21 / 271
21 調査進捗
しおりを挟む
マトレイド他資料室組は早々に神殿契約を済ませ、相変わらず資料室に籠もっている。
公爵とルジーたちとの面談から十数日。
メイザー様以降、これという成果がない。
カイドが読んでいた神殿記録は、十八代トロイル様より前のものはどれだけ探しても見つからなかった。もともとないのか、紛失か、捨ててしまったのかもわからない。
しかたがないので、四人揃ってわずかな手がかりを求めてひたすら公爵家先祖の日記を読み漁る。しかし、一人がほぼ毎日数十年に渡り書き記した日記を読むのだから、相当な時間がかかるのだ。
もううんざりだ!と言えたら、どんなに素晴らしいか。今となっては一抜けしたルジーが恨めしい。隣からはロイダルの唸り声が聞こえる。
「字が・・・汚くて読めないんだがなぁ、なぁってば」
「俺に話しかけてるのか?」
「ああ、マトレイドさまよ。ここ、なんて書いてあるんだ?」
投げやりにマトレイドを呼びつけたロイダルが指さしているところには、十八代様の名前があった。
「おい、これはトロイル・フォンブランデイルって書いてあるんじゃないのか?」
カイドが覗き込んで叫ぶ。
「本当だ!ということは、ここから先は神殿記録がなかった人々のものだ!より慎重さを求められるぞ」
慎重にするのはもちろんなのだが、今までより読みづらくなってきている。言葉使いや言い回しが今とは違うこともある。が、そもそもこの時代はあまり日記などに興味がなかったのかもしれない。ときどきしか書いていない人が増えていた。その分量は少なくなってくるだろうが、書きなれないせいか字が汚い。
すべてカイドたちにお願いしたいくらい。
読むのが辛いなんて、口が裂けてもいえないが。
「はあぁ」
大きな溜め息がロイダルから漏れた。
「それ、私が読もう」
まるで心の声が聞こえたように、カイドが手を上げてくれた!とロイダルは感謝したが。
あれほど盛大な溜め息をつかれてはと、カイドが積極的に慮ってくれただけである。まあカイドもどうせなら面白そうな日記を読みたいという下心があるのだけれど。
「おお!昔の雰囲気があるなあ。字もこの頃はこういう書き方が流行だったのかな。言葉遣いも随分違う。こんなに古い記録が読めるなんて!」
(下手じゃなく、流行?字に流行あるのか?)
ロイダルは呆然とした。
感動するポイントが違いすぎる。喜んでくれる人が読んだほうがいいよなと、その日記を読む権利を、喜んでカイドに献上することにした。
昼の休憩を挟み、続きを読み始めてすぐのこと。
「ん?これは」
ハルーサが何か気になるものを見つけたようだ。
「トロイル様より古い。十四代エレルヴァル様のだ」
「エレルヴァル様のご嫡男、つまり十五代ニルヴァナルド様についてだな。七歳でカミノメ発現。与えられし地位や力を活かす考えはなく、ニルヴァナルド様はとても自由で旅を愛し、領主嫡男でありながらあまり居着かないため、心もとなしとある。但し、夢に見たものを探す旅路の中で領地特産品を各地に紹介し、販路拡大により領地の貿易路を開拓の功とある」
「なんか、面白くねえなぁ」
ロイダルがとうとう愚痴り始めた。
「何が面白くないんだ?」
マトレイドがロイダルの後ろに立ち、両の頬をぐにっとつまんで引っ張った。
「いだだだ」
こどもみたいなことやめろ!とカイドが止めてくれる。
「で、なにが面白くないんだ?」
「どうせカミノメが出てくるなら、メイザー様みたいになにか発明してほしい!」
はあ?
ほか3人の呆れた視線にロイダルは、厠行ってくるわと出て行ってしまった。
「こうも動きがないと、私たちのように文献を調べることが仕事の者はいいが、ロイダルにはつらいだろう」
カイドは性に合わないことをしているロイダルに同情している。
「まあ、それも仕事だ。情報室だっていつか来るかもしれない人為的有事のために己を偽り、潜入し続けることもあるのだから。このくらいで根を上げていては仕事にならんよ」
マトレイドは厳しい。
「それよりさっきハルーサが言っていた、夢に見たものを求めて旅に出続けていたっていうところ、ニルヴァナルド様は何歳くらいなんだろう?」
ハルーサが、ガバッと綴りに顔を向けると指先で文字を辿り、目当ての記述を探す。
フンフンと呟きながら。
「あった!十九の誕生日を迎えた!のあとに書かれているから、そのくらいじゃない?」
「ニルヴァナルド様とメイザー様は失わずにいた!この二人の共通点ってなんだろうな?まあ、まだあとご当主様十七人いらっしゃるから、他にもいるかもしれないけど」
「メイザー様も、わりーと自由っぽかった。文字書かないとか。変わり者だった?」
ハルーサはふと閃いた。
「カミノメを失くしているほとんどは、おとなになることを意識して己を律っするようになる頃だ。より現実的になる年頃?
夢に興味を持つことが無くなる?
何歳だからとかじゃなくて。
見た夢を受け入れてる人が失くさずにいるような気がするんだけど。見たまま再現しようとするとか、その景色を求めて旅立つとかさ」
ハルーサの洞察にも一理あるかもしれない。
普通は、見た夢は朝には忘れてしまう。
少しくらいは覚えていられるかもしれないが、見たことがないそれを覚えていて、形にするとか、その土地を探すというような行動を起こすことは、そうそうしないだろう。
ここまでの四十人近い元当主の中でたった二人。そして我がドレイファス様も、夢を形にしようとしている共通点がある。三人目になるのだろうか?
まあ、今のところドレイファス様はニルヴァナルド様のように勝手気ままではなく、メイザー様のように変わり者でもなく、ただ素直でかわいいこどもだが。
「そういえばこのスキルってさ。レベルアップするのかな?」
今日のハルーサは閃きまくりだった。
「とにかく十四代様まで来たんだ。あと少しがんばろう」
ロイダルは一向に戻らないが、三人はまた紙綴りの内容を暴くことに専念した。
読みづらい文字を目で追いながら、マトレイドはロイダルの事を考えていた。
著しくやる気を損なっている。このまま資料室に通わせても邪魔になるだけかもしれないから、外に出したほうがよさそうだ。
かと言って、資料室の調査が終わったらドレイファス様の護衛に入るのだから、そんな短い期間だけ情報室で何をやれるわけでもない。
─どうしたもんだろうなぁ─
何気なく読んでいた日記に、新しい侍女の手癖が悪くすぐ解雇した。身辺調査に力を入れよう!と書かれていた。
─あ!─
「カイドとハルーサに相談がある」
「ロイダル戻ってないが、いいのか?」
カイドの答えに頷いて応える。
「いい、ロイダルのことだから。やる気が落ちていて、はっきり言って邪魔だろう?」
「いや、そこまではまだ言ってないけど」
うんうん、言わなくてもわかってるとジェスチャーしてみせる。暗黙の了解というやつだ。
「幸い、ここでの調査は残すところ十四代分となったし、ロイダルに別の調査をさせようかと思うんだが。もし二人がいないと困ると思うなら、もう少し頑張らせるよ」
カイドとハルーサが顔を見合わせかと思うと頷き、もう答えを出したようだ。
「じゃっ、ロイダルは自由にしてやってくれ」
マトレイドがなかなか戻らないロイダルを探して屋敷を歩き回っていると、ボンディと出くわした。
「ロイダルが裏庭でサボってたぞ」
密告・・・いや、教えてくれた。
「お、探してたんだよ、ありがとう!」
裏庭に続く扉を開けると、花の影から突き出した足がちらりと見えた。上から覗いても見えないはずだ。
「ロイダル!こんなところに入り込んで、花でも折ったらタンジーに何されるかわからんぞ」
カサっと枯れた葉っぱが動く音がして、ロイダルが体を起こす。
「もうムリ、もう限界」
降参と両手をあげる。
「そうみたいだな。そんなロイダルに違う調査を用意した」
え?とロイダルが目を瞠ってこちらを見た。
「ドリアン様からドレイファス様の側近候補と侍従候補をそろそろと言われている。ドレイファス様のまわりは特に信頼できる者で固めろとも言われている。
こちらの調査は三人でなんとかするので、お前はまず適齢なこどもたちをピックアップし、こどもの家族と影響を与えそうな親族などを背後まで調査しろ」
ロイダルがはね起きた。
「やります、やらせてもらいます!ヤッター!」
─そんなにイヤだったのか─
心中で呆れながら、もう一つ思い出して付け加えた。
「タンジーのところで、庭師と大工を探している。どちらもドリアン様がここで召抱えられるそうなので、公爵邸で働く身許確かな庭師と大工を探して来てくれ」
「庭師はわかるんだけど、大工?」
「穴掘り棒を改良してるらしく、ドリアン様はうまくいったら売るつもりのようだ」
「なら、家具職人もイケるんじゃないっすかね?」
マトレイドは、言われてみてなるほどと思った。
「一度タンジーのところへ言って、家具職人とか大工以外でも代わりになれそうな職種を聞いてみてくれ。あとは任せる」
公爵とルジーたちとの面談から十数日。
メイザー様以降、これという成果がない。
カイドが読んでいた神殿記録は、十八代トロイル様より前のものはどれだけ探しても見つからなかった。もともとないのか、紛失か、捨ててしまったのかもわからない。
しかたがないので、四人揃ってわずかな手がかりを求めてひたすら公爵家先祖の日記を読み漁る。しかし、一人がほぼ毎日数十年に渡り書き記した日記を読むのだから、相当な時間がかかるのだ。
もううんざりだ!と言えたら、どんなに素晴らしいか。今となっては一抜けしたルジーが恨めしい。隣からはロイダルの唸り声が聞こえる。
「字が・・・汚くて読めないんだがなぁ、なぁってば」
「俺に話しかけてるのか?」
「ああ、マトレイドさまよ。ここ、なんて書いてあるんだ?」
投げやりにマトレイドを呼びつけたロイダルが指さしているところには、十八代様の名前があった。
「おい、これはトロイル・フォンブランデイルって書いてあるんじゃないのか?」
カイドが覗き込んで叫ぶ。
「本当だ!ということは、ここから先は神殿記録がなかった人々のものだ!より慎重さを求められるぞ」
慎重にするのはもちろんなのだが、今までより読みづらくなってきている。言葉使いや言い回しが今とは違うこともある。が、そもそもこの時代はあまり日記などに興味がなかったのかもしれない。ときどきしか書いていない人が増えていた。その分量は少なくなってくるだろうが、書きなれないせいか字が汚い。
すべてカイドたちにお願いしたいくらい。
読むのが辛いなんて、口が裂けてもいえないが。
「はあぁ」
大きな溜め息がロイダルから漏れた。
「それ、私が読もう」
まるで心の声が聞こえたように、カイドが手を上げてくれた!とロイダルは感謝したが。
あれほど盛大な溜め息をつかれてはと、カイドが積極的に慮ってくれただけである。まあカイドもどうせなら面白そうな日記を読みたいという下心があるのだけれど。
「おお!昔の雰囲気があるなあ。字もこの頃はこういう書き方が流行だったのかな。言葉遣いも随分違う。こんなに古い記録が読めるなんて!」
(下手じゃなく、流行?字に流行あるのか?)
ロイダルは呆然とした。
感動するポイントが違いすぎる。喜んでくれる人が読んだほうがいいよなと、その日記を読む権利を、喜んでカイドに献上することにした。
昼の休憩を挟み、続きを読み始めてすぐのこと。
「ん?これは」
ハルーサが何か気になるものを見つけたようだ。
「トロイル様より古い。十四代エレルヴァル様のだ」
「エレルヴァル様のご嫡男、つまり十五代ニルヴァナルド様についてだな。七歳でカミノメ発現。与えられし地位や力を活かす考えはなく、ニルヴァナルド様はとても自由で旅を愛し、領主嫡男でありながらあまり居着かないため、心もとなしとある。但し、夢に見たものを探す旅路の中で領地特産品を各地に紹介し、販路拡大により領地の貿易路を開拓の功とある」
「なんか、面白くねえなぁ」
ロイダルがとうとう愚痴り始めた。
「何が面白くないんだ?」
マトレイドがロイダルの後ろに立ち、両の頬をぐにっとつまんで引っ張った。
「いだだだ」
こどもみたいなことやめろ!とカイドが止めてくれる。
「で、なにが面白くないんだ?」
「どうせカミノメが出てくるなら、メイザー様みたいになにか発明してほしい!」
はあ?
ほか3人の呆れた視線にロイダルは、厠行ってくるわと出て行ってしまった。
「こうも動きがないと、私たちのように文献を調べることが仕事の者はいいが、ロイダルにはつらいだろう」
カイドは性に合わないことをしているロイダルに同情している。
「まあ、それも仕事だ。情報室だっていつか来るかもしれない人為的有事のために己を偽り、潜入し続けることもあるのだから。このくらいで根を上げていては仕事にならんよ」
マトレイドは厳しい。
「それよりさっきハルーサが言っていた、夢に見たものを求めて旅に出続けていたっていうところ、ニルヴァナルド様は何歳くらいなんだろう?」
ハルーサが、ガバッと綴りに顔を向けると指先で文字を辿り、目当ての記述を探す。
フンフンと呟きながら。
「あった!十九の誕生日を迎えた!のあとに書かれているから、そのくらいじゃない?」
「ニルヴァナルド様とメイザー様は失わずにいた!この二人の共通点ってなんだろうな?まあ、まだあとご当主様十七人いらっしゃるから、他にもいるかもしれないけど」
「メイザー様も、わりーと自由っぽかった。文字書かないとか。変わり者だった?」
ハルーサはふと閃いた。
「カミノメを失くしているほとんどは、おとなになることを意識して己を律っするようになる頃だ。より現実的になる年頃?
夢に興味を持つことが無くなる?
何歳だからとかじゃなくて。
見た夢を受け入れてる人が失くさずにいるような気がするんだけど。見たまま再現しようとするとか、その景色を求めて旅立つとかさ」
ハルーサの洞察にも一理あるかもしれない。
普通は、見た夢は朝には忘れてしまう。
少しくらいは覚えていられるかもしれないが、見たことがないそれを覚えていて、形にするとか、その土地を探すというような行動を起こすことは、そうそうしないだろう。
ここまでの四十人近い元当主の中でたった二人。そして我がドレイファス様も、夢を形にしようとしている共通点がある。三人目になるのだろうか?
まあ、今のところドレイファス様はニルヴァナルド様のように勝手気ままではなく、メイザー様のように変わり者でもなく、ただ素直でかわいいこどもだが。
「そういえばこのスキルってさ。レベルアップするのかな?」
今日のハルーサは閃きまくりだった。
「とにかく十四代様まで来たんだ。あと少しがんばろう」
ロイダルは一向に戻らないが、三人はまた紙綴りの内容を暴くことに専念した。
読みづらい文字を目で追いながら、マトレイドはロイダルの事を考えていた。
著しくやる気を損なっている。このまま資料室に通わせても邪魔になるだけかもしれないから、外に出したほうがよさそうだ。
かと言って、資料室の調査が終わったらドレイファス様の護衛に入るのだから、そんな短い期間だけ情報室で何をやれるわけでもない。
─どうしたもんだろうなぁ─
何気なく読んでいた日記に、新しい侍女の手癖が悪くすぐ解雇した。身辺調査に力を入れよう!と書かれていた。
─あ!─
「カイドとハルーサに相談がある」
「ロイダル戻ってないが、いいのか?」
カイドの答えに頷いて応える。
「いい、ロイダルのことだから。やる気が落ちていて、はっきり言って邪魔だろう?」
「いや、そこまではまだ言ってないけど」
うんうん、言わなくてもわかってるとジェスチャーしてみせる。暗黙の了解というやつだ。
「幸い、ここでの調査は残すところ十四代分となったし、ロイダルに別の調査をさせようかと思うんだが。もし二人がいないと困ると思うなら、もう少し頑張らせるよ」
カイドとハルーサが顔を見合わせかと思うと頷き、もう答えを出したようだ。
「じゃっ、ロイダルは自由にしてやってくれ」
マトレイドがなかなか戻らないロイダルを探して屋敷を歩き回っていると、ボンディと出くわした。
「ロイダルが裏庭でサボってたぞ」
密告・・・いや、教えてくれた。
「お、探してたんだよ、ありがとう!」
裏庭に続く扉を開けると、花の影から突き出した足がちらりと見えた。上から覗いても見えないはずだ。
「ロイダル!こんなところに入り込んで、花でも折ったらタンジーに何されるかわからんぞ」
カサっと枯れた葉っぱが動く音がして、ロイダルが体を起こす。
「もうムリ、もう限界」
降参と両手をあげる。
「そうみたいだな。そんなロイダルに違う調査を用意した」
え?とロイダルが目を瞠ってこちらを見た。
「ドリアン様からドレイファス様の側近候補と侍従候補をそろそろと言われている。ドレイファス様のまわりは特に信頼できる者で固めろとも言われている。
こちらの調査は三人でなんとかするので、お前はまず適齢なこどもたちをピックアップし、こどもの家族と影響を与えそうな親族などを背後まで調査しろ」
ロイダルがはね起きた。
「やります、やらせてもらいます!ヤッター!」
─そんなにイヤだったのか─
心中で呆れながら、もう一つ思い出して付け加えた。
「タンジーのところで、庭師と大工を探している。どちらもドリアン様がここで召抱えられるそうなので、公爵邸で働く身許確かな庭師と大工を探して来てくれ」
「庭師はわかるんだけど、大工?」
「穴掘り棒を改良してるらしく、ドリアン様はうまくいったら売るつもりのようだ」
「なら、家具職人もイケるんじゃないっすかね?」
マトレイドは、言われてみてなるほどと思った。
「一度タンジーのところへ言って、家具職人とか大工以外でも代わりになれそうな職種を聞いてみてくれ。あとは任せる」
34
お気に入りに追加
457
あなたにおすすめの小説
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで
ひーにゃん
ファンタジー
誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。
運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……
与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。
だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。
これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。
冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。
よろしくお願いします。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から「破壊神」と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
おいでませ異世界!アラフォーのオッサンが異世界の主神の気まぐれで異世界へ。
ゴンべえ
ファンタジー
独身生活を謳歌していた井手口孝介は異世界の主神リュシーファの出来心で個人的に恥ずかしい死を遂げた。
全面的な非を認めて謝罪するリュシーファによって異世界転生したエルロンド(井手口孝介)は伯爵家の五男として生まれ変わる。
もちろん負い目を感じるリュシーファに様々な要求を通した上で。
貴族に転生した井手口孝介はエルロンドとして新たな人生を歩み、現代の知識を用いて異世界に様々な改革をもたらす!かもしれない。
思いつきで適当に書いてます。
不定期更新です。
水の中でも何処でももふもふ!! あたらしい世界はもふもふで溢れていました
ありぽん
ファンタジー
転生先は海の中? まさか!? 水の中でももふもふを堪能できるなんて!!
高橋碧(たかはしあおい)は、小説の設定で時々みる、ある状況に自分が直面することに。
何と神様の手違いで死んでしまったのだった。
神様のお詫びとして新しい世界へ送られ、新しい生活を送ることになった碧。しかし新しい世界へと転生すれば、またもや神様のせいでまずい状況に?
でも最悪な始まりをむかえた碧を、たくさんのもふもふ達がいやしてくれ。
もふもふパラダイスのこの世界で碧は、まったり? ゆっくり? もふもふを堪能できるのか。
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
継母の心得
トール
恋愛
【本編第一部完結済、2023/10〜第二部スタート ☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定☆】
※継母というテーマですが、ドロドロではありません。ほっこり可愛いを中心に展開されるお話ですので、ドロドロ重い、が苦手の方にもお読みいただけます。
山崎 美咲(35)は、癌治療で子供の作れない身体となった。生涯独身だと諦めていたが、やはり子供は欲しかったとじわじわ後悔が募っていく。
治療の甲斐なくこの世を去った美咲が目を覚ますと、なんと生前読んでいたマンガの世界に転生していた。
不遇な幼少期を過ごした主人公が、ライバルである皇太子とヒロインを巡り争い、最後は見事ヒロインを射止めるというテンプレもののマンガ。その不遇な幼少期で主人公を虐待する悪辣な継母がまさかの私!?
前世の記憶を取り戻したのは、主人公の父親との結婚式前日だった!
突然3才児の母親になった主人公が、良い継母になれるよう子育てに奮闘していたら、いつの間にか父子に溺愛されて……。
オタクの知識を使って、子育て頑張ります!!
子育てに関する道具が揃っていない世界で、玩具や食器、子供用品を作り出していく、オタクが行う異世界育児ファンタジー開幕です!
番外編は10/7〜別ページに移動いたしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる