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変化編
51 ご褒美。
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飯屋に着くと、ラウリーは一気に囲まれた。セルジュが上手いこと言っといたと言ってはいたが。
イルマが権力者の息子で、ラウリーに抱いてくれと迫ったが断られて、それから粘着してきたネコで。
抱いてくれないなら投獄するぞとの決意を胸に、オイデンまで追って来たことになっていた。どんな奴だ。
いやでも南部ではありがちな話だなと思い直した。
「ラウリーも災難だよな!」
「そんなに抱かれたいなら俺が抱いてやるよって、抱いてやったんだ!」
「スノウに抱いてやろうかって言われて、大人しくついて行ったらしい」
「マジ? 何か信じられないんだが」
南部の権力者にはタチが多い。というか南部では権力者はタチでないと駄目な感じだった。
「あいつのアナル、縦割れでぽっかり開いたまんまで閉じねぇの。あそこまでのガバガバは初めてだったぜ!」
「デカいだけのオークとやりまくってたんだろうなぁ!」
「がははははっ!」
イルマはスノウとの事後すぐに、詰所に同意ではなかったと被害を訴えて逆に指名手配犯として捕まった。
意味がわからなかったが、イルマはラウリーを追う途中で金がなくなり強盗殺人までしていたらしい。
ラウリーは動揺で、イルマがボロボロだったことにも気が付いていなかった。実家に見捨てられたのだろう。
「スノウから抱かせた対価で何かもらうつもりだったみたいだ。交渉もせずに先に抱かせたんだから、後から言うのは詐欺だろ?」
「それは、そうだな……」
イルマは何をやっているのか。相変わらずわからない。興味もないが。
「まぁ、ラウリーが変な粘着ネコから解放されて良かったぜ」
「だよな! あれじゃラウリーは抱けないだろ」
「ああ。俺でも勃つ前に見てたら危なかったぜ! 萎える前に取り敢えず突っ込んだけどな!」
「相変わらずお前は下半身が別人格だよな!」
「あぁん? 俺の可愛い息子への暴言は、いくらお前でも許さないぜ!」
「馬鹿なこと言ってんなよ。ほれ、そろそろ行こうよ」
「おっ、そうだな。じゃ、ラウリー細かいことは気にすんなよ。お礼に抱かせてくれたら最高だが」
「ドSに無茶言うなよ」
ドキリとしたらセルジュが笑いながら先に断わった。抱くのは無理だが、抱かれるのなら無理ではない。
オイデンではそういう対価や見返りを求める人は本気でクズ扱いされるから、本当に冗談なのだろう。
「言ってみただけだろ。実際その場になったら、俺が抱かれそうだわ!」
「ラウリーが勃たないよねぇ」
「ありがとな」
「いいってことよ!」
モナカがスノウを連れ出そうとするのでお礼を言ったら、スノウは爽やかに飯屋を出て行った。
ラウリーはほんわかと温かい気持ちで、セルジュと共に飯屋を出た。
「あいつ、ラウリーに執着していたってことはタチ? ネコ?」
「知らね。口を聞いたこともねぇよ」
「ふーん。なぁ、ご褒美頂戴?」
セルジュがにやにやしながら言うので腹は立ったが、応じることにした。そもそも昨日から散々シていると思うんだが。
ご褒美になるのかはわからなかったが。本人がそれがいいというなら、まぁいい。
ロイも気にして動いてくれていたみたいだし、スノウにも何かお礼をしようと思う。
スノウに抱かれるのはモナカに悪い気がするが、ロイみたいに土下座されたら流されてしまうかもしれない。スノウは土下座はしないと思うが。
直ぐに食べられるものを幾つか購入して、ラウリーの部屋に来た。
一旦ラウリーの狩りの予定は白紙にしてもらったので、今のところ次の予定は入っていない。
ご褒美とのことなので、セルジュの気が済むまで致すことになった。
ヘッドレストにもたれたセルジュに跨った状態で、大してほぐす必要もないのに指だけで二度イかされた。
「ご褒美だから、ラウがシて? うっかり深く入らないように腰は持っとくからさ」
「……わかった」
ラウリーは怠惰なつもりはないが、自ら動くのが苦手だ。何故苦手かと言うとモロ感だから。
相手が何もしないのならいいが、セルジュは必ず動く。だからセルジュとする時に自ら動くのは苦手だ。
けれどそれがご褒美になると言うのなら、頑張ろうではないか。わしっとセルジュの陰茎を掴んだ。
「おほっ、勇ましい」
「うるせっ」
充分にほぐれているし、ゆっくりと腰を下ろしていく。ぬぷぷと音を立てながら、セルジュが内に入って来る。
どうせやるならイかせたいので、自分のイイところには当たらないように頑張ったのだが。
セルジュが腰をがっしりと掴んで、イイ所に当たるように誘導してくる上に、舌で乳首を弄りだした。無理だ。
ラウリーばかりが気持ちがいい。間もなく動けなくなった。
「弱いな、モロ感」
「うるせっ。イかせるから動くなよ」
「ヤダ。ラウリーがもっと頑張ったらいいんだぞ?」
にやにやと笑うセルジュだが、ラウリーだってセルジュの弱点はもうわかっている。
セルジュは甘えるようなおねだりにとにかく弱い。手をセルジュの首に回し、上目遣いで甘えるように言った。
「動かないでぇ」
「うっ」
セルジュに押し倒されて、ラウリーの望みは叶わなかった。
「あっ、うぅ、ふぅ……」
前立腺と弁を抉られたら、すぐにイってしまった。その後も同じ場所を狙われ続けて、イきまくった。
「あっ、あっ、それ、いや……あっ、ふぅぅぅ」
セルジュはラウリーの尻を自分の太ももの上に上げ、片足を高く持ち上げて奥に入って来た。
イイところを擦られ続け、入り口を捏ねられて強く絶頂した。
「あ゛あ゛あ゛……」
プシッ、プシャ。
イルマが権力者の息子で、ラウリーに抱いてくれと迫ったが断られて、それから粘着してきたネコで。
抱いてくれないなら投獄するぞとの決意を胸に、オイデンまで追って来たことになっていた。どんな奴だ。
いやでも南部ではありがちな話だなと思い直した。
「ラウリーも災難だよな!」
「そんなに抱かれたいなら俺が抱いてやるよって、抱いてやったんだ!」
「スノウに抱いてやろうかって言われて、大人しくついて行ったらしい」
「マジ? 何か信じられないんだが」
南部の権力者にはタチが多い。というか南部では権力者はタチでないと駄目な感じだった。
「あいつのアナル、縦割れでぽっかり開いたまんまで閉じねぇの。あそこまでのガバガバは初めてだったぜ!」
「デカいだけのオークとやりまくってたんだろうなぁ!」
「がははははっ!」
イルマはスノウとの事後すぐに、詰所に同意ではなかったと被害を訴えて逆に指名手配犯として捕まった。
意味がわからなかったが、イルマはラウリーを追う途中で金がなくなり強盗殺人までしていたらしい。
ラウリーは動揺で、イルマがボロボロだったことにも気が付いていなかった。実家に見捨てられたのだろう。
「スノウから抱かせた対価で何かもらうつもりだったみたいだ。交渉もせずに先に抱かせたんだから、後から言うのは詐欺だろ?」
「それは、そうだな……」
イルマは何をやっているのか。相変わらずわからない。興味もないが。
「まぁ、ラウリーが変な粘着ネコから解放されて良かったぜ」
「だよな! あれじゃラウリーは抱けないだろ」
「ああ。俺でも勃つ前に見てたら危なかったぜ! 萎える前に取り敢えず突っ込んだけどな!」
「相変わらずお前は下半身が別人格だよな!」
「あぁん? 俺の可愛い息子への暴言は、いくらお前でも許さないぜ!」
「馬鹿なこと言ってんなよ。ほれ、そろそろ行こうよ」
「おっ、そうだな。じゃ、ラウリー細かいことは気にすんなよ。お礼に抱かせてくれたら最高だが」
「ドSに無茶言うなよ」
ドキリとしたらセルジュが笑いながら先に断わった。抱くのは無理だが、抱かれるのなら無理ではない。
オイデンではそういう対価や見返りを求める人は本気でクズ扱いされるから、本当に冗談なのだろう。
「言ってみただけだろ。実際その場になったら、俺が抱かれそうだわ!」
「ラウリーが勃たないよねぇ」
「ありがとな」
「いいってことよ!」
モナカがスノウを連れ出そうとするのでお礼を言ったら、スノウは爽やかに飯屋を出て行った。
ラウリーはほんわかと温かい気持ちで、セルジュと共に飯屋を出た。
「あいつ、ラウリーに執着していたってことはタチ? ネコ?」
「知らね。口を聞いたこともねぇよ」
「ふーん。なぁ、ご褒美頂戴?」
セルジュがにやにやしながら言うので腹は立ったが、応じることにした。そもそも昨日から散々シていると思うんだが。
ご褒美になるのかはわからなかったが。本人がそれがいいというなら、まぁいい。
ロイも気にして動いてくれていたみたいだし、スノウにも何かお礼をしようと思う。
スノウに抱かれるのはモナカに悪い気がするが、ロイみたいに土下座されたら流されてしまうかもしれない。スノウは土下座はしないと思うが。
直ぐに食べられるものを幾つか購入して、ラウリーの部屋に来た。
一旦ラウリーの狩りの予定は白紙にしてもらったので、今のところ次の予定は入っていない。
ご褒美とのことなので、セルジュの気が済むまで致すことになった。
ヘッドレストにもたれたセルジュに跨った状態で、大してほぐす必要もないのに指だけで二度イかされた。
「ご褒美だから、ラウがシて? うっかり深く入らないように腰は持っとくからさ」
「……わかった」
ラウリーは怠惰なつもりはないが、自ら動くのが苦手だ。何故苦手かと言うとモロ感だから。
相手が何もしないのならいいが、セルジュは必ず動く。だからセルジュとする時に自ら動くのは苦手だ。
けれどそれがご褒美になると言うのなら、頑張ろうではないか。わしっとセルジュの陰茎を掴んだ。
「おほっ、勇ましい」
「うるせっ」
充分にほぐれているし、ゆっくりと腰を下ろしていく。ぬぷぷと音を立てながら、セルジュが内に入って来る。
どうせやるならイかせたいので、自分のイイところには当たらないように頑張ったのだが。
セルジュが腰をがっしりと掴んで、イイ所に当たるように誘導してくる上に、舌で乳首を弄りだした。無理だ。
ラウリーばかりが気持ちがいい。間もなく動けなくなった。
「弱いな、モロ感」
「うるせっ。イかせるから動くなよ」
「ヤダ。ラウリーがもっと頑張ったらいいんだぞ?」
にやにやと笑うセルジュだが、ラウリーだってセルジュの弱点はもうわかっている。
セルジュは甘えるようなおねだりにとにかく弱い。手をセルジュの首に回し、上目遣いで甘えるように言った。
「動かないでぇ」
「うっ」
セルジュに押し倒されて、ラウリーの望みは叶わなかった。
「あっ、うぅ、ふぅ……」
前立腺と弁を抉られたら、すぐにイってしまった。その後も同じ場所を狙われ続けて、イきまくった。
「あっ、あっ、それ、いや……あっ、ふぅぅぅ」
セルジュはラウリーの尻を自分の太ももの上に上げ、片足を高く持ち上げて奥に入って来た。
イイところを擦られ続け、入り口を捏ねられて強く絶頂した。
「あ゛あ゛あ゛……」
プシッ、プシャ。
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