150 / 272
151 蜂だらけ
しおりを挟む
「カルルドくん、まさかと思うがあれ全部蜂の巣なのかね?」
「はい」
「どうして?どうやって?なぜあんなに増えた?」
食いつくようにカルルドに顔を寄せて、矢継ぎ早に訊ねるミースに答えていく。
「んー。女王蜂がどんどん子を増やすので、見慣れない蜂が巣から出てきたらテイムしているんです。増えすぎて巣が狭くなってきた頃、不思議と新しい女王蜂があらわれるので巣箱を分けてやるとちゃんと群れが分かれて引っ越してくれるんです」
蜂の生態にそれほど詳しいわけではないミースにもその説明には違和感があった。
「見慣れない蜂?見慣れないって、蜂を見分けているとでも言うのかね?」
ミースの疑問はみんなの疑問である。
しかしカルルドは、むしろその質問に驚いた顔をした。
「もちろんですよ、みんな違う模様で違う顔ですよ。羽や足の長さ、色だって全然違うじゃないですか!」
「ウソ!カルディ本気で言ってる?蜂なんかみんな同じだよ?」
びっくりしたドレイファスの声に、ミースまでがうんうんと頷いているが、カルルドは眉を寄せながら鞄からものすごく分厚い紙綴りを出してパラリとめくった。
「これは?」
ミースに手渡したそれには、蜂の特徴が細かく書き込まれていて、すーっと目の前に飛んできたトロンビーをカルルドは
「アレス」
そう呼んで指先にとまらせた。
「アレス?」
ミースが紙綴りを捲ると、言葉順に並んでいたため比較的早く目的の頁を見つけ出した。
「名前を?・・・縞の太さや間隔、足の付け根の高さまで?」
「ブロワ」
次に呼ばれた蜂もまた、ミースが確認するとパッと見アレスと変わらないように見えるのだが。
しかし、アレスとブロワの頁を見比べると少し違うことがわかる。
新しい蜂が目の前に現れ、カルルドが名を呼ぶと返事をするようにくるりと回って見せた。
「この子はジーです」
「いや・・・しかし、こんな僅かな違いを瞬時に見分けて、しかも覚えている?全部?」
「時々間違えてしまうこともあります」
はずかしそうに言うのだが、そこではない。
「蜂は一体何匹いるんだね?」
「一つの巣に300匹くらいいます」
「それが16?5000匹近くいるはずだぞ。それを全部見分けて覚えているだと・・・?」
観察記録をやりとりするうちにカルルドがとても優秀な生徒だとわかっていたのだが、優秀どころではないと気がついたミースは、興奮に顔を赤く染めていく。
(ごく稀に、素晴らしく優秀、天才と言える生徒が現れる。文官となって出世する者が多いが、カルルドの性格から考えると、生き馬の目を抜くと言われる王城で出世を望むとは思えない。うまく育てれば昆虫学の権威と呼ばれる研究者となるぞ。
ロントンが担当と聞いているが、やつはこの才能に気づいているのだろうか?
まあ私も人のことは言えんか。トロンビーも面白そうくらいに軽く思っていたんだからな。しかしカルルドはとんでもないぞ。研究室に入れて、共同研究で成果を上げれば・・・私の名も上がる!)
自分の妄想に浸りこむミースは、ドレイファスの声に引き戻された。
「トロンビーってどれくらい長生きするの?」
ときどき畑で力尽きた蜂や蝶が横たわっている、見つけるたびに埋めてやっているので気になったのだ。
「本当は一季節くらいらしいんだけど、テイムされるとすごーく長生きできるらしいよ」
「長生きってどれくらい?」
「どのくらいかな?まだちょっとわからないけど」
ふとミースの脳裏に閃くものがあった。
「そうか!寿命が伸びるから世代交代が進まずにどんどん増えてしまうのではないかな」
「あっ!」
ドレイファスとトレモルはきょとんとしているが、カルルドは頷いて笑う。
「ということはトロンビーたち、これからもっと増えていくということですね!」
楽しそうなカルルドに対し、顔を顰めたのはスートレラ家のふたりの庭師ジョルスとサジー。こそこそと囁く声はドレイファスに聞こえていた。
「これ以上花を探してくるのは無理だと、坊ちゃまにわかっていただかねば」
「本当に。庭師がもっといて植える土地があればまあ、あれだがな」
「ねえ、庭師たりないの?」
え?と庭師たちが振り返ると、ドレイファスがにこにこしながらふたりの間に挟まって聞き耳を立てている。
「あの、庭師は足りています。大丈夫です」
「本当に?植えるところは」
「あの、それはこのスートレラ家の邸内にはというだけで、ちゃんとなんとかなりますから大丈夫です」
ドレイファスと庭師たちが押し問答を続けているうち、カルルドが気づいた。
「どうしたのドル」
「うん、なんか庭師足りないとか花植えるところがないとか言ってたから、そうなのって訊いたらね、庭師足りてるし花植えるところもあるって言うからおかしいなって」
空気を読まないとは、このときのドレイファスを指す言葉と言えた。
庭師は慌ててわたわたしている。
「ジョルス爺、そうなの?」
「いや、あの、そのですね、えー」
「カルルドくん、ちょっといいかい?」
見かねてミースが割り込むと、皆の視線が集まる。
「見るからに、たぶんあと少し蜂が増えたら今の庭園ではかなり手狭になると思うぞ。これ以上増えるなら手を打たねばということではないかな」
庭師たちの表情がぱあっと明るく変わり、小さく頷いて、ジョルスと呼ばれた庭師が続ける。
「そうなのです、まさにそれです。これ以上は!ということなんです」
「そうか・・・」
ほんの少し考えたあと、にこやかにミースが提案した。
「カルルドくん、学院の私の研究室の庭でトロンビーを育ててはどうかな?」
「あっ!いいんですか」
うれしそうに反応したカルルドを見て、自然な流れでカルルドを取り込めるとにんまりしたミースだが、ワーキュロイがカルルドに忠告する。
「ランカイド様が確かはちみつを採取されているとうかがった記憶があるのですが、そうでしたらお父上に相談されてからお決めになられたほうがいいのではありませんか」
「あ!そうだった!ワーキュロイ先生ありがとうございます」
ミースの眉が寄った。
「ワーキュロイ先生?護衛であろう?」
「はい、でもぼくたちの剣の先生でもあるんです」
危うくミースは舌打ちしてしまうところであった。
あと少しだったのに。
「じゃあ、うちの離れに戻ってきたらいいのに。うちから連れて行ったんだし」
ちょっぴり怖いけど、でも言うことを聞いてくれるトロンビーなら怖くないかもと、ドレイファスも思いついたことを言ってみる。
「うん、ありがとうドル。でもお父さまと相談してから考えるよ」
結果。
ミースの目論見はうまくいかなかった。
カルルドが相談したランカイドの結論は、庭を拡張するということ。
「今は使っていない離れや四阿があるだろう、それを潰してしまおう!」
それを聞いたエミル夫人が、思い出のある四阿を壊すのは反対と悲しそうに言ったため、その案は撤回されたが。
「では公爵家の真似をして、昔先代が隠居に使っていた別邸をトロンビー用に改装してみては?」
「えっ!曾祖父さまの別邸を?」
長生きされたのでエーメは知っているが、カルルドは会ったことがない。亡くなるまでの数年は世話を行き届かせるために、ほんの三軒先に設えた別邸に住んでいた。
年寄りの暮らしにあわせて、こじんまりとした屋敷と広い庭があるが、主亡き後は使われることなく物置のようになっている。
「知らなかった!では地下通路を作るんですか?」
「えっ?地下通路ってなんだよ」
離れに入ったことのないエーメは知らないのだ。
「公爵家は本館と離れの間に執務執行所が建っていて繋げることができなかったから、本館と離れを地下通路で繋いであるんだよ。外を歩かなくてもいいように」
「へえ!すごいな。父上、我が家もそうされるのですか?」
「そうだな、ドリアン様に相談してみよう。土木士を貸してもらえればできるかもしれん」
男の子・・・というにはエーメは大きいが、カルルドとふたりで喜んで飛び跳ねた。
ランカイド・スートレラ子爵から訪問の先触れが届いたとき、ドリアン・フォンブランデイル公爵はワーキュロイから聞かされたファロー・ミースという教師について、一通り調べ終えたあとだった。
「ワーキュロイから見たミースという男はどんなだった?」
「野心家・・・かと。力を振り回すというより、名誉的なことに興味が強そうです」
「なるほど」
「カルルドを自分の共同研究者としているそうですが、いくら優秀でも普通低学年の生徒を研究者として認めることはしないと思いますから、カルルドに利用価値を見出しているのかと」
両手の指を組んでその上に顎を乗せ、ドリアンが考え込む。
「利用価値か。その教師はこちらに取り込む価値があるか?」
「どうでしょう、ローザリオ様のように何かを作りだすのと違い、研究者ですから。取り込まれて知ったとしても発表できないことがたくさんあるでしょうし、それが不満にも繋がりかねません。名を求めるのか、ただ見出だせたことに満足できるのかもわかりませんし」
「では暫くは注意して見守り対象とするか」
フォンブランデイル公爵家から見張られることになったなど、ミースは知りもしない。
トロンビーの学院への誘致がうまくいくとよいなと、そうなったらどうカルルドの能力を活かそうかと考えて、いろいろ楽しくなってひとり笑いを浮かべていた。
「はい」
「どうして?どうやって?なぜあんなに増えた?」
食いつくようにカルルドに顔を寄せて、矢継ぎ早に訊ねるミースに答えていく。
「んー。女王蜂がどんどん子を増やすので、見慣れない蜂が巣から出てきたらテイムしているんです。増えすぎて巣が狭くなってきた頃、不思議と新しい女王蜂があらわれるので巣箱を分けてやるとちゃんと群れが分かれて引っ越してくれるんです」
蜂の生態にそれほど詳しいわけではないミースにもその説明には違和感があった。
「見慣れない蜂?見慣れないって、蜂を見分けているとでも言うのかね?」
ミースの疑問はみんなの疑問である。
しかしカルルドは、むしろその質問に驚いた顔をした。
「もちろんですよ、みんな違う模様で違う顔ですよ。羽や足の長さ、色だって全然違うじゃないですか!」
「ウソ!カルディ本気で言ってる?蜂なんかみんな同じだよ?」
びっくりしたドレイファスの声に、ミースまでがうんうんと頷いているが、カルルドは眉を寄せながら鞄からものすごく分厚い紙綴りを出してパラリとめくった。
「これは?」
ミースに手渡したそれには、蜂の特徴が細かく書き込まれていて、すーっと目の前に飛んできたトロンビーをカルルドは
「アレス」
そう呼んで指先にとまらせた。
「アレス?」
ミースが紙綴りを捲ると、言葉順に並んでいたため比較的早く目的の頁を見つけ出した。
「名前を?・・・縞の太さや間隔、足の付け根の高さまで?」
「ブロワ」
次に呼ばれた蜂もまた、ミースが確認するとパッと見アレスと変わらないように見えるのだが。
しかし、アレスとブロワの頁を見比べると少し違うことがわかる。
新しい蜂が目の前に現れ、カルルドが名を呼ぶと返事をするようにくるりと回って見せた。
「この子はジーです」
「いや・・・しかし、こんな僅かな違いを瞬時に見分けて、しかも覚えている?全部?」
「時々間違えてしまうこともあります」
はずかしそうに言うのだが、そこではない。
「蜂は一体何匹いるんだね?」
「一つの巣に300匹くらいいます」
「それが16?5000匹近くいるはずだぞ。それを全部見分けて覚えているだと・・・?」
観察記録をやりとりするうちにカルルドがとても優秀な生徒だとわかっていたのだが、優秀どころではないと気がついたミースは、興奮に顔を赤く染めていく。
(ごく稀に、素晴らしく優秀、天才と言える生徒が現れる。文官となって出世する者が多いが、カルルドの性格から考えると、生き馬の目を抜くと言われる王城で出世を望むとは思えない。うまく育てれば昆虫学の権威と呼ばれる研究者となるぞ。
ロントンが担当と聞いているが、やつはこの才能に気づいているのだろうか?
まあ私も人のことは言えんか。トロンビーも面白そうくらいに軽く思っていたんだからな。しかしカルルドはとんでもないぞ。研究室に入れて、共同研究で成果を上げれば・・・私の名も上がる!)
自分の妄想に浸りこむミースは、ドレイファスの声に引き戻された。
「トロンビーってどれくらい長生きするの?」
ときどき畑で力尽きた蜂や蝶が横たわっている、見つけるたびに埋めてやっているので気になったのだ。
「本当は一季節くらいらしいんだけど、テイムされるとすごーく長生きできるらしいよ」
「長生きってどれくらい?」
「どのくらいかな?まだちょっとわからないけど」
ふとミースの脳裏に閃くものがあった。
「そうか!寿命が伸びるから世代交代が進まずにどんどん増えてしまうのではないかな」
「あっ!」
ドレイファスとトレモルはきょとんとしているが、カルルドは頷いて笑う。
「ということはトロンビーたち、これからもっと増えていくということですね!」
楽しそうなカルルドに対し、顔を顰めたのはスートレラ家のふたりの庭師ジョルスとサジー。こそこそと囁く声はドレイファスに聞こえていた。
「これ以上花を探してくるのは無理だと、坊ちゃまにわかっていただかねば」
「本当に。庭師がもっといて植える土地があればまあ、あれだがな」
「ねえ、庭師たりないの?」
え?と庭師たちが振り返ると、ドレイファスがにこにこしながらふたりの間に挟まって聞き耳を立てている。
「あの、庭師は足りています。大丈夫です」
「本当に?植えるところは」
「あの、それはこのスートレラ家の邸内にはというだけで、ちゃんとなんとかなりますから大丈夫です」
ドレイファスと庭師たちが押し問答を続けているうち、カルルドが気づいた。
「どうしたのドル」
「うん、なんか庭師足りないとか花植えるところがないとか言ってたから、そうなのって訊いたらね、庭師足りてるし花植えるところもあるって言うからおかしいなって」
空気を読まないとは、このときのドレイファスを指す言葉と言えた。
庭師は慌ててわたわたしている。
「ジョルス爺、そうなの?」
「いや、あの、そのですね、えー」
「カルルドくん、ちょっといいかい?」
見かねてミースが割り込むと、皆の視線が集まる。
「見るからに、たぶんあと少し蜂が増えたら今の庭園ではかなり手狭になると思うぞ。これ以上増えるなら手を打たねばということではないかな」
庭師たちの表情がぱあっと明るく変わり、小さく頷いて、ジョルスと呼ばれた庭師が続ける。
「そうなのです、まさにそれです。これ以上は!ということなんです」
「そうか・・・」
ほんの少し考えたあと、にこやかにミースが提案した。
「カルルドくん、学院の私の研究室の庭でトロンビーを育ててはどうかな?」
「あっ!いいんですか」
うれしそうに反応したカルルドを見て、自然な流れでカルルドを取り込めるとにんまりしたミースだが、ワーキュロイがカルルドに忠告する。
「ランカイド様が確かはちみつを採取されているとうかがった記憶があるのですが、そうでしたらお父上に相談されてからお決めになられたほうがいいのではありませんか」
「あ!そうだった!ワーキュロイ先生ありがとうございます」
ミースの眉が寄った。
「ワーキュロイ先生?護衛であろう?」
「はい、でもぼくたちの剣の先生でもあるんです」
危うくミースは舌打ちしてしまうところであった。
あと少しだったのに。
「じゃあ、うちの離れに戻ってきたらいいのに。うちから連れて行ったんだし」
ちょっぴり怖いけど、でも言うことを聞いてくれるトロンビーなら怖くないかもと、ドレイファスも思いついたことを言ってみる。
「うん、ありがとうドル。でもお父さまと相談してから考えるよ」
結果。
ミースの目論見はうまくいかなかった。
カルルドが相談したランカイドの結論は、庭を拡張するということ。
「今は使っていない離れや四阿があるだろう、それを潰してしまおう!」
それを聞いたエミル夫人が、思い出のある四阿を壊すのは反対と悲しそうに言ったため、その案は撤回されたが。
「では公爵家の真似をして、昔先代が隠居に使っていた別邸をトロンビー用に改装してみては?」
「えっ!曾祖父さまの別邸を?」
長生きされたのでエーメは知っているが、カルルドは会ったことがない。亡くなるまでの数年は世話を行き届かせるために、ほんの三軒先に設えた別邸に住んでいた。
年寄りの暮らしにあわせて、こじんまりとした屋敷と広い庭があるが、主亡き後は使われることなく物置のようになっている。
「知らなかった!では地下通路を作るんですか?」
「えっ?地下通路ってなんだよ」
離れに入ったことのないエーメは知らないのだ。
「公爵家は本館と離れの間に執務執行所が建っていて繋げることができなかったから、本館と離れを地下通路で繋いであるんだよ。外を歩かなくてもいいように」
「へえ!すごいな。父上、我が家もそうされるのですか?」
「そうだな、ドリアン様に相談してみよう。土木士を貸してもらえればできるかもしれん」
男の子・・・というにはエーメは大きいが、カルルドとふたりで喜んで飛び跳ねた。
ランカイド・スートレラ子爵から訪問の先触れが届いたとき、ドリアン・フォンブランデイル公爵はワーキュロイから聞かされたファロー・ミースという教師について、一通り調べ終えたあとだった。
「ワーキュロイから見たミースという男はどんなだった?」
「野心家・・・かと。力を振り回すというより、名誉的なことに興味が強そうです」
「なるほど」
「カルルドを自分の共同研究者としているそうですが、いくら優秀でも普通低学年の生徒を研究者として認めることはしないと思いますから、カルルドに利用価値を見出しているのかと」
両手の指を組んでその上に顎を乗せ、ドリアンが考え込む。
「利用価値か。その教師はこちらに取り込む価値があるか?」
「どうでしょう、ローザリオ様のように何かを作りだすのと違い、研究者ですから。取り込まれて知ったとしても発表できないことがたくさんあるでしょうし、それが不満にも繋がりかねません。名を求めるのか、ただ見出だせたことに満足できるのかもわかりませんし」
「では暫くは注意して見守り対象とするか」
フォンブランデイル公爵家から見張られることになったなど、ミースは知りもしない。
トロンビーの学院への誘致がうまくいくとよいなと、そうなったらどうカルルドの能力を活かそうかと考えて、いろいろ楽しくなってひとり笑いを浮かべていた。
30
お気に入りに追加
470
あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。


転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています

冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる