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保健室のお仕事
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俺の仕事は、落ちこぼれ高校の落ちこぼれ臨時養護教諭。
再びこの仕事に就いてから半年以上が経ったが、それまでは暫くこの職業から身を引いていた。
実は色々あって、俺は一度この仕事を辞めたんだ…
自暴自棄になった俺は、今までの真面目な自分を捨てて、タカが外れたように遊びまくり生活を一変させた。
あの時のことを忘れたくて、自由気ままな日々を送っていた俺に、元教員の親父から知り合いが産休で休むらしいから、お前変わりに行ってこいと半ば無理やりに引きずり出され、去年の夏休み明けから俺はここにいる。
出来る事ならもう関わりたくなかった仕事だが、仲間からの支えもあり男子校という事で、何とか重たい腰を上げ働く事になった。
どうせ短い間だ、適当に病人の世話と怪我の治療でもしてりゃいいだろうと、そう思ってこの学校に来てみたんだが…
「せーんせーさ?彼女とかいねぇの?」
「あー残念ながらいねぇなぁ」
「ふーん、モテそうなのにな!紹介してやろっか?俺女子校にいっぱい知り合いいるぜ?」
「マジ!?…って、お前なぁ…俺一応先生な?」
「はははっ、犯罪だな笑」
毎日休み時間やお昼、放課後になるとこうやって男の子たちが遊びに来てくれる。
中には授業をサボって昼寝しに来るヤツや恋愛相談なんかものってやったりして、時には下ネタなんかも混じえて友達感覚で特に何の問題もなく、結構楽しく過ごしていた。
「俺さ、新しい彼女できてさ?」
「え?早くね?別れてすぐじゃん…もしかしてもうチューした?」
「おい、りっちゃん。チューとかそんなん当たりまえだろ?」
「まぁそっか、そうだよな!じゃあ…もうシた?」
「ふふっ…そりゃぁ、もう♡」
「おいおい羨ましい限りだな…けどちゃんと付けるもん付けろよ?」
「はいはい、分かってますよ!」
時にはちゃんとした性教育も大事だ。
この学校は進学校でもなければ専門的な事をする所でもない、言わばどこの学校にも行けなかったけど、とりあえず名前を書けば受かるここを選んで来たような素行の悪い生徒ばかりが集まる学校だ。
だから途中で辞めてしまう子も少なくない。
とはいえそんな子ばかりでもなくて、中にはやっぱり悩みを抱えてたり、友達と喧嘩したり、家庭環境が良くなかったり…と、俺が避けていた問題を抱えた子供だっている。
でも俺は俺の仕事をするだけ…
今回は絶対に深入りはしない!
そう思ってたのに―――
「おい…」
「あ、将吾…っ」
不満そうな顔で俺を睨みつけるコイツは、3年の夏川将吾。
見た目はチャラくて口も悪くて生意気だが、根は本当にいい子で純粋な少年である。
ただサボりの常習犯で、たまに眠いからと授業をすっぽかしたり、ほぼ毎日と言っていいほど放課後はここに来て時間を潰している。
そしてここにいるとは健太犬猿の仲と言ってもいいだろう、顔を合わせればすぐ喧嘩が始まる。
健太は将吾より一個下の後輩だが、中身がチャラく女経験も豊富で取っかえ引っ変え遊んでるようなやつだから、そんな健太が俺と仲良くしているのが気に食わないらしい。
「チッ、またお前かよ…」
「いいじゃないっすかぁ、俺とりっちゃんはもう友達みたいなもんなのぉ~」
「健太、俺お前の友達じゃねぇよ?」
「りっちゃんだって女の子紹介してくれって、さっき言ってたじゃん!」
「言ってねぇよ!!誤解されるような嘘付くな!」
「先輩に誤解されてまずい事でもあんのぉ?りっちゃんっ♡」
「ばっ///お前さっさと帰れ!!」
「はいはーい!じゃあお邪魔しました!せーんぱいっ♡」
将吾をからかうようにポンポンと肩を叩いてすれ違いざま手をヒラヒラさせて、健太は保健室を出て行った。
残された俺らは、二人きりになりめちゃくちゃ気まずい空気…
別に将吾に対してやましい事をしていた訳じゃないのに、どうしたって後ろめたさが拭えないのは、俺が将吾に対して特別な思いを…
いや、そんな事はあっちゃいけない…
ダメダメ!
邪な妄想を振り払うように頭を横に降り目が合えば、将吾からの冷たい視線が突き刺さる。
「なんだよ。女紹介するって…」
「だからっ、それは誤解だって!俺はそんな事
言ってない!」
「嘘つき」
ムスッと不貞腐れてそっぽを向く将吾…
俺が将吾と知り合ったのは俺が赴任してすぐ、今から半年くらい前、で将吾が2年生の時のとある出来事がきっかけだった。
それからというものしょっちゅう保健室に来ては俺に甘えてくるから、俺も満更でも無く面倒を見ている。
男の子なら恋愛に発展することはないだろうと思っていたのに、誰にでも優しい俺の性格が仇となってるのか、男の子にも好かれてしまうようになり少々頭を悩ませている。
思春期の恋愛なんて、気の迷いのようなもん。
俺なんかを好きになったっていい事なんか何も無いし、俺だってもうあんな想いはしたくないから、誰かを特別に思うなんて事はしないって決めたんだ。
なのに―――
「将吾はモテるんだからさぁ、彼女でも彼氏でも作ったら良いじゃん…」
「は?俺は…っ!…もういい…っ、寝る!」
「おい、寝るってもう放課後だぞ!?」
荷物をほおり投げて、ベットに潜り込む将吾。
帰りたくない事情を知っている俺は、将吾を無理に帰すことも出来ず、とりあえず自分の仕事が片付くまで寝かせてやる事にした。
深入りしたくはなかったのに、やっぱりこいつだけはどうしても気になって仕方なかったんだ。
・・・・・
窓から射す西日が強くなってきた頃、仕事も片付きベットの将吾の様子を伺おうと、そっとカーテンを開ける。
枕にしがみつきすやすや眠る姿は、高3とは言えまだまだ子供だ。
金髪に染めた柔らかい髪をふわっと避けて、おでこに手を当て体調を確認する。
熱は無いか、怪我はないか、いつの間にか将吾の体調管理が日課になってしまっていた。
今日も特に問題は無さそうだ。
「…んぅ」
「はよ…」
「今、何時ぃ…?」
「もうすぐ5時」
「あ…マジ?…加野っち、もう帰る?」
「あぁ、そろそろなぁ」
「…そっか」
またそんな顔する…
将吾は寂しそうに俯き唇を巻き込みながら、ギュッと布団を握った。
俺には何も出来ないけど、でもせめて学校にいる時くらいは楽しい思いをさせてやりたい。
「なぁ…」
「ん?」
「いつもの…して?」
「ん…いいよ」
いつものように将吾を抱え込み抱きしめると、将吾も俺にぎゅっとしがみついてくる。
ただの生徒として以上に、俺は将吾の事…
再びふっと頭に過った邪念を払って体を離すと、名残惜し惜しそうに俺を見上げる将吾に俺の気持ちも揺れ動く…
「…これだけ?」
「ん、今日はもう終わり…」
「さっき…女紹介してとか言ってたのに…?」
「あれは健太が勝手に…っ、それにもしそうでも将吾には関係ないだろ…』
「俺の気持ち…知ってるくせに…」
「…っ、それは…っ」
ムスッと不貞腐れた将吾の言葉を、ぐっと飲み込み言い訳をしようとしたその時、将吾が俺の白衣の襟元を掴んで引き寄せられ、唇と唇が重なった。
「ん、う…っ、将吾っ!」
「キスくらいいいだろ…っ///」
「良くないだろ…っ」
「うるせぇ…させろよ…」
ダメだって頭では分かってたって、気持ちが止められない…
されるがままだったキスから、次第に舌が絡み合い一つになれば、その感情に飲み込まれそうになり蕩けてしまいそう…
だけど離れ難い気持ちをグッと抑え、将吾をそっと引き離した。
「…っ、そろそろ…帰ろ?なっ?」
「んぅ…」
俺は曲がりなりにも先生、生徒に手を出すなんて、ましてや男の子になんてもってのほか。
それに俺は―――
過去の出来事と今の感情が複雑に絡み合い、モヤモヤとした気持ちを切り替え、帰り支度を終えると、俯く将吾の頭をポンポンと撫でて一緒に保健室を出た。
再びこの仕事に就いてから半年以上が経ったが、それまでは暫くこの職業から身を引いていた。
実は色々あって、俺は一度この仕事を辞めたんだ…
自暴自棄になった俺は、今までの真面目な自分を捨てて、タカが外れたように遊びまくり生活を一変させた。
あの時のことを忘れたくて、自由気ままな日々を送っていた俺に、元教員の親父から知り合いが産休で休むらしいから、お前変わりに行ってこいと半ば無理やりに引きずり出され、去年の夏休み明けから俺はここにいる。
出来る事ならもう関わりたくなかった仕事だが、仲間からの支えもあり男子校という事で、何とか重たい腰を上げ働く事になった。
どうせ短い間だ、適当に病人の世話と怪我の治療でもしてりゃいいだろうと、そう思ってこの学校に来てみたんだが…
「せーんせーさ?彼女とかいねぇの?」
「あー残念ながらいねぇなぁ」
「ふーん、モテそうなのにな!紹介してやろっか?俺女子校にいっぱい知り合いいるぜ?」
「マジ!?…って、お前なぁ…俺一応先生な?」
「はははっ、犯罪だな笑」
毎日休み時間やお昼、放課後になるとこうやって男の子たちが遊びに来てくれる。
中には授業をサボって昼寝しに来るヤツや恋愛相談なんかものってやったりして、時には下ネタなんかも混じえて友達感覚で特に何の問題もなく、結構楽しく過ごしていた。
「俺さ、新しい彼女できてさ?」
「え?早くね?別れてすぐじゃん…もしかしてもうチューした?」
「おい、りっちゃん。チューとかそんなん当たりまえだろ?」
「まぁそっか、そうだよな!じゃあ…もうシた?」
「ふふっ…そりゃぁ、もう♡」
「おいおい羨ましい限りだな…けどちゃんと付けるもん付けろよ?」
「はいはい、分かってますよ!」
時にはちゃんとした性教育も大事だ。
この学校は進学校でもなければ専門的な事をする所でもない、言わばどこの学校にも行けなかったけど、とりあえず名前を書けば受かるここを選んで来たような素行の悪い生徒ばかりが集まる学校だ。
だから途中で辞めてしまう子も少なくない。
とはいえそんな子ばかりでもなくて、中にはやっぱり悩みを抱えてたり、友達と喧嘩したり、家庭環境が良くなかったり…と、俺が避けていた問題を抱えた子供だっている。
でも俺は俺の仕事をするだけ…
今回は絶対に深入りはしない!
そう思ってたのに―――
「おい…」
「あ、将吾…っ」
不満そうな顔で俺を睨みつけるコイツは、3年の夏川将吾。
見た目はチャラくて口も悪くて生意気だが、根は本当にいい子で純粋な少年である。
ただサボりの常習犯で、たまに眠いからと授業をすっぽかしたり、ほぼ毎日と言っていいほど放課後はここに来て時間を潰している。
そしてここにいるとは健太犬猿の仲と言ってもいいだろう、顔を合わせればすぐ喧嘩が始まる。
健太は将吾より一個下の後輩だが、中身がチャラく女経験も豊富で取っかえ引っ変え遊んでるようなやつだから、そんな健太が俺と仲良くしているのが気に食わないらしい。
「チッ、またお前かよ…」
「いいじゃないっすかぁ、俺とりっちゃんはもう友達みたいなもんなのぉ~」
「健太、俺お前の友達じゃねぇよ?」
「りっちゃんだって女の子紹介してくれって、さっき言ってたじゃん!」
「言ってねぇよ!!誤解されるような嘘付くな!」
「先輩に誤解されてまずい事でもあんのぉ?りっちゃんっ♡」
「ばっ///お前さっさと帰れ!!」
「はいはーい!じゃあお邪魔しました!せーんぱいっ♡」
将吾をからかうようにポンポンと肩を叩いてすれ違いざま手をヒラヒラさせて、健太は保健室を出て行った。
残された俺らは、二人きりになりめちゃくちゃ気まずい空気…
別に将吾に対してやましい事をしていた訳じゃないのに、どうしたって後ろめたさが拭えないのは、俺が将吾に対して特別な思いを…
いや、そんな事はあっちゃいけない…
ダメダメ!
邪な妄想を振り払うように頭を横に降り目が合えば、将吾からの冷たい視線が突き刺さる。
「なんだよ。女紹介するって…」
「だからっ、それは誤解だって!俺はそんな事
言ってない!」
「嘘つき」
ムスッと不貞腐れてそっぽを向く将吾…
俺が将吾と知り合ったのは俺が赴任してすぐ、今から半年くらい前、で将吾が2年生の時のとある出来事がきっかけだった。
それからというものしょっちゅう保健室に来ては俺に甘えてくるから、俺も満更でも無く面倒を見ている。
男の子なら恋愛に発展することはないだろうと思っていたのに、誰にでも優しい俺の性格が仇となってるのか、男の子にも好かれてしまうようになり少々頭を悩ませている。
思春期の恋愛なんて、気の迷いのようなもん。
俺なんかを好きになったっていい事なんか何も無いし、俺だってもうあんな想いはしたくないから、誰かを特別に思うなんて事はしないって決めたんだ。
なのに―――
「将吾はモテるんだからさぁ、彼女でも彼氏でも作ったら良いじゃん…」
「は?俺は…っ!…もういい…っ、寝る!」
「おい、寝るってもう放課後だぞ!?」
荷物をほおり投げて、ベットに潜り込む将吾。
帰りたくない事情を知っている俺は、将吾を無理に帰すことも出来ず、とりあえず自分の仕事が片付くまで寝かせてやる事にした。
深入りしたくはなかったのに、やっぱりこいつだけはどうしても気になって仕方なかったんだ。
・・・・・
窓から射す西日が強くなってきた頃、仕事も片付きベットの将吾の様子を伺おうと、そっとカーテンを開ける。
枕にしがみつきすやすや眠る姿は、高3とは言えまだまだ子供だ。
金髪に染めた柔らかい髪をふわっと避けて、おでこに手を当て体調を確認する。
熱は無いか、怪我はないか、いつの間にか将吾の体調管理が日課になってしまっていた。
今日も特に問題は無さそうだ。
「…んぅ」
「はよ…」
「今、何時ぃ…?」
「もうすぐ5時」
「あ…マジ?…加野っち、もう帰る?」
「あぁ、そろそろなぁ」
「…そっか」
またそんな顔する…
将吾は寂しそうに俯き唇を巻き込みながら、ギュッと布団を握った。
俺には何も出来ないけど、でもせめて学校にいる時くらいは楽しい思いをさせてやりたい。
「なぁ…」
「ん?」
「いつもの…して?」
「ん…いいよ」
いつものように将吾を抱え込み抱きしめると、将吾も俺にぎゅっとしがみついてくる。
ただの生徒として以上に、俺は将吾の事…
再びふっと頭に過った邪念を払って体を離すと、名残惜し惜しそうに俺を見上げる将吾に俺の気持ちも揺れ動く…
「…これだけ?」
「ん、今日はもう終わり…」
「さっき…女紹介してとか言ってたのに…?」
「あれは健太が勝手に…っ、それにもしそうでも将吾には関係ないだろ…』
「俺の気持ち…知ってるくせに…」
「…っ、それは…っ」
ムスッと不貞腐れた将吾の言葉を、ぐっと飲み込み言い訳をしようとしたその時、将吾が俺の白衣の襟元を掴んで引き寄せられ、唇と唇が重なった。
「ん、う…っ、将吾っ!」
「キスくらいいいだろ…っ///」
「良くないだろ…っ」
「うるせぇ…させろよ…」
ダメだって頭では分かってたって、気持ちが止められない…
されるがままだったキスから、次第に舌が絡み合い一つになれば、その感情に飲み込まれそうになり蕩けてしまいそう…
だけど離れ難い気持ちをグッと抑え、将吾をそっと引き離した。
「…っ、そろそろ…帰ろ?なっ?」
「んぅ…」
俺は曲がりなりにも先生、生徒に手を出すなんて、ましてや男の子になんてもってのほか。
それに俺は―――
過去の出来事と今の感情が複雑に絡み合い、モヤモヤとした気持ちを切り替え、帰り支度を終えると、俯く将吾の頭をポンポンと撫でて一緒に保健室を出た。
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