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12 夢のなかのぺリル
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マトレイドがルジーを訪ねてくる少し前。
ドレイファスとルジーは絵を描くことに夢中になっていた。
大きな三角のペリルと、スライム小屋、それからドレイファスは一番最初に夢に見た白く大きくふんわりしていて、大きなペリルが挿してあるなんだかわからないものを色をつけて描く。
あれはなんだ?これはなんだ?と描かれた物をひとつひとつドレイファスに聞いているが、なかなかルジーが思い当たるものが出てこない。どれもドレイファスの空想上のものなのだろうか?
(だとしたら、すごい才能かもしれないな)
そんなことを考えつつ、夢の話を聞き続けていたが、よく考えたら五歳児の世界は狭い。
ドレイファスが知っている物の中でしか答えられないのだからしかたないかと、早々にドレイファスから解答を得ることを諦めた。
諦めたらイライラしなくなり、ドレイファスの言うこと描くことがおもしろくてたまらなくなった。
「悪くない!」
なんでも楽しんだ方が勝ちだ。
ドレイファスがまたペリル摘みに行きたいと言っているので明日にでもボンディを誘い、裏の森へ行ってみようと決めた。
(なにかヒントがあるかもしれないしな)
その夜、ドレイファスはまたペリルの夢を見ていた。
スライム小屋の中で大人たちが何かしている。回り込んで覗くと、ペリルの花に別のペリルの花から採った真ん中のヒゲヒゲしたところをすりすりポンポンしている。
何をしているんだろう?
これをしたら、ペリルはどうかなるの?
別の小屋では、ペリルの長ーく延びた茎を切って、それを一本づつ鉢にうめている?
うーん?よくみえない!
今度は、葉っぱが数枚ついている小さな株を鉢ごといくつか持った男の人が現れた。鉢から株を引き抜くと、それをスライム小屋の中でまっすぐ埋め始めたではないか!
まっすぐペリルが生えていたのは、このひとが埋めてたからだったんだ!
っていうか、茎とか葉っぱを地面に埋めるの、なんでなんでなんで?
ペリルって森に生えるんじゃないの?
質問に答えてくれる人は誰もいない。
声は届かない。
ドレイファスの夢の中だから。
いつの間にかもっと深い眠りに落ちると、夢は自然と遠ざかり、翌朝メイベルにゆり起こされるまで熟睡するのだった。
翌朝。
朝食を済ませたボンディとメイベル、ドレイファス、そして専属護衛となったルジーの四人はペリル摘みへ行った。
そういえばルジーはペリル摘みが初めてだ。
昨日ドレイファスが描いた絵を見て、ペリルなのに丸くないとしか感じなかったが、もっとなにか違いがあるのかもしれないと、注意してよく見ることにした。
ドレイファスが行進するかの如く、腕を大きく振り足を高く上げて元気いっぱいに歩いている。
「さっすが、こどもは元気だねえ」
ルジーがからかうと、ニッと笑って振り向いた。
「あっは!なーんだそれ」
ドレイファスはペリルを頬が膨らむほど口いっぱいにいれて歩いていた。
「坊ちゃま!なんですそれっ!お行儀悪いですよっ!第一どうしたんですそのペリルは!」
ボンディがそっぽを向いて、すぅっとみんなから離れていくのを見て、犯人が誰なのかみんなにバレる。
「ボォンディーさぁぁぁん!!」
メイベルのあまりの剣幕に、うわーと走って逃げて行った。
「ははは、なーにやってるんだか」
ボンディたちのいたずらにメイベルはカンカンだが、ルジーはおりこうさんにおとなしくお絵かきしたりするドレイファスの、元気なこどもらしさに触れてほっこりしていた。
「やっぱりこどもはこうでなきゃな」
メイベルにキッと睨まれた。
少し歩くと、ペリルの繁みが見えてきた。
ペリルゥゥ!とドレイファスが腕を広げながら走って行く。
かわいいなぁと、ルジーが思わず零した一言に、メイベルが本当に!と答える。機嫌を直してくれたようだ。
「ルジー、こっちぃ!」
ドレイファスがぴょんぴょん跳ねながら手を振っているので、走って追いついてみせる。
「こらドレイファス様!護衛をおいて行くな!」
「ごめんなさいぃぃ、あははは」
主なのに、ちゃんと様付けしているのに、こらとか行くな!とか言ってるルジーに、口では謝ってるのに笑ってるドレイファス。
メイベルは、たった一日で仲良くなったふたりがすっごく羨ましくて口を尖らせ、ちょっと拗ねながらも微笑ましくふたりを見ていた。
そのルジーは、ドレイファスがしゃがみこんでペリルを摘み始めたのをぼんやり眺めていたが、ふと、ペリルの実だけではなく、茎や花も一緒に摘んでいることに気がついた。
「なんで茎摘むんだ?」
ドレイファスが手を止め、ルジーを見る。
「昨日みた夢思い出したの」
「え!また見たのか?」
こっくりと頷くと、また黙々とペリルを摘み始める。下を向いたまま、
「あのね、茎埋めてたの」
「えっ?」
「あと、お花ポンポンしてた」
(ん?なんかわからなくなってきたぞ)
「一度に言われると俺の頭がパンクするから、ひとつひとつ教えてくれると助かるな」
ボンディが籠をペリルでいっぱいにして戻ってきたとき、ドレイファスはペリルの実の他に、何本もの長く伸びた茎を摘んでいた。そして、花がついた根っこごと抜いたペリルも数本。根についた土のせいで籠の中のペリルが土まみれだ。
「ドレイファス様、葉っぱとか茎とか食べられるのか?」
「土に埋めてみるの、夢で見たみたいに。埋めたらどうなるのかなーって」
「そか。・・・そうだ!じゃ、お屋敷に戻ったら、庭師のタンジェントに聞いてみようぜ」
アパタイトブルーの瞳がキラキラっとルジーを見た。それだーっ!とでも言うように。
(わっかりやす。しかし本当かわいいな、うちの主)
公爵家嫡男としてみんなに愛され期待されている存在だが、弟妹はいるが兄が欲しかったドレイファスには、年上の、でもドレイファスのまわりにいる誰より若いルジーは突然現れたかっこいいお兄ちゃま!なのだ。護衛だけど、一緒に絵を描いてくれ、夢の話を一生懸命聞いてくれ、ちょっと乱暴な話し方も新鮮でかっこよかった。これっぽっちも疑うことなく、あっという間にオープンハートでルジーに懐きまくった。尻尾振りまくりの子犬または金魚のフンと言ってもよい。
そんな風に慕われ、たった一日しか一緒に過ごしていないのだけど、なんというか、小さい主がやりたいことは応援してやりたいなとか、守ってやらないとなとか、まるで親みたいにドレイファスがかわいくなってしまったルジーである。こんなにかわいいんだから、しかたないと自分を簡単に納得させた。
籠がいっぱいになったので、そろそろ帰ろうとメイベルが籠を持ち、空いた手でドレイファスと手をつなぐ。
ドレイファスは、もう片方の手をルジーとつないでぴょんぴょんと飛び跳ねるように歩いた。
後ろにいたボンディは、三人の姿がかわいすぎて笑いながらついて行った。
なんて長閑な一日だ!
大人たちは心から幸せを楽しんでいた。
さて。
屋敷に戻ってドレイファスを休ませたあと、ルジーは庭園のどこかにいるはずの友人、タンジェントを探しに行った。
たいてい大きな麦わら帽子を被っているのですぐ見つかるだろうと思っていたら、更にわかりやすく長い棒を肩にかけて歩いていた。
「ターンジー!」
麦わら帽子と栗色の髪と日に焼けた肌の境目がよくわからない中で、濃い青い瞳だけが主張している。
「なんだ、ルジーか。珍しいな庭園に来るなんて、花をあげたい人ができたとか?」
「ちがーう。教えてほしいことがあるんだよ。というか協力してくれないか」
肩にかけていた棒や道具をしまう作業小屋に戻り、タンジェントがお茶を出してくれた。
「あ、冷たい!」
「うん、皮袋に茶をいれて、井戸に吊るして入れておくんだよ。いつでも冷たい茶が飲める」
「ほー。ん?氷魔法が使えなくてもやれるってことか」
「俺は土魔法以外はうまく使えないからな」
タンジェントはなるっべく面倒くさそうに答え、さりげなく次の質問を拒んだのだが、ルジーは気づかなかったようだ。
「ああ、そういえば土魔法だったな!普通、土木師になるのに珍しいなーって思ってた。ところでさっきの棒は何に使うんだ?」
はぁっ、とため息のあと
「山でオレルの実を突いて落としてきたんだ。風魔法が使えたら楽だったんだがな」
「なるほど。魔法もいろいろ使い道があるんだな」
ルジーは攻撃や防御でしか魔法を使ったことがなかったので、新鮮に思えるほどだ。
「話がずれたな。それで協力してほしいこととはなんだ?」
タンジェントはなるっべく面倒くさそうに、恩着せがましさを演出してルジーを促した。
ドレイファスとルジーは絵を描くことに夢中になっていた。
大きな三角のペリルと、スライム小屋、それからドレイファスは一番最初に夢に見た白く大きくふんわりしていて、大きなペリルが挿してあるなんだかわからないものを色をつけて描く。
あれはなんだ?これはなんだ?と描かれた物をひとつひとつドレイファスに聞いているが、なかなかルジーが思い当たるものが出てこない。どれもドレイファスの空想上のものなのだろうか?
(だとしたら、すごい才能かもしれないな)
そんなことを考えつつ、夢の話を聞き続けていたが、よく考えたら五歳児の世界は狭い。
ドレイファスが知っている物の中でしか答えられないのだからしかたないかと、早々にドレイファスから解答を得ることを諦めた。
諦めたらイライラしなくなり、ドレイファスの言うこと描くことがおもしろくてたまらなくなった。
「悪くない!」
なんでも楽しんだ方が勝ちだ。
ドレイファスがまたペリル摘みに行きたいと言っているので明日にでもボンディを誘い、裏の森へ行ってみようと決めた。
(なにかヒントがあるかもしれないしな)
その夜、ドレイファスはまたペリルの夢を見ていた。
スライム小屋の中で大人たちが何かしている。回り込んで覗くと、ペリルの花に別のペリルの花から採った真ん中のヒゲヒゲしたところをすりすりポンポンしている。
何をしているんだろう?
これをしたら、ペリルはどうかなるの?
別の小屋では、ペリルの長ーく延びた茎を切って、それを一本づつ鉢にうめている?
うーん?よくみえない!
今度は、葉っぱが数枚ついている小さな株を鉢ごといくつか持った男の人が現れた。鉢から株を引き抜くと、それをスライム小屋の中でまっすぐ埋め始めたではないか!
まっすぐペリルが生えていたのは、このひとが埋めてたからだったんだ!
っていうか、茎とか葉っぱを地面に埋めるの、なんでなんでなんで?
ペリルって森に生えるんじゃないの?
質問に答えてくれる人は誰もいない。
声は届かない。
ドレイファスの夢の中だから。
いつの間にかもっと深い眠りに落ちると、夢は自然と遠ざかり、翌朝メイベルにゆり起こされるまで熟睡するのだった。
翌朝。
朝食を済ませたボンディとメイベル、ドレイファス、そして専属護衛となったルジーの四人はペリル摘みへ行った。
そういえばルジーはペリル摘みが初めてだ。
昨日ドレイファスが描いた絵を見て、ペリルなのに丸くないとしか感じなかったが、もっとなにか違いがあるのかもしれないと、注意してよく見ることにした。
ドレイファスが行進するかの如く、腕を大きく振り足を高く上げて元気いっぱいに歩いている。
「さっすが、こどもは元気だねえ」
ルジーがからかうと、ニッと笑って振り向いた。
「あっは!なーんだそれ」
ドレイファスはペリルを頬が膨らむほど口いっぱいにいれて歩いていた。
「坊ちゃま!なんですそれっ!お行儀悪いですよっ!第一どうしたんですそのペリルは!」
ボンディがそっぽを向いて、すぅっとみんなから離れていくのを見て、犯人が誰なのかみんなにバレる。
「ボォンディーさぁぁぁん!!」
メイベルのあまりの剣幕に、うわーと走って逃げて行った。
「ははは、なーにやってるんだか」
ボンディたちのいたずらにメイベルはカンカンだが、ルジーはおりこうさんにおとなしくお絵かきしたりするドレイファスの、元気なこどもらしさに触れてほっこりしていた。
「やっぱりこどもはこうでなきゃな」
メイベルにキッと睨まれた。
少し歩くと、ペリルの繁みが見えてきた。
ペリルゥゥ!とドレイファスが腕を広げながら走って行く。
かわいいなぁと、ルジーが思わず零した一言に、メイベルが本当に!と答える。機嫌を直してくれたようだ。
「ルジー、こっちぃ!」
ドレイファスがぴょんぴょん跳ねながら手を振っているので、走って追いついてみせる。
「こらドレイファス様!護衛をおいて行くな!」
「ごめんなさいぃぃ、あははは」
主なのに、ちゃんと様付けしているのに、こらとか行くな!とか言ってるルジーに、口では謝ってるのに笑ってるドレイファス。
メイベルは、たった一日で仲良くなったふたりがすっごく羨ましくて口を尖らせ、ちょっと拗ねながらも微笑ましくふたりを見ていた。
そのルジーは、ドレイファスがしゃがみこんでペリルを摘み始めたのをぼんやり眺めていたが、ふと、ペリルの実だけではなく、茎や花も一緒に摘んでいることに気がついた。
「なんで茎摘むんだ?」
ドレイファスが手を止め、ルジーを見る。
「昨日みた夢思い出したの」
「え!また見たのか?」
こっくりと頷くと、また黙々とペリルを摘み始める。下を向いたまま、
「あのね、茎埋めてたの」
「えっ?」
「あと、お花ポンポンしてた」
(ん?なんかわからなくなってきたぞ)
「一度に言われると俺の頭がパンクするから、ひとつひとつ教えてくれると助かるな」
ボンディが籠をペリルでいっぱいにして戻ってきたとき、ドレイファスはペリルの実の他に、何本もの長く伸びた茎を摘んでいた。そして、花がついた根っこごと抜いたペリルも数本。根についた土のせいで籠の中のペリルが土まみれだ。
「ドレイファス様、葉っぱとか茎とか食べられるのか?」
「土に埋めてみるの、夢で見たみたいに。埋めたらどうなるのかなーって」
「そか。・・・そうだ!じゃ、お屋敷に戻ったら、庭師のタンジェントに聞いてみようぜ」
アパタイトブルーの瞳がキラキラっとルジーを見た。それだーっ!とでも言うように。
(わっかりやす。しかし本当かわいいな、うちの主)
公爵家嫡男としてみんなに愛され期待されている存在だが、弟妹はいるが兄が欲しかったドレイファスには、年上の、でもドレイファスのまわりにいる誰より若いルジーは突然現れたかっこいいお兄ちゃま!なのだ。護衛だけど、一緒に絵を描いてくれ、夢の話を一生懸命聞いてくれ、ちょっと乱暴な話し方も新鮮でかっこよかった。これっぽっちも疑うことなく、あっという間にオープンハートでルジーに懐きまくった。尻尾振りまくりの子犬または金魚のフンと言ってもよい。
そんな風に慕われ、たった一日しか一緒に過ごしていないのだけど、なんというか、小さい主がやりたいことは応援してやりたいなとか、守ってやらないとなとか、まるで親みたいにドレイファスがかわいくなってしまったルジーである。こんなにかわいいんだから、しかたないと自分を簡単に納得させた。
籠がいっぱいになったので、そろそろ帰ろうとメイベルが籠を持ち、空いた手でドレイファスと手をつなぐ。
ドレイファスは、もう片方の手をルジーとつないでぴょんぴょんと飛び跳ねるように歩いた。
後ろにいたボンディは、三人の姿がかわいすぎて笑いながらついて行った。
なんて長閑な一日だ!
大人たちは心から幸せを楽しんでいた。
さて。
屋敷に戻ってドレイファスを休ませたあと、ルジーは庭園のどこかにいるはずの友人、タンジェントを探しに行った。
たいてい大きな麦わら帽子を被っているのですぐ見つかるだろうと思っていたら、更にわかりやすく長い棒を肩にかけて歩いていた。
「ターンジー!」
麦わら帽子と栗色の髪と日に焼けた肌の境目がよくわからない中で、濃い青い瞳だけが主張している。
「なんだ、ルジーか。珍しいな庭園に来るなんて、花をあげたい人ができたとか?」
「ちがーう。教えてほしいことがあるんだよ。というか協力してくれないか」
肩にかけていた棒や道具をしまう作業小屋に戻り、タンジェントがお茶を出してくれた。
「あ、冷たい!」
「うん、皮袋に茶をいれて、井戸に吊るして入れておくんだよ。いつでも冷たい茶が飲める」
「ほー。ん?氷魔法が使えなくてもやれるってことか」
「俺は土魔法以外はうまく使えないからな」
タンジェントはなるっべく面倒くさそうに答え、さりげなく次の質問を拒んだのだが、ルジーは気づかなかったようだ。
「ああ、そういえば土魔法だったな!普通、土木師になるのに珍しいなーって思ってた。ところでさっきの棒は何に使うんだ?」
はぁっ、とため息のあと
「山でオレルの実を突いて落としてきたんだ。風魔法が使えたら楽だったんだがな」
「なるほど。魔法もいろいろ使い道があるんだな」
ルジーは攻撃や防御でしか魔法を使ったことがなかったので、新鮮に思えるほどだ。
「話がずれたな。それで協力してほしいこととはなんだ?」
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