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第二章 心との生活
バレンタインデー
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今日は久々のお休み。
カーテンの隙間から差し込む日差しの眩しさに目が覚めると、隣にいるはずの心の姿がない。
「ん…っ、あぇ…?しん…?」
眠たい目を擦りながらゆっくり起き上がり辺りを見回しても心の姿はなく、黙ってどっかに行くはずもないのだけれど、少し不安になって寝ぼけながら家の中をぐるぐる歩き回る。
すると、バルコニーで洗濯物を干す心を見つけ、半開きの扉を開けると直ぐさま後ろから抱きついた。
「ぉわっ!びっくりしたぁ…」
「探したじゃん…」
「ごめん…起こしちゃ悪いと思って声かけなかった」
「俺も手伝う…」
「うん、ありがと」
外はお天気で日差しはあるけど、季節はまだ冬。
冷たい風が肌を刺し薄着のまま出てきたせいか、寒さに耐えきれず身震いすると思わずくしゃみが出た。
「くしゅ…っ」
「寒いから中入ってなよ 」
「ん…けど…」
「いいからいいから…風邪ひいちゃうよ?」
「んぅ…」
鼻をすすりながら部屋に戻ると、とりあえずコーヒーが飲めるように準備だけしておく。
暫くしてバルコニーから心が寒そうに両手をスリスリさせながら戻ってくると、用意していたカップにコーヒーを入れてテーブルに置いた。
「はい」
「おっ!ありがとぉっ、将吾ぉ!」
「おぅ」
「あったかいねっ」
「うん」
両手でカップを持ちながらチラッと心を見ると、いつものようにニコニコと笑い返してくれる。
特別な事なんて何も無いけど、こんな何気ない日常を多分幸せって言うんだろうな…
コーヒーを飲み終わると、特にすることも無くただ流れてくるTVの映像をじっと眺めてる。
けどなんだろ…
何だか頭はぼぉっとしたままだし、あまり食欲もない。
「…ご……将吾!?」
「…んぇ!?」
「大丈夫!?なんかぼぉっとしてるけど…」
「あぁ、うん。大丈夫」
「俺さ、今日ちょっと早めにバイト行くね?ちょっと寄りたいとこあってさ」
「お、おぅ」
何だか妙に忙しない心を送り出してから、する事もない俺はテレビのチャンネルをあっちこっち変えてみる。
すると、何故かどの番組もチョコレートだのプレゼントだの、そんな特集ばかり…
ここで俺はやっと今日がバレンタインだと言うことに気がついて、慌てて支度をして街に出た。
カーテンの隙間から差し込む日差しの眩しさに目が覚めると、隣にいるはずの心の姿がない。
「ん…っ、あぇ…?しん…?」
眠たい目を擦りながらゆっくり起き上がり辺りを見回しても心の姿はなく、黙ってどっかに行くはずもないのだけれど、少し不安になって寝ぼけながら家の中をぐるぐる歩き回る。
すると、バルコニーで洗濯物を干す心を見つけ、半開きの扉を開けると直ぐさま後ろから抱きついた。
「ぉわっ!びっくりしたぁ…」
「探したじゃん…」
「ごめん…起こしちゃ悪いと思って声かけなかった」
「俺も手伝う…」
「うん、ありがと」
外はお天気で日差しはあるけど、季節はまだ冬。
冷たい風が肌を刺し薄着のまま出てきたせいか、寒さに耐えきれず身震いすると思わずくしゃみが出た。
「くしゅ…っ」
「寒いから中入ってなよ 」
「ん…けど…」
「いいからいいから…風邪ひいちゃうよ?」
「んぅ…」
鼻をすすりながら部屋に戻ると、とりあえずコーヒーが飲めるように準備だけしておく。
暫くしてバルコニーから心が寒そうに両手をスリスリさせながら戻ってくると、用意していたカップにコーヒーを入れてテーブルに置いた。
「はい」
「おっ!ありがとぉっ、将吾ぉ!」
「おぅ」
「あったかいねっ」
「うん」
両手でカップを持ちながらチラッと心を見ると、いつものようにニコニコと笑い返してくれる。
特別な事なんて何も無いけど、こんな何気ない日常を多分幸せって言うんだろうな…
コーヒーを飲み終わると、特にすることも無くただ流れてくるTVの映像をじっと眺めてる。
けどなんだろ…
何だか頭はぼぉっとしたままだし、あまり食欲もない。
「…ご……将吾!?」
「…んぇ!?」
「大丈夫!?なんかぼぉっとしてるけど…」
「あぁ、うん。大丈夫」
「俺さ、今日ちょっと早めにバイト行くね?ちょっと寄りたいとこあってさ」
「お、おぅ」
何だか妙に忙しない心を送り出してから、する事もない俺はテレビのチャンネルをあっちこっち変えてみる。
すると、何故かどの番組もチョコレートだのプレゼントだの、そんな特集ばかり…
ここで俺はやっと今日がバレンタインだと言うことに気がついて、慌てて支度をして街に出た。
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