とある冒険者セルジュ

相伽

文字の大きさ
上 下
52 / 83
変化編

52 おねだり。

しおりを挟む
 セルジュはラウリーがトんだのがわかった。目がとろんとして、セルジュを見て来た。

 昨日から散々シていたから、ラウリーからはとろとろと薄い液が漏れるだけだったが、結腸の入り口を捏ねると潮吹きした。
 トんでいる時が多いので本人はわかっていないが、ラウリーは既に潮吹きを頻繁にするようになっていた。
 自分が癖にさせたのだと思うと、セルジュは満たされてにんまりと笑う。

「あっ、セルジュ、もっと」

 潮吹きするくらいイきまくっているのに、ここでもっととおねだりしてくるラウリーが最高に好きだ。

「イきまくろうな?」

「う、ん……イかせて」

 期待した目でこっくりと素直に頷くラウリーも可愛い。セルジュは入り口を捏ね続けてラウリーをさらにイかせまくった。

「ん゛ん゛、いぎぃぃぃ……」

 また強く絶頂したラウリーの内の動きが凄い。ビクビクと激しく痙攣するラウリーをただじっと見る。
 落ち着いて来た頃を見計らって口づけをして、あっさり離れると……。

「ヤダ、もっと」とラウリーがセルジュの唇を追いかけて来る。可愛い。
 舌で上顎に触れるだけで甘イキを繰り返し、内がもっととおねだりするように蠢く。

「結腸にも、ハメて……」

 おねだりされているのに、ここで一旦抜くのがセルジュは大好きだった。

「あっ、ふぅ、いやぁ。どうしてぇ? もっと、奥ぅ」

 ここでラウリーをひっくり返す。まだ本調子ではなかったからか既に足が崩れて横に流れてはいるが、ここで焦らすとなおラウリーは可愛い。

「い、いれてぇ、早く」

 言いながらセルジュの陰茎を掴んで自ら宛がって来る。
 それでもセルジュの意思で挿入はして欲しいようで、自らで挿入せずに腰をいやらしく振って誘ってくるのだ。

 ぬるぬるとセルジュの陰茎がラウリーの尻を滑り、その刺激もイイのかラウリーの腰が震える。
 セルジュはこれが見たくて結構な頻度でこの意地悪をしていた。
 腰をしっかりと掴むと、期待したラウリーのアナルが亀頭を食む。セルジュはゆっくりと内に沈めていく。

 ぬぷぷぷ。

「あっ、あっ、はぁぁぁ……」

「ほんと、モロ感最高。またイったな?」

「うぅん、気持ちイイ。もっと、もっとイかせて。ハメてよぉ」

 セルジュは一気にハメた。それでまた達しているラウリーに構わず、何度も出し入れをする。
 もうラウリーはイきっぱなしで、ただ嬌声を上げるだけになった。
 その後もセルジュは存分に楽しんだが、トんでいてもラウリーのおねだりは止まらないのだからお互い様だ。



 気が付いたらラウリーは寝ていたらしい。何故かセルジュの上で、入れられたまま。
 セルジュが膝を立てているので、しっかり挿入されたままだった。ぎゅっと抱きしめられてはいるが、そろりそろりとラウリーは抜こうと動いた。

「ううん」

 セルジュがラウリーごと寝返りをうち、しっかりラウリーの足を足で押し上げて来た。

 まだ寝てからそんなに経っていないようで、挿入が深くなったラウリーは一人ビクビクとイった。
 それが気持ち良かったのか、セルジュが腰を振り出した。

「あっ、ちょっと、あっ、んぅ」

「寝ている俺のちんこを使うとは。まだ足りない?」

「ちがっ、誤解だって!」

「でも、イってたろ?」

 完全なる誤解で二戦目が始まってしまったが、説明する余裕もないくらいに気持ちが良かった。



「ひっく、ぬいてぇ、ねぇ、もうぬいてよぅセジュ……」

「もう、ちょっと」

 既にトんでいるラウリーから泣きが入っているが、セルジュは腰を止められなかった。
 バックから始まったがそのまま片足を持ち上げて、今はラウリーの上に乗り上げている。

 弱い体位のせいかラウリーがイきまくり、内の動きが凄すぎた。ラウリーはもう何も出せていない。
 中イきを繰り返して、搾り取る動きも滑りも無茶苦茶良かった。

「ちんこがラウの中で溶けてるみたいに気持ちイイ」

 けれど流石にイき過ぎて辛いかと、もう片方の足も持ち上げ完全にラウリーと密着した。

「あ゛う゛」

 セルジュは自身の射精の為のピストンを開始した。

「あ゛あ゛、出るぅ、やめ、て……」

「もう出ないだろ」

 そう思ったのにセルジュの腹に温かい感触が広がり、覚えのある匂いが鼻先をかすめた。

「や、やぁ……」

「っ……ラウ?」

 体を離して見れば、ラウリーがお漏らししていた。

 大概変態だが、普段のラウリーからは想像出来ない粗相に興奮した。しかもそれを自分がさせたと思うと堪らない気持ちになった。
 構わずピストンを続けると、ラウリーは漏らしたままイった。

「う゛う゛う゛ぅぅぅ……」

「お漏らししちゃったな、ラウ」

 強い絶頂中のラウリーからは、返事がなかった。

 ガクガクと震えてイきながら、それが止まらなくなったラウリーをセルジュは体を離してじっくりと眺めた。
 セルジュが抜いて支えもなくなったラウリーの足は真横に倒れ、昨日から一度も洗浄していないアナルからはセルジュの精液が溢れていた。

「何もかも漏らしちゃって……絶景だわぁ」

 目に焼き付けるように眺めたが、ひくひくしていたラウリーの動きもようやく落ち着いた。

「ラウ、朝飯食う?」

 そうだろうとは思ったが、ラウリーから返事はなかった。完全に寝てしまったラウリーをしばらく眺め続けた。
 ちゃんとベッドもラウリーも洗浄して粗相はなかった事にして、セルジュはベッドから起き上がった。

 セルジュは寝れば大体回復する。流石に夜明け前の一時間くらいしか寝ていないので完全回復ではないが、腹は減る。朝飯を一人食べた。
 ラウリーの部屋に食材はほとんど無いので、セルジュは市場に行って食材を買って戻った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

明智さんちの旦那さんたちR

明智 颯茄
恋愛
 あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。  奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。  ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。  *BL描写あり  毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

兄が届けてくれたのは

くすのき伶
BL
海の見える宿にやってきたハル(29)。そこでタカ(31)という男と出会います。タカは、ある目的があってこの地にやってきました。 話が進むにつれ分かってくるハルとタカの意外な共通点、そしてハルの兄が届けてくれたもの。それは、決して良いものだけではありませんでした。 ハルの過去や兄の過去、複雑な人間関係や感情が良くも悪くも絡み合います。 ハルのいまの苦しみに影響を与えていること、そしてハルの兄が遺したものとタカに見せたもの。 ハルは知らなかった真実を次々と知り、そしてハルとタカは互いに苦しみもがきます。己の複雑な感情に押しつぶされそうにもなります。 でも、そこには確かな愛がちゃんと存在しています。 ----------- シリアスで重めの人間ドラマですが、霊能など不思議な要素も含まれます。メインの2人はともに社会人です。 BLとしていますが、前半はラブ要素ゼロです。この先も現時点ではキスや抱擁はあっても過激な描写を描く予定はありません。家族や女性(元カノ)も登場します。 人間の複雑な関係や心情を書きたいと思ってます。 ここまで読んでくださりありがとうございます。

処理中です...