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141 わからないことだらけ
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貴族学院の一年が終わり、二年に進級する頃のこと。
ドレイファスは最近不思議なふたつの夢を交互に見続けていた。
ひとつは、木を細かく削ってそれを燃やしながら肉を焼く?でも、肉の色がボンディが焼いてくれたのとは違うように見える。
火にかざしているだけ?
それじゃあ焼けないよ!
石窯や鉄鍋で焼けば早く美味しく焼けるのに。
もうひとつの夢は、大鍋でたくさんのなにか野菜や粒を煮ている。鍋を覗くとどろりと黒っぽくて気持ち悪ーい!
一体何を作っているの?
パチっと目を開けたドレイファスは、とりあえずボンディに相談に行くことにした。
いつものようにレイドに声をかけて、一緒に地下通路を抜けていく。
コンコン
「ボンディ?」
もしゃもしゃ頭にきつそうな白い帽子を被るボンディが振り向き、声の主に笑いかける。
「おお、ドレイファス様おはようございます」
「おはよう、ボンディちょっと教えてほしいことがあるんだけど」
「何でしょう?」
「あのね、鍋に木の削りカスみたいなのを入れて、その上に網を乗せて、網の上に魚とか肉とか乗せる料理知ってる?」
その質問はボンディの知らない世界の話で、理解が追いついていない。
「もう一度お願いします」
「うん。鍋に木の削りカスみたいなのを」
「木の削りカスですか?」
「そう!」
「木の削りカスを鍋に入れて?それはたぶん食べられないと思いますが」
「うん、それはぼくもわかるってば。だからね、木の削りカスを鍋に入れて網乗せて、肉とか魚乗せるの、やって?」
ちょっと馬鹿にされた気がして、頬を膨らませかけたが。ボンディの質問に引き戻される。
「木の削りカスはどんなでした?」
「削ってあるっていうより、小さく四角っぽい粒だったかも」
「ではミルケラに頼みましょうかね」
ボンディの言葉に、
「じゃあ僕頼んでくるね」
フットワークの軽いお坊ちゃまである。
最近のミルケラは、合同ギルドの取りまとめをしたり、新製品の開発をして大忙しだが、相変わらずログハウスの一室で庭師たちと暮らしている。
朝のうちならログハウスで朝食を取っているはずと、庭師たちのもとに急いで向かった。
早朝から畑に散らばる庭師たちは、八刻の鐘が鳴る頃に一度ログハウスに戻り、厨房からもらってきた食事をのんびりと楽しみ、また昼まで炎天下で汗を流す。
「まだ外での食事は寒いな。料理の冷めるのが早い」
モリエールがぶつぶつ言っているが、朝の食事は雨が降らない限り、ログハウス前に置かれた大きなテーブルで皆一緒にとっている。
「いや、一汗のあと、このひんやりした風が気持ちいいだろう?」
タンジェントは暑いより少し寒いくらいが好きなので、実に快適そうだ。
ふたりで、いいのいやだのと言い合っているところにやって来たドレイファスが声をかけた。
「おはよう」
「ドレイファス様!おはようございます」
「珍しいな、こんなに早く」
タンジェントに言われ、頷くときょろりと見回して訊ねる。
「ミルケラはどうしたの?」
「いるぞ、まだ」
そう言ってログハウスの中に呼びに行ってくれるタンジェント。
オレンジ色の巻毛がログハウスからにょっきりと現れ。
「ドレイファス様!」
「ミルケラー!」
まるで数年ぶりの再会のように、ミルケラがドレイファスを抱き上げ、
「大きくなりましたね!」
そうドレイファスを喜ばせたが、顔を見なかったのはせいぜい五日ほど。
ようするに、庭師や元庭師たちはドレイファスを甘やかしてやりたいだけである。
「ねえミルケラ、お願いあるの」
ドレイファスはミルケラとタンジェントとヨルトラ、ルジーにだけ甘えておねだりするときに
『お願いあるの』
と言う。貴族の令息ともなれば普通は『頼みがある』というものだが、舌っ足らずに甘えてもよい相手だと認識しているのだろう。
そしてそう甘えられると、すぐデレてお願いを聞いてしまうのだ。
ミルケラはその中でも特にあまあまな一人である。
「はいはい、お願いとは一体どんなものでしょう?」
まずボンディに話したことをもう一度聞かせると、木の削りカスか細かく切ったものが欲しいと頼んだ。
「それは食べ物と一緒に焼く?」
「うーーん、たぶんそうかな」
「なるほど。ではきれいなものを細かく刻むかな」
ミルケラは乾かしてある木材の在庫の中から、オークの枝を取り、鋸で可能な限り細かく刻んでトレーに乗せた。
「このくらいで足りるかな?」
「あ!大丈夫きっと。このくらいだったもの」
そう言って、まだちいさな両手のひらで掬うようにしてみせた。
ミルケラに木のクズをもらい、ボンディの元に戻るとすぐにトレーごと渡して、さっき言った通りの準備をしてもらう。
鉄鍋の底に木のクズを敷き詰め、鍋の縁に鉄の網を乗せたボンディがドレイファスの顔を見ると、こくこくしていたのでそのまま続ける。
小さな魚の切り身を一枚、網に。
ボンディは内心、こんなことしてどうなると疑心暗鬼だった。
鍋で木くずを炒めて、その上の網に乗せた魚に火が通るわけないではないか。魚の切り身がもったいないと思いながらも、過去のドレイファスの功績を信じて・・・いや、信じきれなかったので一番小さな切り身をしかたなく網に乗せた。
「フタしてたと思う」
「蓋ですか?」
鍋に網が乗っているので、平らな木の蓋では魚にくっついてしまう。鉄でできた丸みのある蓋を持ってきて網の上に被せてみた。
「うん、そんな感じだったと思う」
いよいよ火を点ける。
ドレイファスはわくわくして。
ボンディはおそるおそる。
何しろ、何を目指しているかわからない上、蓋をしたせいで火加減も時間も確認のしようがない。
魔石を調整し弱めの火魔法を準備すると鍋を釜に乗せた。
しばらく待つと、蓋の隙間から木が焦げたような燻されたようなにおいと煙が漏れ出てくる。
「大変だ!焦げたようです」
ボンディが急いで蓋を外すと、木くずは焦げ付いていたが、網に乗せられた魚は・・・僅かな時間にも関わらず乾いて変色している。
「これ、干し魚みたいだな」
乾いた表面から漂う、焦げとは違う香ばしいにおいに気づいてボンディが鼻を近づけた。
「うん、匂いが独特だ。干し魚とも違う?あえて言うなら簡易干し魚ってところか」
魚の端を小さくちぎると、一瞬躊躇ってからボンディはその口に放り込んだ。
ドレイファスはじっと見守っている。
「風味がよいな。網の上にあったのだから火や熱に直接触れていないのに?」
鍋をもう一度覗くと木くずを確認する。
魚から薫るのは、この木くずの発する香りのよう。木くずが炙られて、そのにおいがつくとこうなる?
「ボンディ?それおいしいの?」
考えることにのめり込みすぎて、完全に存在を忘れていたドレイファスに覗き込まれたボンディが、少しだけ笑った。
「は、これは生ですのでドレイファス様に試していただくわけにはまいりません。これは私に預けていただけませんでしょうか?他の物でも試してみるのでお召し上がり頂けるものができたら、必ずすぐにお持ちすると約束いたしますので」
そう言うとドレイファスはちょっと残念そうな顔を見せたが、さすがに生魚を食べさせて腹でも壊したら大変なので、ボンディは譲らなかった。
レイドはドレイファスの手を引いて厨房から退出を促すが。
「他のを試すなら一緒にやりたい」
今までの、なんでもお願いするドレイファスとは違うのだ。
なんでも自分でやってみるドレイファスに変身したことを、ボンディはうっかり忘れていた。
「ああ、そうでしたね。では一緒にやりましょう!」
それを聞いたドレイファスはレイドの手を放して、ボンディと食材を吟味し始めた。
「多少は火が通るようで表面は乾いているんです。ただそれで食べられるほどではないので、そのまま食べられる干し魚や干し肉を使ってみましょう」
「あっ!じゃあ木くずもらってくる」
ドレイファスは気がついた。
「ミルケラまだいるかな?」
「どうでしょうね。いつもならもう出かけている時間ですね。ミルケラがいなかったらコバルドに頼みましょう」
新たな木くずが届くまでに、ボンディは干し肉干し魚と、干しいもを用意して待っていた。
先ほど使った鍋に、こびりついていた木くずをこそげ落として準備万端。
ドレイファスは出かけてしまったミルケラの代わりにコルドバから木くずをもらうと、厨房に走って行った。
「もらってきたよ!」
ドレイファスは最近不思議なふたつの夢を交互に見続けていた。
ひとつは、木を細かく削ってそれを燃やしながら肉を焼く?でも、肉の色がボンディが焼いてくれたのとは違うように見える。
火にかざしているだけ?
それじゃあ焼けないよ!
石窯や鉄鍋で焼けば早く美味しく焼けるのに。
もうひとつの夢は、大鍋でたくさんのなにか野菜や粒を煮ている。鍋を覗くとどろりと黒っぽくて気持ち悪ーい!
一体何を作っているの?
パチっと目を開けたドレイファスは、とりあえずボンディに相談に行くことにした。
いつものようにレイドに声をかけて、一緒に地下通路を抜けていく。
コンコン
「ボンディ?」
もしゃもしゃ頭にきつそうな白い帽子を被るボンディが振り向き、声の主に笑いかける。
「おお、ドレイファス様おはようございます」
「おはよう、ボンディちょっと教えてほしいことがあるんだけど」
「何でしょう?」
「あのね、鍋に木の削りカスみたいなのを入れて、その上に網を乗せて、網の上に魚とか肉とか乗せる料理知ってる?」
その質問はボンディの知らない世界の話で、理解が追いついていない。
「もう一度お願いします」
「うん。鍋に木の削りカスみたいなのを」
「木の削りカスですか?」
「そう!」
「木の削りカスを鍋に入れて?それはたぶん食べられないと思いますが」
「うん、それはぼくもわかるってば。だからね、木の削りカスを鍋に入れて網乗せて、肉とか魚乗せるの、やって?」
ちょっと馬鹿にされた気がして、頬を膨らませかけたが。ボンディの質問に引き戻される。
「木の削りカスはどんなでした?」
「削ってあるっていうより、小さく四角っぽい粒だったかも」
「ではミルケラに頼みましょうかね」
ボンディの言葉に、
「じゃあ僕頼んでくるね」
フットワークの軽いお坊ちゃまである。
最近のミルケラは、合同ギルドの取りまとめをしたり、新製品の開発をして大忙しだが、相変わらずログハウスの一室で庭師たちと暮らしている。
朝のうちならログハウスで朝食を取っているはずと、庭師たちのもとに急いで向かった。
早朝から畑に散らばる庭師たちは、八刻の鐘が鳴る頃に一度ログハウスに戻り、厨房からもらってきた食事をのんびりと楽しみ、また昼まで炎天下で汗を流す。
「まだ外での食事は寒いな。料理の冷めるのが早い」
モリエールがぶつぶつ言っているが、朝の食事は雨が降らない限り、ログハウス前に置かれた大きなテーブルで皆一緒にとっている。
「いや、一汗のあと、このひんやりした風が気持ちいいだろう?」
タンジェントは暑いより少し寒いくらいが好きなので、実に快適そうだ。
ふたりで、いいのいやだのと言い合っているところにやって来たドレイファスが声をかけた。
「おはよう」
「ドレイファス様!おはようございます」
「珍しいな、こんなに早く」
タンジェントに言われ、頷くときょろりと見回して訊ねる。
「ミルケラはどうしたの?」
「いるぞ、まだ」
そう言ってログハウスの中に呼びに行ってくれるタンジェント。
オレンジ色の巻毛がログハウスからにょっきりと現れ。
「ドレイファス様!」
「ミルケラー!」
まるで数年ぶりの再会のように、ミルケラがドレイファスを抱き上げ、
「大きくなりましたね!」
そうドレイファスを喜ばせたが、顔を見なかったのはせいぜい五日ほど。
ようするに、庭師や元庭師たちはドレイファスを甘やかしてやりたいだけである。
「ねえミルケラ、お願いあるの」
ドレイファスはミルケラとタンジェントとヨルトラ、ルジーにだけ甘えておねだりするときに
『お願いあるの』
と言う。貴族の令息ともなれば普通は『頼みがある』というものだが、舌っ足らずに甘えてもよい相手だと認識しているのだろう。
そしてそう甘えられると、すぐデレてお願いを聞いてしまうのだ。
ミルケラはその中でも特にあまあまな一人である。
「はいはい、お願いとは一体どんなものでしょう?」
まずボンディに話したことをもう一度聞かせると、木の削りカスか細かく切ったものが欲しいと頼んだ。
「それは食べ物と一緒に焼く?」
「うーーん、たぶんそうかな」
「なるほど。ではきれいなものを細かく刻むかな」
ミルケラは乾かしてある木材の在庫の中から、オークの枝を取り、鋸で可能な限り細かく刻んでトレーに乗せた。
「このくらいで足りるかな?」
「あ!大丈夫きっと。このくらいだったもの」
そう言って、まだちいさな両手のひらで掬うようにしてみせた。
ミルケラに木のクズをもらい、ボンディの元に戻るとすぐにトレーごと渡して、さっき言った通りの準備をしてもらう。
鉄鍋の底に木のクズを敷き詰め、鍋の縁に鉄の網を乗せたボンディがドレイファスの顔を見ると、こくこくしていたのでそのまま続ける。
小さな魚の切り身を一枚、網に。
ボンディは内心、こんなことしてどうなると疑心暗鬼だった。
鍋で木くずを炒めて、その上の網に乗せた魚に火が通るわけないではないか。魚の切り身がもったいないと思いながらも、過去のドレイファスの功績を信じて・・・いや、信じきれなかったので一番小さな切り身をしかたなく網に乗せた。
「フタしてたと思う」
「蓋ですか?」
鍋に網が乗っているので、平らな木の蓋では魚にくっついてしまう。鉄でできた丸みのある蓋を持ってきて網の上に被せてみた。
「うん、そんな感じだったと思う」
いよいよ火を点ける。
ドレイファスはわくわくして。
ボンディはおそるおそる。
何しろ、何を目指しているかわからない上、蓋をしたせいで火加減も時間も確認のしようがない。
魔石を調整し弱めの火魔法を準備すると鍋を釜に乗せた。
しばらく待つと、蓋の隙間から木が焦げたような燻されたようなにおいと煙が漏れ出てくる。
「大変だ!焦げたようです」
ボンディが急いで蓋を外すと、木くずは焦げ付いていたが、網に乗せられた魚は・・・僅かな時間にも関わらず乾いて変色している。
「これ、干し魚みたいだな」
乾いた表面から漂う、焦げとは違う香ばしいにおいに気づいてボンディが鼻を近づけた。
「うん、匂いが独特だ。干し魚とも違う?あえて言うなら簡易干し魚ってところか」
魚の端を小さくちぎると、一瞬躊躇ってからボンディはその口に放り込んだ。
ドレイファスはじっと見守っている。
「風味がよいな。網の上にあったのだから火や熱に直接触れていないのに?」
鍋をもう一度覗くと木くずを確認する。
魚から薫るのは、この木くずの発する香りのよう。木くずが炙られて、そのにおいがつくとこうなる?
「ボンディ?それおいしいの?」
考えることにのめり込みすぎて、完全に存在を忘れていたドレイファスに覗き込まれたボンディが、少しだけ笑った。
「は、これは生ですのでドレイファス様に試していただくわけにはまいりません。これは私に預けていただけませんでしょうか?他の物でも試してみるのでお召し上がり頂けるものができたら、必ずすぐにお持ちすると約束いたしますので」
そう言うとドレイファスはちょっと残念そうな顔を見せたが、さすがに生魚を食べさせて腹でも壊したら大変なので、ボンディは譲らなかった。
レイドはドレイファスの手を引いて厨房から退出を促すが。
「他のを試すなら一緒にやりたい」
今までの、なんでもお願いするドレイファスとは違うのだ。
なんでも自分でやってみるドレイファスに変身したことを、ボンディはうっかり忘れていた。
「ああ、そうでしたね。では一緒にやりましょう!」
それを聞いたドレイファスはレイドの手を放して、ボンディと食材を吟味し始めた。
「多少は火が通るようで表面は乾いているんです。ただそれで食べられるほどではないので、そのまま食べられる干し魚や干し肉を使ってみましょう」
「あっ!じゃあ木くずもらってくる」
ドレイファスは気がついた。
「ミルケラまだいるかな?」
「どうでしょうね。いつもならもう出かけている時間ですね。ミルケラがいなかったらコバルドに頼みましょう」
新たな木くずが届くまでに、ボンディは干し肉干し魚と、干しいもを用意して待っていた。
先ほど使った鍋に、こびりついていた木くずをこそげ落として準備万端。
ドレイファスは出かけてしまったミルケラの代わりにコルドバから木くずをもらうと、厨房に走って行った。
「もらってきたよ!」
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