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そうやって、正道の新たなる人生の旅立ちの手助けをしながら、一方でひろみも自分の事を、考え続けていた。正道がこの家を出ていけば、たぶんこれ以上早坂家で働く事はできなくなるだろう。となると何処か新しい働き口を、また見つけなければいけない事になる。
しかし、そもそも今の執事の仕事は、ひろみが望んだ仕事ではなかった。進一おじさんのコネで、うまい具合にありついた仕事だ。とは言っても、この仕事は嫌いではない。いや、それどころか十分楽しみながら、今まで仕事をやってきたと思う。だが、写真を愛し、カメラで写真を撮る事を心から楽しんでいる正道の姿を見ながら、ひろみもいつしかこんな事を考えるようになっていたのだ。
―本当に私がやりたい事は何だろう?と。
自分の生き様は自分で決める。正道がそう決断したように、ひろみも自然とより自分らしい生き方の人生を歩みたいと、思うようになっていた。正道との別れの時は、刻々と近づいてくる。そして執事の仕事が終わってしまう前に、ひろみは何がしかの答えを出しておきたいと思っていた。
… … …
そしてある日、ひろみは家を歩き回って、奥様の姿を探していた。そして大広間で1人、ゆったりとお茶を楽しんでいる彼女の姿を見出すと、そっと彼女に近づいていき、声を掛けた。
「失礼します、奥様。ちょっとよろしいでしょうか?」
すると奥様は驚きで目を見開いて、一瞬素に戻ったが、再び自分を取り戻すと、ツンとすまして言った。
「あら、ひろみさん。どうしたの?」
「実は、…少しお話したい事があります。私の個人的な話なのですが…。」
「あら、全然構わないわよ。丁度私も退屈していた所だったの。どうぞ座って。そしてお喋りでもしましょうよ。」
「はい。では遠慮なく。」
そう言うと、ひろみは奥様の真向かいの椅子に腰を落ち着けた。そして奥様はちらりとひろみに目線をやると、まるで探りを入れるように話し出した。
「あの子の…、正道の引っ越しの準備は、順調に進んでいるのかしら?」
「ええ。大方の荷物は段ボールに詰め終えました。あとは引越し屋さんにお任せするだけです。」
「あらそう。良かったわね。」
「奥様はやはり寂しいですか?…正道様が家を出ていかれるのが…、」
「寂しい…。寂しいですって?何よ、私には友達もいますし、やる事だって少々あるし、あの子に頼ったりなんかするものですか。これからは主人と2人で楽しくやっていくつもりよ。私も自分の趣味の世界にでも突っ走ろうかと、1人で色々と計画を練っている所なの。」
急にツンツンし出した奥様の様子を見て、これは奥様が強がっている証拠だなと思いながら、ひろみは思わず笑みを浮かべたが、慌てて真顔を取り戻すと言った。
「すみません、余計な質問をしてしまいました。」
「…でもね、ひろみさん。」
「はい。」
「正道は…、いつの間にか、立派な大人になっていたのねえ。」
「…。」
「あの子、きっと自分の人生は自分で決めたいと、強くそう思っているのじゃないかしら。」
「はい、私もそうだと思います、奥様。」
「そしてもう、私の手の届かないところへ行こうとしているのね。今の私に出来る事は、正道に対して何もしない事。今まさに私は、あの子が脱皮する瞬間を見届けようとしているんだわ。」
「きっと正道様なら、立派な蝶になって世界に羽ばたいていけると、私は思います。」
ひろみのその言葉に、奥様は爽やかに笑ってみせた。それから急に何かに思い当たったように、ひろみに訊ねた。
「それで、ひろみさんの話って…、一体何なのかしら。」
「あの、それは…。正道様がこの家を出ていかれるのなら、もう正道様の専任執事の仕事は必要なくなります。」
「ええ。まあそうね。」
「ですから私は、この仕事を辞めさせていただきたく…、」
「ひろみさん。」
「はい?」
「確かにあなたの言う通り、今までの仕事はなくなります。でもこれから先も、この早坂家で働いてくれないかしら?」
「え?でも―、」
「私もね、理由はよく分からないんだけれど、あなたが家に来てから、何でも物事がスムーズに運ぶようになった気がするのよ。正道の事に関しても、随分風通しが良くなったわ。だから進一さんのサポーターとして?これからも、」
「奥様。」
「ええ。」
ひろみは少し躊躇いを見せてから言った。
「奥様のお心遣いは本当にありがたく思います。それでも私は―。仕事を辞めさせていただきたいのです。」
すると奥様はちょっとの間ひろみを見つめたが、軽く頷くと言った。
「ええ、分かったわ。あなたも正道と一緒で、何か心に決めた事があるのね。」
「―はい。」
「ねえ、ひろみさん。もし良かったらこれから何をするつもりなのか、私に教えてくれない?何かいい仕事でも見つけたの?それともやってみたい事でもあるのかしら。」
「そうですね、実は…。働いて溜まったお金で、少し旅に出ようと思っています。」
「まあ、そう、旅に?何処か行ってみたかった場所でもあるの?外国とか―、」
「まだ行く当ては決めていません。でももっと色んな場所に行って、世界を見てみたいんです。そして新たな視点で自分を見つめ直せたら、って思っています。」
奥様はほうっと溜め息を吐くと、夢見るような目をして、羨ましそうに言った。
「何て言うのかしら、それって、『若さ』よねえ。青春、と言ってもいいのかもしれないわ。ひろみさん、自分探しの旅なんて、今だからできる事よ。思う存分さ迷ってみなさいな。きっといい体験になるはずだわ。」
ひろみは笑顔になって言った。
「はい、旅をしながら色々な面において、大いに『さ迷って』みるつもりでいます。」
「それなら、いつまでここに務めるつもりなの?」
「そうですね、正道様の専任執事の仕事は最後まで全うしたいので、正道様が家を出ていかれるまでは…、ここで働きたいと思っていますが。」
「ぜひそうして頂戴。実はね、…私も正道の決断に腹を立てたりしたけれど、進一さんと、あと主人にも相談して、正道の旅立ちを見送るパーティを開くことを計画しているのよ。」
奥様は急にウキウキした様子で、上機嫌にそう言った。ひろみは奥様の変わり身の速さに少し驚きながらも、奥様に答えた。
「そうだったんですか。」
「だからひろみさんもぜひ、そのパーティには参加して頂戴。なんて言ったって、あなたは正道の専任執事だったんですものね。」
するとひろみは畏まって、奥様にぺこりと頭を下げると言ったのだった。
「恐縮です。ぜひそうさせて頂きます。」
しかし、そもそも今の執事の仕事は、ひろみが望んだ仕事ではなかった。進一おじさんのコネで、うまい具合にありついた仕事だ。とは言っても、この仕事は嫌いではない。いや、それどころか十分楽しみながら、今まで仕事をやってきたと思う。だが、写真を愛し、カメラで写真を撮る事を心から楽しんでいる正道の姿を見ながら、ひろみもいつしかこんな事を考えるようになっていたのだ。
―本当に私がやりたい事は何だろう?と。
自分の生き様は自分で決める。正道がそう決断したように、ひろみも自然とより自分らしい生き方の人生を歩みたいと、思うようになっていた。正道との別れの時は、刻々と近づいてくる。そして執事の仕事が終わってしまう前に、ひろみは何がしかの答えを出しておきたいと思っていた。
… … …
そしてある日、ひろみは家を歩き回って、奥様の姿を探していた。そして大広間で1人、ゆったりとお茶を楽しんでいる彼女の姿を見出すと、そっと彼女に近づいていき、声を掛けた。
「失礼します、奥様。ちょっとよろしいでしょうか?」
すると奥様は驚きで目を見開いて、一瞬素に戻ったが、再び自分を取り戻すと、ツンとすまして言った。
「あら、ひろみさん。どうしたの?」
「実は、…少しお話したい事があります。私の個人的な話なのですが…。」
「あら、全然構わないわよ。丁度私も退屈していた所だったの。どうぞ座って。そしてお喋りでもしましょうよ。」
「はい。では遠慮なく。」
そう言うと、ひろみは奥様の真向かいの椅子に腰を落ち着けた。そして奥様はちらりとひろみに目線をやると、まるで探りを入れるように話し出した。
「あの子の…、正道の引っ越しの準備は、順調に進んでいるのかしら?」
「ええ。大方の荷物は段ボールに詰め終えました。あとは引越し屋さんにお任せするだけです。」
「あらそう。良かったわね。」
「奥様はやはり寂しいですか?…正道様が家を出ていかれるのが…、」
「寂しい…。寂しいですって?何よ、私には友達もいますし、やる事だって少々あるし、あの子に頼ったりなんかするものですか。これからは主人と2人で楽しくやっていくつもりよ。私も自分の趣味の世界にでも突っ走ろうかと、1人で色々と計画を練っている所なの。」
急にツンツンし出した奥様の様子を見て、これは奥様が強がっている証拠だなと思いながら、ひろみは思わず笑みを浮かべたが、慌てて真顔を取り戻すと言った。
「すみません、余計な質問をしてしまいました。」
「…でもね、ひろみさん。」
「はい。」
「正道は…、いつの間にか、立派な大人になっていたのねえ。」
「…。」
「あの子、きっと自分の人生は自分で決めたいと、強くそう思っているのじゃないかしら。」
「はい、私もそうだと思います、奥様。」
「そしてもう、私の手の届かないところへ行こうとしているのね。今の私に出来る事は、正道に対して何もしない事。今まさに私は、あの子が脱皮する瞬間を見届けようとしているんだわ。」
「きっと正道様なら、立派な蝶になって世界に羽ばたいていけると、私は思います。」
ひろみのその言葉に、奥様は爽やかに笑ってみせた。それから急に何かに思い当たったように、ひろみに訊ねた。
「それで、ひろみさんの話って…、一体何なのかしら。」
「あの、それは…。正道様がこの家を出ていかれるのなら、もう正道様の専任執事の仕事は必要なくなります。」
「ええ。まあそうね。」
「ですから私は、この仕事を辞めさせていただきたく…、」
「ひろみさん。」
「はい?」
「確かにあなたの言う通り、今までの仕事はなくなります。でもこれから先も、この早坂家で働いてくれないかしら?」
「え?でも―、」
「私もね、理由はよく分からないんだけれど、あなたが家に来てから、何でも物事がスムーズに運ぶようになった気がするのよ。正道の事に関しても、随分風通しが良くなったわ。だから進一さんのサポーターとして?これからも、」
「奥様。」
「ええ。」
ひろみは少し躊躇いを見せてから言った。
「奥様のお心遣いは本当にありがたく思います。それでも私は―。仕事を辞めさせていただきたいのです。」
すると奥様はちょっとの間ひろみを見つめたが、軽く頷くと言った。
「ええ、分かったわ。あなたも正道と一緒で、何か心に決めた事があるのね。」
「―はい。」
「ねえ、ひろみさん。もし良かったらこれから何をするつもりなのか、私に教えてくれない?何かいい仕事でも見つけたの?それともやってみたい事でもあるのかしら。」
「そうですね、実は…。働いて溜まったお金で、少し旅に出ようと思っています。」
「まあ、そう、旅に?何処か行ってみたかった場所でもあるの?外国とか―、」
「まだ行く当ては決めていません。でももっと色んな場所に行って、世界を見てみたいんです。そして新たな視点で自分を見つめ直せたら、って思っています。」
奥様はほうっと溜め息を吐くと、夢見るような目をして、羨ましそうに言った。
「何て言うのかしら、それって、『若さ』よねえ。青春、と言ってもいいのかもしれないわ。ひろみさん、自分探しの旅なんて、今だからできる事よ。思う存分さ迷ってみなさいな。きっといい体験になるはずだわ。」
ひろみは笑顔になって言った。
「はい、旅をしながら色々な面において、大いに『さ迷って』みるつもりでいます。」
「それなら、いつまでここに務めるつもりなの?」
「そうですね、正道様の専任執事の仕事は最後まで全うしたいので、正道様が家を出ていかれるまでは…、ここで働きたいと思っていますが。」
「ぜひそうして頂戴。実はね、…私も正道の決断に腹を立てたりしたけれど、進一さんと、あと主人にも相談して、正道の旅立ちを見送るパーティを開くことを計画しているのよ。」
奥様は急にウキウキした様子で、上機嫌にそう言った。ひろみは奥様の変わり身の速さに少し驚きながらも、奥様に答えた。
「そうだったんですか。」
「だからひろみさんもぜひ、そのパーティには参加して頂戴。なんて言ったって、あなたは正道の専任執事だったんですものね。」
するとひろみは畏まって、奥様にぺこりと頭を下げると言ったのだった。
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