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第一章 出会いと再会
心の想い
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外の風にあたり少し酔いが冷めてきた俺とは対照的に、将吾は歩くのもやっとでちょっと一気に飲ませすぎたかもしれないと反省中。
立ち止まりながらもやっとの思いで家に着くと、その場で倒れ込んで動かない将吾。
「あっ、ちょっと将吾っ?せめて家の中までいこ?てかここであってるの!?おーい!」
「うん、あってる…運んでぇ?」
「いいの?部屋入っちゃうよ?」
「うん…」
将吾の腕を自分の肩にかけ脇を抱えて持ち上げ家に入ると、本当に必要最低限のものしかない殺風景な部屋だった。
入ってすぐの玄関の壁にもたれて座らせると、もう目も開いてない将吾はぐたっとその場に倒れ込んだ。
「あぁ~大丈夫?」
「うーん…水飲む…冷蔵庫ぉ」
「はいはい」
言われた通りに冷蔵庫を開け、水のペットボトルを取り出して将吾の方を見れば、もう完全に夢の中…
火照って真っ赤になったほっぺにペットボトルを当てると、将吾は一瞬ビクッとなってゆっくり目を開けた。
「将吾?水…」
「ん…っ!?ありがとう…」
ムクっと起き上がり水を一口飲むと、俺の方を見ながら不思議そうに目を細める。
「あれ?…なんでうちに心がいんの?」
「将吾が潰れたから送ってきたんでしょ?」
「そっか…」
「もう大丈夫そ?」
「うん」
「じゃあ、俺…帰るよ?」
「えっ…帰るの?」
「んぅっ…!?」
完全に目が座ってる将吾は隣に座っていた俺を床に押し倒して、急に唇を塞ぎ思いっきり舌を絡めてきた。
「ん…っ!?将吾…っ、ちょっとまってっ!」
「んぅ…まてない…」
「酔ってるから…ベットで寝な?ねっ?」
「連れてってぇ」
「もぉ…」
俺は完全にこの人に遊ばれてるのか。
俺が好きだと言えば受け入れて貰えず、素っ気ない態度を取れば引き止められる。
全然俺に興味を持ってくれないから、居酒屋で酔わせたのはわざとだったけど、こんなに泥酔するなんて想定外だったから、流石にこの状態で手を出すわけにもいかず、我慢して帰ろうと思ったのに…
この人は俺のそんな気持ちを知ってか知らずか、思いっきり揺さぶってくる。
でも、今日のところはさすがに我慢だ。
渋々、将吾を抱えてベットに寝かせ帰ろうとすると、腕を掴まれてまたも引き寄せられてしまった。
「あっ!ちょ…っ」
「心…っ////」
俺の腕をぎゅっと掴んで甘えてくる将吾に、俺はもう我慢の限界で、酔っていようがなんだろうがもう知ったこっちゃないと将吾に覆いかぶさった。
「将吾…そんなに甘えてくるなら俺もう我慢しないけど?いい?」
「ん?何を?」
「とぼけないでよ。俺、将吾の事好きなんだよ?気付いててそういうことしてんだろ?」
「…知らない…わかんない」
「ずるいよ…将吾…」
そう呟いて顔を近づけ、将吾の唇に軽く触れようとすれば離れて、離れようとすれば引き止められて、もうどうせ振り回されるなら奪ってやろうと、俺は将吾の唇に思いっきり食らいついた。
立ち止まりながらもやっとの思いで家に着くと、その場で倒れ込んで動かない将吾。
「あっ、ちょっと将吾っ?せめて家の中までいこ?てかここであってるの!?おーい!」
「うん、あってる…運んでぇ?」
「いいの?部屋入っちゃうよ?」
「うん…」
将吾の腕を自分の肩にかけ脇を抱えて持ち上げ家に入ると、本当に必要最低限のものしかない殺風景な部屋だった。
入ってすぐの玄関の壁にもたれて座らせると、もう目も開いてない将吾はぐたっとその場に倒れ込んだ。
「あぁ~大丈夫?」
「うーん…水飲む…冷蔵庫ぉ」
「はいはい」
言われた通りに冷蔵庫を開け、水のペットボトルを取り出して将吾の方を見れば、もう完全に夢の中…
火照って真っ赤になったほっぺにペットボトルを当てると、将吾は一瞬ビクッとなってゆっくり目を開けた。
「将吾?水…」
「ん…っ!?ありがとう…」
ムクっと起き上がり水を一口飲むと、俺の方を見ながら不思議そうに目を細める。
「あれ?…なんでうちに心がいんの?」
「将吾が潰れたから送ってきたんでしょ?」
「そっか…」
「もう大丈夫そ?」
「うん」
「じゃあ、俺…帰るよ?」
「えっ…帰るの?」
「んぅっ…!?」
完全に目が座ってる将吾は隣に座っていた俺を床に押し倒して、急に唇を塞ぎ思いっきり舌を絡めてきた。
「ん…っ!?将吾…っ、ちょっとまってっ!」
「んぅ…まてない…」
「酔ってるから…ベットで寝な?ねっ?」
「連れてってぇ」
「もぉ…」
俺は完全にこの人に遊ばれてるのか。
俺が好きだと言えば受け入れて貰えず、素っ気ない態度を取れば引き止められる。
全然俺に興味を持ってくれないから、居酒屋で酔わせたのはわざとだったけど、こんなに泥酔するなんて想定外だったから、流石にこの状態で手を出すわけにもいかず、我慢して帰ろうと思ったのに…
この人は俺のそんな気持ちを知ってか知らずか、思いっきり揺さぶってくる。
でも、今日のところはさすがに我慢だ。
渋々、将吾を抱えてベットに寝かせ帰ろうとすると、腕を掴まれてまたも引き寄せられてしまった。
「あっ!ちょ…っ」
「心…っ////」
俺の腕をぎゅっと掴んで甘えてくる将吾に、俺はもう我慢の限界で、酔っていようがなんだろうがもう知ったこっちゃないと将吾に覆いかぶさった。
「将吾…そんなに甘えてくるなら俺もう我慢しないけど?いい?」
「ん?何を?」
「とぼけないでよ。俺、将吾の事好きなんだよ?気付いててそういうことしてんだろ?」
「…知らない…わかんない」
「ずるいよ…将吾…」
そう呟いて顔を近づけ、将吾の唇に軽く触れようとすれば離れて、離れようとすれば引き止められて、もうどうせ振り回されるなら奪ってやろうと、俺は将吾の唇に思いっきり食らいついた。
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