【完結】TS×4 〜突然淫らな少女のカラダにされたけど、誰にも気付かれない少年の話〜

あかん子をセッ法

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観測記録2

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 《記録を再現します》

 無機質なアナウンスと共に展開されるのは、朝の通勤列車内の光景。例によって目の前に映るのはかの少年、超文明的技術の偽装を剥がせば滑稽で愛らしい少女の姿を晒す、哀れな一人の若人だ。

 華奢なその身体は明らかにサイズオーバーなブレザータイプの男子制服をダボつかせながら、人混みに埋もれ圧迫されてしまっている。と、そこへ、

 《タスクを実行します》

 光景のその外側からT字浮遊物体が忍び寄り、その股座、履いているオムツの中に次元の孔を開けた。そしてそこに先端が球状の電極を突っ込み無防備な秘部に当てがうと、神経を蝕む改変電流を一瞬放出。受けた側は驚き即座に股座を確認するも、その前に電極は引かれ次元の孔は閉じる。

 《オーダーに従い陰部性感欲求の強化を実行。効果確認までスキップしますか? ……了解しました》

 ただただ困惑する少女のその様を最後に、場面は切り替わる。今度は某校、屋外男子トイレの個室。毎回同様の暴露を経て、彼女は間近で便座に座り余った丈を捲り上げて小水を漏らした。

 ここまではいつも通り。違うのは、そこからオムツを履いてしまうのではなく、トイレットペーパーで秘部を拭き始めたという点。

 鋭敏なその場所を拭った瞬間から、ただの排泄シーンがみるみるうちに淫らな自慰の現場へと変わっていく。ただ濡れた股を拭うだけ。それなのに幾ら拭っても股は乾かず、手は意味もなく往復を繰り返す。媚びる様な声が漏れ、表情はより艶かしく官能に歪む。眉はハの字に、唇は開き、舌は物欲しげに突き出された。
 続ける内遂には巻き取った紙は途中で溶け落ちて、その手はただ割れ目の上部、過敏な突起を刺激するのみとなる。個室は濃密な媚臭に包まれ、抑えきれない淫猥な嬌声と水音が木霊する。やがてそれはピークに達し、少女は痙縮して腰をガクガク震わせた。

 《オーガズムを観測。陰部性感への恐怖心克服を確認。性感推移良好》

 アナウンスと共に時間と場所が飛ぶ。昼間の旧校舎、またトイレだ。

 ズボンとオムツを降ろし、便座に座ると共に少年は耽美な少女に変わる。今度は迷いが無い。酷く上気した顔で熱い吐息を漏らし、胸にも股座にもその細指を這わせ、今までの鬱憤を晴らすが如く激しく扱いてあっという間に達した。

 《オーガズムを観測。乳頭部、及び陰核部性感に過剰項目多数。性感依存傾向アリ》

 事が済んでからはそそくさとその場を立ち去ろうとする。が、壁の向こうから男女の如何わしい行為の音がして、ドアの前で立ち止まった。

 《性的趣向の変遷を確認。女性的被虐欲求増大》

 彼女のその手指は股座へと伸びていく。そして少し触ると観念した様子でまた履き物を降ろし、また爛れた性感に耽り始めてしまった。

 それから予鈴が鳴るまでの時間にして三十分間、行為は続き、その間に乳頭で二度、陰核で一度のカウントが入った。

 余韻冷めあらぬ中ハッとした少女が後悔した様子でスマホを眺める様をバックに、無機質な声は語る。

 《乳頭部、及び陰核部性感開発に偏重有り。他部性感知識の欠如、もしくは過剰な現性感が原因と推測。現性感の抑制、又は膣内性感学習タスクの実行を____了解しました。オーダーを認証。現行時間での時空間隔離、及び当該設定条件での時空間接続を開始します》

 直後、景色が再び変化する。場所は西陽射す帰りの電車の車両内部。少年の衣を取り去られた少女はその車内後方、出入り口に程近い座席に座っている。

 と、次の瞬間。

 《時空間隔離、開始》

 無機質な宣告と共に、視点は世界の外側へ弾き出され、内側の景色は静止する。現実世界が、ゲーム画面の中の様な存在へと成り下がる。

 《時空間接続、完了…………警告。意識感覚のみの隔離は対象の精神に多大な負荷が想定されます。それでも実行しますか? ……了解。追加オーダーを認証。対象の非接触部位、及び神経、意識感覚を隔離します》

 少女もまた動けない。が、その意識と体感はこの世から弾き出され、静止した光景を認識。触れられれば触感を覚え、その箇所のみ動かす事を許されるだけの状態となった。その理由は、最早言うまでも無いだろう。

 以降、彼女は抵抗出来ない中、世界の裏側から劣情をぶつけられ続けた。接続は衣類の内側に設定されている為、壁も服も意味を成さず。ただただ一方的に柔肌を蹂躙され、遂には純潔を穢され、その意識が途絶えるまで犯された。

 《____甚大なオーガズムを観測。対象、失神》

 どくっ……どくっ、どっ…………。

 肉棒は少女が失神して尚も熱を放ち続けていたが、漸く鎮静しその脈動を終える。それからも少しの間余韻に浸るが如くそのままでいたものの、馴染ませる様にゆっくりと掻き混ぜる動きを見せた後、名残惜しそうにずるずると引き抜かれていく。

 《警告。対象のバイタル、メンタル共に深刻なダメージ。記憶障害が想定されます。状況保全、及び回復タスクを実行しますか? …………了解しました。状況保全、及び最低限の肉体回復は実行。他項目は保留し経過を観察します》

 静止した景色の中で唯一、不自然に膨らみ動いていた彼女の制服の胸元がだぶつきを取り戻し、静かに他同様凍り付く。時空は例外を失い、再び完全な静寂に包まれた。

 《カウント3で隔離を解除します。3、2、1、0》

 直後、全ては動き出し、元の賑やかさを取り戻す。

 電車は変わりなく次の駅へ向かって走る。車内は揺れ、乗客も皆揺れる。

 「っ…………ぉっ……」

 上体を起こす過程にあった少年も同じく揺らされて、ゆっくりと座席の背もたれに沈む。「ぉ゛っ」と小さく息が漏れて、一瞬剥いた白目が閉じると、その身を幾度か痙攣させた。

 「……ねえ、なんか変なにおいしない?」
 「うわ、ホントだ。何処からだろー?」

 異臭は感知するも、結局乗客達は誰も気付かなかった。ただ静かに眠る少年の姿を瞳に映すばかりで、気付けなかったのだ。制服の下、蹂躙された後の無残な様に。
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