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バック=バグ遂に見つかる
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ウェイはこのままいけば大丈夫だろうと思っていた
だがアーク=ディザスターは動いていた。アークは三つの顔の月に願う。
「デスの月よ! バック=バグを外に出してくれ!」
アークの願いは聞き入れられていたのだ。毎晩『あの日』の夢を見るようになっていたのだ。
残り四日、再び夢を見て感情が低下する。そして拠点をシャルの自宅から変えなかったのがアダとなった。
さすがに不審死の通報が相次ぐ情報を仕入れていたアーク、その辺りを探すように殺し屋たちに指示する。賞金は本物のバックを殺した人間に全財産だ。
多大な財産を明け渡してでもバック=バグを殺してみせるとマリーの写真に誓う。
たとえ自分が死んでも最早バック=バグは間違いなく月の呪いが消える前に殺されるだろう。
アークは怪しく微笑んだ。ようやく自分の悲願は達成されるだろうと考えた時、笑いが堪えきれなかったのだ。
どれだけ政府の人間が有能でも、これだけの数の殺し屋を捌ききれないだろう。
集まった殺し屋は金に目がくらんで中にはトップクラスの殺し屋もいる。画面越しだが、前払い金に大量に金を用意してるので信用もある。
成功報酬は五十億。前払いは一億。百人は集まった。金払いのいい人間には中堅クラス以上の殺し屋はキッチリするものだと心得ているアーク。
払った分だけの仕事はしてくれる、それが心強い。あとはバックを見つけるだけ、準備はできている。
まずはマーキングする。場所さえ分かればタイミングを見つけてこちらの有利な時間に一気に攻め込むだけだ。
アーク自身も赴こうと思っている、装備はバッチリだ。全身全霊全財産をかけてバックを殺しに行く。
デスの月がバックを弱らせた。死蝿が湧いたというデスの月の報告。
そして……。
◆
「ごめん。今日も死蝿が出た」
あと三日、バックはウェイとエラとシャルと共に外に出る。ウェイは注意しているつもりだった。殺気はどこにもない。だが死蝿を全て潰して回った時だった。
倒れている人に人が集まっている。人を掻き分けその人を救う。バックは腕に痛みを覚えた。
ウェイがその一瞬の殺気を感じたが、人混みに逃げられた。
「やられましたわ……!」
「どうしたの? 私腕を少し切られただけだよ」
「……そうですわね。まずは人を救っていきましょう」
大学病院に運ばれた人たちも救った後、四人でシャルの自宅に帰るとウェイは険しい顔をしていた。
「どうしたの? ウェイ」
「あと三日、明日で残り二日……ここから最後の戦いが始まりますわね……」
ウェイはこれ以上感情を低下させないように忠告する。だがそれも意味がないだろう。
バックの位置は把握されていると言っていい。籠城するのも効果は薄い。
ある意味戦争だ。殺し屋たちがこちらへやってくるだろう。
兵器は使ってこないはず、それらは全て国が管理している。だが注意すべきは毒物だ。
ウェイは確認した。
「これからはワタクシが先導致しますわ。方角を逐一報告してくださいませ」
前に立たなければ毒薬にもスナイパーライフルにも対応できない。あらゆる対策をする。
「エラ、明日からはここから離れてくださいませ」
エラにも危険は及ぶ。ウェイも全て守り切れるかはわからない。だがエラは抗議した。
「私も行くわよ!」
ウェイは困った顔をした。これできっとバックも同様に言うだろう。
「エラ、我儘言わないで」
バックの言葉にウェイとシャルは驚いた。てっきりエラの意見を優先すると思ったからだ。
だがバックもそこまで馬鹿ではなかった。エラに危険が及ぶなら話は別だ。とはいえエラも困惑するが引き下がらない。
「あなたともし離れたらきっと後悔する! 私にも最後まで付き合わせて欲しい」
こう言われてはバックも止められない。バックはエラの真剣な目を見つめた後、ウェイとシャルの顔を見た。
「……わかりましたわ。その代わりワタクシはバック優先で守りますわよ。エラはシャルで我慢してくださいませ」
シャルは苦笑するが、エラはシャルに命を預けた。
「明日も死蝿が出ると思う。この四人で乗り切ろう」
バックは三人をそれぞれ抱きしめた。
「愛してる」
バックの言葉に驚くエラ。ウェイとシャルは素直に受け取っていた。
あと二日、最後の戦いが始まる。
◆
「とうとう見つけたぞ、明日は一陣、明後日の本陣で百パーセント殺せるだろう」
アーク=ディザスターは満面の笑みだった。
「中でもトップ=キラーという殺し屋は特に優秀なようだ。殺し屋たちを纏めて指揮を執っている。彼に任せておけば確実だろう」
アークは安心しきっていた。画面越しでは殺されない事に、自分を見つけられない事に、そして全ての護衛を殺した後、最後は颯爽と現れてバックを殺す計画を綿密に練る。
勿論自分が出なくてもいい事だが、どうしてもマリーのためにこの手で幕を引きたかった。
この拘りが後に大誤算になることは彼は知らない。第一陣の殺し屋を配置し終えるアークはまだ知らなかった。
重要な殺し屋が徐々に減っていることを、勿論この間にも殺し屋を増やしていたが、金目当ての殺し屋ばかりで役に立たないような人間ばかりだった。
五十億は殺し屋ネットワークに預けたアーク。それは自分が死んでも報酬は払えるという証明になるので、前払金を貰った殺し屋たちは裏切らない。もう金はない。あと二日でバックを必ず殺す、そう意気込むアーク。
◆
「……師匠、首尾はどうですの?」
『気楽に電話してくるんじゃない。こちらは上手くやっているが、流石に中堅クラスを殺すのは明日からだ。勘づかれたら対策してくるだろうからな』
ウェイは師匠と電話で話している。師匠は潜入して殺し屋を減らしている。
アークには接触できないが、マーキングされていることは伝わっていた。だからこそ、最早移動しながら逃げる道を選ぶしかない。
『博士は車をいくつかの地点に設置したらしい。それで二日間逃げ切れ。お前がやるしかない以上、こちらからは遠距離で援護するしかない。頼んだぞ』
「わかりましたの。では長く話しても困るでしょうし、切りますわ」
ウェイはため息をついた。バックとエラは眠っている。シャルを呼びつけたウェイは言う。
「手紙を開けましょう。これが最後の休息ですわ」
ウェイとシャルはバックから、前日に開けてと言われた手紙を今開けた。
「……」
「これは……」
シャルは驚愕していた。ウェイは何も言わない。
「こんな……こんな事が……?」
「シャル、それ以上は駄目ですの」
そしてウェイはバックから受け取っていた手紙をシャルに渡した。
「何を……?」
「ワタクシに何かあった時、この手紙を燃やして欲しいのですの」
「今燃やせばいいでしょう?」
「今は燃やせませんの……愛のある手紙でしたの。勿論ワタクシが生きて帰ったら返してくださいませ。宝物ですから」
シャルは頷いて大切に懐にしまう。ウェイは武器のチェックを行う。
博士からウェイとシャルは同時に着信した。出ると、ルートにある補充武器の確認、ウェイの師匠から聞いた包囲網の突破ルートの確認など、最終チェックを行っていく。
『必ずバックに十八歳の誕生日を迎えさせろ』
「わかっていますの」
「必ず……! それより博士一ついいですか?」
『なんだ? シャル』
「博士はバックの気持ちを知っているんですか?」
『当然だ。無用な心配はするな。全てが終わった時、バックは解放されるんだ』
「……わかりました」
『ウェイから何かあるか?』
「ありませんの。ワタクシはバックの思いを尊重しますわ」
『そうか、あとは頼んだぞ』
電話が切れて、ウェイはシャルの胸をトンと叩く。
「覚悟が決まりませんの?」
「……いえ、私も全てを受けいれます」
こうして夜まで少し休む二人。
だがアーク=ディザスターは動いていた。アークは三つの顔の月に願う。
「デスの月よ! バック=バグを外に出してくれ!」
アークの願いは聞き入れられていたのだ。毎晩『あの日』の夢を見るようになっていたのだ。
残り四日、再び夢を見て感情が低下する。そして拠点をシャルの自宅から変えなかったのがアダとなった。
さすがに不審死の通報が相次ぐ情報を仕入れていたアーク、その辺りを探すように殺し屋たちに指示する。賞金は本物のバックを殺した人間に全財産だ。
多大な財産を明け渡してでもバック=バグを殺してみせるとマリーの写真に誓う。
たとえ自分が死んでも最早バック=バグは間違いなく月の呪いが消える前に殺されるだろう。
アークは怪しく微笑んだ。ようやく自分の悲願は達成されるだろうと考えた時、笑いが堪えきれなかったのだ。
どれだけ政府の人間が有能でも、これだけの数の殺し屋を捌ききれないだろう。
集まった殺し屋は金に目がくらんで中にはトップクラスの殺し屋もいる。画面越しだが、前払い金に大量に金を用意してるので信用もある。
成功報酬は五十億。前払いは一億。百人は集まった。金払いのいい人間には中堅クラス以上の殺し屋はキッチリするものだと心得ているアーク。
払った分だけの仕事はしてくれる、それが心強い。あとはバックを見つけるだけ、準備はできている。
まずはマーキングする。場所さえ分かればタイミングを見つけてこちらの有利な時間に一気に攻め込むだけだ。
アーク自身も赴こうと思っている、装備はバッチリだ。全身全霊全財産をかけてバックを殺しに行く。
デスの月がバックを弱らせた。死蝿が湧いたというデスの月の報告。
そして……。
◆
「ごめん。今日も死蝿が出た」
あと三日、バックはウェイとエラとシャルと共に外に出る。ウェイは注意しているつもりだった。殺気はどこにもない。だが死蝿を全て潰して回った時だった。
倒れている人に人が集まっている。人を掻き分けその人を救う。バックは腕に痛みを覚えた。
ウェイがその一瞬の殺気を感じたが、人混みに逃げられた。
「やられましたわ……!」
「どうしたの? 私腕を少し切られただけだよ」
「……そうですわね。まずは人を救っていきましょう」
大学病院に運ばれた人たちも救った後、四人でシャルの自宅に帰るとウェイは険しい顔をしていた。
「どうしたの? ウェイ」
「あと三日、明日で残り二日……ここから最後の戦いが始まりますわね……」
ウェイはこれ以上感情を低下させないように忠告する。だがそれも意味がないだろう。
バックの位置は把握されていると言っていい。籠城するのも効果は薄い。
ある意味戦争だ。殺し屋たちがこちらへやってくるだろう。
兵器は使ってこないはず、それらは全て国が管理している。だが注意すべきは毒物だ。
ウェイは確認した。
「これからはワタクシが先導致しますわ。方角を逐一報告してくださいませ」
前に立たなければ毒薬にもスナイパーライフルにも対応できない。あらゆる対策をする。
「エラ、明日からはここから離れてくださいませ」
エラにも危険は及ぶ。ウェイも全て守り切れるかはわからない。だがエラは抗議した。
「私も行くわよ!」
ウェイは困った顔をした。これできっとバックも同様に言うだろう。
「エラ、我儘言わないで」
バックの言葉にウェイとシャルは驚いた。てっきりエラの意見を優先すると思ったからだ。
だがバックもそこまで馬鹿ではなかった。エラに危険が及ぶなら話は別だ。とはいえエラも困惑するが引き下がらない。
「あなたともし離れたらきっと後悔する! 私にも最後まで付き合わせて欲しい」
こう言われてはバックも止められない。バックはエラの真剣な目を見つめた後、ウェイとシャルの顔を見た。
「……わかりましたわ。その代わりワタクシはバック優先で守りますわよ。エラはシャルで我慢してくださいませ」
シャルは苦笑するが、エラはシャルに命を預けた。
「明日も死蝿が出ると思う。この四人で乗り切ろう」
バックは三人をそれぞれ抱きしめた。
「愛してる」
バックの言葉に驚くエラ。ウェイとシャルは素直に受け取っていた。
あと二日、最後の戦いが始まる。
◆
「とうとう見つけたぞ、明日は一陣、明後日の本陣で百パーセント殺せるだろう」
アーク=ディザスターは満面の笑みだった。
「中でもトップ=キラーという殺し屋は特に優秀なようだ。殺し屋たちを纏めて指揮を執っている。彼に任せておけば確実だろう」
アークは安心しきっていた。画面越しでは殺されない事に、自分を見つけられない事に、そして全ての護衛を殺した後、最後は颯爽と現れてバックを殺す計画を綿密に練る。
勿論自分が出なくてもいい事だが、どうしてもマリーのためにこの手で幕を引きたかった。
この拘りが後に大誤算になることは彼は知らない。第一陣の殺し屋を配置し終えるアークはまだ知らなかった。
重要な殺し屋が徐々に減っていることを、勿論この間にも殺し屋を増やしていたが、金目当ての殺し屋ばかりで役に立たないような人間ばかりだった。
五十億は殺し屋ネットワークに預けたアーク。それは自分が死んでも報酬は払えるという証明になるので、前払金を貰った殺し屋たちは裏切らない。もう金はない。あと二日でバックを必ず殺す、そう意気込むアーク。
◆
「……師匠、首尾はどうですの?」
『気楽に電話してくるんじゃない。こちらは上手くやっているが、流石に中堅クラスを殺すのは明日からだ。勘づかれたら対策してくるだろうからな』
ウェイは師匠と電話で話している。師匠は潜入して殺し屋を減らしている。
アークには接触できないが、マーキングされていることは伝わっていた。だからこそ、最早移動しながら逃げる道を選ぶしかない。
『博士は車をいくつかの地点に設置したらしい。それで二日間逃げ切れ。お前がやるしかない以上、こちらからは遠距離で援護するしかない。頼んだぞ』
「わかりましたの。では長く話しても困るでしょうし、切りますわ」
ウェイはため息をついた。バックとエラは眠っている。シャルを呼びつけたウェイは言う。
「手紙を開けましょう。これが最後の休息ですわ」
ウェイとシャルはバックから、前日に開けてと言われた手紙を今開けた。
「……」
「これは……」
シャルは驚愕していた。ウェイは何も言わない。
「こんな……こんな事が……?」
「シャル、それ以上は駄目ですの」
そしてウェイはバックから受け取っていた手紙をシャルに渡した。
「何を……?」
「ワタクシに何かあった時、この手紙を燃やして欲しいのですの」
「今燃やせばいいでしょう?」
「今は燃やせませんの……愛のある手紙でしたの。勿論ワタクシが生きて帰ったら返してくださいませ。宝物ですから」
シャルは頷いて大切に懐にしまう。ウェイは武器のチェックを行う。
博士からウェイとシャルは同時に着信した。出ると、ルートにある補充武器の確認、ウェイの師匠から聞いた包囲網の突破ルートの確認など、最終チェックを行っていく。
『必ずバックに十八歳の誕生日を迎えさせろ』
「わかっていますの」
「必ず……! それより博士一ついいですか?」
『なんだ? シャル』
「博士はバックの気持ちを知っているんですか?」
『当然だ。無用な心配はするな。全てが終わった時、バックは解放されるんだ』
「……わかりました」
『ウェイから何かあるか?』
「ありませんの。ワタクシはバックの思いを尊重しますわ」
『そうか、あとは頼んだぞ』
電話が切れて、ウェイはシャルの胸をトンと叩く。
「覚悟が決まりませんの?」
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