とある冒険者セルジュ

若気の至り編

10 若気の至り編 あとがき

❤セルジュ
　小さな故郷の町では最強に近かったので驕ってしまった若手冒険者。
　体格と力に恵まれているので、同年代よりも大きい。
　来る者拒まず、去る者追わずなタチだったが人気はあった。性欲がとても強い。寝たら大体回復する。
　オーガに出会って予定外のネコデビュー。潮吹きと失神を繰り返すタイプだと知った。「俺、激しいな……？」

❤ノアじいさん
　元冒険者。自身は二流から三流の間程度で終わってしまったが、セルジュにはもっと上を目指せる才能があると感じていた。
　小さな世界しか知らずに驕ってしまっているセルジュを、とても心配している。世界は広い。
　心配していたのとは予想外の方向でセルジュが世界の広さを知ることになるとは、思いもしていない。

❤世界観的な
　ほぼオスしかいない。なのでオスの直腸は性交に標準対応している。
　出すのも入れるのも問題なし。一つ目の弁は便が通るので完全に開くが、二つ目の弁は便は通る場所ではないので気軽に開かない。
　開いても一つ目の弁ほど完全には開かず、でも柔軟性があるので押せば陰茎は入る。
　だからはめると音がする的な。その先は腸の一部ではあるが、ただの性感帯。精液でお腹を壊すこともないファンタジー設定。

　町の外に出るとスライムやゴブリンがいるので、魔物との性交はよくあること扱い。嫌なら場所に合わせた護衛を付けようね。
　基本掘られることに悲壮感はない。無事でよかったで話が終わる。但し、掘りに行ったらドン引きされる。

❤魔物
　猫や犬などの人と暮らすペット枠もあるが、人からは森で暮らしている動物は全て魔物扱い。
　四足歩行を四つ足、二足歩行を二足と言う。
　四つ足は売れるのでお金になるが、二足は買取してもらえない。
　二足は人を捕食や攻撃対象にはしておらず、人も同じ感じ。ただ互いに殺すことに忌避感は基本はない。

❤スライム
　最弱の魔物でどこにでもいる。森の中の日陰が好き。
　アナルをほぐしてから直腸に侵入して栄養を吸収するが、何故そんな手間がかかることをするのかは不明。
　でもお陰で直腸内部が洗浄される。
　油断しているアナルを見つけたら、飛びついちゃうぞ！
　ぷるぷるのゼリー状で安価な為、自慰とアナルの拡張、潤滑剤にと頻繁に使われていて市民権を得ている。
　無防備なアナルへの侵入経路がないと、服を溶かす困ったちゃん。腰布で目隠しされていても、下から飛びつけるので溶かさない。

❤ゴブリン
　二足魔物最弱だが、弱い人には負けない。魔物は完全に弱肉強食なので、弱いとネコが得られない。
　弱すぎてネコが得られず、またタチにも選ばれなかった為に寂しく集落を旅立ったモテないくんたちが、森の浅い所に出現する。
　人を見たら取り敢えず挿入しようとするヤリちん。自分が射精して満足すると住処に帰っていくクズ男。
　たまに人のタチを襲おうとしてヤり返されて、ひんひんしている姿が目撃されている。

❤豚
　少し森を入った場所にいて、主に初心者冒険者の獲物。お肉が美味しい。
　ブヒブヒいいながら突進してくるが、避けると何故かそのまま走り去っていく。
　初心者は突進を避けた後に、首根っこを捕まえてきゅっとするといい。セルジュは正面からぶったたく。
　豚の色が濃くなるほど強くて凶暴性が上がるが、その分森の深い場所にいる。色が濃い豚だと大人も吹っ飛ばして骨折させるほどの威力がある。
　吹っ飛ばされた時にアナルを晒して倒れてしまうと、ドリルをお見舞いされることがある。危険なので気をつけよう。
　一部愛好家がいるらしいが、危ないのでやめましょうとギルドから広く告知されている。

❤蜜壺蜂
　毒を注入して来る蜂。
　実は毒を注入し続けないと、自分の毒で死んじゃう。だから今日も何処かで必死になって毒を注入している。
　次の獲物を探さなきゃ！
　媚薬としての効果は高いが動けなくなる時間があり、勝手に使うタチもいるのでネコには不人気。恋人同士なら同意の上で使うこともある。
　蜜壺蜂にその気はないが、人を襲いたい二足たちの心の友。

❤オーガ
　二足の魔物では最強種。森の奥深くに里があり、集団生活をしている。
　知能は人と同レベル。
　たまに森の浅いところでの目撃証言があるが、大人しくしていれば無視してくれる。大人しくしていれば。
　一部ではオーガと物々交換を行っている地域があるとの噂。

❤生命の樹
　結婚して結ばれたオスが二人が祈ると、十月十日ほどで子を授けてくれる。森の中に極稀に見付かり、木を中心に町が出来る。
　一人で祈っても駄目だし、お互いに子が欲しいと思っていないと授からない。プラトニックでも授からない。
　どこで判断しているのかは、神秘のヴェールに包まれている。
　赤ちゃんに与える乳は、年中実っている実から絞る。

❤大森林とか
　深く入れば入るほど凶悪な魔物がいる。その為、開拓し過ぎると凶悪な魔物に囲まれることになる。
　開拓がしっかり行われている町は広く、四つ足からとれる素材で潤っているので人が多く集まる都会になる。
　冒険者は上を目指すなら、どんどん大きな町へと拠点を移していく。

❤この世界の服
　基本的にズボンは陰部から臀部まで布がないのが普通。側面にだけ布がありウエスト部分は紐や細い布。
　スライムやゴブリンなどで何度もズボンが駄目になった結果、考え出されたもの。町の外に出る人はみんなこちらをはいている。
　普段は上に着た裾の長いシャツなどで隠すか、腰布を巻いて隠す。流石にズボンだけで丸出しでうろつくと嫌がられる。
　うっかりチラ見え事故は随所にあるので、見られても見ても皆あんまり気にしない。
　敢えて長さを短く調節して、偶然風にチラ見せをして誘う人もいる。

　巻きスカート風や、両側に深くスリットが入ったもの、前後ろ別々の布などバリエーション豊富。
　タチほど長く、ネコほど短い傾向がある。軽く薄手の布にしていると、風が強い日は常に丸見えになることもある。町中では特に気を付けよう。

　ちなみに髪はタチが短く、ネコは長い傾向がある。どちらも傾向だけなので、見た目で判断してはいけない。

❤冒険者ギルド
　冒険者資格の取得にはアナルの拡張が必須技能とされている。
　だって裂けたら大変だし、狩りに出られないじゃない。
　狩った獲物の買取希望などの依頼が見られる場所。増えすぎたり、町に近い場所で危険な魔物が見付かると討伐依頼が出ることもある。
　森で何かあった時などは、町に注意喚起を行う。