22 / 42
アーク=ディザスター焦る
しおりを挟む
アークは焦っていた。追い詰めたと思ったバック=バグがどこにもいない。確実に尻尾を掴んだと思ったのに、ダミーばかり掴まされる。
何か間違っていたのか? 思い込みをしてないかどうか考える。
政府に手を打たれた、そう感じたアークは苦渋の選択をした。つまりやり直しだ。
ただし、まだ殺しはさせない。徹底的に調査する。少しだけの血でも摂取できたら衛星にアクセスして追跡できるような機械を作ってもらっていたのだ。
だからチクリと刺す、それだけでいい。ダミーだとしても動きでわかる。
刺されたのも分からないほどの極細の針で上手く採取する。
再びアークは殺し屋たちと共に動き出したのだった。
◆
旅館は旅のごとに変えている。ただ嫌な予感がするウェイ。報告からして殺し屋が襲ってくるのがピタリと止んだらしい。警戒するに越したことはない。
今日の料理は近くの海で捕れた魚。明日は釣りだ。天気も良く絶好の釣り日和だ。
ご飯を食べてゴロゴロするエラを見ながらバックはウェイに話しかけた。
「大丈夫?」
「? 何がですの?」
「食事中、怖い顔してたよ」
まさか自分が顔に出してしまうとは思っていなかったウェイ。困った顔をして余計心配するバック。
「申し訳ありませんわ。心配をおかけしましたわね。今大きな問題が起きていて、それが気がかりなんですの。何事もないといいのですが……」
それを聞いてバックはニコリと笑った。
「ウェイを信頼してるよ。きっと大丈夫だよ」
そうですわね、と言うウェイを抱きしめて風呂に行くバック。
「あ、待ってよ! バック! 私も行く!」
エラは何も知らずに追いかけていく。上を見ながら大きくため息をつくウェイ。
これからどうしたものか、とにかく警戒網を突破されないようにするしかない。
厳しくしすぎると余計居場所がバレるから問題だ。
変装顔パックは使うと笑えないから旅行には持ってきていない。
バックには旅行で楽しんで欲しいのだ。
ちなみに大学へ上がるための書類は全て旅行前に提出済み。三人とも大学に上がれるようになっている。バックの誕生日は三月三十一日だ。次の日から大学生。
大学に上がったらどうしよう等を話すエラに、エラなら大丈夫だよと笑うバック。
「バックも友達沢山作るんだよ?」
「私はいいよ友達は……二人がいるから」
朝ごはんを食べながらバックは話す。
「ワタクシとバックは恋人ですわよ」
そのウェイの言葉にご飯を吹き出すエラ。
「汚いよ、エラ」
「だってバック、ウェイがあんなこと言うんだもの」
「ワタクシ真剣ですのに」
ウェイの真剣な眼差しにバックは怯んだ。そして悲しい笑顔でこう言った。
「ありがとう、ウェイ」
お礼を言う意味を逡巡してウェイは微笑む。直後、バックが苦しんだ。
(久々だなぁ? 弱ったお前も憎たらしいぜ)
「デスムーンがきた……ごめん」
「謝らなくてよろしくてよ。ワタクシにも責はありますわ」
(さぁ、殺し回るぞ。救えるものなら救ってみろ)
薬を鞄に入れて、死蝿を探すバック。
「ワタクシ実は資料がなくてよくわかっていませんの。説明してくださる?」
「ラックの月の欠蝿は遠くに出現する。ハーフの月の半蝿は病院に出現する。デスの月の死蝿は私の近くから飛んでいく。欠蝿はある程度離れていても『神様から貰った能力蝿を潰す能力』で潰せる。半蝿は少し近づかないと駄目。死蝿は結構近づかないと駄目なの」
「そもそもその蝿たちはどうやって人の命を削ったり殺したりするの?」
「体に付くと能力が発動するの。能力にかかった人は私の目で見ることができるからわかる。黄色いモヤがかかって見えるの。もう手遅れの人は赤いモヤがかかってる。赤いモヤの人には薬を飲ませても効果はないの。黄色いモヤのうちに助けないといけないんだけど、死蝿は文字通り死んじゃうから急がないと駄目なんだ」
救急車に運ばれたりしたら面倒だ。とにかく時間がないのだ。
「能力蝿の位置は方向と距離だけわかる。急いで!」
悲鳴が上がる、人が倒れている。
「シャルは薬を! エラはワタクシと共にバックについて行きますわよ!」
「わかった!」
バックはようやく死蝿を見つけた。元々走り回ってきたから走力がある。人を殺そうとしていた死蝿を潰した。
倒れた人に薬を飲ませてその場を離れる。
「ハァハァハァ……バック速すぎ……」
エラは息があがっている。
「情けないですわよ、エラ」
「しょうがないじゃない。運動部じゃないのよ?」
歩きながら息を整えるエラ。シャルが全員に薬を飲ませて、こちらにやってくる。
「十人ですね。いつもこんなに被害が少ないのですか?」
「そうだね、少なくなったんだよ。昔はもっと酷かったから」
薬を飲ませるのと死蝿を潰すのを同時にやっていたバックは昔、それだけ被害を拡大させてしまっていた。
「協力者は少なかったの?」
エラが聞くのに、首を横に振る。
「ううん」
「じゃあどうして……」
「その話はまた今度しましょう。またバックの感情を低下させてはいけませんわ」
エラはそれ以上踏み込むことを許されない事に歯痒く思ったが、いつかバックが話してくれると信じて待つことを選んだ。
予定の釣り場に着いて、釣りをする三人。シャルは見張りだ。
「シャルも楽しもうよ」
「そうだよ、シャルもしない?」
バックとエラがそう言うのだが、そうもいかない。ウェイはある嘘をついた。
「シャルは海を見るのが苦手ですのよ。昔溺れたことがあるとか何とかで、ですわよね? シャル」
「……ええ。だから私の事は気にせず釣りを楽しんでください」
そうなのかと納得したバックは釣りを楽しんだ。エラはウェイを睨みつける。エラは気付いていた、ウェイが嘘をついたことに。
それでもそれだけ重要な事なのだと納得させるためについた嘘だとわかっていたから黙ってウェイを見た。
ウェイも気付いたのでバックに気付かれないように人差し指を口に当てる。
エラは頷いて、釣りに意識を向けた。
何か間違っていたのか? 思い込みをしてないかどうか考える。
政府に手を打たれた、そう感じたアークは苦渋の選択をした。つまりやり直しだ。
ただし、まだ殺しはさせない。徹底的に調査する。少しだけの血でも摂取できたら衛星にアクセスして追跡できるような機械を作ってもらっていたのだ。
だからチクリと刺す、それだけでいい。ダミーだとしても動きでわかる。
刺されたのも分からないほどの極細の針で上手く採取する。
再びアークは殺し屋たちと共に動き出したのだった。
◆
旅館は旅のごとに変えている。ただ嫌な予感がするウェイ。報告からして殺し屋が襲ってくるのがピタリと止んだらしい。警戒するに越したことはない。
今日の料理は近くの海で捕れた魚。明日は釣りだ。天気も良く絶好の釣り日和だ。
ご飯を食べてゴロゴロするエラを見ながらバックはウェイに話しかけた。
「大丈夫?」
「? 何がですの?」
「食事中、怖い顔してたよ」
まさか自分が顔に出してしまうとは思っていなかったウェイ。困った顔をして余計心配するバック。
「申し訳ありませんわ。心配をおかけしましたわね。今大きな問題が起きていて、それが気がかりなんですの。何事もないといいのですが……」
それを聞いてバックはニコリと笑った。
「ウェイを信頼してるよ。きっと大丈夫だよ」
そうですわね、と言うウェイを抱きしめて風呂に行くバック。
「あ、待ってよ! バック! 私も行く!」
エラは何も知らずに追いかけていく。上を見ながら大きくため息をつくウェイ。
これからどうしたものか、とにかく警戒網を突破されないようにするしかない。
厳しくしすぎると余計居場所がバレるから問題だ。
変装顔パックは使うと笑えないから旅行には持ってきていない。
バックには旅行で楽しんで欲しいのだ。
ちなみに大学へ上がるための書類は全て旅行前に提出済み。三人とも大学に上がれるようになっている。バックの誕生日は三月三十一日だ。次の日から大学生。
大学に上がったらどうしよう等を話すエラに、エラなら大丈夫だよと笑うバック。
「バックも友達沢山作るんだよ?」
「私はいいよ友達は……二人がいるから」
朝ごはんを食べながらバックは話す。
「ワタクシとバックは恋人ですわよ」
そのウェイの言葉にご飯を吹き出すエラ。
「汚いよ、エラ」
「だってバック、ウェイがあんなこと言うんだもの」
「ワタクシ真剣ですのに」
ウェイの真剣な眼差しにバックは怯んだ。そして悲しい笑顔でこう言った。
「ありがとう、ウェイ」
お礼を言う意味を逡巡してウェイは微笑む。直後、バックが苦しんだ。
(久々だなぁ? 弱ったお前も憎たらしいぜ)
「デスムーンがきた……ごめん」
「謝らなくてよろしくてよ。ワタクシにも責はありますわ」
(さぁ、殺し回るぞ。救えるものなら救ってみろ)
薬を鞄に入れて、死蝿を探すバック。
「ワタクシ実は資料がなくてよくわかっていませんの。説明してくださる?」
「ラックの月の欠蝿は遠くに出現する。ハーフの月の半蝿は病院に出現する。デスの月の死蝿は私の近くから飛んでいく。欠蝿はある程度離れていても『神様から貰った能力蝿を潰す能力』で潰せる。半蝿は少し近づかないと駄目。死蝿は結構近づかないと駄目なの」
「そもそもその蝿たちはどうやって人の命を削ったり殺したりするの?」
「体に付くと能力が発動するの。能力にかかった人は私の目で見ることができるからわかる。黄色いモヤがかかって見えるの。もう手遅れの人は赤いモヤがかかってる。赤いモヤの人には薬を飲ませても効果はないの。黄色いモヤのうちに助けないといけないんだけど、死蝿は文字通り死んじゃうから急がないと駄目なんだ」
救急車に運ばれたりしたら面倒だ。とにかく時間がないのだ。
「能力蝿の位置は方向と距離だけわかる。急いで!」
悲鳴が上がる、人が倒れている。
「シャルは薬を! エラはワタクシと共にバックについて行きますわよ!」
「わかった!」
バックはようやく死蝿を見つけた。元々走り回ってきたから走力がある。人を殺そうとしていた死蝿を潰した。
倒れた人に薬を飲ませてその場を離れる。
「ハァハァハァ……バック速すぎ……」
エラは息があがっている。
「情けないですわよ、エラ」
「しょうがないじゃない。運動部じゃないのよ?」
歩きながら息を整えるエラ。シャルが全員に薬を飲ませて、こちらにやってくる。
「十人ですね。いつもこんなに被害が少ないのですか?」
「そうだね、少なくなったんだよ。昔はもっと酷かったから」
薬を飲ませるのと死蝿を潰すのを同時にやっていたバックは昔、それだけ被害を拡大させてしまっていた。
「協力者は少なかったの?」
エラが聞くのに、首を横に振る。
「ううん」
「じゃあどうして……」
「その話はまた今度しましょう。またバックの感情を低下させてはいけませんわ」
エラはそれ以上踏み込むことを許されない事に歯痒く思ったが、いつかバックが話してくれると信じて待つことを選んだ。
予定の釣り場に着いて、釣りをする三人。シャルは見張りだ。
「シャルも楽しもうよ」
「そうだよ、シャルもしない?」
バックとエラがそう言うのだが、そうもいかない。ウェイはある嘘をついた。
「シャルは海を見るのが苦手ですのよ。昔溺れたことがあるとか何とかで、ですわよね? シャル」
「……ええ。だから私の事は気にせず釣りを楽しんでください」
そうなのかと納得したバックは釣りを楽しんだ。エラはウェイを睨みつける。エラは気付いていた、ウェイが嘘をついたことに。
それでもそれだけ重要な事なのだと納得させるためについた嘘だとわかっていたから黙ってウェイを見た。
ウェイも気付いたのでバックに気付かれないように人差し指を口に当てる。
エラは頷いて、釣りに意識を向けた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
【完結】陰陽師は神様のお気に入り
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
キャラ文芸
平安の夜を騒がせる幽霊騒ぎ。陰陽師である真桜は、騒ぎの元凶を見極めようと夜の見回りに出る。式神を連れての夜歩きの果て、彼の目の前に現れたのは―――美人過ぎる神様だった。
非常識で自分勝手な神様と繰り広げる騒動が、次第に都を巻き込んでいく。
※注意:キスシーン(触れる程度)あります。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
※「エブリスタ10/11新作セレクション」掲載作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる