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232 夢
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「おお、これはいいな!スッキリした甘さで飲みやすい」
ドリアンより先にダルスラ・ロンドリンが答え、それをきっかけに次々感想を口にし始める。
「後味がいいな。こってりとした甘味が好きな女性や子供にはあっさりしすぎているかもしれんが」
「ああ、確かにな。これは甘さが控えめな気がする。家族が気に入ってくれたら大変ありがたい」
口をへの字にして言うのはクロードゥル・ヤンニルだ。
ヤンニル騎士爵家は妻子が大の甘党のため、クロードゥルはいつも贅沢にはちみつがたっぷり塗られたブレッドやパンケークに辟易していた。
男たちがひとしきり新しいはちみつの話で盛り上がったあと、ドリアンが現実的な話に戻す一言を切り出した。
「そろそろ本題といこうか」
ドリアンはドレイファスを守るために目立たせたくない。しかしワルターは、ドレイファスが魔導師の道を選びたいと言うとは思わないのかと、ドリアンの頭の中にまったくなかった可能性を引きずり出した。
「ドレイファスが・・なりたいと言ったら?・・・ドレイファスは言うだろうか?」
「なあドリアン、自分で考え込まずに本人に確認してみたらいいじゃないか」
ワルターの勧めに、仲間たちが頷いている。
「もし魔導師になりたいというなら認めるしかあるまい。興味がないというなら、そのときは・・・今回のことは皆で隠蔽してやろう!」
ニカッと笑う男たちに背中を押され、ドリアンは皆を残してドレイファスの元へ向かった。
─ドレイファスの気持ちか・・・─
ドリアンは、愛息子の特殊なスキルとスキルの出自を知って以来、とにかく王家から隠さなければならないと手を尽くしてきた。
いつしかドレイファスのスキルを隠すのではなく、ドレイファス自身を隠すことに躍起になっていたのだ。
目立たせないようにしてきたことで、ドレイファスの成長を妨げてしまったかもしれないと、遅まきながら不安になり、知らずしらず早足になる。
階段の下から、扉の前に立つレイドが見えて息子が在室だとわかると、階段を駆け上がった。
「ドリアン様っ!」
「ドレイファスは?」
「今、おやつを」
「開けろ」
レイドが言いかけたように、扉が開くとドレイファスが控えの間でおやつを頰張っていた。
「むぁ!ぉんとうさまっ」
飲み込もうとして、ぐぶっと声が漏れるドレイファスをレイドは残念そうに見たが、ドリアンはそれより自分がやってきたことがドレイファスにどう思われたかが知りたくて、サッとグラスに水を入れて飲ませてやる。
「落ち着いたか?」
「はい」
「少し話したいんだが、いいだろうか」
レイドに扉を閉めるよう手で指図する父を見て、ドレイファスはおや?と思った。
こんな父は珍しい。
焦ったような、不安そうな。
─お父様、どうしたのだろう?何かあったのかな─
何かあったのが自分だと気づいていないドレイファスは、こてんと首を傾げて父を見上げた。
椅子を引いてドレイファスに寄せ、ドリアンが座ると、じっと息子の碧い目を覗く。
何か言いにくそうな顔で。
「あのときのこと、覚えているか?」
「・・・イナゴールが来たときですか?」
「そうだ」
小さめの顎に手を当てて少し俯き加減に考え込んだドレイファスは、首を右に傾けたと思うと、次に左に傾ける。
父の視線を感じて気も焦るが。
「イナゴールがあと少しで畑に下りてしまうという時に、やめろと叫んで、手で振り払おうとしたのは覚えています。そしたらイナゴールが吹き飛んで・・・?」
「吹き飛んだのは何故だと思う?」
「なんか・・突風が吹いたんだと思います」
「その突風は何処から吹いたものかわかるか?」
ドレイファスが顔を上げると僅かに見上げる位置に、黒い瞳が自分の答えを待っている。
「何処から?」
「わからないのか?」
これにはドリアンのほうが戸惑いを覚える。
─ローザリオ殿が無詠唱で魔法を放ったと言っていたが・・・、無意識でやってのけたというのか?─
本人に自覚がないのに真実を言うべきかと一瞬迷うが、自分の思いだけでドレイファスの選択肢を奪ってはいけないと思い直す。
「よく聞いてくれ。その突風、いやイナゴールをすべて吹き飛ばすほどの大旋風は、ドレイファスが発したものだ」
「・・・・・・?」
パチパチパチパチパチッと高速で瞬きし続けていたと思うと。
「うそ?ほんとに?ええっ!」
素っ頓狂な叫び声があがった。
「本当だ」
興奮を落ち着かせるような低めの声で、ドリアンが先を続ける。
「おまえはそのあと、さらに炎焰の大魔法を放って、空に吹き上がったイナゴールを一瞬で殲滅したんだ」
父がそんな冗談を言うとは思えない。
嘘を付くにも話が大き過ぎる。
「・・・・ほ、ほんとに?」
「ああ、本当だ。ヌコたちのバフもあっただろうが、あまりにも大きな魔法を放ったせいで魔力切れし、意識を失ったんだ」
「イナゴールを一瞬で殲滅?」
─そういえばシエルがそんなようなこと言ってたかも─
『だからドルがあいつらを葬ったんだよ、すっっっごくカッコよかった!大魔導師みたいだった!』
あの時は何のことを言っているのか、よくわからなかったのだが。
「誰も教えなかったか?」
そう言ってから、そういえば自分も目が覚めたことにただ喜び、詳細までを伝えていなかったと気がついた。
「ほんとに本当に?」
キラキラと見開かれた碧い瞳が念を押す。
「ああ、本当だ。だからうちの畑は被害が殆どなかった」
「や、やったーーーーー!」
両腕を空に、いや、天井に突上げて笑い出す。
「やった、やったー!外の畑のミロン、あとちょっとで甘熟するところだったの無事だったんだぁ!よかったーっ!」
「・・・・・・・・・」
ドリアンは呆気にとられていた。
大魔法をぶっ放したと喜ぶのではなく、熟す間際の大好物が無事なことを喜んでいるのだから。
ハアア!と蕩けるようにへらりと笑うドレイファスに、ドリアンはそっと訊ねた。
「魔法を放ったことは覚えてないのか?」
「魔法ですか?・・・うーん。どうしてそんな魔法が使えたのかもわからないくらいなので」
ここにワルターがいたら、わからんのかい!とツッコんだところだろう。
しかしドリアンはそんなことはしない。
「そうか」とだけ。
うんうんと唸って考え込むドレイファスを見て、もう一つ訊ねてみる。
「王家から、イナゴール殲滅の手法を報告するようにと通達が来ているのだ。ドレイファスがひとりで放ったと報告すれば、王家がおまえを魔導師にしたがってもおかしくない」
「ま、どう、し?」
「おまえは魔導師になりたいと思ったことはないのか?」
父の問いに、ドレイファスはさらに目を見開いていく。
「・・・」
ドレイファスは正直なところ、戦いが苦手だ。剣の練習で血が出るとゾッとするし、じゃあ魔法で離れたところからと言っても、命が消える瞬間がどうにもたまらない。
もちろん肉は大好きだが、シエルドのように躊躇いなく魔物を屠り、捌くなんて、やらずに済むなら一生やらなくていいと思っている。
だからシエルドにも、トレモルやアラミス、ボルドアたちにも勝つことが出来ずにいるのだ。
臆病者と言われたら、そのとおりとしか言いようがないので、ドレイファスがそれを口にしたことはなかった。
魔導師などになったら、毎日が戦いだ。
「そんなの嫌だ、なりたくない魔導師なんか」
小さな声だった。
しかしドリアンには確かに聞こえた。
「なりたくない?」
「はい。僕は魔導師にはなりたくないです」
安心したドリアンは、思いついて訊ねた。
「では何になりたいのだ?」
父子は視線を合わせている。
「僕は・・・領民が豊かに暮らせるように、おと、父上のような立派な領主になりたいです」
ジーン・・・。
ドリアンは自分の胸からそんな音が聴こえた気がした。
鼻がツンとする。
「そうか。うむ。そうか。そうだな、いいと思うぞ」
「あ、あと、庭師とテイマーもなりたいです」
せっかく感激していたドリアンはカクっとしたが、ちょっとこどもっぽいドレイファスに寧ろ安心し、「それもいいな」と言ってやる。
「本当に?」
「ああ、本当だ。それは今ならどちらも領民のためになることだからな。なれるとしたらどちらがいい?」
「え?」
ちょっと考えたドレイファスがニヤッと笑う。
「両方なりたいです」
ヌコたちは既にテイムしている。
駆け出しだがテイマーではあるのだ。
あとは庭師になれれば。
「ドレイファス、おまえ意外と欲張りだったのだな」
「ダメですか?」
「いや、その勢いで公爵家を率いていけばいいと思うぞ」
「ハイッ」
ドリアンは、苦笑しながらドレイファスの頭を撫でる。
夢を語った息子に小さな頃の面影が見えて、気づくと手を伸ばしていた。
ドリアンより先にダルスラ・ロンドリンが答え、それをきっかけに次々感想を口にし始める。
「後味がいいな。こってりとした甘味が好きな女性や子供にはあっさりしすぎているかもしれんが」
「ああ、確かにな。これは甘さが控えめな気がする。家族が気に入ってくれたら大変ありがたい」
口をへの字にして言うのはクロードゥル・ヤンニルだ。
ヤンニル騎士爵家は妻子が大の甘党のため、クロードゥルはいつも贅沢にはちみつがたっぷり塗られたブレッドやパンケークに辟易していた。
男たちがひとしきり新しいはちみつの話で盛り上がったあと、ドリアンが現実的な話に戻す一言を切り出した。
「そろそろ本題といこうか」
ドリアンはドレイファスを守るために目立たせたくない。しかしワルターは、ドレイファスが魔導師の道を選びたいと言うとは思わないのかと、ドリアンの頭の中にまったくなかった可能性を引きずり出した。
「ドレイファスが・・なりたいと言ったら?・・・ドレイファスは言うだろうか?」
「なあドリアン、自分で考え込まずに本人に確認してみたらいいじゃないか」
ワルターの勧めに、仲間たちが頷いている。
「もし魔導師になりたいというなら認めるしかあるまい。興味がないというなら、そのときは・・・今回のことは皆で隠蔽してやろう!」
ニカッと笑う男たちに背中を押され、ドリアンは皆を残してドレイファスの元へ向かった。
─ドレイファスの気持ちか・・・─
ドリアンは、愛息子の特殊なスキルとスキルの出自を知って以来、とにかく王家から隠さなければならないと手を尽くしてきた。
いつしかドレイファスのスキルを隠すのではなく、ドレイファス自身を隠すことに躍起になっていたのだ。
目立たせないようにしてきたことで、ドレイファスの成長を妨げてしまったかもしれないと、遅まきながら不安になり、知らずしらず早足になる。
階段の下から、扉の前に立つレイドが見えて息子が在室だとわかると、階段を駆け上がった。
「ドリアン様っ!」
「ドレイファスは?」
「今、おやつを」
「開けろ」
レイドが言いかけたように、扉が開くとドレイファスが控えの間でおやつを頰張っていた。
「むぁ!ぉんとうさまっ」
飲み込もうとして、ぐぶっと声が漏れるドレイファスをレイドは残念そうに見たが、ドリアンはそれより自分がやってきたことがドレイファスにどう思われたかが知りたくて、サッとグラスに水を入れて飲ませてやる。
「落ち着いたか?」
「はい」
「少し話したいんだが、いいだろうか」
レイドに扉を閉めるよう手で指図する父を見て、ドレイファスはおや?と思った。
こんな父は珍しい。
焦ったような、不安そうな。
─お父様、どうしたのだろう?何かあったのかな─
何かあったのが自分だと気づいていないドレイファスは、こてんと首を傾げて父を見上げた。
椅子を引いてドレイファスに寄せ、ドリアンが座ると、じっと息子の碧い目を覗く。
何か言いにくそうな顔で。
「あのときのこと、覚えているか?」
「・・・イナゴールが来たときですか?」
「そうだ」
小さめの顎に手を当てて少し俯き加減に考え込んだドレイファスは、首を右に傾けたと思うと、次に左に傾ける。
父の視線を感じて気も焦るが。
「イナゴールがあと少しで畑に下りてしまうという時に、やめろと叫んで、手で振り払おうとしたのは覚えています。そしたらイナゴールが吹き飛んで・・・?」
「吹き飛んだのは何故だと思う?」
「なんか・・突風が吹いたんだと思います」
「その突風は何処から吹いたものかわかるか?」
ドレイファスが顔を上げると僅かに見上げる位置に、黒い瞳が自分の答えを待っている。
「何処から?」
「わからないのか?」
これにはドリアンのほうが戸惑いを覚える。
─ローザリオ殿が無詠唱で魔法を放ったと言っていたが・・・、無意識でやってのけたというのか?─
本人に自覚がないのに真実を言うべきかと一瞬迷うが、自分の思いだけでドレイファスの選択肢を奪ってはいけないと思い直す。
「よく聞いてくれ。その突風、いやイナゴールをすべて吹き飛ばすほどの大旋風は、ドレイファスが発したものだ」
「・・・・・・?」
パチパチパチパチパチッと高速で瞬きし続けていたと思うと。
「うそ?ほんとに?ええっ!」
素っ頓狂な叫び声があがった。
「本当だ」
興奮を落ち着かせるような低めの声で、ドリアンが先を続ける。
「おまえはそのあと、さらに炎焰の大魔法を放って、空に吹き上がったイナゴールを一瞬で殲滅したんだ」
父がそんな冗談を言うとは思えない。
嘘を付くにも話が大き過ぎる。
「・・・・ほ、ほんとに?」
「ああ、本当だ。ヌコたちのバフもあっただろうが、あまりにも大きな魔法を放ったせいで魔力切れし、意識を失ったんだ」
「イナゴールを一瞬で殲滅?」
─そういえばシエルがそんなようなこと言ってたかも─
『だからドルがあいつらを葬ったんだよ、すっっっごくカッコよかった!大魔導師みたいだった!』
あの時は何のことを言っているのか、よくわからなかったのだが。
「誰も教えなかったか?」
そう言ってから、そういえば自分も目が覚めたことにただ喜び、詳細までを伝えていなかったと気がついた。
「ほんとに本当に?」
キラキラと見開かれた碧い瞳が念を押す。
「ああ、本当だ。だからうちの畑は被害が殆どなかった」
「や、やったーーーーー!」
両腕を空に、いや、天井に突上げて笑い出す。
「やった、やったー!外の畑のミロン、あとちょっとで甘熟するところだったの無事だったんだぁ!よかったーっ!」
「・・・・・・・・・」
ドリアンは呆気にとられていた。
大魔法をぶっ放したと喜ぶのではなく、熟す間際の大好物が無事なことを喜んでいるのだから。
ハアア!と蕩けるようにへらりと笑うドレイファスに、ドリアンはそっと訊ねた。
「魔法を放ったことは覚えてないのか?」
「魔法ですか?・・・うーん。どうしてそんな魔法が使えたのかもわからないくらいなので」
ここにワルターがいたら、わからんのかい!とツッコんだところだろう。
しかしドリアンはそんなことはしない。
「そうか」とだけ。
うんうんと唸って考え込むドレイファスを見て、もう一つ訊ねてみる。
「王家から、イナゴール殲滅の手法を報告するようにと通達が来ているのだ。ドレイファスがひとりで放ったと報告すれば、王家がおまえを魔導師にしたがってもおかしくない」
「ま、どう、し?」
「おまえは魔導師になりたいと思ったことはないのか?」
父の問いに、ドレイファスはさらに目を見開いていく。
「・・・」
ドレイファスは正直なところ、戦いが苦手だ。剣の練習で血が出るとゾッとするし、じゃあ魔法で離れたところからと言っても、命が消える瞬間がどうにもたまらない。
もちろん肉は大好きだが、シエルドのように躊躇いなく魔物を屠り、捌くなんて、やらずに済むなら一生やらなくていいと思っている。
だからシエルドにも、トレモルやアラミス、ボルドアたちにも勝つことが出来ずにいるのだ。
臆病者と言われたら、そのとおりとしか言いようがないので、ドレイファスがそれを口にしたことはなかった。
魔導師などになったら、毎日が戦いだ。
「そんなの嫌だ、なりたくない魔導師なんか」
小さな声だった。
しかしドリアンには確かに聞こえた。
「なりたくない?」
「はい。僕は魔導師にはなりたくないです」
安心したドリアンは、思いついて訊ねた。
「では何になりたいのだ?」
父子は視線を合わせている。
「僕は・・・領民が豊かに暮らせるように、おと、父上のような立派な領主になりたいです」
ジーン・・・。
ドリアンは自分の胸からそんな音が聴こえた気がした。
鼻がツンとする。
「そうか。うむ。そうか。そうだな、いいと思うぞ」
「あ、あと、庭師とテイマーもなりたいです」
せっかく感激していたドリアンはカクっとしたが、ちょっとこどもっぽいドレイファスに寧ろ安心し、「それもいいな」と言ってやる。
「本当に?」
「ああ、本当だ。それは今ならどちらも領民のためになることだからな。なれるとしたらどちらがいい?」
「え?」
ちょっと考えたドレイファスがニヤッと笑う。
「両方なりたいです」
ヌコたちは既にテイムしている。
駆け出しだがテイマーではあるのだ。
あとは庭師になれれば。
「ドレイファス、おまえ意外と欲張りだったのだな」
「ダメですか?」
「いや、その勢いで公爵家を率いていけばいいと思うぞ」
「ハイッ」
ドリアンは、苦笑しながらドレイファスの頭を撫でる。
夢を語った息子に小さな頃の面影が見えて、気づくと手を伸ばしていた。
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