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インドにて3 プチ冒険
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「さて、困った」
私は看板を見つめて独り言を言った。てっきりメトロの駅を案内しているのかと思いきや、それは新しいメトロの路線を工事していることを示す看板だったのだ。要するにそこにメトロの駅はなかった。
(でもあそこにレッド・フォートが見えているわけだから、駅からそんなに遠くはないはず。おそらく方向は、この道をこっちだ……!)
私はこの、ひょっとしたら大問題かもしれない現実にぶち当たって、完全に開き直った。そして地図を開き、大まかな地理を頭に入れてから、ずんずんと歩き始めた。薄暗い路地に入った私は、心の中で
(うわあ、なんだろうこの雰囲気は)
と圧倒されつつ思った。薄汚れた建物が延々と建ち、迫力ある空気と存在感が半端なかった。好奇心と恐怖心を同居させて、いつしかローカルな空気に染まりながら、堂々と見えるように心がけつつ先を急いだ。狭い道を水牛が引く荷車が通り過ぎていき、制服を着た子供たちに、チャイニーズガール! とからかわれ、通り道で商いをする亡霊のような存在感を放つおじいさんから、ジュースを一本買い求め、お財布を取り出しながら思った。
(ほんと、財布を二つに分けておいて良かったよ。明日からのお金はもう一つの財布の方へ入れておいたんだ。仕方ない、このお金を少し使うことにして―)
ここで暮らすインドの人々が幸せかどうかは分からない。でもおそらく大抵の人が、この世界しか知らず一生を終えるのだろう。日本より遥かに長い歴史の存在に支配され、不可侵な壁に阻まれながら、ただ生き、ただ死んでゆく。そんな人生を不思議に思うことも知らずに。カルチャーショックを感じつつ、ここインドでは自殺者が少ないのでは、とふと思った。日本では無職の人の自殺が圧倒的に多いが、インドだったら、そんな自殺なんて無意味だよと反論されるに違いない。死んだって何も変わらないし、楽になれるわけでもないのだから、と言われる気がした。
ようやく路地から抜け出した私は、光射す大通りに出た。といっても日本の道路とは事情が違う。車も人も動物も、誰もかもが交通ルールを守らない。人混みはイモ洗い状態、いや、それを遥かに超え、強い意志を持たないと人に流されて、どこにも行きつけそうになかった。私は必死に手近にいたお兄さんに声を掛けた。
「エクスキューズミー」
すると彼はニカッと笑って答えた。
「ハーイ」
「あの、チャンドニー・チョウク駅に行きたいんだけれど。地下鉄の駅」
「地下鉄? ここはチャンドニー・チョウクだよ」
「オー、そう。なら、駅はどこ?」
「うーん、ここを真っ直ぐに行って、右に曲がって」
「分かった。ありがとう」
そう言って彼と別れてから、私はとにかく前進することにした。道の脇ではバタバタと人が倒れており、日本で言う親切の意味が霞み始めた。インド人にとって、倒れている人なぞ存在するに値しないらしい。誰もが無視して歩いてゆく。
(それにしてもガイドブックでは、チャンドニー・チョウクで食べ歩きがおすすめ! ……なんて書いてあったけれど、この混雑の中でそんなこと、できるわけないじゃない)
そう腹立たしく思いつつ人に流されていると、屋台の前でにこやかにラッシーを食べる、サリー姿の女性の群れを見つけ、ちょっと呆気にとられた。どうやらこの状況に慣れれば、そんな神業もできるらしい。
その後、三、四人のインドの人に、メトロステーションはどこだと訊ねたが、誰もが適当に答え、これは駄目だと困りきっているところへ、どうやら私の様子を見ていたらしい欧米人のお兄さんが声を掛けてきた。
「チャンドニー・チョウク駅へ行きたいんだね?」
「イエス」
「ここを真っ直ぐに行くと寺院があるから、その手前を右に曲がる。そうすればメトロの入り口はもうすぐだよ。それでも分からなかったら、そこでもう一度人に聞くといい」
「真っ直ぐ。ありがとう」
「どういたしまして」
後で考えたことだが、この人に出会わなかったら、私はいつまでもここでさまよい続けていた気がする。それほど出入り口は分かりづらかった。ようやく駅の入り口を見つけ、あらゆる意味でおなか一杯になった私は、今日はホテルへ帰ると心に決め、地下鉄に乗って、帰り道の途中、屋台で夕食を買い、何とか部屋に着くと、時刻は優に午後五時を過ぎていた。
(ただ遺跡を見て、地下鉄に乗るだけで、今までの人生で経験したことのないアドベンチャーになったよ、これは)
やっと安堵感に包まれ、そんなことを考えながら、私は部屋着に着替えた。何度も溜め息をつきつつベッドに座り、ジュースを飲みながら、屋台で買ったモモというインド風餃子をもりもりと食べて、気絶するようにベッドに倒れると、次に意識が戻ったのは午後八時だった。
「今日はもう出掛けられないな。女一人で道も分からないインドの街を、夜歩くのは無理だ。あまりに危険すぎる」
そうぶつぶつ言ってから、私はブラインドの隙間から見える夜の闇を見つめた。そうしていると、ボーッとレッド・フォートやジャマー・マスジットの幻影が、次々に浮かび上がってくる。ついでに笑みをたたえたぼったくり兄弟の顔もぼわんと浮かんで、私は苦々しく思いながら思考を切りかえた。
(この旅から帰れば、順くんとの約束の日まで二週間を切っている。迷っている暇はない。家に帰るまでに心を決めておかないと)
日本での生活は、はるか遠くの出来事のように思えた。それほどインドに洗脳されてしまった自分を感じながら、思わず言った。
「でもこれだけの冒険ができるのなら、私は何だってできるんじゃない?」
そう考えると、今まで「できない」でぎっしり埋まっていた頭の中に、スコーンと風穴が開いた気がした。ほぼ十年近く、家にこもってぐちぐちと思考をこねくり回していた自分が、段々馬鹿馬鹿しくなってきた。それは現実とリンクしない仮想の世界で、つまり実際的な意味のないものだったのだ。今ならそのことがすっと理解できる。
(本当に私、日本で何をやっていたのだろう)
そう思うと、体中のりきみがどんどん抜けていく。
(今の私に対して、普通の人レベルの生活を求めるのは、確かに無理があるはずだ。それは十年近くブランクのあるスポーツ選手が、十年前と同じ成果を出すことができないのと同じように。でもそこのところは、努力を積み重ねていけばいい。そうか、私の人生には常に未来が存在していたんだな。正しい努力をすれば、叶うであろう未来が……)
(私は順くんが好き。ずっと好きだった)
(この思いを、貫いていいかな)
(大風呂敷を広げず、確かに自分ができることを。オンリーワンの、自分だけの道を歩んでいきたい)
ふと鏡を見ると、そこには笑みを浮かべた自分の顔が、真っ直ぐに私を見つめていた。自然で、優しさ溢れる表情だ。
「インドに感謝」
穏やかな気持ちでそう言うと、ぐいっと残りのジュースを飲み干し、もう一度寝直すことにした。私はベッドに潜りこみ、明日の日程について頭の中で確認をし始めた。
次の日は何もかもがスムーズに運んだ。道にも迷わないし、人混みもなければ、リクシャーに乗る必要もなかった。国立博物館とカーンマーケット、ロティガーデンの三か所を回ったのだが、出会うインドの人は皆親切で、濃い顔立ちやこの国の空気、暑い気候と鮮やかな色彩なんかをいとおしく思うようになっていた。町にも慣れて、帰りは駅前のショッピング街に立ち寄って、とても安いエキゾチックなストールを一つだけ買ってみた。そうしてインドの旅はいよいよ最終日を迎えた。
私は看板を見つめて独り言を言った。てっきりメトロの駅を案内しているのかと思いきや、それは新しいメトロの路線を工事していることを示す看板だったのだ。要するにそこにメトロの駅はなかった。
(でもあそこにレッド・フォートが見えているわけだから、駅からそんなに遠くはないはず。おそらく方向は、この道をこっちだ……!)
私はこの、ひょっとしたら大問題かもしれない現実にぶち当たって、完全に開き直った。そして地図を開き、大まかな地理を頭に入れてから、ずんずんと歩き始めた。薄暗い路地に入った私は、心の中で
(うわあ、なんだろうこの雰囲気は)
と圧倒されつつ思った。薄汚れた建物が延々と建ち、迫力ある空気と存在感が半端なかった。好奇心と恐怖心を同居させて、いつしかローカルな空気に染まりながら、堂々と見えるように心がけつつ先を急いだ。狭い道を水牛が引く荷車が通り過ぎていき、制服を着た子供たちに、チャイニーズガール! とからかわれ、通り道で商いをする亡霊のような存在感を放つおじいさんから、ジュースを一本買い求め、お財布を取り出しながら思った。
(ほんと、財布を二つに分けておいて良かったよ。明日からのお金はもう一つの財布の方へ入れておいたんだ。仕方ない、このお金を少し使うことにして―)
ここで暮らすインドの人々が幸せかどうかは分からない。でもおそらく大抵の人が、この世界しか知らず一生を終えるのだろう。日本より遥かに長い歴史の存在に支配され、不可侵な壁に阻まれながら、ただ生き、ただ死んでゆく。そんな人生を不思議に思うことも知らずに。カルチャーショックを感じつつ、ここインドでは自殺者が少ないのでは、とふと思った。日本では無職の人の自殺が圧倒的に多いが、インドだったら、そんな自殺なんて無意味だよと反論されるに違いない。死んだって何も変わらないし、楽になれるわけでもないのだから、と言われる気がした。
ようやく路地から抜け出した私は、光射す大通りに出た。といっても日本の道路とは事情が違う。車も人も動物も、誰もかもが交通ルールを守らない。人混みはイモ洗い状態、いや、それを遥かに超え、強い意志を持たないと人に流されて、どこにも行きつけそうになかった。私は必死に手近にいたお兄さんに声を掛けた。
「エクスキューズミー」
すると彼はニカッと笑って答えた。
「ハーイ」
「あの、チャンドニー・チョウク駅に行きたいんだけれど。地下鉄の駅」
「地下鉄? ここはチャンドニー・チョウクだよ」
「オー、そう。なら、駅はどこ?」
「うーん、ここを真っ直ぐに行って、右に曲がって」
「分かった。ありがとう」
そう言って彼と別れてから、私はとにかく前進することにした。道の脇ではバタバタと人が倒れており、日本で言う親切の意味が霞み始めた。インド人にとって、倒れている人なぞ存在するに値しないらしい。誰もが無視して歩いてゆく。
(それにしてもガイドブックでは、チャンドニー・チョウクで食べ歩きがおすすめ! ……なんて書いてあったけれど、この混雑の中でそんなこと、できるわけないじゃない)
そう腹立たしく思いつつ人に流されていると、屋台の前でにこやかにラッシーを食べる、サリー姿の女性の群れを見つけ、ちょっと呆気にとられた。どうやらこの状況に慣れれば、そんな神業もできるらしい。
その後、三、四人のインドの人に、メトロステーションはどこだと訊ねたが、誰もが適当に答え、これは駄目だと困りきっているところへ、どうやら私の様子を見ていたらしい欧米人のお兄さんが声を掛けてきた。
「チャンドニー・チョウク駅へ行きたいんだね?」
「イエス」
「ここを真っ直ぐに行くと寺院があるから、その手前を右に曲がる。そうすればメトロの入り口はもうすぐだよ。それでも分からなかったら、そこでもう一度人に聞くといい」
「真っ直ぐ。ありがとう」
「どういたしまして」
後で考えたことだが、この人に出会わなかったら、私はいつまでもここでさまよい続けていた気がする。それほど出入り口は分かりづらかった。ようやく駅の入り口を見つけ、あらゆる意味でおなか一杯になった私は、今日はホテルへ帰ると心に決め、地下鉄に乗って、帰り道の途中、屋台で夕食を買い、何とか部屋に着くと、時刻は優に午後五時を過ぎていた。
(ただ遺跡を見て、地下鉄に乗るだけで、今までの人生で経験したことのないアドベンチャーになったよ、これは)
やっと安堵感に包まれ、そんなことを考えながら、私は部屋着に着替えた。何度も溜め息をつきつつベッドに座り、ジュースを飲みながら、屋台で買ったモモというインド風餃子をもりもりと食べて、気絶するようにベッドに倒れると、次に意識が戻ったのは午後八時だった。
「今日はもう出掛けられないな。女一人で道も分からないインドの街を、夜歩くのは無理だ。あまりに危険すぎる」
そうぶつぶつ言ってから、私はブラインドの隙間から見える夜の闇を見つめた。そうしていると、ボーッとレッド・フォートやジャマー・マスジットの幻影が、次々に浮かび上がってくる。ついでに笑みをたたえたぼったくり兄弟の顔もぼわんと浮かんで、私は苦々しく思いながら思考を切りかえた。
(この旅から帰れば、順くんとの約束の日まで二週間を切っている。迷っている暇はない。家に帰るまでに心を決めておかないと)
日本での生活は、はるか遠くの出来事のように思えた。それほどインドに洗脳されてしまった自分を感じながら、思わず言った。
「でもこれだけの冒険ができるのなら、私は何だってできるんじゃない?」
そう考えると、今まで「できない」でぎっしり埋まっていた頭の中に、スコーンと風穴が開いた気がした。ほぼ十年近く、家にこもってぐちぐちと思考をこねくり回していた自分が、段々馬鹿馬鹿しくなってきた。それは現実とリンクしない仮想の世界で、つまり実際的な意味のないものだったのだ。今ならそのことがすっと理解できる。
(本当に私、日本で何をやっていたのだろう)
そう思うと、体中のりきみがどんどん抜けていく。
(今の私に対して、普通の人レベルの生活を求めるのは、確かに無理があるはずだ。それは十年近くブランクのあるスポーツ選手が、十年前と同じ成果を出すことができないのと同じように。でもそこのところは、努力を積み重ねていけばいい。そうか、私の人生には常に未来が存在していたんだな。正しい努力をすれば、叶うであろう未来が……)
(私は順くんが好き。ずっと好きだった)
(この思いを、貫いていいかな)
(大風呂敷を広げず、確かに自分ができることを。オンリーワンの、自分だけの道を歩んでいきたい)
ふと鏡を見ると、そこには笑みを浮かべた自分の顔が、真っ直ぐに私を見つめていた。自然で、優しさ溢れる表情だ。
「インドに感謝」
穏やかな気持ちでそう言うと、ぐいっと残りのジュースを飲み干し、もう一度寝直すことにした。私はベッドに潜りこみ、明日の日程について頭の中で確認をし始めた。
次の日は何もかもがスムーズに運んだ。道にも迷わないし、人混みもなければ、リクシャーに乗る必要もなかった。国立博物館とカーンマーケット、ロティガーデンの三か所を回ったのだが、出会うインドの人は皆親切で、濃い顔立ちやこの国の空気、暑い気候と鮮やかな色彩なんかをいとおしく思うようになっていた。町にも慣れて、帰りは駅前のショッピング街に立ち寄って、とても安いエキゾチックなストールを一つだけ買ってみた。そうしてインドの旅はいよいよ最終日を迎えた。
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