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38 ヨルトラの喜び
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【神の眼】
異世界のものを見る力。
見たいものを見せてくれるわけではないが、一度見たものに関連し、スキルを持つ者が知りたいと思うことに繋げられる。
ミルケラが作り上げたスライム小屋は、大いにドレイファスを刺激した。
スライム小屋はとても暑かったが、あんなに暑くていったい何に使うんだろう?前に見たときはペリルを中に植えてたけど、いくらなんでも暑すぎるよ?
ドレイファスが無意識な疑問を浮かべるほど、それに繋がりやすくなるなど露知らず。
その夜、ドレイファスは久しぶりに不思議な夢を見たのだった。
スライム小屋。
ミルケラが作ったあれではなく、前に夢で見たものと同じようだ。別の世界ではビニールハウスと呼ばれている。
透明なスライムが風にヒラヒラはためいているようにドレイファスには見える。
外に男たちがいるが、よく見るとみんな口から白い息を吐いて分厚い毛皮の上着を着ているのに、スライム小屋の中ではペリルの花が咲いている。
ドレイファスは混乱した!
なぜ、こんなに寒そうなのにペリルの花が咲くのだろう?
スライム小屋に入ってきた男たちが上着を脱ぐと、現れたシャツの袖は短く、腕は剥き出しになっている。
一人の男が腕を上げて何か触ると、四角い箱が暖炉のように真っ赤になり、男の顔を照らした。
でもあれは暖炉じゃない。
何も燃えていないもの。
頭の上に暖炉なんてあるわけないし。
じゃああれはなに?
ドレイファスにはわからないことばかり。
でも聞こうとしても誰も答えてはくれない。
ここはドレイファスの夢の中だから。
メイベルに揺さぶられて目覚めると、すでに窓から太陽が覗いていた。
「る、じぃーよんで」
「ルジー様は外にお控えですからいつでもお呼びしますが、まずはお顔洗って、お着替えしてからです」
サッサッと洗面器で顔を洗わされ、フカフカのタオルで拭われる。サッと寝着を引き抜かれ、パパっと着替えさせられた。
さすがメイベル!
「ルジー様、坊ちゃまがお呼びです」
約束どおりにすぐ呼んでくれる!
よかった!はやくはなさなくちゃわすれちゃうよ!
「おはようございます、ドレイファス様」
「おはようルジー。あのね、ゆめ」
「えっ!夢見た?また見た?どんなの見た?」
さっと机に置いてあった紙とペンを持ってきて、ベッドサイドに座る。
「じゃ、何見たか教えてくれ」
ドレイファスは思い出せるだけ、絞り出した。
「スライム小屋の外はさむいの。
中に入ったおとなは、みんな服脱いで、中で半袖でお仕事してる。頭のうえに暖炉みたいなのついてて。
あと、ペリルの花が咲いてた。
これでわかる?」
かわいく聞かれたが、実際ルジーにはよくわからなかった。
「とりあえず!水やりのときにタンジーたちに相談してみよう」
その朝。
太陽に照らされた目の前に広がる光景に、呆然と立ち尽くしたのはヨルトラ。
「なん・・・だ、これは?」
ヨルトラは昨夜暗くて見ることができなかった不思議な景色を初めて見て、目を瞠ったまま動けなくなった。
目の前にあるものはありふれた庭園と、どう見ても人為的に作られた畑?
そして不思議な半透明の小屋もある。
「なんだ、ここは?どうなっているんだ?」
ヨルトラ・ソイラス、庭師になって25年。革新的とか前衛派と言われてきたが、ここで今目にしている物すべてがはるか斜め上を行っていた。
「なんていうことだ!なんてことだあ!」
興奮して思わず叫んでしまう。
アサルティ伯爵に謂れなき罪で足を斬られ、もう仕事はできないと諦めたのに。
その足でもできると声をかけてもらい、どんな事でもやるしかないと覚悟してきたのに。
まさか。まさかこんなに面白そうなところに来られるとは、なんと幸運なんだ!
杖をつきながら、畑に近づく。
バランスを崩したが、そばに寄りそったモリエールが手を貸してくれて、無事下りることができた。
しゃがみこんで、柔らかく解れた土に触れてみると、朝露を含んで湿っているのが心地よい。
一列に植えられているのはペリルとサールフラワー、トモテラと豆にスピナル草だ。萎れ始めているものもあるが、刈らなくていいんだろうか?
畑を人の手で作り上げるなんて!
誰も考えたことはなかった。
なんというところに私は来たんだ!
ヨルトラのあげた声に、タンジェントが外に出てきて
「おはよう。早いな」
のんびり声をかけてきた。
「タンジェント!これはなんだ?なんなのだ?教えてくれ」
足が悪くなければ、走って行って飛びついたかもしれない。ヨルトラはそのくらい興奮していた。
「見たままだよ。今、俺たちは畑を作ろうとしている。自然に群生する土地を探してまわるんじゃなく、作りたいところに作れるように。
悪くないだろう?もしかしたら庭園より面白いんじゃないかと思うんだが。
これを手伝ってくれないか?」
「もちろんだ、ぜひやりたい。畑はここまでどうやって?」
ヨルトラの目が爛々とし始めた。
隣でモリエールが体を支えているなら、このまま話し続けても大丈夫だろう。
タンジェントは、いままでの土作りから根付きの植物を見つけたら植えてみる、という流れを説明した。
「素晴らしい!常識に囚われず発想した君は本当に素晴らしいな!タンジェント」
「・・・えー、はじまりは公爵家ご嫡男のドレイファス様だ」
え?
吸い付くような視線で畑を見つめていたヨルトラが、タンジェントに振り向いた。
ぽかんと口が開いたまま。
「これから話すよ。もう少ししたらドレイファス様が水やりに来るから、もちろん我が主に紹介する。あと今日は公爵ドリアン様との面会もあるから、けっこう忙しいぞ。でもまずは朝食にしようぜ」
ミルケラが二枚のトレーに五人分のスープとブレッド、大皿にサラダをのせて持ってくると、畑を見渡せるように庭に置かれたテーブルにセットする。
まだ外の空気は冷たいが、ひんやりした微かな風を受けながらあたたかいスープを飲むのが、ミルケラは気に入っていた。
簡単な朝食をとりながら、ドレイファスの発想と、それを取り巻く大人たちが実現させようと試行錯誤してきた様をタンジェントが話す。
ヨルトラ以外はすでに一度は聞いた話だが、それでもみんな規格外の話に呆けてしまう。
しかし、ドレイファスのそれがあってこそ、今目の前に作り上げられた畑があり、タンジェントは乾燥スライムを見てスライム小屋に使えるかもと閃き、ミルケラが形にすることができたのだ。
「ヨルトラ・ソイラス。ドレイファス団にようこそ!ってことなんだけど、どうかな?」
ああ!
ヨルトラは、久しく忘れていた湧き上がる衝動に震えた。
「私を呼んでくれて、心から感謝する。こんなにやりがいがありそうなことに出会えるなんて!
私は・・・誰より先を歩いていると自負していたが。まだまだ全然ダメだったな。もっと尖らなければ」
「いや、師匠は十分尖ってるので、そこはほどほどにお願いします」
モリエールの突っ込みに、みんなで笑い声をあげた。
ミルケラが淹れてくれた茶を飲んでいると、パタパタとこどもの走る足音が聞こえてきた。
「ターンジー!」
金髪のこどもが、タンジェントに飛びつく。
遅れてスラリとした黒髪の男もやってきた。
「ドレイファス様、新しい庭師が着任したので紹介します。モリエールの先生だった方ですよ」
ヨルトラは、そうドレイファスに紹介された。
(この小さなこどもが?嘘だろう?信じられない・・・)
幼気な、元気いっぱいな男子が思いつくようなこととは思えないが。信じるしかないのだ。
ヨルトラは、もっと柔軟に自由に自分ん開放しなければ!と感じていた。
「スライム小屋について、みたらしいんで聞いてもらいたいんだが」
ルジーと紹介された護衛が、タンジェントに声をかけているが、みたとは何だろう?
そのあとルジーが話したこと、そして公爵から聞かされる話は、庭師たち全員の度肝を抜くことばかりだった。
異世界のものを見る力。
見たいものを見せてくれるわけではないが、一度見たものに関連し、スキルを持つ者が知りたいと思うことに繋げられる。
ミルケラが作り上げたスライム小屋は、大いにドレイファスを刺激した。
スライム小屋はとても暑かったが、あんなに暑くていったい何に使うんだろう?前に見たときはペリルを中に植えてたけど、いくらなんでも暑すぎるよ?
ドレイファスが無意識な疑問を浮かべるほど、それに繋がりやすくなるなど露知らず。
その夜、ドレイファスは久しぶりに不思議な夢を見たのだった。
スライム小屋。
ミルケラが作ったあれではなく、前に夢で見たものと同じようだ。別の世界ではビニールハウスと呼ばれている。
透明なスライムが風にヒラヒラはためいているようにドレイファスには見える。
外に男たちがいるが、よく見るとみんな口から白い息を吐いて分厚い毛皮の上着を着ているのに、スライム小屋の中ではペリルの花が咲いている。
ドレイファスは混乱した!
なぜ、こんなに寒そうなのにペリルの花が咲くのだろう?
スライム小屋に入ってきた男たちが上着を脱ぐと、現れたシャツの袖は短く、腕は剥き出しになっている。
一人の男が腕を上げて何か触ると、四角い箱が暖炉のように真っ赤になり、男の顔を照らした。
でもあれは暖炉じゃない。
何も燃えていないもの。
頭の上に暖炉なんてあるわけないし。
じゃああれはなに?
ドレイファスにはわからないことばかり。
でも聞こうとしても誰も答えてはくれない。
ここはドレイファスの夢の中だから。
メイベルに揺さぶられて目覚めると、すでに窓から太陽が覗いていた。
「る、じぃーよんで」
「ルジー様は外にお控えですからいつでもお呼びしますが、まずはお顔洗って、お着替えしてからです」
サッサッと洗面器で顔を洗わされ、フカフカのタオルで拭われる。サッと寝着を引き抜かれ、パパっと着替えさせられた。
さすがメイベル!
「ルジー様、坊ちゃまがお呼びです」
約束どおりにすぐ呼んでくれる!
よかった!はやくはなさなくちゃわすれちゃうよ!
「おはようございます、ドレイファス様」
「おはようルジー。あのね、ゆめ」
「えっ!夢見た?また見た?どんなの見た?」
さっと机に置いてあった紙とペンを持ってきて、ベッドサイドに座る。
「じゃ、何見たか教えてくれ」
ドレイファスは思い出せるだけ、絞り出した。
「スライム小屋の外はさむいの。
中に入ったおとなは、みんな服脱いで、中で半袖でお仕事してる。頭のうえに暖炉みたいなのついてて。
あと、ペリルの花が咲いてた。
これでわかる?」
かわいく聞かれたが、実際ルジーにはよくわからなかった。
「とりあえず!水やりのときにタンジーたちに相談してみよう」
その朝。
太陽に照らされた目の前に広がる光景に、呆然と立ち尽くしたのはヨルトラ。
「なん・・・だ、これは?」
ヨルトラは昨夜暗くて見ることができなかった不思議な景色を初めて見て、目を瞠ったまま動けなくなった。
目の前にあるものはありふれた庭園と、どう見ても人為的に作られた畑?
そして不思議な半透明の小屋もある。
「なんだ、ここは?どうなっているんだ?」
ヨルトラ・ソイラス、庭師になって25年。革新的とか前衛派と言われてきたが、ここで今目にしている物すべてがはるか斜め上を行っていた。
「なんていうことだ!なんてことだあ!」
興奮して思わず叫んでしまう。
アサルティ伯爵に謂れなき罪で足を斬られ、もう仕事はできないと諦めたのに。
その足でもできると声をかけてもらい、どんな事でもやるしかないと覚悟してきたのに。
まさか。まさかこんなに面白そうなところに来られるとは、なんと幸運なんだ!
杖をつきながら、畑に近づく。
バランスを崩したが、そばに寄りそったモリエールが手を貸してくれて、無事下りることができた。
しゃがみこんで、柔らかく解れた土に触れてみると、朝露を含んで湿っているのが心地よい。
一列に植えられているのはペリルとサールフラワー、トモテラと豆にスピナル草だ。萎れ始めているものもあるが、刈らなくていいんだろうか?
畑を人の手で作り上げるなんて!
誰も考えたことはなかった。
なんというところに私は来たんだ!
ヨルトラのあげた声に、タンジェントが外に出てきて
「おはよう。早いな」
のんびり声をかけてきた。
「タンジェント!これはなんだ?なんなのだ?教えてくれ」
足が悪くなければ、走って行って飛びついたかもしれない。ヨルトラはそのくらい興奮していた。
「見たままだよ。今、俺たちは畑を作ろうとしている。自然に群生する土地を探してまわるんじゃなく、作りたいところに作れるように。
悪くないだろう?もしかしたら庭園より面白いんじゃないかと思うんだが。
これを手伝ってくれないか?」
「もちろんだ、ぜひやりたい。畑はここまでどうやって?」
ヨルトラの目が爛々とし始めた。
隣でモリエールが体を支えているなら、このまま話し続けても大丈夫だろう。
タンジェントは、いままでの土作りから根付きの植物を見つけたら植えてみる、という流れを説明した。
「素晴らしい!常識に囚われず発想した君は本当に素晴らしいな!タンジェント」
「・・・えー、はじまりは公爵家ご嫡男のドレイファス様だ」
え?
吸い付くような視線で畑を見つめていたヨルトラが、タンジェントに振り向いた。
ぽかんと口が開いたまま。
「これから話すよ。もう少ししたらドレイファス様が水やりに来るから、もちろん我が主に紹介する。あと今日は公爵ドリアン様との面会もあるから、けっこう忙しいぞ。でもまずは朝食にしようぜ」
ミルケラが二枚のトレーに五人分のスープとブレッド、大皿にサラダをのせて持ってくると、畑を見渡せるように庭に置かれたテーブルにセットする。
まだ外の空気は冷たいが、ひんやりした微かな風を受けながらあたたかいスープを飲むのが、ミルケラは気に入っていた。
簡単な朝食をとりながら、ドレイファスの発想と、それを取り巻く大人たちが実現させようと試行錯誤してきた様をタンジェントが話す。
ヨルトラ以外はすでに一度は聞いた話だが、それでもみんな規格外の話に呆けてしまう。
しかし、ドレイファスのそれがあってこそ、今目の前に作り上げられた畑があり、タンジェントは乾燥スライムを見てスライム小屋に使えるかもと閃き、ミルケラが形にすることができたのだ。
「ヨルトラ・ソイラス。ドレイファス団にようこそ!ってことなんだけど、どうかな?」
ああ!
ヨルトラは、久しく忘れていた湧き上がる衝動に震えた。
「私を呼んでくれて、心から感謝する。こんなにやりがいがありそうなことに出会えるなんて!
私は・・・誰より先を歩いていると自負していたが。まだまだ全然ダメだったな。もっと尖らなければ」
「いや、師匠は十分尖ってるので、そこはほどほどにお願いします」
モリエールの突っ込みに、みんなで笑い声をあげた。
ミルケラが淹れてくれた茶を飲んでいると、パタパタとこどもの走る足音が聞こえてきた。
「ターンジー!」
金髪のこどもが、タンジェントに飛びつく。
遅れてスラリとした黒髪の男もやってきた。
「ドレイファス様、新しい庭師が着任したので紹介します。モリエールの先生だった方ですよ」
ヨルトラは、そうドレイファスに紹介された。
(この小さなこどもが?嘘だろう?信じられない・・・)
幼気な、元気いっぱいな男子が思いつくようなこととは思えないが。信じるしかないのだ。
ヨルトラは、もっと柔軟に自由に自分ん開放しなければ!と感じていた。
「スライム小屋について、みたらしいんで聞いてもらいたいんだが」
ルジーと紹介された護衛が、タンジェントに声をかけているが、みたとは何だろう?
そのあとルジーが話したこと、そして公爵から聞かされる話は、庭師たち全員の度肝を抜くことばかりだった。
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