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10 新しい疲れ目仲間と発見
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資料室にいつもの四人で詰めていたところ、急にルジーが呼び出されたきり戻らなくなった。
「どうしたんだ?緊急事態か?」
「いや、それなら俺も呼ばれるだろう」
カイドとマトレイドが話しているとノック音とともに栗毛をだらしなく伸ばしたロイダル・トロワルが入ってきた。
「あれ?ロイダルどうした?」
「ルジーの代わりにいけと言われた。詳しいことはマトレイドに聞けってドリアン様が」
「ルジーはどうしたんだ?」
「ドレイファス様の専属護衛になるそうだぞ」
はあ?と男三人が口を開け、ドリアンさまってばぁ~!と一様に嘆いてみせた。
「ではまずロイダルにわかっていることを教えよう、茶でも飲みながら。どうだ?」
目頭をもみほぐしながらカイドが提案してきた。
資料室に籠もって四日目。
二刻も読み続けると、疲れ目と肩凝りが酷くなることがわかったので、最低でも一刻半ごとには休憩を挟むことにした。
ハルーサが率先して四人分の茶を入れ、皆に渡してくれる。
「今日のお茶はすっきり爽やかレモティーでーす」
カップにはレモの実がさしてあり、レッドティーがいつもより明るい色に変わっている。香りもいつもより軽い。
「あ!本当に爽やかな風味だ」
一口含んだカイドがうれしそうに顔を上げた。
「なんか和やかだなー」
ロイダルがのんびりした空気に半ば呆れている。
「うん、たぶんめったにないくらい長閑でなごーやかな任務だ。但し、肩凝りと疲れ目が酷いが」
「いや!そんなのたいしたことじゃないでしょ」
(まあ、命の危険がある潜入などに比べたらたいしたこともないが、これはこれでけっこうキツいんだよ。そのうちわかるだろうけどな)
マトレイドは言葉では答えず、ニヤっと笑って誤魔化した。
「さて。飲みながら聞いてくれ」
「ドレイファス様に発現したスキルはカミノメと言う。保管されている神殿記録を過去に遡ったところ、不思議なことに公爵家嫡男のみに現れていた。さらに不思議なのは五歳から七歳で発現し、十五歳までに失われているということ。そしてどんなスキルなのかがまったくわからないことだ」
ロイダルの知るスキルの在り方とはまったく違う話に呆然としていると、カイドが、わかるよという顔で首を縦に振ってみせた。
「スキルが現れて消えるのか?」
「ドリアン様も幼少期の神殿記録で発現し、消えているんだ」
「え、じゃあドリアン様に聞けば」
「ご本人はカミノメという言葉も、発現も消えたことも知らなかった。今度先代様がいらしたときに聞いてみるつもりだが」
ロイダルは少し落ち着こうとお茶を流し込んだ。
「あちちっ」
「気持ちはわかるよ」
カイドが声をかけてくれたが。
「ちなみに王城図書室で調べた限りではカミノメというキーワードでは何もわからなかった。公爵家特有となると、ここを浚うしかないようなんだ」
マトレイドはそういった後、大袈裟にため息をついて見せる。
「消えるのも確定なのか?」
「ひとりだけ、十五歳の神殿記録にもあるご当主がいるが、そのあとどうなったかを調べ始めたところなんだ」
「そうそう、ここに遺された日記などを片っ端から読み漁ってる」
ハルーサがうれしそうに、手にした紙綴りを左右に振ってみせる。
(なんか、今ハルーサ空恐ろしいことを軽く言わなかったか?)
ロイダルは、自分に回された任務にはあまり適性がなさそうだと、遠い目を窓の外に向けた。
「茶を飲み終わったら、手分けして読み進めよう。ルジーの読みかけをロイダルに渡してくれ」
ハルーサが、綴られた紙束をロイダルに渡してきたが、思いのほか多い。
「これぜん・・・ぶ?」
「少ないよねえ?安心して。まだたっくさんあるから」
にっこり笑うハルーサに、度肝を抜かれたロイダルだった。
軽口もほどほどに、黙々と作業に没頭し始める。紙を捲る音だけ。
ロイダルは慣れないため、読むのが遅いが。皆はパラパラとかなりの速さで捲っているようだ。
「これは四十四代様の日記だ。ということはその近辺にあるのでは?」
カイドが声を上げると、それに応えてハルーサが書棚を漁る。
「ここにも四十三代様の日記録がありますよ。下か上の段を重点的に見てみましょう」
パラパラと紙綴りを捲り、目的のものを探す。違う違うと一、二枚ほどを見ては横に除けていく。と、ハルーサの手が止まった。
「これ、メイザー様の先代様だ!」
ハルーサが叫ぶとロイダル以外がバッと反応して顔を上げた。
「よしっ!それから読もう。ロイダルもハルーサとその辺の資料をこちらに運んでもらえるか?」
読むより荷物を運ぶほうが気楽だと、すぐ動く。
「古い資料ばかりだから丁寧に頼む」カイドが皆に声をかけると、皆首を縦にした。
「四十一代様はナズラエルド様、メイザーさまのお母上でもある奥方様はイザベラード様だ。見つけたら渡してくれ。ロイダルもな」
ナズラエルド、イザベラードと口ずさみながらハルーサが資料をペラペラと確認していく。資料編纂係だけあって手慣れた仕草を横目に、ロイダルはもたついていた。
いや、むしろゆっくり見ていたのがよかったのかもしれない。紙綴りの中にはベラという文字が見えて、さらによく見るとナズラエルドという名前が消えかけていることなの気づいた。
「これ、ナズラエルド様の日記録かも?」
「おおおーついにキタかー!」
マトレイドが興奮を隠さず、手を伸ばしてきたので綴りを渡す。
ペラペラっと数枚めくったマトレイドが、よしっ、これだ!と叫んだ。
カイドたちが期待のこもった熱い視線を向け、マトレイドの側に寄って一緒に覗き込む。
「うん、これだ!嫡男メイザーが五歳にしてカミノメ発現。カミノメとは・・・・・」
「異世界を見ることのできる・・・目?って書いてある」
「なにそれ?異世界って何?」
男たちは目を合わせて首を傾げた。
いい年をした男たちが頭をくっつけ、一冊のつつを読みふける。
「落ち着け。もう少し前から順に追っていこう」
カイドの要約によると、こんな感じだ。
『神殿でもわからないと言われたカミノメについてわかったこと。フォンブランデイル公爵家の直系特有スキル。もともとは天孫降臨された神の姫、初代公爵夫人アシルライト様がお持ちのスキル。子々孫々へ継承させる際にこの世界への影響を考え、直系嫡男のみに発現するよう制限をかけられたものらしい。
自分の神殿記録を見ると発現があったが、カミノメで異世界を見た記憶は残念ながら一度もない。発現したことすら気づかずに失ってしまった。我が嫡男メイザーが五歳で発現し、ときどき奇妙な夢の話をするようになったのはカミノメで見ている異世界の話なのだろうか?』
「えええ!初代公爵夫人が天孫降臨された神姫ってどういうことだ?」
「そんなすごい話があったら、末代まで絶対言い伝えそうなのに!」
「眉唾ってヤツか?」
「んー、影響が大きすぎた何かがあって秘されたのかも知れんよ」
どちらにしても、もう少し調べなくてはと、またみんなで資料に没頭した。
ナズラエルド様の資料には度々カミノメについての記載が見受けられるが、それらは、メイザー様がおかしなことをいうのはカミノメによるものか?というような疑問系ばかりで、最初の記録の衝撃ほどではない。今のところは。
「これからもっと出てくるだろうけど、とりあえずここまでをドリアン様に報告しよう」
カイドがマトレイドの肩をポンと叩き、促した。
「どうしたんだ?緊急事態か?」
「いや、それなら俺も呼ばれるだろう」
カイドとマトレイドが話しているとノック音とともに栗毛をだらしなく伸ばしたロイダル・トロワルが入ってきた。
「あれ?ロイダルどうした?」
「ルジーの代わりにいけと言われた。詳しいことはマトレイドに聞けってドリアン様が」
「ルジーはどうしたんだ?」
「ドレイファス様の専属護衛になるそうだぞ」
はあ?と男三人が口を開け、ドリアンさまってばぁ~!と一様に嘆いてみせた。
「ではまずロイダルにわかっていることを教えよう、茶でも飲みながら。どうだ?」
目頭をもみほぐしながらカイドが提案してきた。
資料室に籠もって四日目。
二刻も読み続けると、疲れ目と肩凝りが酷くなることがわかったので、最低でも一刻半ごとには休憩を挟むことにした。
ハルーサが率先して四人分の茶を入れ、皆に渡してくれる。
「今日のお茶はすっきり爽やかレモティーでーす」
カップにはレモの実がさしてあり、レッドティーがいつもより明るい色に変わっている。香りもいつもより軽い。
「あ!本当に爽やかな風味だ」
一口含んだカイドがうれしそうに顔を上げた。
「なんか和やかだなー」
ロイダルがのんびりした空気に半ば呆れている。
「うん、たぶんめったにないくらい長閑でなごーやかな任務だ。但し、肩凝りと疲れ目が酷いが」
「いや!そんなのたいしたことじゃないでしょ」
(まあ、命の危険がある潜入などに比べたらたいしたこともないが、これはこれでけっこうキツいんだよ。そのうちわかるだろうけどな)
マトレイドは言葉では答えず、ニヤっと笑って誤魔化した。
「さて。飲みながら聞いてくれ」
「ドレイファス様に発現したスキルはカミノメと言う。保管されている神殿記録を過去に遡ったところ、不思議なことに公爵家嫡男のみに現れていた。さらに不思議なのは五歳から七歳で発現し、十五歳までに失われているということ。そしてどんなスキルなのかがまったくわからないことだ」
ロイダルの知るスキルの在り方とはまったく違う話に呆然としていると、カイドが、わかるよという顔で首を縦に振ってみせた。
「スキルが現れて消えるのか?」
「ドリアン様も幼少期の神殿記録で発現し、消えているんだ」
「え、じゃあドリアン様に聞けば」
「ご本人はカミノメという言葉も、発現も消えたことも知らなかった。今度先代様がいらしたときに聞いてみるつもりだが」
ロイダルは少し落ち着こうとお茶を流し込んだ。
「あちちっ」
「気持ちはわかるよ」
カイドが声をかけてくれたが。
「ちなみに王城図書室で調べた限りではカミノメというキーワードでは何もわからなかった。公爵家特有となると、ここを浚うしかないようなんだ」
マトレイドはそういった後、大袈裟にため息をついて見せる。
「消えるのも確定なのか?」
「ひとりだけ、十五歳の神殿記録にもあるご当主がいるが、そのあとどうなったかを調べ始めたところなんだ」
「そうそう、ここに遺された日記などを片っ端から読み漁ってる」
ハルーサがうれしそうに、手にした紙綴りを左右に振ってみせる。
(なんか、今ハルーサ空恐ろしいことを軽く言わなかったか?)
ロイダルは、自分に回された任務にはあまり適性がなさそうだと、遠い目を窓の外に向けた。
「茶を飲み終わったら、手分けして読み進めよう。ルジーの読みかけをロイダルに渡してくれ」
ハルーサが、綴られた紙束をロイダルに渡してきたが、思いのほか多い。
「これぜん・・・ぶ?」
「少ないよねえ?安心して。まだたっくさんあるから」
にっこり笑うハルーサに、度肝を抜かれたロイダルだった。
軽口もほどほどに、黙々と作業に没頭し始める。紙を捲る音だけ。
ロイダルは慣れないため、読むのが遅いが。皆はパラパラとかなりの速さで捲っているようだ。
「これは四十四代様の日記だ。ということはその近辺にあるのでは?」
カイドが声を上げると、それに応えてハルーサが書棚を漁る。
「ここにも四十三代様の日記録がありますよ。下か上の段を重点的に見てみましょう」
パラパラと紙綴りを捲り、目的のものを探す。違う違うと一、二枚ほどを見ては横に除けていく。と、ハルーサの手が止まった。
「これ、メイザー様の先代様だ!」
ハルーサが叫ぶとロイダル以外がバッと反応して顔を上げた。
「よしっ!それから読もう。ロイダルもハルーサとその辺の資料をこちらに運んでもらえるか?」
読むより荷物を運ぶほうが気楽だと、すぐ動く。
「古い資料ばかりだから丁寧に頼む」カイドが皆に声をかけると、皆首を縦にした。
「四十一代様はナズラエルド様、メイザーさまのお母上でもある奥方様はイザベラード様だ。見つけたら渡してくれ。ロイダルもな」
ナズラエルド、イザベラードと口ずさみながらハルーサが資料をペラペラと確認していく。資料編纂係だけあって手慣れた仕草を横目に、ロイダルはもたついていた。
いや、むしろゆっくり見ていたのがよかったのかもしれない。紙綴りの中にはベラという文字が見えて、さらによく見るとナズラエルドという名前が消えかけていることなの気づいた。
「これ、ナズラエルド様の日記録かも?」
「おおおーついにキタかー!」
マトレイドが興奮を隠さず、手を伸ばしてきたので綴りを渡す。
ペラペラっと数枚めくったマトレイドが、よしっ、これだ!と叫んだ。
カイドたちが期待のこもった熱い視線を向け、マトレイドの側に寄って一緒に覗き込む。
「うん、これだ!嫡男メイザーが五歳にしてカミノメ発現。カミノメとは・・・・・」
「異世界を見ることのできる・・・目?って書いてある」
「なにそれ?異世界って何?」
男たちは目を合わせて首を傾げた。
いい年をした男たちが頭をくっつけ、一冊のつつを読みふける。
「落ち着け。もう少し前から順に追っていこう」
カイドの要約によると、こんな感じだ。
『神殿でもわからないと言われたカミノメについてわかったこと。フォンブランデイル公爵家の直系特有スキル。もともとは天孫降臨された神の姫、初代公爵夫人アシルライト様がお持ちのスキル。子々孫々へ継承させる際にこの世界への影響を考え、直系嫡男のみに発現するよう制限をかけられたものらしい。
自分の神殿記録を見ると発現があったが、カミノメで異世界を見た記憶は残念ながら一度もない。発現したことすら気づかずに失ってしまった。我が嫡男メイザーが五歳で発現し、ときどき奇妙な夢の話をするようになったのはカミノメで見ている異世界の話なのだろうか?』
「えええ!初代公爵夫人が天孫降臨された神姫ってどういうことだ?」
「そんなすごい話があったら、末代まで絶対言い伝えそうなのに!」
「眉唾ってヤツか?」
「んー、影響が大きすぎた何かがあって秘されたのかも知れんよ」
どちらにしても、もう少し調べなくてはと、またみんなで資料に没頭した。
ナズラエルド様の資料には度々カミノメについての記載が見受けられるが、それらは、メイザー様がおかしなことをいうのはカミノメによるものか?というような疑問系ばかりで、最初の記録の衝撃ほどではない。今のところは。
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