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しおりを挟む冒険者をやっていると、度々思う。
後悔は先に立たないと。
引き摺っても仕方ない。失ったものは帰ってこない。死ななきゃ安い。切り替え切り替え。
そういったメンタリティでないと、次に差し支える。だからいつも、俺は自分の行動を反省こそすれど、後悔だけはしないようにしていたのだが。
しかし、今回ばかりは、請け負ってしまったことを、死ぬほど後悔した。
「ふーー……っまだ、まっすぐ」
「っ……」
昼も夜も分からない、延々と続く奇怪な薄明かりの中。一歩、また一歩。背負子に膝を曲げて座った形で括り付けられた俺は、足取りに合わせて揺すられる。
ぎし、ぎし、ぎし、と。静かに軋む縄の音が、瘴気渦巻く空気を微かに震わせ、稀に蠢いていると錯覚させるような、気色の悪い歯茎色の岩肌に染み入っていく。
ぎし、ぎし、ぎし。
慎重な足取りだ。出来うる限りの配慮がうかがえる。
「ふっ、っ……ううぅっ」
しかし、そんな微かな刺激ですら、この身体は官能を拾い上げているのか、下腹部は引き攣り、つられて潰される喉から意図しない喘ぎが漏れる。
はた、はたた、と。汗だけでなく、別の体液が滴り落ちる音がする。
「……ーー~~!」
遂に、彼女は痺れを切らした。
「この変態只人! 流石に辛抱ならんぞ!」
「……はぁ」
「遮断も鎮静も、ちゃんと効かせている! なのに、もう少し抑えられないのか⁉︎」
現在、第三層、仮称『滅茶苦茶壁に触手罠が多いエリア』の中程。
俺達はスタートのセーフゾーンから、さほど移動できていなかった。
「ずーーっと、背後から自分の如何わしい声を聴かされる方の身にもなれ! 気が変になってきたではないか! やはり案内など無しで眠って」
「はーー、こんのっ……!」
プラン崩壊までの経緯を思い返す。
「はーー、っーー、二度目は、ないからな!」
「すびばせんでした……がんばる、がんばるからっ」
最初のすったもんだの後、結局契約を交わした俺は、正式に彼女の代わりに、この身体を引き受けることになった訳だが。
「はーー……で、お前、現状、どの程度治療ができるんだ?」
「えーっと────」
いやはや、普段なら、こんな初歩的なミスはしなかっただろう。多分。
淫らに爛れ切った身体の、抜けない絶頂の余韻が判断を鈍らせたんだ。きっとそうだ。
でなきゃ、どんなに相手の力量を強く見積もり、バイアスがかかっていたとしても、できることは先に全部訊いていた。
「は? おま、対呪系は?」
聞き漏らしたのかと思って、何回か確認してしまった。
「? そんなもの、この私が使うわけがなかろう」
「……は?」
驚愕した。彼女は、その実力段階であれば覚えていて然るべきであろう、呪いに対処するための術を、一つも習得していなかったのだ。
「お前が! 碌に手段を、持ってないからっ! こうなってるんだろうが!」
「うっ、分かってるが、しかしだな!」
「でもじゃねえよ! 俺が持ってた荷物もっ! 落としたのは誰だ⁉︎」
「それは魔物のせいだと言っただろ! 私のせいじゃない!」
しかも、彼女は俺の身体で、自分の身体を取り戻す際、魔物に襲われ、荷物の半分を失っていた。
全損ではないのだから、まだ許せると思うだろう。しかしだ。なんと運の悪いことに、失われたものの中には、命綱たる“脱出スクロール”が入っていたのだ。
「責めても仕方ないことを責めて! これだから只人は!」
「……はぁ」
深呼吸。その後、「はは、ははは」と、空笑いした。
笑うしかない。ほんと、なーんで、先に確認しなかったんだ。
「っーー~~……はああぁ……」
「だからっ、私の身体でデカいため息やめろ!」
食糧と水も、落とした荷物の中に含まれていた。
一応このアホは、場所を選べばある程度水魔法で調達できるようなので、水は多少は取り戻せる。
しかし、どれだけ切り詰めても保って一週間分程度。二人で分け合うとなると、その半分になる。
魔力の方だって、それまでには枯渇する筈だ。とてもじゃないが、救助を待つには心許ない。
「……」
「……いや、だからと言って、急に静かになるのもよくないぞ?」
ならば、物資が尽きるその前に、この脚でこのダンジョンを脱出しなければならない。
出来なければ、死か、それよりももっと酷い結末が待っている。
「……止まるな、歩いてくれ、頼む」
無理だ。そう口に出しそうになったが、精一杯飲み込んだ。
幸い彼女も一応、心得ているようだ。文句を止め、一つ舌打ちして、「ああ、わかったよ」と投げやりに返事し、再び歩き始めた。
「ふっ、っ、そこ、左」
「はいはい」
彼女の提案にも、一理なくはない。意識を失い、ただの荷物になった方がいいとは思う。
しかし進んできた道を安全に戻る必要がある以上、マッピングが出来ている俺の案内は外せない。どんなにしんどくても、意識を保つ必要がある。
「よし、もう少し、道なりに進めば、安地、だ……そこで、休憩しよう」
「全然進んでないのに、大丈夫なのか?」
「いい、このへんがいちばん、キツいとこだ。慎重にいくに、越したことはない」
「……分かった」
魔物も罠も、遭遇頻度が格段に少ないのを実感してきたからか。納得いかなさそうな態度はともかく、物分かりはよくなってきた。
「うわっ、キモいしね」
そもそも、索敵さえできていれば、彼女は接近されるだいぶ前に、魔法で簡単に対処できてしまう。
攻撃系統は三原色、赤緑青全ての属性を網羅しているようだ。しかも俺の身体であり、魔力量は心許ないはずなのに、消費の問題を何らかの術で克服している。正直死角がない。
……実力はあるんだよな、実力は。
道のりは険しい。実現の為には、彼女の積極的な協力は必須だ。出来れば、このまま順調に信頼して貰えればいいのだが。
「おい」
「なん、だ」
突然、彼女は立ち止まった。
「この先が安地とか言ってたよな?」
「ああ、その、はずだが」
「どうみても、行き止まりだぞ」
ああ、またか。
「ダンジョンは、生き物だ。おまえも冒険者なら、しってるだろ」
苔の森や砂漠の城、結晶の湖でもそうだった。
ダンジョンは生きている。異物が入れば、相応の対処をしてくる。既知の道が塞がることなんてざらだ。
「んなことこと言って、誤魔化してないか」
「っ、ああ、まあ、そう思いたいなら、それでいい、さ」
ただ、ここまで理不尽なことは、そうはなかった。
動きが違い過ぎるだろおい。
「っ、リウカ」
「ああ? 唐突に呼び捨てに」
「んなこといってる場合ひゃねっ、今すぐ、ふさがってる壁に向かっへぇかい魔法撃て……!」
くそ、腹に力が入らなくて、急ぐとぜんぜん声が……!
「えっ……⁉︎」
彼女は振り返り、視界に捉えた。側面から閉じるように迫る脅威、怪しく光ってテラつく、圧倒的密度の触手壁を。
「あ、いや、いやああああああああああ!」
忽ち裏返った情けない悲鳴を上げて、腰を抜かした。背中の俺は叩き落とされ、苦悶に呻く。
彼女は気にも留めない。感情のまま、掌から火球を放った。
無詠唱、ファイアーボールと思わしき魔法だ。真っ直ぐ飛んで、着弾し、「どじゅう」と音がして、壁の一部は爛れ、焼けた獣のニオイが鼻をつく。
「ばっか……!」
が、ダメだ。触手壁は粘膜を分泌して、すぐさま癒える。全く勢いが衰える様子がない。
「向こうの壁だっていってんだぉ……!」
「やだやだやだこないでこないでこないでえええええええええええ!」
乱発。火球が次々と生成され、着弾しては、粘液によって無効化されてを繰り返す。
無論進行は止まらない。じりりじりりとにじり寄り続ける。
「くるなあああああああああああ!」
なんでこんな簡単に正気を失うんだよ⁉︎
少し考えれば理由は思い浮かんだろうが、生憎そんな余裕はなかった。
「この……!」
俺は魔法職ではない。だから決して得意ではないが、不恰好ながらも微弱な精神系の鎮静魔法を唱えようとした。
しかし、魔力を練り上げる段階で、「ふぐっ」と息が詰まり、度重なる首から下の痙攣による呼吸困難に陥った。
「ふっ……⁉︎ ぅ……⁉︎」
もしこの時、首元に遮断の魔法を掛けられていなかったのなら。無駄に下腹部に流れていく大量の魔力の感覚があっただろう。
魔力総量は肉体に依存する。彼女の肉体の魔力は膨大であった。ゆえにそれが、俺の拙い技術のせいで、吸魔効果のある問題の箇所へ一気に流れてしまったのだ。
「っ…………!」
下腹部の紋様は激しく発光し、唸りを上げる。最早声も発せない。
「いやあああああああああああああああああ!」
逆に背後の自分の声は女々しく大音量で耳を劈く。
気が滅入った。イラっとした。絶望した。色んな意味で、叫びたかった。
叫んでる場合じゃないだろ動けこのポンコツがああああああ!
「あ、ああああああああああああ!」
願いが通じたか。彼女は唐突に立ち上がって、行き止まりになっていた方へと逃げだした。
「うあああああああこっちもうじゅうじゅしてるううううううううううううう!」
しかし、やはりダメか。間も無くまた錯乱し、「きえろっ、きえろきえろきえろっ!」と、火球を蠢く壁へ乱発した。
次々と着弾していく。今度もまた────否、こちらは再生しなかった。
消化せず、火柱が上がってドロドロと溶け落ち、穴ができていく。
「やっぱり、そっちはまだうすかったかっ……おいこら、ポンコツっ、はやく、つっこめ……!」
「は⁉︎ あんなキモいとこに⁉︎」
「うるせえもうきてんだよぉっ……!」
首を正面へ向ければ、目の前は絶望でいっぱいだ。
「うううううううぅ!」
彼女は唸り、恐怖を怒りで振り切ったかのように走った。
そして、焼け落ちてできた穴に飛び込んで、突き抜けようとした。
「う゛⁉︎」
嵌った。背中に背負った背負子が、引っ掛かってしまった。
触手がこちらへ殺到する。
「こんちきしょおぉっ」
身体に次々、絡み付いてくる。脚に、胸に、首筋に。
そこまでは遮断されていて感触がない。が、逸らした頭の上を撫でて、頬へ這ってきた瞬間、生暖かいヌメりけを肌で感じ、とてつもない不快感に襲われた。
「んっ、んんんんんん!」
口元に入ってきそうになったので、「きっ、気持ちわりいいいいいいい!」と叫びそうになりながらも、必死に唇を結んだ。
しかし拒んでも拒んでも、負けじとこじ開けようとしてくる。触手から伝わる、邪な執念が凄まじい。
「ん、ふんぅ」
長くは持ちそうにない。喉の奥から、「うっ、うっ」と、呼吸が突き上げてくる。
卑猥な蠢き。すえたニオイ。振動。水音。全てが正気を蝕んでいく。
この感じは、首から下が、きっと────か、考えたくねえ。
「ふっ、ん、んんんっ?」
背負子が、少しずつ動いている。ぐにぐに、ぐにぐに。叫び声も聴こえる。「ふんぬうううううううううう!」と。
彼女だ。この身体の本来の持ち主は幸い健在で、抜け出そうと動いている。
は、はやくしろはやくしろはやくはやくはやくうううううぅ!
「んんんんん!」
一刻も早くと切願した。が、くちゅり。
「っんぅ⁉︎」
無情にもその前に、触手は今の俺の顔の横に生えた、長い耳を襲った。
ぐっと歯を食いしばっても、そこを閉じる方法はない。ずっ、ずずーっ。呆気なく侵入を許して、くちゅっ、くちゅちゅっ。中が、弄ばれる。
「んっ、っ、ぉ⁉︎」
くちゅくちゅ、くちゅくちゅ。淫猥な音が、感触と共にダイレクトに響く。
不快感は振り切れて、脳髄を裏返すようなこそばゆさが駆け上がり、「ぉ、ぐ、やえっ」と声が漏れてしまった。
相手はその隙を逃さない。
「おぅっ」
緩んだ口元へ、すかさず侵入してきた。
一度許せば、抵抗する間もなかった。ずるるるるっ。奥へ、奥へ。遮断された喉奥の向こう側まで、一気に先端が到達する。
吐き気がして嘔吐いた。そのお陰か、一瞬だが触手が戻っていった気がしたが、違った。
「んぶっ、っ、んーーっ! んんぅ」
触手は自らの動きで、出たり入ったり、抽送動作を始めたに過ぎなかった。
ぐぷぐぷくちゅくちゅ、粘膜が蹂躙される。邪な意志で、身体の穴という穴が埋め尽くされていく。
「んんんっ⁉︎」
あり得ない。恐怖と不快感しか感じないはずだ。
なのに、擦られた粘膜が、爛れた官能を拾い始め、「んっ、んんっ?」と、塞がれた口が何処か甘く喘ぎ始めた。
喉奥が熱い。嚥下の感覚が狂わされて、遮断されているはずの下っ腹の奥底の感覚を生じさせ、重たい快感として響く。喉奥で耳の穴の上側を撫ぜられると、こそばゆくなった頭の中を直接掻かれたような感覚に襲われて、決して体感してはいけない類の快感が走り、視界に火花が散る。
「んっ、っーー~~~~⁉︎」
理解が追いつかないうちに、急速に切迫して、あっという間に、絶頂感に襲われた。
意識が白黒するが、尚も陵辱は止まらない。
おかしい。イカれてる。
強制される心身の不一致。それによって生ずる、更なる恐怖に侵される。
抵抗したくても何もできない。視界が涙で滲む。
ああ、そうか、なるほど。
これは、トラウマになる……。
一端を理解した直後。ずるんっと突然、身体が後方へ持っていかれた。
ずるずるずるり。纏わりついた触手と共に、遮られていた壁の向こうへ投げ出される。
「だいじょ、ぶぁああああああああ⁉︎」と、鼓膜を塞ぐ触手を貫通して、聞き馴染みのあるようで無い叫び声が劈いた。
「私の身体がまた……! この! 離れろ! 失せろ! しねしねしね!」
風の魔法が連続して詠唱され、生成されたかまいたちが、纏わりついた触手を切り刻む。
青い顔で錯乱しているにも関わらず、その狙いは存外正確だ。切り落とし、素手で引き千切り、着実に剥離が進んでいく。
「あああ、アソコがっ……見るなよ目を瞑れ!」
瞑っていると、目の前で空が裂ける音がした。口に入っていた触手が、びくんっと大きく痙攣したのを最後に脱力する。
見計らって「うっ、おええぇっ」と嘔吐くと、吐き出せた。何度か激しく咳き込んでいると、彼女に治癒魔法の緑光を浴びせて貰えて、楽な呼吸を取り戻す。
「くそっ! とんでもない目にあったわ! お前のせいだぞ只人!」
なお彼女は、自分の身体は労わるものの、俺を労わってはくれない。
「ごほっ、っ……」
「な、なんだその顔は」
悪いな、自分でも、どんな顔をしているか分からないよ。
「っ、ふーー……っ、うう」
「って、また泣くのか……泣きたいのはこっちなんだが」
共感性に乏しい相手の、戸惑いに満ちた「情けないぞ、男だろう」や「泣き虫だな、赤ん坊か? 赤ん坊なのか?」という言葉は無視して、しばらく泣いた。
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