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20.インターバル2
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「お茶を淹れますね。ちょっと落ち着きましょう。水希さんはどのお茶がいいですか? 」
雄大君の質問に、私はボソッと答える。
「紅茶」
こちょこちょと手作業をする、雄大君の大きな後姿を眺めながら思う。この空気。この自然。この平和。それを白井タクヤは否定する、全身全霊で、『正しさ』の名の元に。
彼を否定する思いは、次第に消えつつあった。でも教えてほしいと思う、その正しさの正体を。
私がやっている行いを否定するつもりはないが、何かが微かに揺らいだことは確かだ。
雄大君の質問に、私はボソッと答える。
「紅茶」
こちょこちょと手作業をする、雄大君の大きな後姿を眺めながら思う。この空気。この自然。この平和。それを白井タクヤは否定する、全身全霊で、『正しさ』の名の元に。
彼を否定する思いは、次第に消えつつあった。でも教えてほしいと思う、その正しさの正体を。
私がやっている行いを否定するつもりはないが、何かが微かに揺らいだことは確かだ。
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