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庭師たちもみんなでスライム小屋に入る。
話の前に、モリエールとヨルトラに見せるためだ。二人とも半透明の乾燥スライムを指でコツコツ叩いたり、ミルケラは隙間なくぴったりと作り上げているが、風が全く入らないことを扉を閉めて試している。
畑でルジーが話したドレイファスの夢の話は、摩訶不思議なものであった。
ミルケラがたぶんもっともシンパシーが高いのだろう。頭のうえに暖炉のようなものがあると聞いて、そこに火の魔石を設置してスライム小屋の中を温めているのかもしれないと思いついた。
それなら外は冬であっても、自然の中では作物が作れない季節であっても、スライム小屋の中ならできる?
じゃあ氷の魔石で暑い夏に冬の作物も?
おおおお!
男たちから感嘆の溜め息が漏れる。
スライム小屋に入ると暑いのだが、やはり理由があったのだ。畑を我が手で作るだけでなく、季節まで凌駕する?凄すぎる!
庭師たちは鳥肌が立った。
「なるほど。確かにこれは大きな秘密だ。凄まじい利益を生み出す可能性がある、守られなければならない秘密」
「秘密の一部に過ぎない」
ルジーがこともなげに言ったことにみんな驚かされるが、タンジェントだけは小さく頷いた。
珍しく、侍女のメイベルが作業小屋までやってきた。
「あれ、メイベル嬢どうした?」
「遅いから迎えに来ました。もうマナーの先生がいらしてるのですわ」
「あ!悪かったな。俺たちこのあとドリアン様に呼ばれているので、ドレイファス様頼めるか?」
メイベルはにっこりして、もちろんですわ!とドレイファスの手についた土を払ってから繋ぐ。小さな主は空いた手を「あとでねー」とぶんぶん手を振りながら屋敷へ戻っていった。
「そろそろだろ。行くか?」
メイベルが来たということは、ドリアンに呼ばれた時間も近い。ルジーに促され、手を洗ってから揃って執務室へ向かった。
ヨルトラはキョロキョロと落ち着きない様子でみんなについて歩いた。
実家や、今まで仕えてきた伯爵家などとはやはり格が違う。広さも内装も、使用人たちの所作も。
庭師たちやルジーはそうではないが。
みんなが足を止めた前に、ぶ厚くよく磨かれた扉が現れた?
─コンコン!
タンジェントがノックすると、ギギッと音を立てて中から開けられる。
「どうぞ」
執事が招き入れるのに従う。
「おはよう。ん?モリエール、此度はご苦労だったな」
低めの声が聞こえると、ヨルトラの前にいた庭師たちが左右に分かれて、執務机に着く公爵と目があってしまった。
「ヨルトラ・ソイラス、よく来てくれたな」
はっ、と腰を折る。
「ああ、そんな堅苦しくしなくていい。足の具合はよいのか?時間がかかるから構わず座ってくれ」
公爵様であるが。
普通なら傘下でもない子爵の次男は話すこともできないような高位貴族だが。
アサルティ伯爵は何につけもっと高圧的だったが。
ここは上から下まで、それこそ隅々まで居心地がよい。公爵閣下のご人徳なのだろう・・・。
ヨルトラは、人生の終盤に差しかかる自分の運がとてつもなく恵まれたものだと気がついて、モリエールが、タンジェントが、繋いでくれた縁を大切に仕えようと気持ちを新たにした。
「マトレイドたちが参りました」
執事が静かに声をかける。
「うん、やっぱり狭いな」
庭師たちに加え四人の男が入ると、狭いわけではない執務室が窮屈に感じられる。
「みんなで応接に行こう!」
公爵と執事、情報室分室の者と庭師の計十ニ名でぞろぞろと移動する。
執事が開いた扉の奥は、執務室よりさらに豪華な内装で広く、ビロード張りの長椅子もテーブルをそれぞれ囲むように三脚と、一人用の椅子が一脚。全員が座れるだけの余裕がある。
「長くなるから座ってくれ」
一人用の椅子に公爵が座ると、それぞれ手近なところに散らばって座った。
「マドゥーン、茶を。淹れたらマドゥーンも座れ」
みんなの前に茶が配られて、執事が端に座る。それが合図のように、公爵はまず結界を張った。
「屋敷の使用人はすべて神殿契約を交わしているが、念のためだ。あ、昨日からこちらへ来たヨルトラ・ソイラスがいるのでみんなよろしく頼む」
それから公爵は、ドレイファスのスキル【神の眼】について話し始めた。
そのスキルは誰からもたらされたものか。
ドレイファスがスキルにより見るもの、それを見ることで領地や公爵家が飛躍的に発展する可能性。それにより王家と軋轢を抱える可能性があること。
ドレイファスを、そして公爵家を王家から守るためには、徹底的に秘匿するしか方法がなさそうなこと。
とつとつと、突拍子もない話を噛み砕きながら話すのだからたいしたものだ、と男たちはドリアンの話を聞いていた。
が、半刻以上かけて聞いた話しは、みんな頭に半分も入らなかったと思う。
非常識。
ここに来てから何度も経験したが、今の話は特大レベルだ。頭が理解することを拒絶していた。男たちは代わる代わる顔を見合わせては、首を傾げたりする。
「はあ」
マトレイドが大きく息を吐き出す。
「なんか凄まじすぎて、どうしたらいいか」
「私も、そう思っているがな」
はははと力ない笑いが溢れた。
冷めてしまった茶を飲み込むと、ドリアンは先を続ける。
「知っている者もいるが。今近くにもう一棟屋敷を建て始めたところだ。そちらを本宅とし、ここはドレイファスのための離れとして使用する。畑やここで作るだろうものを外部の目に触れさせないために離れたところに新しい屋敷を建てることにした」
ドリアンの瞳が真剣な光を帯びている。
皆を見渡すと、目があったルジーはピリッと小さな電流が走った気がした。
「使用人たちが、ドレイファス付きの者たちをドレイファス団と呼び始めていることは耳にしている。
神殿契約を交わしたとはいえ、屋敷の中で無用な興味を持つ者が現れるのは不安要素だ。すでに内装に入っているが、なるべく早く分けたいと思っている」
「ではこちらの使用人は?」
「基本、生活は新しい屋敷に移すが、ドレイファス付・・・団は」
ふふっとドリアンは笑いをこぼす。
「うん、ドレイファス団の者はみなここに部屋を与える。ドレイファス団の生活を支える使用人も必要だから、それはこちらに残すが。
ここに部屋を持つものは老若男女、職務に関わらず、ドレイファスを守るための側近侍従と見做す。当然、身許やその背後、主義信条まで確認の取れた者のみで固める。
新規の採用は情報室の調査で問題なかった者のみ。
別途屋敷の警護は騎士団の一部を専属とする予定だ」
ドリアンの言葉にヨルトラが疑問を感じて視線をあげると、挙動に気づいたドリアンが、なにか?と訊ねてくれた。
「身許はわかりますが、背後などもすべて調査を?」
「ああ。庭師諸君の実家の後援貴族もすべて調査済だ。問題なかった者のみ面談している」
庭師たちは目を見合わせ、驚きを共有した。
「さっきも言ったように、どこから何がこぼれて秘密が漏れるとも限らない。野心があり、敵対する勢力が背後にいる者は置いておけないからな。
我らの派閥でなくとも構わないが、ドレイファスの側近、側仕えとなるものはその実家も含め、最終的にはこちらの傘下に取り込みたいとは、まあ思っている」
やはりドリアンは、先の先を考えている。
優しげで常に穏やかな様ではあるが、腐っても公爵家当主なのだ。
タンジェントが思い出したように手をあげる。
「なんだタンジー?」
「はい、一度皆さんにミルケラが作ってくれたスライム小屋を見てもらいたいです。
それと、本人には了解をもらいましたが、大工は新規の採用をせず、当面ミルケラに任せようと考えています」
ドリアンが、不思議そうに眉を寄せる。
「ミルケラ・グゥザヴィ?庭師だよな?」
ミルケラは困ったように、ごまかすように笑いを浮かべるが、タンジェントは気にせずに言葉を続ける。
「とにかくすごいんですよ、彼は。
庭師になりたいならそれもいいと思いますが、木材から何かを作りあげる力や発想が!
ただうまく作れる大工より、ミルケラのほうがきっとうまくやれると思うんです。
スライム小屋を見れば、きっとわかってもらえると思います」
タンジェントの手放しの賞賛に、ミルケラは耳を赤くして俯いた。
「タンジーがそこまで言うなら、これからそのスライム小屋を見に行こうか!」
話の前に、モリエールとヨルトラに見せるためだ。二人とも半透明の乾燥スライムを指でコツコツ叩いたり、ミルケラは隙間なくぴったりと作り上げているが、風が全く入らないことを扉を閉めて試している。
畑でルジーが話したドレイファスの夢の話は、摩訶不思議なものであった。
ミルケラがたぶんもっともシンパシーが高いのだろう。頭のうえに暖炉のようなものがあると聞いて、そこに火の魔石を設置してスライム小屋の中を温めているのかもしれないと思いついた。
それなら外は冬であっても、自然の中では作物が作れない季節であっても、スライム小屋の中ならできる?
じゃあ氷の魔石で暑い夏に冬の作物も?
おおおお!
男たちから感嘆の溜め息が漏れる。
スライム小屋に入ると暑いのだが、やはり理由があったのだ。畑を我が手で作るだけでなく、季節まで凌駕する?凄すぎる!
庭師たちは鳥肌が立った。
「なるほど。確かにこれは大きな秘密だ。凄まじい利益を生み出す可能性がある、守られなければならない秘密」
「秘密の一部に過ぎない」
ルジーがこともなげに言ったことにみんな驚かされるが、タンジェントだけは小さく頷いた。
珍しく、侍女のメイベルが作業小屋までやってきた。
「あれ、メイベル嬢どうした?」
「遅いから迎えに来ました。もうマナーの先生がいらしてるのですわ」
「あ!悪かったな。俺たちこのあとドリアン様に呼ばれているので、ドレイファス様頼めるか?」
メイベルはにっこりして、もちろんですわ!とドレイファスの手についた土を払ってから繋ぐ。小さな主は空いた手を「あとでねー」とぶんぶん手を振りながら屋敷へ戻っていった。
「そろそろだろ。行くか?」
メイベルが来たということは、ドリアンに呼ばれた時間も近い。ルジーに促され、手を洗ってから揃って執務室へ向かった。
ヨルトラはキョロキョロと落ち着きない様子でみんなについて歩いた。
実家や、今まで仕えてきた伯爵家などとはやはり格が違う。広さも内装も、使用人たちの所作も。
庭師たちやルジーはそうではないが。
みんなが足を止めた前に、ぶ厚くよく磨かれた扉が現れた?
─コンコン!
タンジェントがノックすると、ギギッと音を立てて中から開けられる。
「どうぞ」
執事が招き入れるのに従う。
「おはよう。ん?モリエール、此度はご苦労だったな」
低めの声が聞こえると、ヨルトラの前にいた庭師たちが左右に分かれて、執務机に着く公爵と目があってしまった。
「ヨルトラ・ソイラス、よく来てくれたな」
はっ、と腰を折る。
「ああ、そんな堅苦しくしなくていい。足の具合はよいのか?時間がかかるから構わず座ってくれ」
公爵様であるが。
普通なら傘下でもない子爵の次男は話すこともできないような高位貴族だが。
アサルティ伯爵は何につけもっと高圧的だったが。
ここは上から下まで、それこそ隅々まで居心地がよい。公爵閣下のご人徳なのだろう・・・。
ヨルトラは、人生の終盤に差しかかる自分の運がとてつもなく恵まれたものだと気がついて、モリエールが、タンジェントが、繋いでくれた縁を大切に仕えようと気持ちを新たにした。
「マトレイドたちが参りました」
執事が静かに声をかける。
「うん、やっぱり狭いな」
庭師たちに加え四人の男が入ると、狭いわけではない執務室が窮屈に感じられる。
「みんなで応接に行こう!」
公爵と執事、情報室分室の者と庭師の計十ニ名でぞろぞろと移動する。
執事が開いた扉の奥は、執務室よりさらに豪華な内装で広く、ビロード張りの長椅子もテーブルをそれぞれ囲むように三脚と、一人用の椅子が一脚。全員が座れるだけの余裕がある。
「長くなるから座ってくれ」
一人用の椅子に公爵が座ると、それぞれ手近なところに散らばって座った。
「マドゥーン、茶を。淹れたらマドゥーンも座れ」
みんなの前に茶が配られて、執事が端に座る。それが合図のように、公爵はまず結界を張った。
「屋敷の使用人はすべて神殿契約を交わしているが、念のためだ。あ、昨日からこちらへ来たヨルトラ・ソイラスがいるのでみんなよろしく頼む」
それから公爵は、ドレイファスのスキル【神の眼】について話し始めた。
そのスキルは誰からもたらされたものか。
ドレイファスがスキルにより見るもの、それを見ることで領地や公爵家が飛躍的に発展する可能性。それにより王家と軋轢を抱える可能性があること。
ドレイファスを、そして公爵家を王家から守るためには、徹底的に秘匿するしか方法がなさそうなこと。
とつとつと、突拍子もない話を噛み砕きながら話すのだからたいしたものだ、と男たちはドリアンの話を聞いていた。
が、半刻以上かけて聞いた話しは、みんな頭に半分も入らなかったと思う。
非常識。
ここに来てから何度も経験したが、今の話は特大レベルだ。頭が理解することを拒絶していた。男たちは代わる代わる顔を見合わせては、首を傾げたりする。
「はあ」
マトレイドが大きく息を吐き出す。
「なんか凄まじすぎて、どうしたらいいか」
「私も、そう思っているがな」
はははと力ない笑いが溢れた。
冷めてしまった茶を飲み込むと、ドリアンは先を続ける。
「知っている者もいるが。今近くにもう一棟屋敷を建て始めたところだ。そちらを本宅とし、ここはドレイファスのための離れとして使用する。畑やここで作るだろうものを外部の目に触れさせないために離れたところに新しい屋敷を建てることにした」
ドリアンの瞳が真剣な光を帯びている。
皆を見渡すと、目があったルジーはピリッと小さな電流が走った気がした。
「使用人たちが、ドレイファス付きの者たちをドレイファス団と呼び始めていることは耳にしている。
神殿契約を交わしたとはいえ、屋敷の中で無用な興味を持つ者が現れるのは不安要素だ。すでに内装に入っているが、なるべく早く分けたいと思っている」
「ではこちらの使用人は?」
「基本、生活は新しい屋敷に移すが、ドレイファス付・・・団は」
ふふっとドリアンは笑いをこぼす。
「うん、ドレイファス団の者はみなここに部屋を与える。ドレイファス団の生活を支える使用人も必要だから、それはこちらに残すが。
ここに部屋を持つものは老若男女、職務に関わらず、ドレイファスを守るための側近侍従と見做す。当然、身許やその背後、主義信条まで確認の取れた者のみで固める。
新規の採用は情報室の調査で問題なかった者のみ。
別途屋敷の警護は騎士団の一部を専属とする予定だ」
ドリアンの言葉にヨルトラが疑問を感じて視線をあげると、挙動に気づいたドリアンが、なにか?と訊ねてくれた。
「身許はわかりますが、背後などもすべて調査を?」
「ああ。庭師諸君の実家の後援貴族もすべて調査済だ。問題なかった者のみ面談している」
庭師たちは目を見合わせ、驚きを共有した。
「さっきも言ったように、どこから何がこぼれて秘密が漏れるとも限らない。野心があり、敵対する勢力が背後にいる者は置いておけないからな。
我らの派閥でなくとも構わないが、ドレイファスの側近、側仕えとなるものはその実家も含め、最終的にはこちらの傘下に取り込みたいとは、まあ思っている」
やはりドリアンは、先の先を考えている。
優しげで常に穏やかな様ではあるが、腐っても公爵家当主なのだ。
タンジェントが思い出したように手をあげる。
「なんだタンジー?」
「はい、一度皆さんにミルケラが作ってくれたスライム小屋を見てもらいたいです。
それと、本人には了解をもらいましたが、大工は新規の採用をせず、当面ミルケラに任せようと考えています」
ドリアンが、不思議そうに眉を寄せる。
「ミルケラ・グゥザヴィ?庭師だよな?」
ミルケラは困ったように、ごまかすように笑いを浮かべるが、タンジェントは気にせずに言葉を続ける。
「とにかくすごいんですよ、彼は。
庭師になりたいならそれもいいと思いますが、木材から何かを作りあげる力や発想が!
ただうまく作れる大工より、ミルケラのほうがきっとうまくやれると思うんです。
スライム小屋を見れば、きっとわかってもらえると思います」
タンジェントの手放しの賞賛に、ミルケラは耳を赤くして俯いた。
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