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メルディ国編

43 過保護は祟るヨ

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「人殺しっ!」
「息子を返せっ!!」

 集まっていたルチタンの住民の中から怒声が飛ぶ。まあ、これは当然だと思う。
 連絡が取れなくなり、疑問と不安の日々を送っていたであろう時に聞いた知らせ。町を警備していた副隊長が盗賊と協力し、人を襲って金品や奴隷を得て富を蓄えていた。
 なぜ、どうしてと思うのは、親しければ親しい程、当たり前の感情だろう。
 怒りと、悲しみと、やるせなさと。色々な感情がごちゃ混ぜになり、なぜ彼等が被害に遭わなければいけなかったのだ、彼等が何をしたと、元凶に問い質し、ぶつけたい。その機会があったら、こうなるだろう。

 兵士により拘束され身動きの取れない百貫デブはチッと舌打ちし、簡易トイレへと押され歩きながらも怒声を上げている人々を睨む。
 この時点で、コレに反省を望むのは無理だと分かる。まあ、汗水流して働くより他人から奪う方を選んだ奴だ。罪の意識というものは既に欠如しているのだろう。
 もう一人の元凶である元副隊長は、人々をただ無感動に眺めながら淡々と歩き、その目はぐるっと一周し――人々の反対側、王都方面へ向かう街の出入り口に近い所に立っていたあたしを見付けると、目を見開き、憎々し気なのを隠そうともせず一歩、前へ出ようとした。

「クソババアッ! お前の所為でーーーっ!!」

 その筋違いの罵倒に、隊長達や兵士達、ネスやルベルは呆れ、住民達はアレを捕まえた当事者がおばあちゃんだった事を知って驚き、ゴーレム馬達は敵意を露わに脚を踏み鳴らし、あたしは――どっぷり深々と溜め息を落とした。

「――馬鹿だアホだと思っていたけど、あんた、本当に真正のオチコボレだね」
「なんだとっ!!」

 貶すつもりではなく、本心から言ったんだけど、アレは馬鹿にされたと思ったのか更に怒り狂う。ああ、真実だから余計に頭にきたのかな?
 ただ……あたしを加護する神々の罰や呪いを受け、一歩進むだけでも苦労するであろう状況ながら怒声を上げるそのくだらない程に高いプライドには感心する。だけど、プライドの使い方は間違ってるだろうが。
 こいつ相手なら、オブラートに包んだ様な物言いは必要ない。

「まず最初に、犯罪に手を染めてそれを知られれば全てを失うのは当然の帰結でしょうが。しかも、ばれないと高を括って手元に毒薬や中和剤を置いているなんて愚の骨頂。まあ、そのお蔭で証拠がバッチリ揃ったんだから、その愚かさ加減は調べる方としては万々歳だっただろうけどね。他にも、邪魔になれば殺せばいいという短絡思考。人を守る立場であるにもかかわらず人を殺しても悪びれる事もなく、事件をあらわにした対象を罵倒。それがどれほど醜悪に見えるか思いもつかない奴を落ちこぼれと言わずになんと言えばいいんだっての。馬鹿、アホ、マヌケ、トンマ、クズ――あんたを表す言葉としては、どれも可愛らし過ぎるでしょうが」

 うんざりしながら一気に言うと、アレは口を開閉するだけで言葉が出てこない。ああ、うん、やっぱこいつ駄目ダメじゃないか。この程度でなにも言えなくなるなんて。
 ちなみに、あたし達を見ていた住民達は唖然としてあたしを見ていた。暴言にでも聞こえた? でもこれって、口に出さないだけでみんな思っているんじゃないの?
 呆れるしかないあたしは住民達や犯罪者共を眺め、溜め息を吐くしかない。

「リジー殿」
「うん?」

 あたしの傍に立っていたカジスの隊長改めモンド隊長――漸く名乗ってもらった――が不思議そうに首を傾げる。

「なぜベリジアズは怒声を上げる事ができるのでしょうか?」
「ああ……」

 そういえば、自白するよう『真実しか語れない』、『黙秘不可』、『余計な事は言えない』の3つの魔法を掛けておいたんだっけ。
 そりゃ、『余計な事は言えない』んだから不思議に思うか。

「あの言葉がアレの本心だからでしょ」
「……どういう事ですか?」
「アレに掛けた魔法は基本的に自白させる事を前提にしているから、嘘や心にもない事、そして知っているのに話さない事を禁じている」
「はい」
「つまり、『知っている』や『真実』、『心から思っている』事ならば話せる。今回の場合、『心からそう思っている』から怒声を上げる事が可能だったという訳」
「それはまたなんと言っていいのか……」

 あたしの説明を聞き、モンド隊長や話を聞いていたサージット隊長、兵士達が呆れた様な視線をアレに投げ掛ける。
 あたしについて知っている詳しい事を話せないについては、こいつらには関係ないから今回は重要ではない。

「ちなみに、アレは反省もしてないし、悪いとも思っていないから謝罪の言葉が出てこないんだよ。口先だけの謝罪なんて聞く価値も必要もないから、丁度良いのかもね」

 あたしの元の世界には良い言葉がある。『反省だけなら猿でもできる』。
 最も、この言葉を口にするのは猿に悪い気がする。有名な猿の反省ポーズは訓練の賜物。人間だけじゃなく、猿自身の努力の結果である。言葉の意味を知っていながら無視するクズと同一視するのは失礼ってものだ。
 あたしが、あいつ等は『謝罪してない』と言うと、被害者の身内であろう住民達が殺気立つ。ああ、反省も悪いとも思っていないと聞いたらそりゃ怒るか。でも、事実だしなぁ……。

 じりっと、住民達がアレに近付こうとするがそれは無理だ。犯罪者の逃亡阻止や守り、暴徒化を止める意味もあり、住民達の前には兵士の壁ができている。
 それに、仮に壁を突破しても、『自傷他傷行為禁止』が掛けてある――隊長達に部屋ではなく本人に掛けて欲しいと頼まれた――のもあって、アレを傷付ける事は(普通なら)不可能。その事は、住民達にも伝えてある。
 ああ、そうだ。簡単に自白をするからこそ、自傷他傷行為禁止の魔法を掛けられる。拷問とかで強制的に聞き出す必要がないからね。
 ただ、この魔法についてはアレ等も知っている為、『本心だからこそ』クズっぷりがはね上がる。自分がこんな所にいる今の世界がおかしいとか言っていると聞いた時は、こいつ終わったなと思ったよ。実際、こいつらが色々言ったであろう事に神々が怒ったらしく、何かが追加されたらしい。
 ……確認は拒否。マルに『面白いですよ』と(とても楽しそうに)言われたが、最初の『お』と最後の『い』しか被ってない言葉『恐ろしい』の間違いじゃないかと思っている。

「――竜を召喚したなどと嘘を並べ立て、自分がさも優秀であるかのように見せかけるババアも愚かだろうがっ!!」

 ……は?
 ルベルが本物の赤竜である事は実際に見ているのに、何を言ってるの? 苦し紛れかもしれないけど、それには無理があるでしょうが。
 ん……? もしやこれってフラグ? え、回収しなきゃダメ?

「愚かじゃのぉ。ワシが赤竜である事はお主も見ておろうに」

 すわフラグか!? とか思っている間にルベルが嫌悪感をたっぷり含めつつ、やれやれと言った感じで反論する。だけど……。

「本物の竜が人化した時に子供な訳あるかっ!!」
「……」

 あ、落ち込んだ。ルベルがシュンとしてあたしの指をきゅっと掴む。はいはい、良い子良い子。

「ルベルはまだ『力が全盛期になっていない』から人化すると子供の姿なだけ。あんたの貧困な・・・常識で決めつけるな」

 ……とは言っても、流石に竜が人化して子供の姿というのは違和感があるのだろう。集まっているルチタンの住民からいやーな視線を感じる。
 はあ……この世界の偏った常識ってキモチワルイなぁ。これは早々にフラグを回収しちゃった方がよさそうだ。

 あたしは周囲を確認してみる。
 ここは兵舎の裏口――つまり、犯罪者を出入りさせる場所だからか、護送車簡易トイレを何台も停める為のスペースが広く取ってある。ここから移送先に続く門へ行く為、人が3、4人は並んで通れる幅の道も何本かある。
 それに、境界線でもあるのか、住民が集っている場所とあたし達の居る護送車周辺までの距離は結構あり、ルベルとはいかなくても、何か召喚して出現しても大丈夫だろうと思われる。
 ふむ……大きさはあのスペースに収まるくらいで、見ただけで『格上』ってのが分かる何かを召喚してみよう。『何』かは……神に任せ――ちゃうと大変だから、マルに任せておこう。
 あたしはスペースを意識して願う。すると、その意識したスペースに魔法陣らしきものが浮かび上がり、空に向かって光の柱が立った。

「リジー。何を召喚したのじゃ?」
「さあ?」
「は?」
「取り敢えず、あいつ等が、あたしが竜を召喚してもおかしくないと思える何か」
「なんと大雑把な……」

 ルベルが呆れているうちに、光の柱が少しずつ薄れ、気が付いたら不思議な色合いをした四足歩行の生き物が――あれ? なぜか2頭、みんなの頭上に浮いていた。
 1頭は、全長2、3メートルくらいの青い虎。うん、ちゃんと見知った縞模様のある虎。色は青いけど。ネスと『大型のネコ科』被りしてるよ。
 もう1頭は、大きさは青虎と同じくらい。顔は龍に似ており、体は……鹿っぽい? 浮いているから分かるが馬っぽい蹄を持っていて、尻尾は牛? 背中にたてがみの様な背毛があり、赤・青・黄色・黒・白――銀色にも金色にも見えるけど――の五色に彩られていた。
 全体的は色は黄色で、体には透明の鱗があり、光を受けて輝いている。
 そして、最大の特徴は、額に生えている一本角。といっても、角はなにか――あたしの記憶が間違っていないなら肉――に覆われ、その鋭さは影を潜めている。

 うん、これ、麒麟じゃね? 獣類の長、神聖な幻獣、瑞獣とか言われる麒麟だよね? マジで居たんかい!?

 あたしのみならず、ここにいる全てが唖然呆然とするなか、いち早く立ち直ったのはルベルだった。

「リジーは相変わらずおかしいのぉ」
「おい」
「仕方ないじゃろ。青虎も麒麟も、ワシより格上じゃからな?」

 あ、呼び方は同じだ。

「ワシは赤竜王。総竜王の下じゃ。じゃが、ただ単に下という訳ではなく、そもそもの格が違うのじゃ。総竜王は竜神様の使いと言われておる」

 なるほど。だから竜神の加護持ちじゃないと竜王にも総竜王にもなれないんだ。

「そして青虎と麒麟は、総竜王と同格。それぞれ、神の使いじゃ」
「どの神?」
「知らぬのぉ」

 そこまで説明しながら知らないだと!?
 呆れていると、青虎と麒麟があたしに近付いてきた。しかもご丁寧に縮小化して程よい大きさになっている。

「初めまして、だな。オレは青虎。獣神様にお仕えしている」
「お初にお目に掛かる。我は麒麟。表裏神様にお仕えしておる。よしなに」
「あ、人語が話せるんだ……」
「当然だろう」
「造作もありません」

 また妙なキャラを召喚しちゃったね……。

「早速だか、名前をくれ。さっさと仮契約しちまおう」
「……仮にも神の使いがそんな簡単に契約していいの?」
「なにも問題はないぞ」
「ああ。神々も、我等を召喚する事が出来るのは世界広しといえど、貴女きじょくらいだと言っておった。それ故に、誠心誠意尽くす様にとも言われておる」
「……」

 なんだろう……裏の意味を感じるのは気の所為だろうか……過保護的な意味じゃないよね?

「おい?」
「名付けをお願いしたい」

 青虎と麒麟があたしを覗き込んでくるんだけど……。

「そんなポンポン名前が浮かぶわけないでしょ! 仮契約は後々。ちょっと横に除けてて!!」
「「……」」
「流石はリジーじゃ……」

 拒絶(?)されたのが初めてだったのか、ちょっとシュンとしながらすごすごという感じで青虎と麒麟が犬猫サイズに縮小化し、ルベルの横に並ぶ。並ばれたルベルが呆れた様な感心した様な声を出しながら、青虎と麒麟に対して頷いている。どういう意味だとツッコミ入れると藪蛇になりそうだからスルー。
 それよりも! いまだに固まってる人達を起動させようか。

「さあどう? これであたしが竜を召喚していてもおかしくない証明になったでしょう?」

 呼び掛けると、全員がハッとした様に瞬きし、隊長達と兵士達は遠くを見詰め、ほとんどの住民は気まずそうにあたしから視線を逸らし、何人かは逃げ出し、犯罪者共は忌々し気に唇を噛み締めた。

「……畜生如きと一緒に居たり、呼び出したりした程度で偉そうに」
「「「――――っ」」」
『――――』

 アレがボソッと言葉を吐き出す。
 ネスが身を固くし、ルベル、青虎、麒麟が息を飲み、マルの声なき声が頭の中に響き渡る。

「ぐああああぁぁぁぁぁぁぁああああああぁぁぁぁ」

 その瞬間。
 あたしの中で押さえ込まれていた『何か』が一気に膨れ上がり、その場に縫い付けられ、無様に潰されながら醜い叫びを上げ続けるアレを、あたしはただ睨む。
 あたしから溢れ出した圧力は周囲にも及んでいる様で、人々はその場にへたり込んで震え上がり、ネスは青ざめ、ルベルと青虎、麒麟は一歩下がったものの、それ以上は堪えた様だ。

「ふざけた事を言うのもいい加減にしろよクズが」

 魔力操作を学んだ為、自分自身から威圧となって溢れ出しているのがあたしの魔力で、それがアレを圧迫しているのは分かっているが、手心を加える気は毛頭ない。一歩、二歩と前に進む。

「畜生如き? はっ。無価値でしかないお前如きが何を言っているんだか」

 魔圧に潰され醜い声を上げる奴の隣に立ち、その髪を掴み顔を上げさせる。
 あたしの心はマヒしているのか、自分の行為に忌避感も嫌悪感も生まれない。

「お前が蔑んでいるあたしの魔力にこうして全く抗う事ができず? 力だって、不意打ちを仕掛けた癖に一瞬で返り討ちにされ? さて。お前があたしに勝てるものって何だ? ああ、見た目が若いってだけじゃない」

 口に出した言葉を魔力を使ってこいつの脳内に刻み付ける。叫んでいるから聞こえないと思って、分からせる為に遣ってみたけど簡単に出来た。これ、神々の加護のお蔭かマルの補佐か。
 どちらにしろ、言葉の意味は理解できている様で、アレの表情が青を通りこして白くなる。苦痛だけではないのは目の光を見れば何となく分かる。

「犯罪者に落ちた時点で、地位も名誉も財産も消え失せた。さあ、お前に残ったのは何?」

 髪から手を放し、どさっと大きな音を立てて落ちる男を無感動に眺める。

「犯罪者であるという事実だけが残った者。他の何も持たない無価値なお前が、様々なものを持つ者を貶めるなんて不可能だっての」

 一歩下がり、わざとらしく笑ってみる。

「己自身で全てを捨て、失った者。死ねない地獄を味わい続けるがいい」
「――――」

 こいつにとって『何もない』は、相当堪える事だと思う。地位とか名誉とか財産とか、目に見える確かなものを欲し、犯罪を重ねたのだから。
 その欲した物を永遠に失ったのだと漸く理解し、叫ぶ気力もなくなったようだ。崩れ落ちたままピクリとも動かない。

 あたしは何度も深呼吸を繰り返して気持ちを落ち着けつつ、魔力の威圧を意識的に引っ込めながら元の位置に戻る。
 その場に座り込んでいるモンド隊長やサージット隊長を見て、言葉にトゲが含まれない様に気を付けながらあたしはゆっくり口を開いた。

「大人しくなったから、さっさとアレを乗せ、出発しよう。時間がなくなる」
「あ、そ、そうですね」

 慌てて立ち上がり、よたよたしながらも走ってアレ等に近寄り、引き摺る様にして護送車に乗せようとする隊長達。
 それを見て兵士達も慌てて立ち上がり、同じくよたよたしながら隊長達を手伝う。
 ああ、重そうだ。そう思い、軽量化の魔法を掛ける。急に軽くなった事に驚きつつ、あたしを見て隊長達も兵士達も頭を下げ、大急ぎでアレ等を護送車に押し込めている。

「リ、リジー……」

 不安気にあたしの名前を呼びながら隣に立ち、見上げてくるルベル。青虎や麒麟も恐る恐るといった感じで近付いてきた。
 あたしは順番にその頭を撫で、なるべく優し気に見える様、意識して笑みを浮かべる。

「ああいう考え方をしている奴はかなりいると思う。その所為で、嫌な思いをこれから先もするかもしれないけど、それでもあたしと一緒に来る?」
「勿論じゃ!」
「居させてもらえるなら」
「うむ。他の為に怒れる貴女と共にありたい」

 ホッとした様に笑うルベル。力強く頷く青虎と麒麟。嫌な思いをするかもしれないのに一緒に来るというのなら、あたしは彼等を、精一杯守りたいと思う。

「ネス、あんたもだよ」
「――え?」

 あたしは振り返り、ネスの目を真っ直ぐ見詰める。

「ああいう考えをする奴はたくさん居る。それはネス自身がよく知っていると思う。誰かとかかわれば、忌まわしい言葉を聞く事が増える。それでも……あたしと行動するの?」
「する。ずっと、一緒に行動、したい」

 一瞬の迷いもみせず、きっぱりと断言するネス。あたしの顔に、自然な笑みが浮かんだのが分かる。

「じゃあ、覚えておいて。あたしは、あたしの仲間をバカにする様な奴は絶対に許さない。だから、必ず何かしらの報復をすると思う。――今回みたいに、ね」
「ぁ――……くっ」

 ネスが――ルベルが、青虎が麒麟が一瞬だけ目を丸め、次の瞬間、笑う。さっきまでの緊張した空気を吹き飛ばすかの様に、笑う。あたしも笑う。
 うん。こうして笑い合えるなら、あっちの方で青ざめているその他大勢なんて気にしない。この笑顔と一緒に行動するんだから、手の届く範囲を大切にする。

 ――こうして。ルチタンでの最後の事件は終わり、あたし達は一路、王都に向けて出発したのだった。



 後日聞いた話だけど……。
 ルチタンの兵舎の裏口は、青虎と麒麟が降臨した場所として有名になり、青虎と麒麟と――召喚したあたしの銅像を建て、一大観光地になったとかなんとか。

 ちょっと待て。犯罪者の出入り口付近を観光名所にしちゃダメでしょ!?
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