実らない恋だと思ってたのに!?〜小さな天使は僕らの恋のキューピットだった♡〜

むらさきおいも

文字の大きさ
上 下
23 / 68
第一章 舞い降りた天使

やっと両想い

しおりを挟む
信じられないっ…
今の発言も、今の状況も…

俺…もしかして、寒さで頭おかしくなって夢でも見てんのか?

片っ端から女を作って付き合ってたのだって、冬弥を忘れるためだった。

だけどそもそも興味が無い上に、連絡をマメにとるとか時間を割いて会うとか億劫で出来なかったせいか、直ぐに別れを切り出されて、その女たちは何故かみんな冬弥に流れていってたんだ。

あいつはモテるために手段を選ばないから、どうせ上手いこと言って失恋の傷でも癒してたんだろうなんて思ってたのに…

だからと言って毎度毎度、俺の元カノ相手にするって相当悪趣味だとは思ってたけど、まさかそんな理由だったなんて思わねえだろ…?

にしても本当にそうだとしたら、相当恥ずかしくねぇ?
全部バレてんの!?
やだっ、まじで無理っ…


「ねぇ春人…?何考えてんの?」

「はぁ、んっ…あっ、べっ…別にっ////」

「気持ち良くないの…?」

「きっ、気持ちよくなんかないっ…お前っ悪趣味なんだよっ」

「そんな事言うなよぉ…お前だって俺の事、オカズにして抜いたりしてたろ?」

「そっ、そんな事してないっ/////」

「顔真っ赤だよ?可愛い♡俺さ?お前に彼女出来んのマジで嫌だったの…だからぜーんぶ俺が引き受けてたっ!」

「は?」

「春人が長続きしなかったの、多分俺のせい」

「おまっ!てか…なら何で最初から俺んとこに来ないんだよっ…」

「ほんとだよな…その勇気があればこんなに遠回りしなくて済んだのになぁ…」


トロンとした表情で見つめられながら、冬弥の手が俺の頬に優しく触れると心臓がドキッと跳ねた…

だんだんと近づく冬弥に思わず目を瞑ると、再び唇が重なった。


「んっ…」

「最初からこうすればよかったのにな…」


冬弥の唇が離れ再びソレを握られると、今度は溢れ出る先走りを舌で舐め取られながら、冬弥は俺のソレをしゃぶり始めた。

冬弥が俺のを舐めてるなんて信じられなくて、直視出来なくて視線を逸らすけど、気になって少しだけ視線を戻すとバッチリと目が合って恥ずかしくて慌てて腕で目を伏せた。


「んっ、はぁっ、冬弥ぁっ…ダメっ」

「ひもひい…?」

「うん…っ、けど、出ちゃうっ…」

「んぅっ、らひてっ…」


裏筋に舌を這わせながらジュボジュボと音を立て喉を奥を締められれば、いよいよ我慢できなくなくて体を起こし引き剥がそうとするけど冬弥がそれを許してはくれない。


「あっ、あっ、冬弥…っ、ダメッ…!」

「んっ、いいからっ…出せよっ」

「ダメだってぇっ!あっ、もうっ、んぁ…ッ、出るッ!」


ビュルっと冬弥の口内に欲が放たれると、ゴクリと喉を鳴らしそれを飲み込む音がして、俺は慌てて冬弥の頬を両手で抑えた。


「やだぁっ!吐き出してぇ…っ」

「んっ…え~、もう飲んじゃったもんっ」

「もぉっ…ばかぁっ////」

「にがっ…」

「…っ///」


もう恥ずかしくて申し訳なくて、冬弥の顔もまともに見れなくて思わず両手で自分の顔を覆い隠すと、俺の耳元で冬弥がぼそっと呟いた。


「入れてもいい…?」

「…っ、あ…え…」

「あぁ、無理しなくていいからっ…」

「うんっ、あのっ…」

「やめとくかっ…な?焦る事でもねぇし…」

「…っ、いいよ…入れても…」


俺の返事にゴクリと喉を鳴らした冬弥の表情にゾクッとすると、いよいよ緊張が高まる。

いいよなんて言ったものの、あれ以来ココを使った事なんかなくて、試しにちょっとと思った事は何回かあったけど、結局自分ではどうにも出来なかった。

けどあの時のあの感触は今でも忘れてはいない…

冬弥の唾液が後ろに垂らされると、生暖かい感触にビクッと体が反応した。


「大丈夫か…?」

「…うんっ////」

「入れるよ…?」


無言で頷くと冬弥の指が俺の後ろにそっと触れて、クルクルと馴染ませながらゆっくりと入ってくるのがわかる…

前と違って慣れてる感じがそれはそれでちょっと不安で、ゆっくりとでも確実に解され二本三本と本数が増やされていくと、違和感が少しずつ快感に変わっていけばあの日の感覚が蘇る…


「んっ、んぁっ…」

「気持ちよくなってきた…?平気?」

「んっ、へいきっ…」

「力抜いて…?ここ…どう?」

「あっ、だめっ、そこダメっ!んぅ…っ」

「気持ち良いんだろ…?声我慢すんなよ…」


冬弥が指でとある場所を刺激するとビクンっと腰が跳ね、感じるままに声なんか出したらおかしくなっちゃいそうで、唇を噛み腕で顔を隠しながら必死に声を我慢した。

だけどそんな俺を楽しむように、冬弥の指は執拗にソコを刺激してくるから思わずその手を掴んだ。


「ん…っ、ま、待ってぇ…っ!」

「んっ?どうした…?やっぱ嫌か?」

「そうじゃないっ…けど…っ、ちょっと…怖いっ…」

「そっか…じゃあおいで…?」


俺は腕を引っ張られて起き上がると冬弥の上に乗っかる体制になり、グッと引き寄せられ顔と顔が近づき首元に手を回した。


「しがみついてりゃ怖くねぇだろ?」

「ん…っ」


唾を飲み込みながらコクリと頷き少し腰を浮かせれば、冬弥の指が腰を伝い後ろに伸びてきてそしてまた一本二本と入ってくる。

必死で冬弥にしがみつきながら恐怖心を拭えば徐々に気持ちよさが増してきて、思わず耳元で声を上げると冬弥の体がビクッと震えた。


「あぁ…っ、あ、んぅっ…」

「耳元でそれ…ヤバイっ…もっとちょうだいっ…」

「はぁ…っ、ん…っ、はずぃっ…」

「んじゃ、恥ずいとか言ってらんないくらいイかせてやるよ…っ」


一気に指が奥へと入りいい所ばかりを刺激されれば、もう本当に恥ずかしいとか言ってらんないくらい我慢できず声が漏れ出る。


「あっ!あぁっ!ダメ…ッ!」

「ここっ、気持ちいなぁっ…」

「んぁっ!あぁっ!また出ちゃうっ…!」


二人の間に欲が飛び散りビクビクと身体を震わせながら冬弥にしがみつくけど、指が抜かれた後もその震えは治まらず、むしろぽっかりと空いた後ろに物足りなさすら感じて、俺は自分から冬弥の唇に食らいついた。


「はぁっ…んぅっ、ん…っ」

「んっ!?はる…っ」

「ん、はぁっ、はぁ…っ、冬弥ぁ…っ」 

「大丈夫か…?」

「だめ、我慢できないっ…」

「へっ…?」

「早く冬弥のぉ…っ、俺の中にちょうだいっ…」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】ここで会ったが、十年目。

N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化) 我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。 (追記5/14 : お互いぶん回してますね。) Special thanks illustration by おのつく 様 X(旧Twitter) @__oc_t ※ご都合主義です。あしからず。 ※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。 ※◎は視点が変わります。

家族になろうか

わこ
BL
金持ち若社長に可愛がられる少年の話。 かつて自サイトに載せていたお話です。 表紙画像はぱくたそ様(www.pakutaso.com)よりお借りしています。

Take On Me

マン太
BL
 親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。  初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。  岳とも次第に打ち解ける様になり…。    軽いノリのお話しを目指しています。  ※BLに分類していますが軽めです。  ※他サイトへも掲載しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした

亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。 カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。 (悪役モブ♀が出てきます) (他サイトに2021年〜掲載済)

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

次男は愛される

那野ユーリ
BL
ゴージャス美形の長男×自称平凡な次男 佐奈が小学三年の時に父親の再婚で出来た二人の兄弟。美しすぎる兄弟に挟まれながらも、佐奈は家族に愛され育つ。そんな佐奈が禁断の恋に悩む。 素敵すぎる表紙は〝fum☆様〟から頂きました♡ 無断転載は厳禁です。 【タイトル横の※印は性描写が入ります。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。】 12月末にこちらの作品は非公開といたします。ご了承くださいませ。 近況ボードをご覧下さい。

緑宝は優しさに包まれる〜癒しの王太子様が醜い僕を溺愛してきます〜

天宮叶
BL
幼い頃はその美貌で誰からも愛されていた主人公は、顔半分に大きな傷をおってしまう。それから彼の人生は逆転した。愛してくれていた親からは虐げられ、人の目が気になり外に出ることが怖くなった。そんな時、王太子様が婚約者候補を探しているため年齢の合う者は王宮まで来るようにという御触書が全貴族の元へと送られてきた。主人公の双子の妹もその対象だったが行きたくないと駄々をこね…… ※本編完結済みです ※ハピエン確定していますので安心してお読みください✨ ※途中辛い場面など多々あります ※NL表現が含まれます ※ストーリー重視&シリアス展開が序盤続きます

処理中です...