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出会い編
20 誘う。
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今日はセルジュとの狩りが予定より早く終わったので、初めて誘うにはいいタイミングだった。
良心に付け込む様で申し訳ないが、一度だけでも抱いて欲しい。
もうこんなことを考えながら共闘するのは嫌だと思う気持ちが強い。だから思い切ることが出来た。
ラウリーは斜め前を歩くセルジュの腕に、そっと手を添えた。
「なぁ、このあと、宿でどう?」
驚いた顔をしたセルジュだが、一瞬で顔がタチになった。
この反応はかなりいい気がする。戸惑いが消え、ラウリーをギラギラとした捕食者の顔で見ている。
「俺がタチでいいんだよな?」
ラウリーはきゅんきゅんしながら頷いた。すぐに察してくれて助かる。
「俺がほぐしたいから、潤滑剤だけでいい」
準備をとスライムを探そうとしたら止められた。発散の相手をほぐしたいとは珍しいなと思った。
夕飯を買ってそのまま宿に連れ込んだ。体の相性が良ければ次もあるかもしれないと、ラウリーは期待した。
「いい体してるなぁ」
セルジュの体は骨格が大きく、無駄な筋肉がない。まさしくラウリーの好みのタイプだった。
お互いに既に全裸でベッドの上。ラウリーはついジロジロとセルジュの体を見てしまったが、それはセルジュも同じだった。
「そっちもいい体してるが、細いな」
「自分を基準にしないでくれる? 一般と比べたら充分マッチョだから」
「冒険者基準なら普通に細いだろ? あっ、でもネコには多いか」
「……」
冒険者は実力者ほど体格が良く、ネコに細めが多いのは事実だった。
細身なのは冒険者としては残念なことで、ラウリーは細身だからネコを選んだ訳ではない。
「何かNGは?」
「痛いのは嫌い」
「そんなことしねぇよ」
「後、媚薬もなしで」
「そんなもんいらねぇよ。なくてもひぃひぃいわしてやる」
いかにもオラオラ系の言いそうなことだとは思ったが、ラウリーはまた期待にきゅんとした。
セルジュは既にほぼ臨戦態勢で、ラウリー的に良いタチだ。
「潤滑剤は?」
「俺が出すよ」
わかっていなさそうなセルジュに、水魔法で潤滑剤を出すと伝えた。
「そんなことできるのか」
「ちゃんとスライム並みにいやらしい音もするから」
「へぇ……?」
ラウリーがアナルを洗浄して潤滑剤を出すと、胡坐をかいたセルジュを跨ぐように座らされた。
本当にほぐす気らしい。ラウリーは少し迷ったが、セルジュの腰を足で緩く挟むようにした。
セルジュがラウリーを引き寄せ、顔を寄せて来たので目を閉じた。口づけも人によっては発散ではしない。
セルジュはラウリーの薄い唇を食んだ後、何度も角度を変えて来て舌を絡めて来た。
甘いえっちが好きなのだとラウリーも理解して舌を絡み返したら、がぶりと深く噛みつくように変わった。
弱い上顎を触れるか触れないかぐらいの絶妙な弱さで触れられて、ラウリーはゾクゾクした。
「ふっ、むっ」
かなり激しい口づけに少し頭を後ろに引こうとしたら、手でがっつりと押さえられて逃げられない。
背中の熱い手がするりと滑るように下りていき、ラウリーのアナル触れ、ちゅくっと卑猥な音がした。
「んっ、」
くるくると入り口を触った後ににゅぷっと浅く指が挿入され、広げるように指が動きだした。
ラウリーも何かした方がいいかなと思ったが、体が密着していてされるがままになっていた。
「んぅっ……」
セルジュとは初めてなので緊張はしているが、久しぶりだからかかなり気持ちが良かった。
セルジュの指の動きは優しくゆっくりとしているが、口内で動く舌は激しかった。
「ん、ふぅ、あっ」
にゅぷぷ。
アナルを弄っていた指が深く挿入され、内で動き出した。にちにちと音がして指が段々と増やされていく。
セルジュが口を離してにやりとしたかと思うと、前立腺を捏ね始めた。腰が震えてセルジュに抱き着いた。
「あっ、ふぅ、んぅ……」
にちにちちゅくちゅくと音を立てながら、ゆっくりと時間をかけてほぐされていく。
その間ずっとお尻を触られて、なんだかラウリーはむずむずした。
「はぁー、手触り最高」
「ぇえ?」
セルジュはラウリー押し倒し足を大きく開かせ、本格的にセルジュの指がアナルの内で暴れ出した。
「あっ、ちょっ、んぅっ」
「ぁあ、はぁっ……」
無意識に背中が反り、その反応を楽しむようにセルジュが見つめているのに気が付いた。
セルジュがにやりと笑った。目を逸らしたが表情にきゅんとしてしまい、セルジュの指をきゅっきゅと締め付けてしまった。
「感度いいな?」
「ねぇ、もう入れてよ」
セルジュの陰茎に潤滑剤を、敢えてたっぷりといやらしい感じでぬるぬると纏わせた。
無言で指を抜かれてぐっと力強く腰を引かれ、指の代わりにアナルに亀頭が押し付けられた。
期待でひくつくアナルが、セルジュの亀頭をちゅっちゅと味わい始めた。
「はやく入れて?」
ちゅぷ、ぬ、にゅぷぷぷ。
懇願したラウリーの期待に応えて、セルジュの熱くて大きい陰茎が入ってきて体が震えた。
思った通り前立腺をしっかり抉って来た。ヤり慣れている。それに自分だけでなく、相手も気持ちよくさせようという考えを感じた。
「あっ、はぁぁあぁ……」
「うっ、はぁっ。ヤバっ」
セルジュは浅いところで陰茎を何度も出し入れして、しっかり前立腺を抉りながら徐々に深さを増していった。
「はぁあぁっ……」
陰茎が一つ目の弁を通り抜けた。弁を通り抜ける時はいつだってびくびくするくらいに気持ちいい。
ぎゅっぎゅとセルジュを締め付けてしまう。何度も弁を擦られて、内側から甘い痺れがたまり腰が震える。
さらにじわじわと深さを増して奥に押し入って来て、ついに入り口に亀頭が当たった。
良心に付け込む様で申し訳ないが、一度だけでも抱いて欲しい。
もうこんなことを考えながら共闘するのは嫌だと思う気持ちが強い。だから思い切ることが出来た。
ラウリーは斜め前を歩くセルジュの腕に、そっと手を添えた。
「なぁ、このあと、宿でどう?」
驚いた顔をしたセルジュだが、一瞬で顔がタチになった。
この反応はかなりいい気がする。戸惑いが消え、ラウリーをギラギラとした捕食者の顔で見ている。
「俺がタチでいいんだよな?」
ラウリーはきゅんきゅんしながら頷いた。すぐに察してくれて助かる。
「俺がほぐしたいから、潤滑剤だけでいい」
準備をとスライムを探そうとしたら止められた。発散の相手をほぐしたいとは珍しいなと思った。
夕飯を買ってそのまま宿に連れ込んだ。体の相性が良ければ次もあるかもしれないと、ラウリーは期待した。
「いい体してるなぁ」
セルジュの体は骨格が大きく、無駄な筋肉がない。まさしくラウリーの好みのタイプだった。
お互いに既に全裸でベッドの上。ラウリーはついジロジロとセルジュの体を見てしまったが、それはセルジュも同じだった。
「そっちもいい体してるが、細いな」
「自分を基準にしないでくれる? 一般と比べたら充分マッチョだから」
「冒険者基準なら普通に細いだろ? あっ、でもネコには多いか」
「……」
冒険者は実力者ほど体格が良く、ネコに細めが多いのは事実だった。
細身なのは冒険者としては残念なことで、ラウリーは細身だからネコを選んだ訳ではない。
「何かNGは?」
「痛いのは嫌い」
「そんなことしねぇよ」
「後、媚薬もなしで」
「そんなもんいらねぇよ。なくてもひぃひぃいわしてやる」
いかにもオラオラ系の言いそうなことだとは思ったが、ラウリーはまた期待にきゅんとした。
セルジュは既にほぼ臨戦態勢で、ラウリー的に良いタチだ。
「潤滑剤は?」
「俺が出すよ」
わかっていなさそうなセルジュに、水魔法で潤滑剤を出すと伝えた。
「そんなことできるのか」
「ちゃんとスライム並みにいやらしい音もするから」
「へぇ……?」
ラウリーがアナルを洗浄して潤滑剤を出すと、胡坐をかいたセルジュを跨ぐように座らされた。
本当にほぐす気らしい。ラウリーは少し迷ったが、セルジュの腰を足で緩く挟むようにした。
セルジュがラウリーを引き寄せ、顔を寄せて来たので目を閉じた。口づけも人によっては発散ではしない。
セルジュはラウリーの薄い唇を食んだ後、何度も角度を変えて来て舌を絡めて来た。
甘いえっちが好きなのだとラウリーも理解して舌を絡み返したら、がぶりと深く噛みつくように変わった。
弱い上顎を触れるか触れないかぐらいの絶妙な弱さで触れられて、ラウリーはゾクゾクした。
「ふっ、むっ」
かなり激しい口づけに少し頭を後ろに引こうとしたら、手でがっつりと押さえられて逃げられない。
背中の熱い手がするりと滑るように下りていき、ラウリーのアナル触れ、ちゅくっと卑猥な音がした。
「んっ、」
くるくると入り口を触った後ににゅぷっと浅く指が挿入され、広げるように指が動きだした。
ラウリーも何かした方がいいかなと思ったが、体が密着していてされるがままになっていた。
「んぅっ……」
セルジュとは初めてなので緊張はしているが、久しぶりだからかかなり気持ちが良かった。
セルジュの指の動きは優しくゆっくりとしているが、口内で動く舌は激しかった。
「ん、ふぅ、あっ」
にゅぷぷ。
アナルを弄っていた指が深く挿入され、内で動き出した。にちにちと音がして指が段々と増やされていく。
セルジュが口を離してにやりとしたかと思うと、前立腺を捏ね始めた。腰が震えてセルジュに抱き着いた。
「あっ、ふぅ、んぅ……」
にちにちちゅくちゅくと音を立てながら、ゆっくりと時間をかけてほぐされていく。
その間ずっとお尻を触られて、なんだかラウリーはむずむずした。
「はぁー、手触り最高」
「ぇえ?」
セルジュはラウリー押し倒し足を大きく開かせ、本格的にセルジュの指がアナルの内で暴れ出した。
「あっ、ちょっ、んぅっ」
「ぁあ、はぁっ……」
無意識に背中が反り、その反応を楽しむようにセルジュが見つめているのに気が付いた。
セルジュがにやりと笑った。目を逸らしたが表情にきゅんとしてしまい、セルジュの指をきゅっきゅと締め付けてしまった。
「感度いいな?」
「ねぇ、もう入れてよ」
セルジュの陰茎に潤滑剤を、敢えてたっぷりといやらしい感じでぬるぬると纏わせた。
無言で指を抜かれてぐっと力強く腰を引かれ、指の代わりにアナルに亀頭が押し付けられた。
期待でひくつくアナルが、セルジュの亀頭をちゅっちゅと味わい始めた。
「はやく入れて?」
ちゅぷ、ぬ、にゅぷぷぷ。
懇願したラウリーの期待に応えて、セルジュの熱くて大きい陰茎が入ってきて体が震えた。
思った通り前立腺をしっかり抉って来た。ヤり慣れている。それに自分だけでなく、相手も気持ちよくさせようという考えを感じた。
「あっ、はぁぁあぁ……」
「うっ、はぁっ。ヤバっ」
セルジュは浅いところで陰茎を何度も出し入れして、しっかり前立腺を抉りながら徐々に深さを増していった。
「はぁあぁっ……」
陰茎が一つ目の弁を通り抜けた。弁を通り抜ける時はいつだってびくびくするくらいに気持ちいい。
ぎゅっぎゅとセルジュを締め付けてしまう。何度も弁を擦られて、内側から甘い痺れがたまり腰が震える。
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