてしまう。
段々と媚薬入りローションの効果で熱も増して、感度が高まると出したくて出したくて堪らなくなる…
「んぁっ!あっ、ダメっ…」
「はぁ…っ、ダメっ…?何が…っ?」
「出ちゃうからぁ…っ!あぁ…っ、あっ」
「出すためにやってんだろ…っ、出せよっ」
「あっ、う…っ、出るっ…出ちゃうぅ…ッ!」
ビュルっと欲が腹の上に飛び出ると、りつは俺に顔を近づけ口内に舌をねじ込んできた。
イッたばっかりで呼吸が上手く出来なくて頭がクラクラする…
唇も舌も触れる胸の突起も、俺の腹をなぞるりつの手も全部が気持ちよくて離れたくなくて、首に絡みつき頭を持ち上げ口内を貪るように唇に吸い付き舌を絡ませれば、りつもそれに応えてくれる。
口内はすっかりケチャップの味しかしないけど、牙が着いたりつの口元が堪らなくエロくて、りつの指先が後ろへと降りてきて俺の中へ入ってくると、例のローションで敏感になったソコは、指が一本入っただけでもビクッと電気が走ったように体が跳ね上がる。
「んあ"ぁっ!あ…っ」
「結構すんなり入るけど…?したの?」
「んっ、帰ってくる前っ、ちょっとだけっ…」
「何それ…っ、どんだけ可愛いのぉ…しんどっ」
グチグチと中を掻き回され、二本三本と本数が増えれば嫌でもいいところに当たり耐えられなくなって、自らりつの硬くなったソレを欲しがれば、ズルっと指が抜かれりつのソレが入ってくる。
質量が増しただけでも気持ちが良いのに、入り口でゆるゆると焦らされるからいいところに当てたくて、自ら腰を動かし快感を拾いながら催促する俺は、本当に淫らだと思う。
「将吾ぉっ…?腰動いてっけどっ…?」
「だってぇ…っ、あっ、ぅ…っ」
「足りねえってっ…?」
「違…っ、んっ、あ"ぁっ!」
急に奥までズンっと突っ込まれたと思ったら、今度はそこばっかりに当たるように攻められ耐えられなくて、りつの腕をギュッと掴むけど、その衝撃に耐えられなくて、ビクンと腰が跳ねて絶頂に達っしてしまった。
それでもりつの動きは止まらなくて、さっきと変わらない速さで揺さぶられ続けずっと中が痙攣してる…
意識がぼやっとしながらも気持ちよくて、だらしなく空いた口から涎が垂れるとそれをりつがぺろりと舐めて口内にねじ込んだ。
「んぅっ、ん…っ」
「ん、はぁ…っ、もっとイケよ…っ、あぁエロっ…」
「あっ、あっ、もっ、やらっ!」
「ビクビクしてんじゃんっ…またイッたぁ…?」
「イってる…っ!ずっとイってるからぁっ!」
「ばか…っ、煽んなってっ…」
りつの首に腕を巻き付けると首筋や耳たぶにりつの舌が這い、吐息が耳元にかかる度、ゾクゾクと全身が粟立ち息が苦しいっ…
そして首にビリッと痛みが走ったと同時に再び欲が吐き出され、俺は意識を飛ばした。
「…ご、将吾…?」
「ん…っ、あ…俺…」
「大丈夫か?」
「うん…」
「ずっとご無沙汰だったもんな…」
「うん」
「仕事…大変そうだな…?」
俺の事、ちゃんと見てくれてるんだ…
何かすごい嬉しくて、ちょっと込み上げてくるものがあった。
実際社員になってからは本当に大変で、続けていけないかもしれないと何度も心が折れそうになった事があったけど、結局忙しさに追われそんなことを考える余裕もなく、ただただ毎日ひたすらにこなすだけの日々…
前みたいにバイトだけして生活出来たら、どんなに楽かって何度も思った…
けどそんなこともう言えない。
俺だってりつと同じもう立派な大人、社会人なんだから。
「うん、ちょっと大変…でも平気」
「ほんと?」
「うん、ほんと」
「無理してない?」
「うん」
「俺だけにはホントのこと言えよ?」
「…うん」
子供みたいに頭を撫でられ少しはにかむ俺は、まだまだ大人になりきれてないのかな…
まだもう少し…
もう少しだけ頑張ってみるから。
もっとちゃんと大人として認めて貰えるまでは、どんなに辛くても絶対に辞められないんだ。
ニコッと笑ってベットから出ていくりつに思わず手を伸ばすが、ちょっと待っててと言われ大人しく毛布にくるまり待っていると、リボンで結ばれた袋を持って俺の前に置いた。
俺はリボンを解き中を見ると、そこにはお沢山のお菓子が敷き詰められていた。
「お菓子…?さっきないって…」
「あげたらイタズラしてくんねぇだろ?」
「なんだよそれ…っ////」
「いつも頑張ってるからご褒美♡」
「ありがとぉ…////」
何だかやっぱりまだ子供扱いされてるような気がするけど、これでまた頑張れるんだから、やっぱり俺はまだまだお子ちゃまなのかもしれないな…
でも、心配しないで?
俺は大丈夫だよ…りつ―――
最近、店が忙し過ぎて行って帰ってきて寝ての繰り返しで、一緒に住み始めた頃に比べるとすれ違ってばっかで、ご無沙汰すぎてちょっと寂しくて正直ちょっと参っている…
世間はハロウィンだって言って浮かれてるけど、あんなの何が楽しいのかさっぱりわかんないから、コレといって何かしようなんて普段は思わないんだけど、たまには二人の時間も欲しくてドッキリでも仕掛けてやろうかと、仕事帰りにコスプレグッズを買って家に帰った。
そして着替えを済ませ、真っ暗な部屋で携帯をいじりながらお酒片手に待ち構えること数時間…
程よく酔いも回ってきた頃、玄関の鍵が開く音がすると急いで立ち上がり、リビングの扉の陰に隠れてりつを待ち構える。
ドアが開き小さくただいまぁと声が聞こえると、だんだん足音が近づいてきてりつが入ってきたと同時に後ろから抱きついた。
「わあぁっっ!!何っ!?」
「はっぴーはろうぃん♡」
「へっ…!?」
「だからぁ、はっぴーはろうぃん!」
「はぁ…!?もぉ脅かすなよぉ…いないのかと思ったぁ…」
「びっくりしたぁ?」
「めっちゃビックリしたぁ…」
「ふふっ…♡」
膝から崩れ落ちたりつは、床にペタンと座って項垂れた頭を上げると、俺を見上げて呟いた。
「ねぇ…ところでその格好…」
「結構似合うだろっ」
「うん…そうね。カッコイイわ…」
そうだろ?俺はこっちのが似合うんだよ!
りつは絶対俺に女装させたり、耳とかしっぽとか付けたがるだろうからあえて俺はこれを選んだ。
ヴァンパイアのコスプレ♡
口にはベッタリ血もつけたし、カラコンも入れて牙だって着けた!
「なんか…本格的じゃん…どうした?」
「やるならとことん極めないとなっ!」
「ふーん…それで?」
「え?」
「それでどうすんの?」
「どうすんのって…?」
「なんか言うことないの?」
「あ…っ、お菓子!お菓子ちょうだいっ!!くれないといたずらするぞっ!?」
りつの目線に合わせてしゃがみ手を出すと、俺の顔を見るなりニヤリと笑って俺の口についた血を指で拭いぺろりと舐めた。
「んっ…なにっ!?」
「ん?これケチャップ!?」
「…っ、そうだけど…」
「血糊とかなかったの?」
「だって気持ちわりぃじゃんあーゆーの…」
「ふはっ!お前はダメだよなぁ、確かに…」
「いいじゃんっ…別に…っ」
「いいけどさぁ…んで?欲しいの?お菓子…」
りつは立ち上がり、荷物を置いたり上着を脱いだりしながら俺の方をチラッと見る…
お菓子が本当に欲しいのかと言われたら別にいらないけど、ハロウィンってそういうもんなんでしょ?
「うん…くれるなら…?」
「あいにく持ってないのよね…お菓子…」
「なんだよ…じゃあ別にいいよ」
なんか気持ち悪いくらいにニヤニヤしながら部屋着に着替えたりつが、俺の目の前にしゃがみ込み俺の顔を覗き込んだ。
「…何?」
「イタズラしてくんないの?」
「は?」
「お菓子あげないとイタズラすんだろ?しねぇの?」
「…!?イタズラ…?」
そんな事全然頭の片隅にもなかったから、俺はちょっと考えて牙の付いた歯でりつの首元に噛み付いた。
「い…っ!それ…普通に痛いんだけど!」
「あ…ごめん…」
そして、歯型とケチャップの付いたりつの白い首筋に舌を這わせた…
「んっ…」
「痛い…?」
「ううん…気持ちいい…」
「…っ、変態っ…////」
「じゃあさ、俺にお菓子ちょうだいよっ!」
満面の笑みで両手を突き出しおねだりしてくるりつに、何も渡すものがなくて戸惑っていると、急に真顔になって心臓がドキッと跳ね上がった。
「くれないならイタズラするから」
「…っ、何、するのっ…」
「なんだろね…?あっちいってからのお楽しみ…?」
手を引かれベットに連れていかれると、俺の着てるマントとかシャツを全て剥がされ、何故かりつがそれを纏って俺の上に股がった。
「牙もちょうだい?」
「えっ…」
「早く」
「あ…うん…」
仕方なく着けてた牙を外し手渡すと、それを受け取りヴァンパイアになったりつは本当に綺麗で、俺の鼓動はさらに高鳴った…
「どぉ…?俺ヤバいっしょ…」
「…っ、うん/////」
ゴクリと唾を飲み込むと、近づいてきたりつから恥ずかしくて顔を背けると、俺の首にガブリと噛み付いた。
「い"っ…たい!!」
「なかなか丈夫な牙だな」
「本気で噛むなよっ!」
「やるなら極めないと…だろ?」
「うっ…」
自分が言った言葉を、そっくりそのまま返されてしまっては文句も言えない。
噛み付かれた所にゆっくりとりつの舌が這い、耳たぶを甘噛みされればゾクゾクと全身が震え、今まで我慢してたものが溢れ出そうになり、真っ白なりつの首筋に手を伸ばした。
「ん…っ、はぁっ…あ…っ」
「顔赤いな…酒飲んだ?」
「ん…ちょっとだけ…」
「すっかり大人だな」
「もうとっくに大人ですぅ…っ」
「俺ん中ではいつまでもかぁいい生徒なのぉ♡」
「ばか…」
「今日は…いいよな…?」
「…うん」
りつはベットのダッシュボードから例のローションを取りだし、俺の腹の上に垂らしていく…
身に纏ってる物を全て剥がされ、りつのも顕になり二人の身体が重なると硬くなったモノをゆっくりとすり合わせていく。
「んふっ…ん…っ」
「声出してっ…」
「んっ、恥ずい…っ」
「何…?今更…。まぁ…そんなこと…っ、言ってられるのも今のうち…っ」
擦り合わせてるモノの先端をグリグリと刺激され、擦り合わせながらも扱かれるからどうしたって声が漏れてしまう。
段々と媚薬入りローションの効果で熱も増して、感度が高まると出したくて出したくて堪らなくなる…
「んぁっ!あっ、ダメっ…」
「はぁ…っ、ダメっ…?何が…っ?」
「出ちゃうからぁ…っ!あぁ…っ、あっ」
「出すためにやってんだろ…っ、出せよっ」
「あっ、う…っ、出るっ…出ちゃうぅ…ッ!」
ビュルっと欲が腹の上に飛び出ると、りつは俺に顔を近づけ口内に舌をねじ込んできた。
イッたばっかりで呼吸が上手く出来なくて頭がクラクラする…
唇も舌も触れる胸の突起も、俺の腹をなぞるりつの手も全部が気持ちよくて離れたくなくて、首に絡みつき頭を持ち上げ口内を貪るように唇に吸い付き舌を絡ませれば、りつもそれに応えてくれる。
口内はすっかりケチャップの味しかしないけど、牙が着いたりつの口元が堪らなくエロくて、りつの指先が後ろへと降りてきて俺の中へ入ってくると、例のローションで敏感になったソコは、指が一本入っただけでもビクッと電気が走ったように体が跳ね上がる。
「んあ"ぁっ!あ…っ」
「結構すんなり入るけど…?したの?」
「んっ、帰ってくる前っ、ちょっとだけっ…」
「何それ…っ、どんだけ可愛いのぉ…しんどっ」
グチグチと中を掻き回され、二本三本と本数が増えれば嫌でもいいところに当たり耐えられなくなって、自らりつの硬くなったソレを欲しがれば、ズルっと指が抜かれりつのソレが入ってくる。
質量が増しただけでも気持ちが良いのに、入り口でゆるゆると焦らされるからいいところに当てたくて、自ら腰を動かし快感を拾いながら催促する俺は、本当に淫らだと思う。
「将吾ぉっ…?腰動いてっけどっ…?」
「だってぇ…っ、あっ、ぅ…っ」
「足りねえってっ…?」
「違…っ、んっ、あ"ぁっ!」
急に奥までズンっと突っ込まれたと思ったら、今度はそこばっかりに当たるように攻められ耐えられなくて、りつの腕をギュッと掴むけど、その衝撃に耐えられなくて、ビクンと腰が跳ねて絶頂に達っしてしまった。
それでもりつの動きは止まらなくて、さっきと変わらない速さで揺さぶられ続けずっと中が痙攣してる…
意識がぼやっとしながらも気持ちよくて、だらしなく空いた口から涎が垂れるとそれをりつがぺろりと舐めて口内にねじ込んだ。
「んぅっ、ん…っ」
「ん、はぁ…っ、もっとイケよ…っ、あぁエロっ…」
「あっ、あっ、もっ、やらっ!」
「ビクビクしてんじゃんっ…またイッたぁ…?」
「イってる…っ!ずっとイってるからぁっ!」
「ばか…っ、煽んなってっ…」
りつの首に腕を巻き付けると首筋や耳たぶにりつの舌が這い、吐息が耳元にかかる度、ゾクゾクと全身が粟立ち息が苦しいっ…
そして首にビリッと痛みが走ったと同時に再び欲が吐き出され、俺は意識を飛ばした。
「…ご、将吾…?」
「ん…っ、あ…俺…」
「大丈夫か?」
「うん…」
「ずっとご無沙汰だったもんな…」
「うん」
「仕事…大変そうだな…?」
俺の事、ちゃんと見てくれてるんだ…
何かすごい嬉しくて、ちょっと込み上げてくるものがあった。
実際社員になってからは本当に大変で、続けていけないかもしれないと何度も心が折れそうになった事があったけど、結局忙しさに追われそんなことを考える余裕もなく、ただただ毎日ひたすらにこなすだけの日々…
前みたいにバイトだけして生活出来たら、どんなに楽かって何度も思った…
けどそんなこともう言えない。
俺だってりつと同じもう立派な大人、社会人なんだから。
「うん、ちょっと大変…でも平気」
「ほんと?」
「うん、ほんと」
「無理してない?」
「うん」
「俺だけにはホントのこと言えよ?」
「…うん」
子供みたいに頭を撫でられ少しはにかむ俺は、まだまだ大人になりきれてないのかな…
まだもう少し…
もう少しだけ頑張ってみるから。
もっとちゃんと大人として認めて貰えるまでは、どんなに辛くても絶対に辞められないんだ。
ニコッと笑ってベットから出ていくりつに思わず手を伸ばすが、ちょっと待っててと言われ大人しく毛布にくるまり待っていると、リボンで結ばれた袋を持って俺の前に置いた。
俺はリボンを解き中を見ると、そこにはお沢山のお菓子が敷き詰められていた。
「お菓子…?さっきないって…」
「あげたらイタズラしてくんねぇだろ?」
「なんだよそれ…っ////」
「いつも頑張ってるからご褒美♡」
「ありがとぉ…////」
何だかやっぱりまだ子供扱いされてるような気がするけど、これでまた頑張れるんだから、やっぱり俺はまだまだお子ちゃまなのかもしれないな…
でも、心配しないで?
俺は大丈夫だよ…りつ―――
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