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214 庭師たちの愛すべき主
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「ドル様、最近どうなさったのかしら?」
ルートリアは最近、ドレイファスがなんとなく落ち込んでいることに気づいている。しかし何も言わないから、理由がわからなかった。
ふと、シエルドが離れたところから手招きしているのが見えた。
「シエル様」
「鋭いね、ルートリア嬢。でもしばらくはほっといた方がいいかも。いろいろと悩み多き年頃なんだよ」
「悩み多き?何かご存知なの?」
「うんまあ。でもそのうちスッキリした顔するから大丈夫!見守ってて」
たいそうな秘密のように語ったシエルドだが、そんな大袈裟なことではない。
元はシエルドが散々ボク!ボク!とからかったせい。
今日もボクと言いかけたドレイファスをからかうと、不愉快そうなトレモルから
「シエルもいい加減こどもっぽいことをやめろ!」
と注意をされ、二の句を言う前にトレモルはドレイファスを連れて行ってしまった。
それで初めてやり過ぎたことに気がついたが、落ち込むほどのことではないと気にしていないし、それをドレイファスに謝るつもりもない。
「ドルも、ほーんと子供っぽいんだよな」
小さな呟きはルートリアの耳に入り、ドレイファス大好きの婚約者は言い放つ。
「そんなことありません!子供っぽいところだけじゃないですから!」
「あっ、否定しないんだ」
言ったシエルドの方が苦笑してしまう。
シエルドの婚約者ノエミも学院に入学してきたが、学年が四年も違うと、なかなか行き来することもないので、シエルドはシエルドでドレイファスとルートリアが、そしてカルルドとモルトベーネが密かに羨ましかった。
「いいところも、ちょっとアレなところも全部含めてのドル様ですからっ!」
婚約者になって以来、ルートリアもドレイファスもお互いを大切にしあっている。
そんなところが微笑ましいふたりだと思うシエルドであった。
悩みは抱えつつも、ドレイファスも飛躍の時を迎えている。
元々魔力が豊富で、複数の魔法属性に恵まれたドレイファスだが、学校の授業以外で魔法を使うことは滅多にない。
いつも護衛ががっちりと固めているので使う機会がなかったのだが、数年に渡りシエルドの護衛でもあるアーサ・オウサルガから魔法の扱いを習い、実は王宮の魔導師にもなれる素質を見せていたのだ。
ただしつこく言うが、使う機会がない。
学院の魔法学の授業ではシエルドとドレイファスが競っているが、闘争心が欠けているドレイファスは、どうやっても普段から素材採取や錬金術で魔法を使うシエルドには勝てずにいた。
「なにか一つでもいいからシエルに勝ちたいよ」
ポツンと溢れたそれを聞いていたものはいない。
ドレイファスは魔法でも剣術でも勉強でも優秀な成績を収めている。
しかし勉強はカルルドに、魔法はシエルドに今一歩勝てず、剣術は言わずもがな、ボルドアやトレモル、アラミスの後塵を拝し、いつも二番手。
離れの畑のテーブルで、今日もハーッと大きなため息をつくドレイファスに、ヨルトラが気がついた。
「ドレイファス様、どうなさいました?」
よっこらしょと、隣りの椅子を引いて座り込むとドレイファスの前に小さな籠を押し出してくる。
「?」
覗いたドレイファスが、ああっ!と叫んだ。
「いつできたのこれ?」
「つい数日前に初めてできました。漸くここまで大きな実をつけられるようになったんですよ」
「やっぱりっ!この前ボンディが籠にいれてたペリルが、いつもより少し大きくなった気がしてたんだ!」
ドレイファスが指先で摘み、目の前に持ち上げると、普通の二倍はありそうな真っ赤なペリルが姿を現した。
「すごいよヨルトラ爺!」
「ドレイファス様が視たペリルはこのくらいの大きさでしたか?」
「うん?そう、大きさはこのくらいだと思うけど丸くなくてね、三角っぽいからこれより大きく見えたかもしれない。でもこれだってすごーく大きいよ!本当に本当なんだね!すごいよーっ!」
そっと籠にペリルを戻すと、ヨルトラの手を握ってブンブンと振り回す。
「すごいっすごーいっ!ヨルトラ爺すごいよーっ」
大興奮のドレイファスである。
手を掴まれて振り回され、ふらふらヨロヨロしているヨルトラに気づいたモリエールが駆けつけなければ、ヨルトラは地面に転がってしまったかもしれないほどに。
しかしヨルトラはそれすらもうれしそうに破顔する。
「すごいのはドレイファス様ですよ、ドレイファス様がいたから。我が主が諦めず、自ら畑に下りられていたからこそです。ここまで導いたのは間違いなくドレイファス様です!」
力強く告げたヨルトラに、ドレイファスは頬を染めた。
最近褒められることがめっきり無くなり、仲間たちには置いていかれ感満載で、自分のいいところなんてこれっぽっちもわからなくなっていたのだ。
「ありがとうヨルトラ爺。でも、ぼ・・わ、わたしだけではできないことだよ。ヨルトラ爺やみんなのお陰だ!ありがとう!」
そばにいるモリエールに視線を移すと、
「モリエールも!いつもありがと」
がしっと抱きつく。
びっくりしたのはモリエールだ。
今までモリエールにこんな風に抱きついて、感情を爆発させた者はいなかったのだから。
わらわらと畑から出てきたタンジェントたちは、ニヤニヤとモリエールとしがみつくドレイファスを見ている。
「本当に本当に、みんなありがとう!ぼく・・わ、わたしの庭師たちはこの国最高の庭師だ!誰がなんといっても絶対に間違いなく国一番だよーっ」
興奮して理性が飛んでいるように見えるドレイファスだが、実は自分が何を言って何をしているか、ちゃんとわかっていた。
最大限の感謝を、最高の気持ちに乗せて伝えたくて、こどもっぽいやり方をしたが。
「ドレイファス様、モリエールが固まってるぞ」
「タンジーっ!」
モリエールに抱きついたまま、引きずるようにタンジェントのもとへ行く?
「見たよねあれ?」
「ああ、ペリルだろ」
「本当にすっごく大きくてびっくりしたっ!本当にやってくれたんだね!みんな凄すぎるよ」
「ああ、私たちはみんなすごい!こんなに長い時間を諦めずにやり遂げられるチームなんてそうはいない」
うんうんと、ドレイファスもそして抱きつかれたままのモリエールも首を振る。
喜びのペリルをもう一度見たいと、モリエールを解放してまた籠を覗くと。
ちゃんと三粒、特大サイズのペリルが鎮座ましましていた。
「ボンディが持っていた奴より、もっと大きいね」
「ボンディ?ああ、この前採れたやつかな。あれもまあまあだったけど、今日のが一番だな」
「そういえば、この大きさのって何個くらいあるの?」
「それだけだ」
何てことないようにタンジェントが言う。
「そうなの?」
碧い瞳がヨルトラを見た。
以前は見上げていた瞳は、そろそろヨルトラと同じ目線に近づいている。
─随分と背が伸びたものだ─
そんな風に主の成長を感慨深く見つめていたヨルトラは、急に話を振られてハッとして、返事を返した。
「え、ええ。まだこの大きさのペリルをつけるのは一株しかないのです」
「そっか。・・・でも、一株でもすごいことだよ!こんな小さなペリルしかなかったんだから。これから株を増やして、大きなペリルがもっとたくさんできるようになればいい!
ぼ、・・わ、わたしも手伝う!」
満面の笑み!
その美しい笑顔が見たいと思う気持ちが、庭師たちの一つの原動力だ。
そして自らの手で新しいものを作り出す喜び。
「それでは早速一粒お召し上がり下さい、ドレイファス様」
恭しくタンジェントが籠を持って頭の上に掲げ、腰を曲げて深々と礼をすると、ちょうど籠がドレイファスの目の下に来る。
「何それタンジーってば」
ぷっと吹き出しながらも、ドレイファスはまるで王への献上品のように差し出された籠からペリルを一粒摘むと、フッと埃を吹き飛ばしてかぷっと噛み付いた。
じゅわーっと口いっぱいに果汁が広がっていくのを、瞳を閉じて堪能する。
「ああ、あま・・すっぱ・・・おいし」
小さく漏れ出る言葉に、庭師たちに満足感が広がっていく。
ぱちりと目を開けたと思うと、ドレイファスはぐるりと庭師たちを見渡し、ほんの少しだけ頭を下げた。
「「なっ、何を」」
「みんなありがとう!心から感謝している」
その言葉が、ドリアンそっくりで!
どう見ても、マーリアルに瓜二つなドレイファスだが、やはりドリアンの一子、こうしてあの素晴らしい公爵閣下の後継者になっていくのだと、皆、その言葉と気持ちに感激しつつ、頬を緩めてドレイファスを見つめていた。
∈∈∈∈∈∈
いつもご愛読ありがとうございます。
次話より虫が出てきます。
作者は虫が苦手なので、あまり具体的な気持ち悪い描写にならないように注意しておりますが、お好きでない方はご注意下さい。
ルートリアは最近、ドレイファスがなんとなく落ち込んでいることに気づいている。しかし何も言わないから、理由がわからなかった。
ふと、シエルドが離れたところから手招きしているのが見えた。
「シエル様」
「鋭いね、ルートリア嬢。でもしばらくはほっといた方がいいかも。いろいろと悩み多き年頃なんだよ」
「悩み多き?何かご存知なの?」
「うんまあ。でもそのうちスッキリした顔するから大丈夫!見守ってて」
たいそうな秘密のように語ったシエルドだが、そんな大袈裟なことではない。
元はシエルドが散々ボク!ボク!とからかったせい。
今日もボクと言いかけたドレイファスをからかうと、不愉快そうなトレモルから
「シエルもいい加減こどもっぽいことをやめろ!」
と注意をされ、二の句を言う前にトレモルはドレイファスを連れて行ってしまった。
それで初めてやり過ぎたことに気がついたが、落ち込むほどのことではないと気にしていないし、それをドレイファスに謝るつもりもない。
「ドルも、ほーんと子供っぽいんだよな」
小さな呟きはルートリアの耳に入り、ドレイファス大好きの婚約者は言い放つ。
「そんなことありません!子供っぽいところだけじゃないですから!」
「あっ、否定しないんだ」
言ったシエルドの方が苦笑してしまう。
シエルドの婚約者ノエミも学院に入学してきたが、学年が四年も違うと、なかなか行き来することもないので、シエルドはシエルドでドレイファスとルートリアが、そしてカルルドとモルトベーネが密かに羨ましかった。
「いいところも、ちょっとアレなところも全部含めてのドル様ですからっ!」
婚約者になって以来、ルートリアもドレイファスもお互いを大切にしあっている。
そんなところが微笑ましいふたりだと思うシエルドであった。
悩みは抱えつつも、ドレイファスも飛躍の時を迎えている。
元々魔力が豊富で、複数の魔法属性に恵まれたドレイファスだが、学校の授業以外で魔法を使うことは滅多にない。
いつも護衛ががっちりと固めているので使う機会がなかったのだが、数年に渡りシエルドの護衛でもあるアーサ・オウサルガから魔法の扱いを習い、実は王宮の魔導師にもなれる素質を見せていたのだ。
ただしつこく言うが、使う機会がない。
学院の魔法学の授業ではシエルドとドレイファスが競っているが、闘争心が欠けているドレイファスは、どうやっても普段から素材採取や錬金術で魔法を使うシエルドには勝てずにいた。
「なにか一つでもいいからシエルに勝ちたいよ」
ポツンと溢れたそれを聞いていたものはいない。
ドレイファスは魔法でも剣術でも勉強でも優秀な成績を収めている。
しかし勉強はカルルドに、魔法はシエルドに今一歩勝てず、剣術は言わずもがな、ボルドアやトレモル、アラミスの後塵を拝し、いつも二番手。
離れの畑のテーブルで、今日もハーッと大きなため息をつくドレイファスに、ヨルトラが気がついた。
「ドレイファス様、どうなさいました?」
よっこらしょと、隣りの椅子を引いて座り込むとドレイファスの前に小さな籠を押し出してくる。
「?」
覗いたドレイファスが、ああっ!と叫んだ。
「いつできたのこれ?」
「つい数日前に初めてできました。漸くここまで大きな実をつけられるようになったんですよ」
「やっぱりっ!この前ボンディが籠にいれてたペリルが、いつもより少し大きくなった気がしてたんだ!」
ドレイファスが指先で摘み、目の前に持ち上げると、普通の二倍はありそうな真っ赤なペリルが姿を現した。
「すごいよヨルトラ爺!」
「ドレイファス様が視たペリルはこのくらいの大きさでしたか?」
「うん?そう、大きさはこのくらいだと思うけど丸くなくてね、三角っぽいからこれより大きく見えたかもしれない。でもこれだってすごーく大きいよ!本当に本当なんだね!すごいよーっ!」
そっと籠にペリルを戻すと、ヨルトラの手を握ってブンブンと振り回す。
「すごいっすごーいっ!ヨルトラ爺すごいよーっ」
大興奮のドレイファスである。
手を掴まれて振り回され、ふらふらヨロヨロしているヨルトラに気づいたモリエールが駆けつけなければ、ヨルトラは地面に転がってしまったかもしれないほどに。
しかしヨルトラはそれすらもうれしそうに破顔する。
「すごいのはドレイファス様ですよ、ドレイファス様がいたから。我が主が諦めず、自ら畑に下りられていたからこそです。ここまで導いたのは間違いなくドレイファス様です!」
力強く告げたヨルトラに、ドレイファスは頬を染めた。
最近褒められることがめっきり無くなり、仲間たちには置いていかれ感満載で、自分のいいところなんてこれっぽっちもわからなくなっていたのだ。
「ありがとうヨルトラ爺。でも、ぼ・・わ、わたしだけではできないことだよ。ヨルトラ爺やみんなのお陰だ!ありがとう!」
そばにいるモリエールに視線を移すと、
「モリエールも!いつもありがと」
がしっと抱きつく。
びっくりしたのはモリエールだ。
今までモリエールにこんな風に抱きついて、感情を爆発させた者はいなかったのだから。
わらわらと畑から出てきたタンジェントたちは、ニヤニヤとモリエールとしがみつくドレイファスを見ている。
「本当に本当に、みんなありがとう!ぼく・・わ、わたしの庭師たちはこの国最高の庭師だ!誰がなんといっても絶対に間違いなく国一番だよーっ」
興奮して理性が飛んでいるように見えるドレイファスだが、実は自分が何を言って何をしているか、ちゃんとわかっていた。
最大限の感謝を、最高の気持ちに乗せて伝えたくて、こどもっぽいやり方をしたが。
「ドレイファス様、モリエールが固まってるぞ」
「タンジーっ!」
モリエールに抱きついたまま、引きずるようにタンジェントのもとへ行く?
「見たよねあれ?」
「ああ、ペリルだろ」
「本当にすっごく大きくてびっくりしたっ!本当にやってくれたんだね!みんな凄すぎるよ」
「ああ、私たちはみんなすごい!こんなに長い時間を諦めずにやり遂げられるチームなんてそうはいない」
うんうんと、ドレイファスもそして抱きつかれたままのモリエールも首を振る。
喜びのペリルをもう一度見たいと、モリエールを解放してまた籠を覗くと。
ちゃんと三粒、特大サイズのペリルが鎮座ましましていた。
「ボンディが持っていた奴より、もっと大きいね」
「ボンディ?ああ、この前採れたやつかな。あれもまあまあだったけど、今日のが一番だな」
「そういえば、この大きさのって何個くらいあるの?」
「それだけだ」
何てことないようにタンジェントが言う。
「そうなの?」
碧い瞳がヨルトラを見た。
以前は見上げていた瞳は、そろそろヨルトラと同じ目線に近づいている。
─随分と背が伸びたものだ─
そんな風に主の成長を感慨深く見つめていたヨルトラは、急に話を振られてハッとして、返事を返した。
「え、ええ。まだこの大きさのペリルをつけるのは一株しかないのです」
「そっか。・・・でも、一株でもすごいことだよ!こんな小さなペリルしかなかったんだから。これから株を増やして、大きなペリルがもっとたくさんできるようになればいい!
ぼ、・・わ、わたしも手伝う!」
満面の笑み!
その美しい笑顔が見たいと思う気持ちが、庭師たちの一つの原動力だ。
そして自らの手で新しいものを作り出す喜び。
「それでは早速一粒お召し上がり下さい、ドレイファス様」
恭しくタンジェントが籠を持って頭の上に掲げ、腰を曲げて深々と礼をすると、ちょうど籠がドレイファスの目の下に来る。
「何それタンジーってば」
ぷっと吹き出しながらも、ドレイファスはまるで王への献上品のように差し出された籠からペリルを一粒摘むと、フッと埃を吹き飛ばしてかぷっと噛み付いた。
じゅわーっと口いっぱいに果汁が広がっていくのを、瞳を閉じて堪能する。
「ああ、あま・・すっぱ・・・おいし」
小さく漏れ出る言葉に、庭師たちに満足感が広がっていく。
ぱちりと目を開けたと思うと、ドレイファスはぐるりと庭師たちを見渡し、ほんの少しだけ頭を下げた。
「「なっ、何を」」
「みんなありがとう!心から感謝している」
その言葉が、ドリアンそっくりで!
どう見ても、マーリアルに瓜二つなドレイファスだが、やはりドリアンの一子、こうしてあの素晴らしい公爵閣下の後継者になっていくのだと、皆、その言葉と気持ちに感激しつつ、頬を緩めてドレイファスを見つめていた。
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いつもご愛読ありがとうございます。
次話より虫が出てきます。
作者は虫が苦手なので、あまり具体的な気持ち悪い描写にならないように注意しておりますが、お好きでない方はご注意下さい。
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