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8 途中経過
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==以下本文 ==
マトレイドたちが執務室に行くと、ちょうど執事のマドゥーンが部屋から出てくるところだった。
厚みのある扉は立派だが重い。ズズッと音をさせながらゆっくり閉めるところだった。
「マドゥーン!ドリアン様にご報告があるが、お目通りできるだろうか?」
扉を閉めかけたまま振り返った執事が、中の公爵に伝えてくれる。
「どうぞ」
閉めかけていた扉を開き、マトレイドたちを通したあとはかなり頑張って音を立てずに閉めて行ってくれた。
「ドリアン様、まずは途中経過です」
「まだ全貌には辿り着けないか?」
「はい、申し訳ございません。かなり時間がかかると思われます」
「では今わかっているところまで聞こう」
マトレイドから口を開く。
「まず王城図書室で司書の協力のもと調べた結果は、カミノメという言葉がある資料はありませんでした」
「ない?」
「はい、ですが、探し方を変えれば関連することが見つかる可能性はあると考えます。今の時点では謎のスキルだということしかわからないため、何が近似かの予測もできませんので」
ドリアンが納得したように頷くのをみて、今度はカイドが切り出した。
「今、私が神殿記録を。公爵家のご当主様やご家族、執事などの日記録などをマトレイドたちが目を通しているところでございますが、こちらは大量過ぎてあまり進んではおりません。
まず神殿記録からわかっていることがひとつ」
カイドが、ほぅっとひと呼吸置く。
「カミノメは、フォンブランデイル公爵家のご嫡男のみに発現しているようで、ドリアン様の幼少の砌の神殿記録にも記載がございました」
冷静なドリアンが一瞬ポカンと口を開け、気を取り直したようにいつもの表情にもどる。
「え?私も持っていた?しかし今はないというか、そんなスキルを持っていた記憶がないぞ」
「はい、実は・・・・・
大体どの方も五歳から十歳までの間に発現し、十五歳までのいずれかで消えてしまっているのです」
「ということは、私も発現したあと消失したと?」
カイドが頷いて、「七歳で現れ十歳で失っておられます」と告げた。
今度こそ、ドリアンの口は開きっぱなしになった。常識ではスキルは一度発現したら生涯消えるものではない。役に立つか立たぬかはともかく、それと一生を共にするのだ。
一度手にしたスキルが年齢とともに消えてしまうなど、今まで聞いたことがない。それが己の身に起きていたと聞かされても、今までまったく知らずにいたのだ。
ドリアンの驚愕がおさまるまで待ち、カイドが言葉を続けた。
「今、四十ニ代様まで確認しておりますが、この四十ニ代メイザー様が十五歳の神殿記録でもまだカミノメをお持ちでございまして、消え失せなかった初めての方でございます。ただ、神殿記録はご存知のとおり十五歳までしか取りませんので、その後どうなったのかをこれからお調べするところでございます」
ドリアンは、さきほどよりは持ち直したようだが、目を落ち着きなくパチパチと瞬いている。
こんな姿はいままで見たことがないが、頬杖をついて考え込んだまま反応しない。何かを深く考えている・・・ように見えて、完全に思考停止していた。
しばらく様子を見ていたマトレイドたちだが、一向に動かないドリアンに引き続き調査すると伝え、執務室を辞した。
「ドリアン様、固まっていたな」
「そうだなぁ、あれは自分にも出て消えてたことにショックを受けてるのかな?」
「だな・・・。なるべく早く答えを見つけてドリアン様にお知らせできるようにしたいものだな」
二人は顔を見合わせ、頷きあう。
「また明日からがんばろう」
「うん、また明日」
マトレイドは、カイドと別れたあと執事のマドゥーンに会いに行った。思いついたことがあったからだ。もう少し早く気づけばドリアンに直接聞けたのだが。
コンコン
「マドゥーンはいるだろうか?」
控室で机に向かっていた若い侍従が顔を上げ「奥方様に呼ばれて行った」と教えてくれた。
階段を上り、公爵夫人の控の間へ向かうと探していたマドゥーンの後ろ姿が室内に見える。
出てくるのを待つか─と、ほんやり階段で佇んでいると、部屋から奥方様が顔を出す。
「マトレイド、用があるならいらっしゃいな」
声をかけられて、焦って返事を返す。どうして奥様が自分が潜んでいることに気づかれたのかとドキドキしながら室内に入ると、扉の横に置いてある鏡に階段が写っていた。
「あ、鏡か」
マーリアルがクスクス笑った。
「なにか御用かしら?」
「あ、マドゥーンに確認したいことが。あ、奥方様お邪魔をして申し訳ございません!お加減が悪いのですか?」
ハッと気づくと急に汗が噴き出す。
「あら!情報部なのにご存知なかった?つわりだから大丈夫よ」
「え・・・つわ・・、ぉおめでとうございますっ!」
「ええ、ありがとう。四人目ともなれば楽勝よ」
にこやかに微笑むそれは美しい奥方様に、一瞬見惚れたマトレイドだが、すぐ用件を思い出す。
探していた執事が呆れた顔で視線を寄越していた。
「先代様にうかがいたいことがあるんだが、もし同じ用件でドリアン様が既に使いを出されていたら申し訳ないので」
「ここ二週ほどシロイド様へのご連絡はどなたからもされておりませんな」
「そうか!では書状をお届けしたいのだが、手配を頼めるだろうか?」
マーリアルが気づいたように、片手をあげる。
「もしかしたら御義父様にドレイファスのスキルについておうかがいするのかしら?」
「はい、なにかご存知のことがあればと思いまして」
「調査は捗っていないの?」
「そうですね、先程ドリアン様に進捗をお伝えしてきたのですが。全貌を知るには遠そうです。わかってることだけでもお話ししますか?」
マーリアルはちょっと面倒くさそうに片手を振って、今はいいと断る。
「私もひさしぶりに御義父様にご機嫌伺いのお手紙を出すところなの。こちらから書いて送るわ」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
それほ願ってもないことだ。返事も期待できそうだとマトレイドは口角をあげた。
「よろしくお願いします」
マトレイドは礼をすると、控えの間から辞した。
==以下本文 ==
マトレイドたちが執務室に行くと、ちょうど執事のマドゥーンが部屋から出てくるところだった。
厚みのある扉は立派だが重い。ズズッと音をさせながらゆっくり閉めるところだった。
「マドゥーン!ドリアン様にご報告があるが、お目通りできるだろうか?」
扉を閉めかけたまま振り返った執事が、中の公爵に伝えてくれる。
「どうぞ」
閉めかけていた扉を開き、マトレイドたちを通したあとはかなり頑張って音を立てずに閉めて行ってくれた。
「ドリアン様、まずは途中経過です」
「まだ全貌には辿り着けないか?」
「はい、申し訳ございません。かなり時間がかかると思われます」
「では今わかっているところまで聞こう」
マトレイドから口を開く。
「まず王城図書室で司書の協力のもと調べた結果は、カミノメという言葉がある資料はありませんでした」
「ない?」
「はい、ですが、探し方を変えれば関連することが見つかる可能性はあると考えます。今の時点では謎のスキルだということしかわからないため、何が近似かの予測もできませんので」
ドリアンが納得したように頷くのをみて、今度はカイドが切り出した。
「今、私が神殿記録を。公爵家のご当主様やご家族、執事などの日記録などをマトレイドたちが目を通しているところでございますが、こちらは大量過ぎてあまり進んではおりません。
まず神殿記録からわかっていることがひとつ」
カイドが、ほぅっとひと呼吸置く。
「カミノメは、フォンブランデイル公爵家のご嫡男のみに発現しているようで、ドリアン様の幼少の砌の神殿記録にも記載がございました」
冷静なドリアンが一瞬ポカンと口を開け、気を取り直したようにいつもの表情にもどる。
「え?私も持っていた?しかし今はないというか、そんなスキルを持っていた記憶がないぞ」
「はい、実は・・・・・
大体どの方も五歳から十歳までの間に発現し、十五歳までのいずれかで消えてしまっているのです」
「ということは、私も発現したあと消失したと?」
カイドが頷いて、「七歳で現れ十歳で失っておられます」と告げた。
今度こそ、ドリアンの口は開きっぱなしになった。常識ではスキルは一度発現したら生涯消えるものではない。役に立つか立たぬかはともかく、それと一生を共にするのだ。
一度手にしたスキルが年齢とともに消えてしまうなど、今まで聞いたことがない。それが己の身に起きていたと聞かされても、今までまったく知らずにいたのだ。
ドリアンの驚愕がおさまるまで待ち、カイドが言葉を続けた。
「今、四十ニ代様まで確認しておりますが、この四十ニ代メイザー様が十五歳の神殿記録でもまだカミノメをお持ちでございまして、消え失せなかった初めての方でございます。ただ、神殿記録はご存知のとおり十五歳までしか取りませんので、その後どうなったのかをこれからお調べするところでございます」
ドリアンは、さきほどよりは持ち直したようだが、目を落ち着きなくパチパチと瞬いている。
こんな姿はいままで見たことがないが、頬杖をついて考え込んだまま反応しない。何かを深く考えている・・・ように見えて、完全に思考停止していた。
しばらく様子を見ていたマトレイドたちだが、一向に動かないドリアンに引き続き調査すると伝え、執務室を辞した。
「ドリアン様、固まっていたな」
「そうだなぁ、あれは自分にも出て消えてたことにショックを受けてるのかな?」
「だな・・・。なるべく早く答えを見つけてドリアン様にお知らせできるようにしたいものだな」
二人は顔を見合わせ、頷きあう。
「また明日からがんばろう」
「うん、また明日」
マトレイドは、カイドと別れたあと執事のマドゥーンに会いに行った。思いついたことがあったからだ。もう少し早く気づけばドリアンに直接聞けたのだが。
コンコン
「マドゥーンはいるだろうか?」
控室で机に向かっていた若い侍従が顔を上げ「奥方様に呼ばれて行った」と教えてくれた。
階段を上り、公爵夫人の控の間へ向かうと探していたマドゥーンの後ろ姿が室内に見える。
出てくるのを待つか─と、ほんやり階段で佇んでいると、部屋から奥方様が顔を出す。
「マトレイド、用があるならいらっしゃいな」
声をかけられて、焦って返事を返す。どうして奥様が自分が潜んでいることに気づかれたのかとドキドキしながら室内に入ると、扉の横に置いてある鏡に階段が写っていた。
「あ、鏡か」
マーリアルがクスクス笑った。
「なにか御用かしら?」
「あ、マドゥーンに確認したいことが。あ、奥方様お邪魔をして申し訳ございません!お加減が悪いのですか?」
ハッと気づくと急に汗が噴き出す。
「あら!情報部なのにご存知なかった?つわりだから大丈夫よ」
「え・・・つわ・・、ぉおめでとうございますっ!」
「ええ、ありがとう。四人目ともなれば楽勝よ」
にこやかに微笑むそれは美しい奥方様に、一瞬見惚れたマトレイドだが、すぐ用件を思い出す。
探していた執事が呆れた顔で視線を寄越していた。
「先代様にうかがいたいことがあるんだが、もし同じ用件でドリアン様が既に使いを出されていたら申し訳ないので」
「ここ二週ほどシロイド様へのご連絡はどなたからもされておりませんな」
「そうか!では書状をお届けしたいのだが、手配を頼めるだろうか?」
マーリアルが気づいたように、片手をあげる。
「もしかしたら御義父様にドレイファスのスキルについておうかがいするのかしら?」
「はい、なにかご存知のことがあればと思いまして」
「調査は捗っていないの?」
「そうですね、先程ドリアン様に進捗をお伝えしてきたのですが。全貌を知るには遠そうです。わかってることだけでもお話ししますか?」
マーリアルはちょっと面倒くさそうに片手を振って、今はいいと断る。
「私もひさしぶりに御義父様にご機嫌伺いのお手紙を出すところなの。こちらから書いて送るわ」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
それほ願ってもないことだ。返事も期待できそうだとマトレイドは口角をあげた。
「よろしくお願いします」
マトレイドは礼をすると、控えの間から辞した。
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