とある冒険者セルジュ

相伽

文字の大きさ
上 下
29 / 83
出会い編

29 居座り続けるセルジュ。

しおりを挟む
「なぁ、ラウ、もっと気持ちイイことしないか?」

「するぅ」

 言質は取った。いつもは気遣って出来ないが、種付けプレスがしたい。セルジュが離れるのをラウリーが寂しがるので、断腸の思いで離れた。
 ぐっとラウリーの体を折り曲げて、挿入部分をラウリーに見せつける。

 うっとりとした顔をしている気がする。ただの願望だ。とろんとした目でセルジュをただ見ている。
 しかし腰を揺らめかせてきた。明らかにセルジュを誘っているので、これはもうぶっさすしかない。

 じゅぷぷぷぷ。にゅちゅうう、ぶぽっ。
 一気に最奥までハメたら、ラウリーは強めにイった。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あぁ」

 ぱん、ぱん、ぱん、ぱぁん!

 イっているのの構わず激しく叩きつけると、ラウリーは声にならない声を上げながらイきまくった。
 それだけ強い快感を与えられているのだと感じて、興奮した。

 セルジュに押さえつけられている状態でもがき、腰を振ってラウリーが強い快感から逃れようと暴れている。
 逃がすわけがないし、ぎゅうぎゅう陰茎が締め付けられる。流石に昨日からシていて一度出したので、気持ちいいが耐えられる。

「あ゛、あ゛、はげしっ、つぉいぃぃ」
「あ゛、あ゛、あ゛~~~~!!」

 助けを求めるように手を伸ばされて応じたい気持ちもあるが、腰の動きを緩めることはしなかった。

「はぇ゛、え゛ぃい゛~~~~!!」
「ん゛ふぅぅぅぅっ!」

 プシャアアアア!

 何と、ラウリーが潮吹きした。セルジュに折りたたまれているので、ラウリーの顔に潮がかかった。

「あぇ、あぅ……?」

 エロい。エロ過ぎる。

 その後、ほとんどあぇとあぅしか言わなくなったラウリーを、セルジュがイくまで攻め続けた。
 ラウリーは潮を吹いても失神せず、ずっとセルジュをみつめてはイきまくっていた。

 ずるぅぅぅ。ぶぼっ。

 セルジュの射精でさらにイったラウリーを堪能してから陰茎を抜くと、ラウリーの腰を静かに降ろした。
 アナルが閉じずにヒクヒクしていた。ふっと息を吹きかけるとまたビクビクして、泡立ったセルジュの精液がこぽりと溢れ出て来た。

 セルジュは指を伸ばし、溢れて来た精液をラウリーの中に戻した。

「ひぃん、ぃひっ」

 自分を大概変態だなと思いつつ、手でイかせながら目も合わなくなったラウリーを見る。
 くったりしていたのに急に手が彷徨い、見付けたとばかりにぎゅうっと抱き着かれてようやく満足した。

 事後、静かに泣いているラウリーを上に乗せて仰向けに寝転がり、幸福感満載で抱きしめながら撫で続けた。
 自身を跨がせているので、お尻も背中のエロいくぼみも触りまくって堪能した。進化した洗浄魔法でアナル以外は綺麗にしたのだが。

 ラウリーから垂れてくる精液が、セルジュを汚していくのも堪能した。
 それも気持ちいいらしくひくつくラウリーに、またムラムラした。

「んっ、ふぅぅ……」

「自分で自分が怖いわ。俺、強過ぎない? どれだけシたら萎えるんだ?」

「ひっ、うぇっ、こわわ……」

 泣きながらも意味がわかったらしいラウリーが怖がった。こわわとかなんだ畜生、可愛いな。
 よし、もう一回と思ったが。甘えてくるのが可愛い過ぎて無理だった。どちらも堪能したくて困る。

 ラウリーはずっとしがみつくようにセルジュに抱き着いていた。離れまいとする様子がとにかく可愛い。
 自分の腕に残ったラウリーの指の痕に気が付いて、一人でにやりとした。痕を残される幸福感を初めて知った。

 少し寝て昼には起きたが、ラウリーはどうもとろんとしていた後からの記憶が曖昧で。種付けプレスの記憶もなくて、何か腰が怠いと言う。

「おねだりされて、種付けプレスしたけど?」

「マジ?」

「マジ」

「うわぁ」

「何から何まで凄い可愛かった」

 ラウリーが真っ赤になった。可愛いから抱き着いて口づけした。

 昼飯も夕飯もセルジュが作って、ラウリーがベッドに居たままでいられるようにした。腰がね?
 望まれれば抱えてどこにでも運び、ずっとラウリーにくっついていた。

 その日はまた一緒に寝て朝まで一緒にいたが、流石に手は出さなかった。
 代わりに気怠げでエロ可愛いラウリーを堪能した。聞いたら、こわわはラウリーの故郷では普通に使われる言い回しだった。くっ。

「なんか腕の痕、ごめん……」

「いいよ、別に」

 すっと目を逸らすので合わせにいった。本当に気にしていない。

「実は、背中にもですね……」

「えっ」

 とろんとしたラウリーは抑えがきかず、強過ぎる快感でセルジュの体に痕を沢山残してくれていた。
 ぱっと見はただのホラーだが、我を失うほど気持ち良くさせた証でもある。にやにやしてしまう。

 それ以降ラウリーが翌日休むつもりだと知ると、大体誘った。可能ならいつだってなだれ込みたい。
 ラウリーが疲れている時は普通に断られたし、翌朝もそれなりに逃げられて成功率はまぁまぁ。

 けれどセルジュの狙いははっきりとラウリーにバレていたようで。

 ラウリーからも、「明日休む予定なんだけど朝もする?」と誘ってくれるようにもなった。
 明日休みだと知らなかった時でも、セルジュのちんこは毎回素直にすぐさまぎゅんとした。
「朝までシたい」と言ったら断られたが、目が泳いでいたので連休の時にでもと狙っている。

 オイデンに来て冒険者として成長出来ているし、仲の良い友人も出来て相性のやたらといいネコもいる。
 私生活も充実しまくっているセルジュは、冒険者活動でもラウリーと一緒に順調に結果を出していた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜 ・不定期

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜

きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員 Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。 そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。 初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。 甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。 第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。 ※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり) ※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り 初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

処理中です...