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260 夢と鷹
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新しい持ち場を与えられたハルーサは、意気揚々と、離れの作業部屋から送られてくるドレイファスの植物標本を束ねている。
何もかもが新しい!
分類もわかりやすい方法を自分で考え、棚にどのエリアのどういった種類の植物かと貼り付けるのも自分でやった。
それを見たドレイファスはとてもうれしそうに笑って頷いてくれた。
最初はよかった・・・・・。
離れの資料室で二人でやっていた時、カイドがマメに音を上げたように、そのうちハルーサの指も痛みに苛まれるようになったのだ。
錐で穴を開ける度、指の横腹に痛みが走る。
布切れを巻いてやってみたところ、痛みは感じにくいが、指の動きが鈍くなってやりづらい。
「痛っ!何かいい方法はないもんかなあ」
ハルーサの呟きを、ちょうど部屋に入ってきたドレイファスが耳にした。
「どうかした?」
「あ!ドレイファス様」
立ち上がったハルーサの指に巻かれた布に碧い視線が止まる。
「指、どうしたんだ」
「はあ、あの、錐でマメが・・・」
ドレイファスはハッとした。
そういえばカイドも指に布切れを巻いているのを見かけていたのだ。
「カイドのあれも?」
「はあ・・・、そんな感じです」
「知らなかったよ、申し訳ないことをした」
すぐに謝ってしまうのがドレイファスの良いところであり、貴族らしくないところでもある。
「いえ、布を巻けばやれるので大丈夫です!」
自分を鼓舞するように、ハルーサは元気に答えた。
その夜、ドレイファスは久しぶりに視た。
そう、勿論例の夢である。
今までよく視ていたキッチンとはまったく趣が違う、学院の職員室のような部屋でたくさんの人々が動き回っている。
ふと、女性が束ねた紙を何かの機械に挟むのが視え、そちらに視線が吸い寄せられていく。
『穴を開けたら、ファイリングして棚に入れておいてくれ』
そばにいた恰幅の良い男の声が聞こえるが、意味はまったくわからない。
頷いた女性はその機械に自分の体重をかけた。
するとガシャンという音のあと、機械から引き出された紙束にはきれいな丸い穴が二つ開いている!
黒い紐を縫いとめるように穴に潜らせ、リボンのように結ぶと、男が指差していた棚に放り込んで、小さな機械を引き出しにしまう。
─待って!それ見たいっ─
と思っても、向こうに聞こえるわけではない。
パタンと引き出しが閉められ、夢は遠のいていった。
目覚めたドレイファスは、ちらりと視えた手のひらより少し大きなアレ!を一生懸命思い出そうとしたが、視えていないところは当然思い出せないわけで。
ひとしきり唸っていたが、目覚めたヌコたちが肩に飛び乗ってきたことでそれ以上は諦めた。
ノアーも小さく鳴く。
「あ、そういえばノアーのこと、おとうさ・・・父上に話してなかった!」
今はドレイファスの部屋で、コバルドが作ってくれた止まり木にちんまりととまっている。
ノアーをテイムした翌日、学院でファロー・ミースを訪ねて世話のやり方を教えてもらった。
ケラノスホークをテイムしたと聞いたミースの、羨ましげなギラギラした視線に思わず肩が竦んだが、餌やあげる間隔、運動など細かくメモを取った。
「あの、ドレイファス様」
別れ際。
カルルドを通じ、頻繁に交流があり、最近はすっかり名前呼びが定着したミースは、なんとか自分を抑えて努めて平静に懇願する。
「ぜひ一度、そのケラノスホークを見せて頂きたいのですが、お屋敷に伺ってもよろしいでしょうか」
一瞬間が空く。
本館で会うだけだし、大丈夫かな、と答える前に、ドリアンとマーリアルの顔が脳内にドーンと現れた。
「父上から承諾を得られたら」
「はい、勿論です。公爵様にもよろしくお伝えください」
満面の笑みだ。
しかし目は笑わず、揉み手をする姿は卑屈。
何故かそう視えてミースの研究室をそそくさと辞した。
─父上の許可が下りなかったということにしよう─
ドレイファスはミースとの距離感を守ることに決めたのだった。
さて、ノアーの世話だが。
ボンディに肉餌を用意してもらってドレイファス自ら与え、水もドレイファスが交換した。
いい加減父にノアーのことを言わなくては。
「朝食のときに話してみよう」
朝食の時間は早い者遅い者がいるが、ドリアンはだいたい同じ時間である。
父が食堂に現れる時間を目指し、ドレイファスは食堂に足を向けた。
「おはようございます。おと、父上」
一時期、いつか自然に一人称を私呼びに、父母を父上母上と呼ぶようになると、無理に変えるのをやめたドレイファスだったが、このままではそんな日は来そうにないと、最近また呼び方を変える努力をしているところ。
「うむ、おはよう!早いな」
「はい!父上に話したいことがあるんです」
「そうか、では執務室へ」
「はいっ」
その日の朝食はブレッドとコーンスープ、ふんわりした卵焼きにトモテラソースがかけられたもので、ほぼドレイファスの好物ばかり。
とても満足度の高い朝食だった。
「それでは行くか」
ドリアンが移動を促すと、立ち上がったドレイファスは
「見せたいものがあるので取ってきます、先にいらしてください」
と言って、走って消えた。
見せたいものとは勿論ノアーである。
ヌコたちを上着のポケットに収め、ケラノスホークを肩に乗せる。
ノアーがドレイファスの頬に顔を擦り寄せると、テイムによって得た信頼だが、とてもうれしい。
「さあ、父上にノアーを紹介するからね」
そうして黒鷹を肩に現れた長男に、ドリアンの驚いたこと!
「それは一体どうした」
「あの、サイルズ領で網に引っかかっていたのをルジーが持ってきてくれて、テイムしました!」
「したのか?」
「はい!」
─ルジーのやつ勝手なことをしおって!この勢いでテイムした魔獣が増えていったら、我が家は魔獣見世物小屋になってしまうぞ─
自分の考えにふと動きが止まる。
─魔獣見世物小屋─
ドレイファスにテイムさせ、民が魔獣を見ることが出来るようにしてみたらどうだろう?子どもたちにはどんな魔獣が危険かを教えることができる。
思いついたことを忘れないために、ドレイファスを待たせてメモを取ると、漸く顔を上げた。
「ケラノスホークか?」
「はいっ」
そのウキウキした答えに、長男がどれほどこの魔鷹を気に入っているかがわかる。
「いつもらったのだ?」
「え・・・と三日前です」
「そうか。次にこういったことがあったら、すぐに報告するんだぞ。テイムしたなら最後までしっかりと世話をな」
「はいっ!ありがとうございます」
とてもうれしそうな息子に厳しめに言おうとしたが、緩んでしまった。
なにしろ息子の肩にとまる魔鷹が美しくて、目が離せないのだ。
テイムスキルを神殿で買い取ってテイマーとなった息子だが、こんなふうに肩に鷹をとまらせることができるなら自分もテイムスキルを買ってみたいと、チラッとだけだが思ったのだった。
「ああドレイファス待ちなさい!」
居間を出ようとしていた息子を呼び止めると、執務机の引き出しから未使用のアミュレットを取り出し、渡してやる。
「これを付けてやりなさい」
「ありがとうございます!」
今日にでもローザリオのアトリエで買い求めようと考えていたのだが。その場で紐を調整し首にかけてやると、気のせいかノアーも胸を張ったようだった。
通学前の水撒きのため、ノアーを肩にとまらせたまま畑に寄ると、小鳥たちが一斉に飛び立っていく。
「ドレイファス様、おはようございます」
ヨルトラが腰を支えながら、繁みから顔を出す。
「おや!魔鷹じゃないですか」
「うん、テイムしてるから危なくないよ。アミュレットも付けたことだし、ちょっと飛ばしてやりたいんだけど」
「どうぞどうぞ、これはありがたいですな」
「ありがたい?どういうこと?」
「さっき小鳥が飛んでいたでしょう?やつらは育てた作物を啄んでしまうんです。魔鷹は奴らの天敵ですから、追い払ってくれたらありがたい!」
そうなのか!
ドレイファスは閃いた。
学院に行っている間は畑で自由にさせたらどうかと。
ノアーによく言い聞かせれば、日中は畑を守ってくれるのではないか?
止まり木はまたコバルドに頼む。
それから暑さ寒さ対策に、出入り自由な大きな鳥小屋を一つ。
「そうすればノアーもたくさん飛べるようになると思うよ」
そう声をかけながら、腕に移したノアーを空に飛ばしてやるのだった。
何もかもが新しい!
分類もわかりやすい方法を自分で考え、棚にどのエリアのどういった種類の植物かと貼り付けるのも自分でやった。
それを見たドレイファスはとてもうれしそうに笑って頷いてくれた。
最初はよかった・・・・・。
離れの資料室で二人でやっていた時、カイドがマメに音を上げたように、そのうちハルーサの指も痛みに苛まれるようになったのだ。
錐で穴を開ける度、指の横腹に痛みが走る。
布切れを巻いてやってみたところ、痛みは感じにくいが、指の動きが鈍くなってやりづらい。
「痛っ!何かいい方法はないもんかなあ」
ハルーサの呟きを、ちょうど部屋に入ってきたドレイファスが耳にした。
「どうかした?」
「あ!ドレイファス様」
立ち上がったハルーサの指に巻かれた布に碧い視線が止まる。
「指、どうしたんだ」
「はあ、あの、錐でマメが・・・」
ドレイファスはハッとした。
そういえばカイドも指に布切れを巻いているのを見かけていたのだ。
「カイドのあれも?」
「はあ・・・、そんな感じです」
「知らなかったよ、申し訳ないことをした」
すぐに謝ってしまうのがドレイファスの良いところであり、貴族らしくないところでもある。
「いえ、布を巻けばやれるので大丈夫です!」
自分を鼓舞するように、ハルーサは元気に答えた。
その夜、ドレイファスは久しぶりに視た。
そう、勿論例の夢である。
今までよく視ていたキッチンとはまったく趣が違う、学院の職員室のような部屋でたくさんの人々が動き回っている。
ふと、女性が束ねた紙を何かの機械に挟むのが視え、そちらに視線が吸い寄せられていく。
『穴を開けたら、ファイリングして棚に入れておいてくれ』
そばにいた恰幅の良い男の声が聞こえるが、意味はまったくわからない。
頷いた女性はその機械に自分の体重をかけた。
するとガシャンという音のあと、機械から引き出された紙束にはきれいな丸い穴が二つ開いている!
黒い紐を縫いとめるように穴に潜らせ、リボンのように結ぶと、男が指差していた棚に放り込んで、小さな機械を引き出しにしまう。
─待って!それ見たいっ─
と思っても、向こうに聞こえるわけではない。
パタンと引き出しが閉められ、夢は遠のいていった。
目覚めたドレイファスは、ちらりと視えた手のひらより少し大きなアレ!を一生懸命思い出そうとしたが、視えていないところは当然思い出せないわけで。
ひとしきり唸っていたが、目覚めたヌコたちが肩に飛び乗ってきたことでそれ以上は諦めた。
ノアーも小さく鳴く。
「あ、そういえばノアーのこと、おとうさ・・・父上に話してなかった!」
今はドレイファスの部屋で、コバルドが作ってくれた止まり木にちんまりととまっている。
ノアーをテイムした翌日、学院でファロー・ミースを訪ねて世話のやり方を教えてもらった。
ケラノスホークをテイムしたと聞いたミースの、羨ましげなギラギラした視線に思わず肩が竦んだが、餌やあげる間隔、運動など細かくメモを取った。
「あの、ドレイファス様」
別れ際。
カルルドを通じ、頻繁に交流があり、最近はすっかり名前呼びが定着したミースは、なんとか自分を抑えて努めて平静に懇願する。
「ぜひ一度、そのケラノスホークを見せて頂きたいのですが、お屋敷に伺ってもよろしいでしょうか」
一瞬間が空く。
本館で会うだけだし、大丈夫かな、と答える前に、ドリアンとマーリアルの顔が脳内にドーンと現れた。
「父上から承諾を得られたら」
「はい、勿論です。公爵様にもよろしくお伝えください」
満面の笑みだ。
しかし目は笑わず、揉み手をする姿は卑屈。
何故かそう視えてミースの研究室をそそくさと辞した。
─父上の許可が下りなかったということにしよう─
ドレイファスはミースとの距離感を守ることに決めたのだった。
さて、ノアーの世話だが。
ボンディに肉餌を用意してもらってドレイファス自ら与え、水もドレイファスが交換した。
いい加減父にノアーのことを言わなくては。
「朝食のときに話してみよう」
朝食の時間は早い者遅い者がいるが、ドリアンはだいたい同じ時間である。
父が食堂に現れる時間を目指し、ドレイファスは食堂に足を向けた。
「おはようございます。おと、父上」
一時期、いつか自然に一人称を私呼びに、父母を父上母上と呼ぶようになると、無理に変えるのをやめたドレイファスだったが、このままではそんな日は来そうにないと、最近また呼び方を変える努力をしているところ。
「うむ、おはよう!早いな」
「はい!父上に話したいことがあるんです」
「そうか、では執務室へ」
「はいっ」
その日の朝食はブレッドとコーンスープ、ふんわりした卵焼きにトモテラソースがかけられたもので、ほぼドレイファスの好物ばかり。
とても満足度の高い朝食だった。
「それでは行くか」
ドリアンが移動を促すと、立ち上がったドレイファスは
「見せたいものがあるので取ってきます、先にいらしてください」
と言って、走って消えた。
見せたいものとは勿論ノアーである。
ヌコたちを上着のポケットに収め、ケラノスホークを肩に乗せる。
ノアーがドレイファスの頬に顔を擦り寄せると、テイムによって得た信頼だが、とてもうれしい。
「さあ、父上にノアーを紹介するからね」
そうして黒鷹を肩に現れた長男に、ドリアンの驚いたこと!
「それは一体どうした」
「あの、サイルズ領で網に引っかかっていたのをルジーが持ってきてくれて、テイムしました!」
「したのか?」
「はい!」
─ルジーのやつ勝手なことをしおって!この勢いでテイムした魔獣が増えていったら、我が家は魔獣見世物小屋になってしまうぞ─
自分の考えにふと動きが止まる。
─魔獣見世物小屋─
ドレイファスにテイムさせ、民が魔獣を見ることが出来るようにしてみたらどうだろう?子どもたちにはどんな魔獣が危険かを教えることができる。
思いついたことを忘れないために、ドレイファスを待たせてメモを取ると、漸く顔を上げた。
「ケラノスホークか?」
「はいっ」
そのウキウキした答えに、長男がどれほどこの魔鷹を気に入っているかがわかる。
「いつもらったのだ?」
「え・・・と三日前です」
「そうか。次にこういったことがあったら、すぐに報告するんだぞ。テイムしたなら最後までしっかりと世話をな」
「はいっ!ありがとうございます」
とてもうれしそうな息子に厳しめに言おうとしたが、緩んでしまった。
なにしろ息子の肩にとまる魔鷹が美しくて、目が離せないのだ。
テイムスキルを神殿で買い取ってテイマーとなった息子だが、こんなふうに肩に鷹をとまらせることができるなら自分もテイムスキルを買ってみたいと、チラッとだけだが思ったのだった。
「ああドレイファス待ちなさい!」
居間を出ようとしていた息子を呼び止めると、執務机の引き出しから未使用のアミュレットを取り出し、渡してやる。
「これを付けてやりなさい」
「ありがとうございます!」
今日にでもローザリオのアトリエで買い求めようと考えていたのだが。その場で紐を調整し首にかけてやると、気のせいかノアーも胸を張ったようだった。
通学前の水撒きのため、ノアーを肩にとまらせたまま畑に寄ると、小鳥たちが一斉に飛び立っていく。
「ドレイファス様、おはようございます」
ヨルトラが腰を支えながら、繁みから顔を出す。
「おや!魔鷹じゃないですか」
「うん、テイムしてるから危なくないよ。アミュレットも付けたことだし、ちょっと飛ばしてやりたいんだけど」
「どうぞどうぞ、これはありがたいですな」
「ありがたい?どういうこと?」
「さっき小鳥が飛んでいたでしょう?やつらは育てた作物を啄んでしまうんです。魔鷹は奴らの天敵ですから、追い払ってくれたらありがたい!」
そうなのか!
ドレイファスは閃いた。
学院に行っている間は畑で自由にさせたらどうかと。
ノアーによく言い聞かせれば、日中は畑を守ってくれるのではないか?
止まり木はまたコバルドに頼む。
それから暑さ寒さ対策に、出入り自由な大きな鳥小屋を一つ。
「そうすればノアーもたくさん飛べるようになると思うよ」
そう声をかけながら、腕に移したノアーを空に飛ばしてやるのだった。
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