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第3章 黒のキャラバン。
真珠国。
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「おおおおっ!」
真珠国に足を踏み入れた私は、思わず声をあげた。
レンガや石造りの建物が多いこの世界で、木造の平屋が並ぶ光景は時代劇で見た城下町を思い起こさせた。
残念ながら、お城はなかったが。
行き交う人達は、やはり黒髪に黒い目が多い。
服装は、和洋折衷というか、甚平のような丈の短い上着にズボンやスカートをはいている。
足元は草鞋のようなものをはいているが、革で出来たモカシンのような靴をはいている人も多い。
買い付けに来たらしい、キャラバンや商会の荷馬車があちらこちらに停まっており、街は活気にあふれている。
そして、立ち並ぶ屋台。
香ばしい、醤油の焦げる匂いがしている。
飴細工や、団子を売っているお店もあるし、お、あれは蕎麦屋!?
寿司の屋台……って、お寿司が大きいな、あれ。向こうの世界の二倍くらいあるし。
甘酒屋もあるし、どれも美味しそうだ。
肩に乗っていたりゅうたろうが、つんつんと私の耳をつついた。
……分かってますよ。
まずは、ギルドに手紙を届けなくては。
「えーと、ギルドは……?」
……もしかして、あれかな。
時代劇に出てくるような大店に、ギルドと書かれた看板が掲げられている。
覗いてみると、受付のカウンターがあり、依頼を知らせる掲示板がいくつもあった。
……中と外のギャップがすごいな。
混んでいたので、少し並ばなければいけなかった。
私の近くに並んでいた、冒険者達の会話が聞こえてきた。
「まいったぜ。盗賊が何回も襲ってきやがってよ」
「うちもだ。怪我人が多くて、仕事にならねぇよ」
やっぱり、盗賊が多いのか。
「キャラバン、大丈夫かな……」
やっと私の番になったので、手紙を渡して依頼完了のサインをした。
依頼料ももらったし。
さぁ、食べるぞ!!
真珠国に足を踏み入れた私は、思わず声をあげた。
レンガや石造りの建物が多いこの世界で、木造の平屋が並ぶ光景は時代劇で見た城下町を思い起こさせた。
残念ながら、お城はなかったが。
行き交う人達は、やはり黒髪に黒い目が多い。
服装は、和洋折衷というか、甚平のような丈の短い上着にズボンやスカートをはいている。
足元は草鞋のようなものをはいているが、革で出来たモカシンのような靴をはいている人も多い。
買い付けに来たらしい、キャラバンや商会の荷馬車があちらこちらに停まっており、街は活気にあふれている。
そして、立ち並ぶ屋台。
香ばしい、醤油の焦げる匂いがしている。
飴細工や、団子を売っているお店もあるし、お、あれは蕎麦屋!?
寿司の屋台……って、お寿司が大きいな、あれ。向こうの世界の二倍くらいあるし。
甘酒屋もあるし、どれも美味しそうだ。
肩に乗っていたりゅうたろうが、つんつんと私の耳をつついた。
……分かってますよ。
まずは、ギルドに手紙を届けなくては。
「えーと、ギルドは……?」
……もしかして、あれかな。
時代劇に出てくるような大店に、ギルドと書かれた看板が掲げられている。
覗いてみると、受付のカウンターがあり、依頼を知らせる掲示板がいくつもあった。
……中と外のギャップがすごいな。
混んでいたので、少し並ばなければいけなかった。
私の近くに並んでいた、冒険者達の会話が聞こえてきた。
「まいったぜ。盗賊が何回も襲ってきやがってよ」
「うちもだ。怪我人が多くて、仕事にならねぇよ」
やっぱり、盗賊が多いのか。
「キャラバン、大丈夫かな……」
やっと私の番になったので、手紙を渡して依頼完了のサインをした。
依頼料ももらったし。
さぁ、食べるぞ!!
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