263 / 272
264 好奇心さまざま
しおりを挟む
公爵家に来てまだ数日だが、アラミスは毎日が素晴らしく充実していた。
食事が素晴らしいのは言うに及ばず、剣の稽古はトレモルや騎士団の誰かしらとやり放題、そして何より素晴らしいのは何か思いついたときにいつでもメルクルに相談ができることだ。
今日も塩などを入れる小さな箱に細工を施し、毎回同じ量を取り出せる引出しというのを考えて、それをメルクルに見せに行く途中だった。
「あっ」
誰かとぶつかり、何かが飛び上がった。
持ち前の反射神経で長い腕を伸ばしてキャッチすると、見たことのない道具!
まだヤスリなどもかけられていない、試作品っぽい道具にアラミスの目は釘付けだ。
「ぶつかってしまって申し訳ございませんでした!ありがとうございました」
黒髪の眼鏡の少女が返してくれと手を差し出してきたが。
「これ、何ですか?」
「え?」
好奇心を抑えられず、聞いてしまう。
「・・・言えませんわ。秘密だと師匠にきつく言われておりますから」
「師匠?もしかしてローザリオ先生の新しい弟子?」
「さようでございます、メルーン男爵家のスリイと申します」
「私はロンドリン伯爵家のアラミス」
少女はハッとしたような顔で、眼鏡の位置を指先でずらし、アラミスの顔を認識した。
「まっ、し、失礼いたしました」
「眼鏡の大きさが合っていないのでは?」
「ええそうなのです。そろそろ買い直さねばと思うのですが、高価なもので」
「そうなんだ。ところでそれ君が作ったの?どういうものなのか教えてくれないかな?」
「は、いえ、駄目ですわ!ロンドリン伯爵ご令息様でしたら問題ないとは存じますが、師匠との約束がございますから」
少女の口の固さにアラミスは興味を持った。
自分がドレイファスの側近のひとりで、秘密を明かしても許される相手とわかっても。
また自分の顔をまじまじと見ても無反応なのも興味深かった。
幼い頃から麗しい容姿のために女子に追われてきたアラミスは、モリエールと同じく女嫌いである。
女子は煩く付き纏ってくるものと思っていたのに、スリイはまったく違う反応を見せたのだ。
新鮮だった。
「じゃあ、私がローザリオ先生に承諾を頂いたら、それがなにか教えてくれるかな」
「師匠の了承がありましたら、勿論お教えいたしますわ」
スリイの答えにアラミスは早速ローザリオのアトリエを訪ねることにした。
「こんにちは」
カラコロと鈴を鳴らしながら、シズルス錬金アトリエのドアを開けると、残念ながらローザリオは不在。
しかしシエルドがいた。
「あれ、どうした?珍しいな」
「四日前から公爵家に寄宿を開始したんだよ」
「ああ!そうか言ってたな」
シエルドは素材採取でこの数日はアーサと旅に出ており、今は店番がてらアトリエで採ってきたものを仕分けをしていたところだ。
「それで公爵家でメルーン男爵令嬢に会って」
「ああスリイね、何か失礼はしなかったか?」
「失礼?いや別にないが、何でだ?」
「あいつ結構毒吐くから、話し聞いてるとひやひやするんだよ」
ツンとしたスリイの様子を思い出し、アラミスは小さく吹き出す。
「まあいかにも錬金術師らしいけどな」
そう言ったシエルドに、アラミスは「おまえもな」と思っていた。
「それで師匠に何の用事だ?」
「いやたいしたことじゃないんだが、令嬢が持ち歩いていた小さな道具がなにかを知りたくて」
「スリイに聞かなかったのか」
「聞いたけど師匠から秘密と言われてるからと教えてくれなかったんだ」
「アラミス、名乗らなかったのか?」
「いや、名乗ったが」
「あいつっ!アラミスならいいに決まってるのに」
「でも口が固くて信用できる子じゃないか」
最後、アラミスの一言にシエルドは変な顔をした。
なかなかに長い付き合いだが、シエルドの知る限り、どんなことであってもアラミスが女子を褒めたことは一度もないのだ。
「・・・・」
不思議そうな目で見るシエルド。
「なに?」
「いや、なんでもないよ。師匠には言っておく」
「ああ助かるよ、気になって眠れなくなりそうだったから」
それだけ言うと、伸びた銀髪をたなびかせながら、扉の鈴を鳴らして帰って行った。
「・・・いや、まさかだよな。あのチビにアラミスが?ないないない」
素材整理をしながら呟くシエルド。
実はローザリオは戻って来ているのだが、ただいまと言っても気づきもせず、ぶつぶつと同じことをくり返し呟いている。
気配に敏感なシエルドらしくない。
ローザリオは優秀な弟子がここまで囚われるようなどんな出来事があったのか、知りたくてたまらなくなった。
気づいたら問いただそうと思っても、まだぶつぶつとやっていて、ローザリオのほうが待ちきれない。
そーっと背後にまわり、シエルドの肩をポンと叩いた。
「わーっ!びびびっくりするじゃないですか!気配消して来るのやめてくださいよ!いつ戻ったんです?」
「もうだいぶ前だ。声をかけたのに気づかずにぶつぶつ言ってたのはおまえだぞ」
「え!」
赤い瞳が丸くなった。
「あのチビにアラミスがって、何のことだ?師匠さまに教えなさい!」
「いや、師匠さまって!もう何言ってるんですよ、知りませんよ」
「うそつけ!おまえがあんな考え込むのはよほどの、そうよほど面白いことがあったに違いない!ほら吐け」
シエルドをガシッと捕まえると、こどもの頃のように脇を擽る。
「わーっ師匠卑怯だっ、やめ、やめろー」
振り回した腕がローザリオの顎に激突し、ゲホッと咳き込んで腕が緩む。
「いってえ!おまえ、師匠さまに向かってなんてことを!」
「よく言うわ!何が師匠だーっ」
「・・・ぷっ」
「ぷははっ」
ふたりで笑い出す。
これは幼い頃からあまりにも大人びていたシエルドが心配になったローザリオが、こどもらしさを失くさないようにとふざけてやっていたお遊びだ。
「もうっ!もう幼子ではないんだからやめてくださいよ」
「とかなんとか言って、けっこう楽しそうだったぞ」
「楽しくなんかありません!」
ツンとそっぽを向くシエルドだが、ローザリオは忘れない。
「それで、あのチビにアラミスが?ないないないってなんのことだよ」
諦めることを知らないローザリオに、シエルドは負けた。
もとより勝ち目などなかったが。
「今スリイって、公爵家で何か作らせてるんですか?」
「ああ。ドレイファス様が視た穴開け機械をな、スリイがやる気満々だし、ポーションより道具のほうが好きみたいだから、魔道具ではないがやらせてみることにした」
「いきなりですか?」
「シエルドはもっと小さい頃から、一人でもけっこう出来ただろう」
「そりゃ私は天才ですからね、私とスリイを同列に考えるのはやめてくださいよ、スリイがかわいそうじゃないですか」
フフンと鼻を鳴らすように笑う。
「シエルド、おまえすごくイヤな感じだぞ」
「師匠のマネですよ、いつも言ってますよね、私は天才だからな!って」
これにはぐうの音も出ないローザリオである。
「もうわかったから。この話は終わりにする」
「都合悪くなるとすぐ逃げるんだからなー」
「シエルド、それは師匠に言っていい言葉なのか」
「はいはい、申し訳ございませんでした」
「かーっ!まったくおまえってやつは」
じゃれてるのか、本気で怒っているのか、よくわからないふたりに困惑を隠せないアーサであった。
「それで、さっきのアラミスがっていうのはなんだ?」
「あ?ああ、あれはアラミスがスリイを褒めてたから驚いて」
うっかり答えてしまう。
「あっ!しまった」
「しまったって、そんな大したこと言ってないぞ!すごい秘密かと思ったが、誰だっていいところを見つけたら褒めるくらいするだろう」
「しませんよ!アラミスは女の子を褒めたりは絶対にしないんだ!それなのに一度しか会ったことがないスリイのことを信用出来るだなんておかしい!」
とうとうシエルドは、全部ぺろっと喋らされてしまった。
「へえええ、アラミスくんはモリエールとよく似てるんだな」
「モリエールさん?」
「そうだ。まああのふたり、異常なほど美麗だから、似たような経験をしているのかもしれないなあ。あっ、ああいうタイプはからかうとずーっと根に持つからな、何か気づいてもスルーが一番だぞシエルド」
深掘りした自分のことは棚に上げ、弟子にありがたい忠告を与えるローザリオであった。
■□■
いつもありがとうございます。
次回更新は7月14日12時です。
よろしくお願いいたします
■□■
食事が素晴らしいのは言うに及ばず、剣の稽古はトレモルや騎士団の誰かしらとやり放題、そして何より素晴らしいのは何か思いついたときにいつでもメルクルに相談ができることだ。
今日も塩などを入れる小さな箱に細工を施し、毎回同じ量を取り出せる引出しというのを考えて、それをメルクルに見せに行く途中だった。
「あっ」
誰かとぶつかり、何かが飛び上がった。
持ち前の反射神経で長い腕を伸ばしてキャッチすると、見たことのない道具!
まだヤスリなどもかけられていない、試作品っぽい道具にアラミスの目は釘付けだ。
「ぶつかってしまって申し訳ございませんでした!ありがとうございました」
黒髪の眼鏡の少女が返してくれと手を差し出してきたが。
「これ、何ですか?」
「え?」
好奇心を抑えられず、聞いてしまう。
「・・・言えませんわ。秘密だと師匠にきつく言われておりますから」
「師匠?もしかしてローザリオ先生の新しい弟子?」
「さようでございます、メルーン男爵家のスリイと申します」
「私はロンドリン伯爵家のアラミス」
少女はハッとしたような顔で、眼鏡の位置を指先でずらし、アラミスの顔を認識した。
「まっ、し、失礼いたしました」
「眼鏡の大きさが合っていないのでは?」
「ええそうなのです。そろそろ買い直さねばと思うのですが、高価なもので」
「そうなんだ。ところでそれ君が作ったの?どういうものなのか教えてくれないかな?」
「は、いえ、駄目ですわ!ロンドリン伯爵ご令息様でしたら問題ないとは存じますが、師匠との約束がございますから」
少女の口の固さにアラミスは興味を持った。
自分がドレイファスの側近のひとりで、秘密を明かしても許される相手とわかっても。
また自分の顔をまじまじと見ても無反応なのも興味深かった。
幼い頃から麗しい容姿のために女子に追われてきたアラミスは、モリエールと同じく女嫌いである。
女子は煩く付き纏ってくるものと思っていたのに、スリイはまったく違う反応を見せたのだ。
新鮮だった。
「じゃあ、私がローザリオ先生に承諾を頂いたら、それがなにか教えてくれるかな」
「師匠の了承がありましたら、勿論お教えいたしますわ」
スリイの答えにアラミスは早速ローザリオのアトリエを訪ねることにした。
「こんにちは」
カラコロと鈴を鳴らしながら、シズルス錬金アトリエのドアを開けると、残念ながらローザリオは不在。
しかしシエルドがいた。
「あれ、どうした?珍しいな」
「四日前から公爵家に寄宿を開始したんだよ」
「ああ!そうか言ってたな」
シエルドは素材採取でこの数日はアーサと旅に出ており、今は店番がてらアトリエで採ってきたものを仕分けをしていたところだ。
「それで公爵家でメルーン男爵令嬢に会って」
「ああスリイね、何か失礼はしなかったか?」
「失礼?いや別にないが、何でだ?」
「あいつ結構毒吐くから、話し聞いてるとひやひやするんだよ」
ツンとしたスリイの様子を思い出し、アラミスは小さく吹き出す。
「まあいかにも錬金術師らしいけどな」
そう言ったシエルドに、アラミスは「おまえもな」と思っていた。
「それで師匠に何の用事だ?」
「いやたいしたことじゃないんだが、令嬢が持ち歩いていた小さな道具がなにかを知りたくて」
「スリイに聞かなかったのか」
「聞いたけど師匠から秘密と言われてるからと教えてくれなかったんだ」
「アラミス、名乗らなかったのか?」
「いや、名乗ったが」
「あいつっ!アラミスならいいに決まってるのに」
「でも口が固くて信用できる子じゃないか」
最後、アラミスの一言にシエルドは変な顔をした。
なかなかに長い付き合いだが、シエルドの知る限り、どんなことであってもアラミスが女子を褒めたことは一度もないのだ。
「・・・・」
不思議そうな目で見るシエルド。
「なに?」
「いや、なんでもないよ。師匠には言っておく」
「ああ助かるよ、気になって眠れなくなりそうだったから」
それだけ言うと、伸びた銀髪をたなびかせながら、扉の鈴を鳴らして帰って行った。
「・・・いや、まさかだよな。あのチビにアラミスが?ないないない」
素材整理をしながら呟くシエルド。
実はローザリオは戻って来ているのだが、ただいまと言っても気づきもせず、ぶつぶつと同じことをくり返し呟いている。
気配に敏感なシエルドらしくない。
ローザリオは優秀な弟子がここまで囚われるようなどんな出来事があったのか、知りたくてたまらなくなった。
気づいたら問いただそうと思っても、まだぶつぶつとやっていて、ローザリオのほうが待ちきれない。
そーっと背後にまわり、シエルドの肩をポンと叩いた。
「わーっ!びびびっくりするじゃないですか!気配消して来るのやめてくださいよ!いつ戻ったんです?」
「もうだいぶ前だ。声をかけたのに気づかずにぶつぶつ言ってたのはおまえだぞ」
「え!」
赤い瞳が丸くなった。
「あのチビにアラミスがって、何のことだ?師匠さまに教えなさい!」
「いや、師匠さまって!もう何言ってるんですよ、知りませんよ」
「うそつけ!おまえがあんな考え込むのはよほどの、そうよほど面白いことがあったに違いない!ほら吐け」
シエルドをガシッと捕まえると、こどもの頃のように脇を擽る。
「わーっ師匠卑怯だっ、やめ、やめろー」
振り回した腕がローザリオの顎に激突し、ゲホッと咳き込んで腕が緩む。
「いってえ!おまえ、師匠さまに向かってなんてことを!」
「よく言うわ!何が師匠だーっ」
「・・・ぷっ」
「ぷははっ」
ふたりで笑い出す。
これは幼い頃からあまりにも大人びていたシエルドが心配になったローザリオが、こどもらしさを失くさないようにとふざけてやっていたお遊びだ。
「もうっ!もう幼子ではないんだからやめてくださいよ」
「とかなんとか言って、けっこう楽しそうだったぞ」
「楽しくなんかありません!」
ツンとそっぽを向くシエルドだが、ローザリオは忘れない。
「それで、あのチビにアラミスが?ないないないってなんのことだよ」
諦めることを知らないローザリオに、シエルドは負けた。
もとより勝ち目などなかったが。
「今スリイって、公爵家で何か作らせてるんですか?」
「ああ。ドレイファス様が視た穴開け機械をな、スリイがやる気満々だし、ポーションより道具のほうが好きみたいだから、魔道具ではないがやらせてみることにした」
「いきなりですか?」
「シエルドはもっと小さい頃から、一人でもけっこう出来ただろう」
「そりゃ私は天才ですからね、私とスリイを同列に考えるのはやめてくださいよ、スリイがかわいそうじゃないですか」
フフンと鼻を鳴らすように笑う。
「シエルド、おまえすごくイヤな感じだぞ」
「師匠のマネですよ、いつも言ってますよね、私は天才だからな!って」
これにはぐうの音も出ないローザリオである。
「もうわかったから。この話は終わりにする」
「都合悪くなるとすぐ逃げるんだからなー」
「シエルド、それは師匠に言っていい言葉なのか」
「はいはい、申し訳ございませんでした」
「かーっ!まったくおまえってやつは」
じゃれてるのか、本気で怒っているのか、よくわからないふたりに困惑を隠せないアーサであった。
「それで、さっきのアラミスがっていうのはなんだ?」
「あ?ああ、あれはアラミスがスリイを褒めてたから驚いて」
うっかり答えてしまう。
「あっ!しまった」
「しまったって、そんな大したこと言ってないぞ!すごい秘密かと思ったが、誰だっていいところを見つけたら褒めるくらいするだろう」
「しませんよ!アラミスは女の子を褒めたりは絶対にしないんだ!それなのに一度しか会ったことがないスリイのことを信用出来るだなんておかしい!」
とうとうシエルドは、全部ぺろっと喋らされてしまった。
「へえええ、アラミスくんはモリエールとよく似てるんだな」
「モリエールさん?」
「そうだ。まああのふたり、異常なほど美麗だから、似たような経験をしているのかもしれないなあ。あっ、ああいうタイプはからかうとずーっと根に持つからな、何か気づいてもスルーが一番だぞシエルド」
深掘りした自分のことは棚に上げ、弟子にありがたい忠告を与えるローザリオであった。
■□■
いつもありがとうございます。
次回更新は7月14日12時です。
よろしくお願いいたします
■□■
84
お気に入りに追加
468
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強陛下の育児論〜5歳児の娘に振り回されているが、でもやっぱり可愛くて許してしまうのはどうしたらいいものか〜
楠ノ木雫
ファンタジー
孤児院で暮らしていた女の子リンティの元へ、とある男達が訪ねてきた。その者達が所持していたものには、この国の紋章が刻まれていた。そう、この国の皇城から来た者達だった。その者達は、この国の皇女を捜しに来ていたようで、リンティを見た瞬間間違いなく彼女が皇女だと言い出した。
言い合いになってしまったが、リンティは皇城に行く事に。だが、この国の皇帝の二つ名が〝冷血の最強皇帝〟。そして、タイミング悪く首を撥ねている瞬間を目の当たりに。
こんな無慈悲の皇帝が自分の父。そんな事実が信じられないリンティ。だけど、あれ? 皇帝が、ぬいぐるみをプレゼントしてくれた?
リンティがこの城に来てから、どんどん皇帝がおかしくなっていく姿を目の当たりにする周りの者達も困惑。一体どうなっているのだろうか?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
僕っ娘、転生幼女は今日も元気に生きています!
ももがぶ
ファンタジー
十歳の誕生日を病室で迎えた男の子? が次に目を覚ますとそこは見たこともない世界だった。
「あれ? 僕は確か病室にいたはずなのに?」
気付けば異世界で優しい両親の元で元気いっぱいに掛け回る僕っ娘。
「僕は男の子だから。いつか、生えてくるって信じてるから!」
そんな僕っ娘を生温かく見守るお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる