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観測記録3
しおりを挟む日々大胆になる元男子の少女の淫行がその場で再現され、繰り返される。誰にも認識されずただ一人、孤独の中で爛れ腐っていくその様を、何度も何度も、特等席で眺め続ける。
《バイタル、メンタル共に危険水域に到達。尚も開発進行中。これ以上の進行は自発的活動が困難と推測。投薬成分の変更を推奨します。変更しますか? ……了解しました、プランをバイタル維持重視へと変更。薬効変更無しで経過します》
季節が進み、蒸し暑い日が増えても尚、少女は我を忘れて行為に耽る。割れ目に指を突っ込み、腰を前に突き出して必死に奥の疼きを鎮めようとする。
《オーガズムを確認。脱水症状が進行中。給水します》
あまりの激しさにトイレの中で幾度か干涸びかけ、救命行為まで必要になるケースもしばしば出て来た。最早そこに初期の抵抗感は微塵も無い。ただの浅ましい雌が出来上がりつつあった。
と、そんな時だ。対象の自室で場面が切り替わると、これまで自慰の光景ばかりだった所に、急に男が出現。その淫猥な肉体に襲い掛かり始めた。
《対象の兄に当たる人物です……フィルタは機能しています。当該人物は対象を男子であると認識の上で興奮し、性的暴行を加えようと試みている模様》
柔肌は押し潰され悲鳴を上げる。抵抗を試みるも、非力に成り果てたその肢体では押し返す事叶わず。手と口を封じられ、一方的な乱暴が展開される。
《乳頭部の刺激によるオーガズムを確認。服薬も妨害されており、対象の性感は異常値で推移中。対処しますか? ……了解しました。経過を観察します》
男の行動には迷いが無かった。本来少女の肉体である少年の下半身の衣服の中に手を突っ込み、尻穴を丹念に穿り回していく。初めは聴こえる息遣いは困惑とパニックの色が濃かった。が、それは徐々にいつもの鼻にかかった様な甘く媚びた物へと変化。腰もかくかくと震えだし、次第にベッドの軋む音は大きくなって、そしてある時ギッ、と強く跳ねた。
《肛門内からのポルチオ指圧によるオーガズムを確認。肛門性感開発進行》
ヒクつく肛門から指が引き抜かれ、達した後の女体がだらしなくベッドに沈む。最中、男はズボンを下ろし張り上がった逸物を解放。少しの会話を交わしながらそれを散々尻筋から股筋に掛けて擦った後、可愛らしい菊紋に先端を押し当て、穴をこじ開け中を穿った。
くぐもった悲鳴が上がる。構わず抽送する男。パンパンパンという連続音と共に柔らかな尻が震える。少女の顔が苦痛に歪んで、徐々に青褪めていく。
《バイタル状態悪化。酸欠による意識障害が発生》
と、アナウンスの直後。一際強い音と同時に行為は止まり、ケダモノの息遣いが部屋の空気を揺らす。少女もか細く呻くが、最早虫の息だ。直後に逸物が引き抜かれた時に微かに身を跳ね声を漏らすも、その後は息も絶え絶えに呼吸するばかり。兄に服や身の回りを整えられるが、その最中にも涙で濡れた瞳からは意識の光がゆっくりと失せていき、更に頭を撫でられるとそのままそっと瞼を閉じてしまった。
隠され蓋をされた、ぽっかりと開いたままひく付く尻穴。そこからこぽっと白濁液が溢れ出し、オムツに受け止められていく中、
《対象沈黙。以降の当該イベントまでスキップします》
とアナウンスが入り、場面が転換した。
以降、繰り広げられる乱れた光景の数々は、筆舌に尽くし難い兄弟の性生活が大半を占める様になる。ある時は兄の部屋で、またある時は廊下や階段等、場所を選ばず親の目を盗んで禁断の情事が行われていく。柔肌は終わりの無い刺激に晒され、今まで汚されていなかった口と尻穴へ、何度も何度も劣情が注ぎ込まれ続ける。
最初の内こそ嫌悪に満ち溢れていた少女だが、無機質なアナウンスを重ねる度に蕩けて、声も息遣いも官能の色に染まっていく。一人身体を慰める回数も増加の一途を辿り、遂には。
《対象のバイタル、及びメンタルの完全な女性化を確認。投薬の副作用によりプロラクチン増加、乳汁の漏出開始》
少年の肉体と精神が原型を留めない程に雌へと変わり果てた事を宣告する言葉が、再現空間内に木霊したのだった。
尚、更にトドメと言わんばかりの告知が。
《性感の完全な受容によりストレス状態が緩和した為、間もなく月経の開始が想定されます。如何しますか?》
「…………」
観測者の影が腰を上げ、目の前で淫らに蕩け切った姿を晒す女体を見下ろした。
「……流石に、そろそろいいか」
事態は終局へ向かい動き出す。哀れな少年の運命や如何に。
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