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200 ユウズのかおり
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メイベルはマーリアルへお礼の品を届けるため、定期的にフォンブランデイル公爵家を訪ねるようちなった。
その際必ず離れのマトレイドとカイドを訪ねて、チージュの研究開発のためにドレイファスの夢が書かれたメモを閲覧し、改良できるところがないかを、そしてアプル以外でも同じようにビネが作れる野菜や果実がないかを試作し始めた。
国内では東に位置するサイルズ領には、東方諸国の植物が運ばれてきた経緯もあり、地元の人間には当たり前でも、他の地方では見かけないものもあるらしいと聞き、メイベルはルジーとサイルズ産の植物を調査。
その中でひとつ、オレルによく似た色の四角ばった実。
それはルジーがボンディや総料理長たちに見せても誰も知らないと言った物で、食べると病気をしないと言われるため、サイルズではたいていどの家にも一本は植わっているほどポピュラーなカキィという果実である。
他にはないものならとメイベルはカキィを使ってビネを作ることに取り組み始めた。
「皮を洗わないのはちょっぴり気持ち悪いのよね」
アプルも洗わずに布で表面の汚れを軽く拭いているが。
「他にもカキィのようなものがあるかもしれないから、外部の人に意見をもらうとかした方がいいかしらね?」
「んー。ではタンジーにみてもらうか?」
「タンジェントさん?」
「そうだ。タンジーなら頼みやすいし」
「じゃあそれはお願いしていい?」
「もちろん!承った」
タンジェントはルジーの頼みを実に気楽に引き受けてくれた。
珍しい植物があったら知りたいという興味と、良く知るルジーとメイベルの夫婦に興味があったから。
「タンジェントさん、ご無沙汰しておりました!本日はいらしてくださってお礼を申し上げます」
サイルズ男爵領に向かったタンジェントは、懐かしいメイベルに迎えられて朗らかに笑う。
「メイベル嬢がお母上とは!なんか感慨深いな」
十五歳の時から知っているので、なんとなく兄のような目になってしまうタンジェントである。
肩にかけていた大きな袋をそのままメイベルに手渡してやると、覗き込んだメイベルがうれしそうに笑って。
「レッドメル!」
「好きだろう?」
「ええすっごく!ありがとう!」
季節が違うものを持ち歩くと目立ってしまうので、布袋に入れてきていたのだ。
「では我が家からはチージュを持って行ってくださいね」
「だいぶ頑張ってるそうじゃないか」
「ものすっごく頑張ってますわよ!」
タンジェントに褒められると頬を緩ませ、胸を張った。
「持ってきたぞタンジー」
ルジーが果実を詰め込んだ大きな籠を持ってやって来て応接間へと誘うと、初めて来る屋敷に落ち着きなくきょろきょろするタンジェントに、くすりと笑うメイベル。
メイベルの小さな笑い声に気づき、怪訝な顔でルジーが振り向くが、メイベルはただこくこくと頷いた。
「今出すからそこに座ってくれ」
サイルズ男爵家の応接間は、中心に大木を切り出して作られた贅沢な作りの大テーブルを、良い仕立てのグリーンのソファで囲む落ち着いた意匠で、普段緑に囲まれているタンジェントにも居心地の良い部屋だ。
手早くルジーが並べていく様々な果実を、一つづつ手に取り鑑定するタンジェントを、メイベルがじっと見つめている。
─圧がすごい─
タンジェントは、瞬きもせずに見つめてくるメイベルの視線に背中がちりつくのを感じ、このメイベルと暮らしているルジーに感嘆の目を向けた。
─ん?これはなんだ?─
かごの中に一つだけ、オレルと似た小さな丸い実が転がっている。
鑑定するとその名はユウス?それともユウズだろうか?オレルの一種のようだが、香りが独特でオレルとも違う。
「これはこの辺によくあるものなのか?」
「ええ、ユウズはすごく良い香りで、枕元などに置いて香りを楽しむものです」
「では食べないのか?それにしてもすごくいい香りだな。木になるのか?」
「ええ。うちの庭にもだけれど、そういえばサイルズではどこにでもユウズの木があるわね。これ、他では珍しいのかしら?」
メイベルがずずっと前に詰め寄ってきて、タンジェントの方が思わず身を引く。
「ち、近いよメイベル嬢」
つい、独身のときのような呼び方をしているが、誰も咎めたりはしない。
「珍しいものなのかと聞いておりますの」
「う、うん、知る限りこの香りのオレルは初めて見たと思う。一つ持ち帰って、ヨルトラにも見せたいんだが」
「ええ、ぜひお願い致します。あ、今もっと用意させますね、もちろん返さなくてけっこうですから」
メイベルがさっさと手配を整え、タンジェントは収穫を手に公爵家へ戻って行った。
その夜の夕餉、ふんだんに用意されたレッドメルをたらふく食べて満面の笑みのメイベルに、気圧されてほとんど食べられなかったルジーは、時々はタンジェントに分けて貰ってこようと心に決めていた。
公爵家に戻ったタンジェントは、メイベルが籠に詰めてくれたユウズを仲間たちに見てもらう。
それぞれに一つ手にすると、ふわぁと香りが立った。
「オレルと似てるけど、香りが違うな」
「私はユウズの香りの方が好きだな」
ナイフを手にしたモリエールが半分に切ると、中にはさらに分厚い白い皮に包まれたオレルのような果実がほんの少し、そして半分を占めようというほど何個も薄茶色した粒が詰まっている。
「固い!これが粒かな?」
アイルムの言葉にタンジェントが手をかざして頷いた。
「食べられるのはこのオレル色のプチプチしたところのようだが、ずいぶん少ないな」
「本当に。ほとんどが粒、香りはよいが一体何に使えるのだろうな?」
「鑑定したところ、ビネはできるようだった」
「それ以外は?」
「フラワーウォーターとか」
「メイベル嬢は香りを楽しむためのものと言っていたからフラワーウォーターが本来の利用方法で、サイルズ的にはビネも作れたらありがたい!って感じじゃないかな」
最後にタンジェントが言った言葉に、みな納得の顔を見せる。
「なるほど」
ユウズはサイルズ領からたくさん買えるので、翌日からすぐボンディもビネの試作を始めた。
オレルよりはるかに香り高く、ボンディは何度も自分の手の香りを嗅いではほうっと笑う。
「この香りは本当に幸せな気持ちになるな!」
厨房で大量のユウズを切っては瓶に詰めていると、ふらりと立ち寄ったローザリオがその香りに食いついた。
「なんと鮮烈な香り!これは?」
ラバンに初めて出会ったときのような、そんな閃きにユウズを手に取った。
「あ、それはユウズと言ってサイルズの特産だそうだ」
「香りはすごいが、食べるものなのか?」
「いや、切り口を見ればわかるが、食べられるところがかなり少ない。タンジーがフラワーウォーターに使えると言っていたから少し持って行くか?」
ボンディとローザリオは最近すっかり打ち解けている。ボンディのレシピに籠絡されたローザリオが懐いたとも言える。
「うむ、では遠慮なくもらっていこう。足りなければサイルズ領で入手できるんだな」
「ルジーがサイルズ家の婿さんだから、頼めばいくらでも」
なるほど!と、ぱちんと指を鳴らしたローザリオが、かごいっぱいに入れた小さな実を抱えて出て行った。
それからしばらくして、ローザリオ・シズルスの新しいフラワーラインが発売されると、それまで女性が圧倒的だった購買層が男性にも広がり始めた。
ユウズの香りを纏うのはむしろ男性に好まれたのだ。
ユウズ商品は公爵家とその一派の他、当事者のサイルズ男爵だけではなく、ハミンバール侯爵と新たに傘下に収まったラスライト伯爵なども幾ばくかの出資とともにラベルに紋章を入れることが叶い、特にエライオは待ちに待ったハミンバール侯爵紋章入のユウズの香水を大量に買って、傘下貴族に配って歩いたほど喜んだ。
そしてサイルズ男爵家は利益の一部を受け取ることができるようになっただけではなく、サイルズ領ならどこにでも当たり前に生えているユウズが売れるとわかったことで、領民たちの収入が俄に増えて活気が出てきたと大喜びだ。
ボンディとメイベルが、それぞれに手をかけて作っているユウズのビネも今のところ順調らしく、厨房に現れてはボンディの棚を確認していくドレイファスも満足そうである。
「また新しい商品が出来ますね」
未完成のユウズのビネの蓋を開け、ツンとした匂いにうれしそうなボンディは、匙でひとすくいして「うん、酸っぱい!」とさらにうれしそうに笑う。
「酸っぱいのになんで笑うの?」
「本当にビネができるかわからなかったユウズが、ちゃんとビネになる兆しをみせてくれたからですよ。味見しますか?」
新しい匙を手に、またひとすくいして口元に差し出すと、ドレイファスは口を開けた。匙が傾くとするりと流し込まれ・・・
「っん!ゴッッゲホッ」
激しくむせたドレイファスに焦ったボンディが水を出してやると、ごくごくと飲み干して、ほうっと大きく息を吐く。
「はーっ、びっくりした!思っていたより酸っぱくて変なところに入っちゃったよ」
「そうでしたか!ご注意申し上げればよかったですね」
「ううん、もう大丈夫だから」
そう言ったドレイファスは、警戒しながら開いた蓋をキュキュっと閉めつけた。
その際必ず離れのマトレイドとカイドを訪ねて、チージュの研究開発のためにドレイファスの夢が書かれたメモを閲覧し、改良できるところがないかを、そしてアプル以外でも同じようにビネが作れる野菜や果実がないかを試作し始めた。
国内では東に位置するサイルズ領には、東方諸国の植物が運ばれてきた経緯もあり、地元の人間には当たり前でも、他の地方では見かけないものもあるらしいと聞き、メイベルはルジーとサイルズ産の植物を調査。
その中でひとつ、オレルによく似た色の四角ばった実。
それはルジーがボンディや総料理長たちに見せても誰も知らないと言った物で、食べると病気をしないと言われるため、サイルズではたいていどの家にも一本は植わっているほどポピュラーなカキィという果実である。
他にはないものならとメイベルはカキィを使ってビネを作ることに取り組み始めた。
「皮を洗わないのはちょっぴり気持ち悪いのよね」
アプルも洗わずに布で表面の汚れを軽く拭いているが。
「他にもカキィのようなものがあるかもしれないから、外部の人に意見をもらうとかした方がいいかしらね?」
「んー。ではタンジーにみてもらうか?」
「タンジェントさん?」
「そうだ。タンジーなら頼みやすいし」
「じゃあそれはお願いしていい?」
「もちろん!承った」
タンジェントはルジーの頼みを実に気楽に引き受けてくれた。
珍しい植物があったら知りたいという興味と、良く知るルジーとメイベルの夫婦に興味があったから。
「タンジェントさん、ご無沙汰しておりました!本日はいらしてくださってお礼を申し上げます」
サイルズ男爵領に向かったタンジェントは、懐かしいメイベルに迎えられて朗らかに笑う。
「メイベル嬢がお母上とは!なんか感慨深いな」
十五歳の時から知っているので、なんとなく兄のような目になってしまうタンジェントである。
肩にかけていた大きな袋をそのままメイベルに手渡してやると、覗き込んだメイベルがうれしそうに笑って。
「レッドメル!」
「好きだろう?」
「ええすっごく!ありがとう!」
季節が違うものを持ち歩くと目立ってしまうので、布袋に入れてきていたのだ。
「では我が家からはチージュを持って行ってくださいね」
「だいぶ頑張ってるそうじゃないか」
「ものすっごく頑張ってますわよ!」
タンジェントに褒められると頬を緩ませ、胸を張った。
「持ってきたぞタンジー」
ルジーが果実を詰め込んだ大きな籠を持ってやって来て応接間へと誘うと、初めて来る屋敷に落ち着きなくきょろきょろするタンジェントに、くすりと笑うメイベル。
メイベルの小さな笑い声に気づき、怪訝な顔でルジーが振り向くが、メイベルはただこくこくと頷いた。
「今出すからそこに座ってくれ」
サイルズ男爵家の応接間は、中心に大木を切り出して作られた贅沢な作りの大テーブルを、良い仕立てのグリーンのソファで囲む落ち着いた意匠で、普段緑に囲まれているタンジェントにも居心地の良い部屋だ。
手早くルジーが並べていく様々な果実を、一つづつ手に取り鑑定するタンジェントを、メイベルがじっと見つめている。
─圧がすごい─
タンジェントは、瞬きもせずに見つめてくるメイベルの視線に背中がちりつくのを感じ、このメイベルと暮らしているルジーに感嘆の目を向けた。
─ん?これはなんだ?─
かごの中に一つだけ、オレルと似た小さな丸い実が転がっている。
鑑定するとその名はユウス?それともユウズだろうか?オレルの一種のようだが、香りが独特でオレルとも違う。
「これはこの辺によくあるものなのか?」
「ええ、ユウズはすごく良い香りで、枕元などに置いて香りを楽しむものです」
「では食べないのか?それにしてもすごくいい香りだな。木になるのか?」
「ええ。うちの庭にもだけれど、そういえばサイルズではどこにでもユウズの木があるわね。これ、他では珍しいのかしら?」
メイベルがずずっと前に詰め寄ってきて、タンジェントの方が思わず身を引く。
「ち、近いよメイベル嬢」
つい、独身のときのような呼び方をしているが、誰も咎めたりはしない。
「珍しいものなのかと聞いておりますの」
「う、うん、知る限りこの香りのオレルは初めて見たと思う。一つ持ち帰って、ヨルトラにも見せたいんだが」
「ええ、ぜひお願い致します。あ、今もっと用意させますね、もちろん返さなくてけっこうですから」
メイベルがさっさと手配を整え、タンジェントは収穫を手に公爵家へ戻って行った。
その夜の夕餉、ふんだんに用意されたレッドメルをたらふく食べて満面の笑みのメイベルに、気圧されてほとんど食べられなかったルジーは、時々はタンジェントに分けて貰ってこようと心に決めていた。
公爵家に戻ったタンジェントは、メイベルが籠に詰めてくれたユウズを仲間たちに見てもらう。
それぞれに一つ手にすると、ふわぁと香りが立った。
「オレルと似てるけど、香りが違うな」
「私はユウズの香りの方が好きだな」
ナイフを手にしたモリエールが半分に切ると、中にはさらに分厚い白い皮に包まれたオレルのような果実がほんの少し、そして半分を占めようというほど何個も薄茶色した粒が詰まっている。
「固い!これが粒かな?」
アイルムの言葉にタンジェントが手をかざして頷いた。
「食べられるのはこのオレル色のプチプチしたところのようだが、ずいぶん少ないな」
「本当に。ほとんどが粒、香りはよいが一体何に使えるのだろうな?」
「鑑定したところ、ビネはできるようだった」
「それ以外は?」
「フラワーウォーターとか」
「メイベル嬢は香りを楽しむためのものと言っていたからフラワーウォーターが本来の利用方法で、サイルズ的にはビネも作れたらありがたい!って感じじゃないかな」
最後にタンジェントが言った言葉に、みな納得の顔を見せる。
「なるほど」
ユウズはサイルズ領からたくさん買えるので、翌日からすぐボンディもビネの試作を始めた。
オレルよりはるかに香り高く、ボンディは何度も自分の手の香りを嗅いではほうっと笑う。
「この香りは本当に幸せな気持ちになるな!」
厨房で大量のユウズを切っては瓶に詰めていると、ふらりと立ち寄ったローザリオがその香りに食いついた。
「なんと鮮烈な香り!これは?」
ラバンに初めて出会ったときのような、そんな閃きにユウズを手に取った。
「あ、それはユウズと言ってサイルズの特産だそうだ」
「香りはすごいが、食べるものなのか?」
「いや、切り口を見ればわかるが、食べられるところがかなり少ない。タンジーがフラワーウォーターに使えると言っていたから少し持って行くか?」
ボンディとローザリオは最近すっかり打ち解けている。ボンディのレシピに籠絡されたローザリオが懐いたとも言える。
「うむ、では遠慮なくもらっていこう。足りなければサイルズ領で入手できるんだな」
「ルジーがサイルズ家の婿さんだから、頼めばいくらでも」
なるほど!と、ぱちんと指を鳴らしたローザリオが、かごいっぱいに入れた小さな実を抱えて出て行った。
それからしばらくして、ローザリオ・シズルスの新しいフラワーラインが発売されると、それまで女性が圧倒的だった購買層が男性にも広がり始めた。
ユウズの香りを纏うのはむしろ男性に好まれたのだ。
ユウズ商品は公爵家とその一派の他、当事者のサイルズ男爵だけではなく、ハミンバール侯爵と新たに傘下に収まったラスライト伯爵なども幾ばくかの出資とともにラベルに紋章を入れることが叶い、特にエライオは待ちに待ったハミンバール侯爵紋章入のユウズの香水を大量に買って、傘下貴族に配って歩いたほど喜んだ。
そしてサイルズ男爵家は利益の一部を受け取ることができるようになっただけではなく、サイルズ領ならどこにでも当たり前に生えているユウズが売れるとわかったことで、領民たちの収入が俄に増えて活気が出てきたと大喜びだ。
ボンディとメイベルが、それぞれに手をかけて作っているユウズのビネも今のところ順調らしく、厨房に現れてはボンディの棚を確認していくドレイファスも満足そうである。
「また新しい商品が出来ますね」
未完成のユウズのビネの蓋を開け、ツンとした匂いにうれしそうなボンディは、匙でひとすくいして「うん、酸っぱい!」とさらにうれしそうに笑う。
「酸っぱいのになんで笑うの?」
「本当にビネができるかわからなかったユウズが、ちゃんとビネになる兆しをみせてくれたからですよ。味見しますか?」
新しい匙を手に、またひとすくいして口元に差し出すと、ドレイファスは口を開けた。匙が傾くとするりと流し込まれ・・・
「っん!ゴッッゲホッ」
激しくむせたドレイファスに焦ったボンディが水を出してやると、ごくごくと飲み干して、ほうっと大きく息を吐く。
「はーっ、びっくりした!思っていたより酸っぱくて変なところに入っちゃったよ」
「そうでしたか!ご注意申し上げればよかったですね」
「ううん、もう大丈夫だから」
そう言ったドレイファスは、警戒しながら開いた蓋をキュキュっと閉めつけた。
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