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若気の至り編
09 別れ
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片腕で両膝下を揃えて掬い上げられたが、背中がオーガに密着しているので不安定さはなかった。
移動の時さえも自分から抜きたくないのかと思うと、セルジュの体は熱くなった。
オーガは繋がったまま実がなる木へ移動し、空いたもう片方の腕で実を取ってはセルジュに差し出してくる。
セルジュもそれを普通に受け入れて食べた。
空腹が落ち着き、挿入も浅く緩い快感で甘イキはしていたセルジュだが、寝起きに感じていた尿意をはっきりと思い出していた。
今日のオーガは何かにつけてセルジュに優しく、食事まで用意してくれた。これならば、声をかけても大丈夫なのではないかとセルジュは考えた。
「なぁ、ちょっと降ろしてくれないか?」
オーガは人の言葉を理解できないのか、セルジュを見つめるだけで動きはない。
「その、トイレがしたいんだ、わかるか?」
セルジュが続けた言葉にも、オーガは首を傾げるだけだった。
「えーと、トイレ、おしっこ、小便、あと何だっけ……」
色々な言いかえをしてみたがオーガが理解した雰囲気はないので、セルジュは自分の陰茎を指さし小便がしたいとジェスチャーすることにした。
それでようやく伝わったのかオーガがにやりと笑って動いたのだが。
セルジュを解放するのではなく、セルジュの足をそれぞれの腕に持ち直して大きく左右に開いた。
セルジュの自由だった腕は、オーガの腕の中に足と一緒に閉じ込められ、動かすことが出来なくなっていた。
「えっ、どういうこと? 間違って伝わった? そうじゃなくて、」
訂正しようとしたが、オーガには正しく伝わっていたらしい。
かたさをやや取り戻し出したオーガの剛直が、セルジュの膀胱を内側から刺激し始めた。
「えっ、はっ、ちょっと。待って!」
オーガを見るとにやにやしながら、セルジュの陰茎を突き出すような体勢を取った。そしてまた、内側から膀胱が刺激される。
「嘘だろ……、え、俺が、この状態で……?」
戸惑いはするが直接刺激されて尿意は先程よりも高まっている。けれどセルジュに僅かに残っている矜持が、この状態での放尿を許さない。
下腹部に力を入れて堪えようとするが、続く刺激に下半身が震えだす。
「あっ、無理、無理、やめてっ」
ショロロロロロ。勢いはそれ程でもないが、剛直に刺激された膀胱から尿が強制的に漏れ出すように放尿を始めてしまった。
既に膀胱は尿で一杯だったのか、直接的な刺激を受けながら放尿を止めるのは困難を極めた。
逆に膀胱を内側から押される度に、尿は勢いを強めて流れ出した。
ショロロロロロ。ジョロ、ジョロロ。ショロロロロロ。
羞恥でセルジュの顔は真っ赤になるが、腕を囲われている為に顔を隠すことも、セルジュの放尿を凝視しているオーガの視線を遮ることもできない。
尿の勢いがなくなり途絶えると、もう出ないのか? と言わんばかりに膀胱を再度強く刺激された。
残りがチョロチョロと出て、オーガは楽しそうな気配をさせつつセルジュを上下に振り、陰茎から尿を切った。
セルジュは羞恥心でもう無理とばかりに、オーガにもたれかかった。
今の放尿で昨日の失禁を思い出して余計に恥ずかしくなっていた。
オーガはセルジュが、アナルできゅっきゅっと剛直を締め付け始めたことに気が付いていた。
その場でセルジュを降ろしたオーガは、そのままバックから激しくセルジュを攻めた。
その後もセルジュの体が柔らかいのをいいことに、セルジュが聞いた事もない様々な体位でまぐわった。
そして、夕日が森に差し込みあたりが暗くなり始めた頃から始まった種付けプレスは圧巻だった。
セルジュは快感をもたらす剛直が自身に出入りする様をうっとりとした顔で眺め、絶頂を存分に楽しんだ。
そして自らが射精する為の動きに変わったオーガによって、セルジュは昨日も含めて最大の絶頂を迎えた。
自身が出した潮を顔に浴びながら意識が遠のいていった。
幾ら体力があるとはいえ、目覚めてから夜までずっとまぐわっていたセルジュの体は、流石にもう限界だった。
気が付くとセルジュはまた同じウロで寝ていた。外は既に明るい。
まだ剛直が入ったままな気がして後ろを振り返るが、そこにオーガの姿はなかった。
セルジュは後ろから挿入したままオーガに抱きしめられていると錯覚してしまった自分に驚いた。
ゆっくりと頭が覚醒し、セルジュは自分の体を確認した。
前回と同様に体はさっぱりとしており、気怠いだけで怪我などはない。
起き上がろうと上体を起こすと、セルジュのアナルから精液が逆流して垂れて来た。
これは前回にはなかったことで、精液が垂れる感覚にセルジュのアナルはひくついた。
恐る恐るアナルに触れると、まだ中には大量のオーガの精液があることがわかった。
「うっわ。どんだけ俺の中で出したんだよ」
だけれど。精液だけがそのままだという状況に、セルジュには思い当たることがあった。
魔物は強者の匂いを恐れて近付かない。精液などはマーキングの最たるものとされている。
オーガがセルジュの為に敢えて精液を残していった可能性。
オーガが? とは思うが、何もかも汚れたままのセルジュを放置してもよかったのだ。
昨日のオーガの様子を思い出せば、そう解釈してしまう。
そしてそれは、今度こそオーガが立ち去ったことを示していた。
セルジュはウロの中に昨日と同じ果物が大量にあるのを見つけて食べ、魔法で水を飲み、気分を落ち着かせてからウロの外に出ようとした。
けれど腰が砕けて上手く動けず、今日は一日このウロの中で過ごす事に決めた。念のために既にセルジュから溢れ出た精液を、ウロの出入り口に指で塗りつけておいた。
オーガが現れないまま迎えた翌朝。
セルジュはアナルの精液をそのままにしていた。ウロから出て歩く度に、アナルからこぼれた精液が足を伝わって白い筋を残していく。
体を丸めて寝ていたせいか、スライムの影響か。精液は乾かずさらさらとしたままだった。
服がある場所に辿り着いてもオーガはやはり現れず、完全に終わったのだと認識した。
胸当てや服を拾い、おそらく自分の精液でカピカピになっている腰布を見て、顔を顰めて洗浄魔法をかける。
これで後はアナルに洗浄魔法をかけて服を着ればいいだけ。
なのだが、未だに自身から大量に溢れ出る精液を、セルジュは名残惜しく感じた。
移動の時さえも自分から抜きたくないのかと思うと、セルジュの体は熱くなった。
オーガは繋がったまま実がなる木へ移動し、空いたもう片方の腕で実を取ってはセルジュに差し出してくる。
セルジュもそれを普通に受け入れて食べた。
空腹が落ち着き、挿入も浅く緩い快感で甘イキはしていたセルジュだが、寝起きに感じていた尿意をはっきりと思い出していた。
今日のオーガは何かにつけてセルジュに優しく、食事まで用意してくれた。これならば、声をかけても大丈夫なのではないかとセルジュは考えた。
「なぁ、ちょっと降ろしてくれないか?」
オーガは人の言葉を理解できないのか、セルジュを見つめるだけで動きはない。
「その、トイレがしたいんだ、わかるか?」
セルジュが続けた言葉にも、オーガは首を傾げるだけだった。
「えーと、トイレ、おしっこ、小便、あと何だっけ……」
色々な言いかえをしてみたがオーガが理解した雰囲気はないので、セルジュは自分の陰茎を指さし小便がしたいとジェスチャーすることにした。
それでようやく伝わったのかオーガがにやりと笑って動いたのだが。
セルジュを解放するのではなく、セルジュの足をそれぞれの腕に持ち直して大きく左右に開いた。
セルジュの自由だった腕は、オーガの腕の中に足と一緒に閉じ込められ、動かすことが出来なくなっていた。
「えっ、どういうこと? 間違って伝わった? そうじゃなくて、」
訂正しようとしたが、オーガには正しく伝わっていたらしい。
かたさをやや取り戻し出したオーガの剛直が、セルジュの膀胱を内側から刺激し始めた。
「えっ、はっ、ちょっと。待って!」
オーガを見るとにやにやしながら、セルジュの陰茎を突き出すような体勢を取った。そしてまた、内側から膀胱が刺激される。
「嘘だろ……、え、俺が、この状態で……?」
戸惑いはするが直接刺激されて尿意は先程よりも高まっている。けれどセルジュに僅かに残っている矜持が、この状態での放尿を許さない。
下腹部に力を入れて堪えようとするが、続く刺激に下半身が震えだす。
「あっ、無理、無理、やめてっ」
ショロロロロロ。勢いはそれ程でもないが、剛直に刺激された膀胱から尿が強制的に漏れ出すように放尿を始めてしまった。
既に膀胱は尿で一杯だったのか、直接的な刺激を受けながら放尿を止めるのは困難を極めた。
逆に膀胱を内側から押される度に、尿は勢いを強めて流れ出した。
ショロロロロロ。ジョロ、ジョロロ。ショロロロロロ。
羞恥でセルジュの顔は真っ赤になるが、腕を囲われている為に顔を隠すことも、セルジュの放尿を凝視しているオーガの視線を遮ることもできない。
尿の勢いがなくなり途絶えると、もう出ないのか? と言わんばかりに膀胱を再度強く刺激された。
残りがチョロチョロと出て、オーガは楽しそうな気配をさせつつセルジュを上下に振り、陰茎から尿を切った。
セルジュは羞恥心でもう無理とばかりに、オーガにもたれかかった。
今の放尿で昨日の失禁を思い出して余計に恥ずかしくなっていた。
オーガはセルジュが、アナルできゅっきゅっと剛直を締め付け始めたことに気が付いていた。
その場でセルジュを降ろしたオーガは、そのままバックから激しくセルジュを攻めた。
その後もセルジュの体が柔らかいのをいいことに、セルジュが聞いた事もない様々な体位でまぐわった。
そして、夕日が森に差し込みあたりが暗くなり始めた頃から始まった種付けプレスは圧巻だった。
セルジュは快感をもたらす剛直が自身に出入りする様をうっとりとした顔で眺め、絶頂を存分に楽しんだ。
そして自らが射精する為の動きに変わったオーガによって、セルジュは昨日も含めて最大の絶頂を迎えた。
自身が出した潮を顔に浴びながら意識が遠のいていった。
幾ら体力があるとはいえ、目覚めてから夜までずっとまぐわっていたセルジュの体は、流石にもう限界だった。
気が付くとセルジュはまた同じウロで寝ていた。外は既に明るい。
まだ剛直が入ったままな気がして後ろを振り返るが、そこにオーガの姿はなかった。
セルジュは後ろから挿入したままオーガに抱きしめられていると錯覚してしまった自分に驚いた。
ゆっくりと頭が覚醒し、セルジュは自分の体を確認した。
前回と同様に体はさっぱりとしており、気怠いだけで怪我などはない。
起き上がろうと上体を起こすと、セルジュのアナルから精液が逆流して垂れて来た。
これは前回にはなかったことで、精液が垂れる感覚にセルジュのアナルはひくついた。
恐る恐るアナルに触れると、まだ中には大量のオーガの精液があることがわかった。
「うっわ。どんだけ俺の中で出したんだよ」
だけれど。精液だけがそのままだという状況に、セルジュには思い当たることがあった。
魔物は強者の匂いを恐れて近付かない。精液などはマーキングの最たるものとされている。
オーガがセルジュの為に敢えて精液を残していった可能性。
オーガが? とは思うが、何もかも汚れたままのセルジュを放置してもよかったのだ。
昨日のオーガの様子を思い出せば、そう解釈してしまう。
そしてそれは、今度こそオーガが立ち去ったことを示していた。
セルジュはウロの中に昨日と同じ果物が大量にあるのを見つけて食べ、魔法で水を飲み、気分を落ち着かせてからウロの外に出ようとした。
けれど腰が砕けて上手く動けず、今日は一日このウロの中で過ごす事に決めた。念のために既にセルジュから溢れ出た精液を、ウロの出入り口に指で塗りつけておいた。
オーガが現れないまま迎えた翌朝。
セルジュはアナルの精液をそのままにしていた。ウロから出て歩く度に、アナルからこぼれた精液が足を伝わって白い筋を残していく。
体を丸めて寝ていたせいか、スライムの影響か。精液は乾かずさらさらとしたままだった。
服がある場所に辿り着いてもオーガはやはり現れず、完全に終わったのだと認識した。
胸当てや服を拾い、おそらく自分の精液でカピカピになっている腰布を見て、顔を顰めて洗浄魔法をかける。
これで後はアナルに洗浄魔法をかけて服を着ればいいだけ。
なのだが、未だに自身から大量に溢れ出る精液を、セルジュは名残惜しく感じた。
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