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何とかこの状況を把握しよう!by日野 樹
まとめ※男性視点
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「よし、寝たか。」
俺、日野 樹はこの少女、美鶴 紅葉(お嬢ちゃん)とこの世界に来た。今は、狼と共にお嬢ちゃんはぐっすりと眠っている。寝るのが早すぎて、気絶に近いのではと凄い心配だ。
一方俺は、お嬢ちゃんが見つけてくれた本を松明の明かりのもとで、読み始めたーー。
3月25日晴れ
今日も変わらない毎日が続く。いつも慌ただしく感情が失いそうだ。
ここ最近気になっていることがある。それは台風や地震の災害の大きさが尋常じゃない。また、海外の色んな氷山の一角がどんどんと溶けていることだ。今までは地球温暖化が関係していた。でも、どうやら今現在は違う影響が関係しているらしい。
明日は親戚のところに行く。あそこの子は大きくなっているんだろうな。楽しみだ。
6月5日曇り
4ヶ月前は満開な桜が咲いているのが見かけた。他の場所も咲き誇っていたのが思い浮かぶ。
2日前に台風が来て、一階の部屋は浸水した。魚も泳いでいる姿を見かけた時はまじかと思った。因みに、海外の有名な国はいくつか浸水で無くなったらしい。それなのか難民がこの国にも沢山来た。外国語力0な私は、悲劇でもある。でも今は、翻訳してくれる機械があるだけでも幸運だ。
結構前に行った親戚のところは、そろそろ浸水しそうだとこっちに引っ越ししてくれるらしい。こっちも忙しくなるな。(楽しみ)
7月10日雨
何だか今日は凄い頭が痛い。書くのは夜にしておく。
気付いたことだが雨のとき、夢の中がおかしい。夜の街で朝が来ない。目覚めは空上の飛行機が大破する。そんな夢だ。気分が悪くなる感じである。病院に行った方がいいのだろうか?また今度でいいや。
そういえば、夢の中で気になる女性と子供がいた。なんだかこの世にいる人じゃないような…。
12月26日
今、急いでこれを書いている。私の遺言だとしておこう。
今この世界全域が危険だ。さらに、あの夢が一週間に一回は必ず起こる。雨関係なく。しかも、虹が現れているが方向が逆だ。何かがおかしい。
一方、世界は色んなところが急に浸水して、ビルの屋上でも海が浸水しかけている。正しくは大きな津波が起こっている。今、親戚の子と屋上で避難しているがもう時間がない。多分、この国全員死亡する。笑えてくるよ。昨日までは何も起こっていなかったのに!
親戚の子は突然こう言った。
「僕たちがいない世界はどうなるかな。」
私は、
「誰もいないのは嫌でしょ?」
「でもね、僕だったら一人で楽しみながら、誰かくることを信じるよ。」
あぁ、この子純粋だなぁ。まだ生きて欲しかった。
最後の忠告。あの夢が変わらない限り、このような結果になるかも。何で変わるかって?それは貴方自身で考えて頂戴。
さようなら
「……。ここで終わりか…。なんかわだかまりしか残らない結果だな。」
色々書いていたが、重要なことがそのぐらいしか書いていない。まとめるか。
樹はメモ帳にこうまとめた。
・この世界は一度崩壊した後、人間は居なくて廃墟しかないこと。
・一週間に一回変な夢が起こること(何か変えないといけないらしい)
しかしながら、動物は生きているらしい。現に狼はいる。魚は泳いでいる。狼は全く情報掴めないが。
一方、夢とはどういうことか…。さっぱりである。多分、飛行機の大破は俺たちのことと強く繋がっていると思う。
「はぁ、意味わからん!」
狼はその言葉で起きた。すると、本の方を見て一瞬涙目みたいになった。
「お前さん、これに関係してるのかい?」
と言おうとしたらまた眠った。関係ないか。
メモ帳を閉じようとしたら中から一枚の写真が出てきた。樹と女性と子供が写っている。
俺はまだやり残していることが沢山ある。それまでに待っていてくれ。
環奈…。凛…。
俺、日野 樹はこの少女、美鶴 紅葉(お嬢ちゃん)とこの世界に来た。今は、狼と共にお嬢ちゃんはぐっすりと眠っている。寝るのが早すぎて、気絶に近いのではと凄い心配だ。
一方俺は、お嬢ちゃんが見つけてくれた本を松明の明かりのもとで、読み始めたーー。
3月25日晴れ
今日も変わらない毎日が続く。いつも慌ただしく感情が失いそうだ。
ここ最近気になっていることがある。それは台風や地震の災害の大きさが尋常じゃない。また、海外の色んな氷山の一角がどんどんと溶けていることだ。今までは地球温暖化が関係していた。でも、どうやら今現在は違う影響が関係しているらしい。
明日は親戚のところに行く。あそこの子は大きくなっているんだろうな。楽しみだ。
6月5日曇り
4ヶ月前は満開な桜が咲いているのが見かけた。他の場所も咲き誇っていたのが思い浮かぶ。
2日前に台風が来て、一階の部屋は浸水した。魚も泳いでいる姿を見かけた時はまじかと思った。因みに、海外の有名な国はいくつか浸水で無くなったらしい。それなのか難民がこの国にも沢山来た。外国語力0な私は、悲劇でもある。でも今は、翻訳してくれる機械があるだけでも幸運だ。
結構前に行った親戚のところは、そろそろ浸水しそうだとこっちに引っ越ししてくれるらしい。こっちも忙しくなるな。(楽しみ)
7月10日雨
何だか今日は凄い頭が痛い。書くのは夜にしておく。
気付いたことだが雨のとき、夢の中がおかしい。夜の街で朝が来ない。目覚めは空上の飛行機が大破する。そんな夢だ。気分が悪くなる感じである。病院に行った方がいいのだろうか?また今度でいいや。
そういえば、夢の中で気になる女性と子供がいた。なんだかこの世にいる人じゃないような…。
12月26日
今、急いでこれを書いている。私の遺言だとしておこう。
今この世界全域が危険だ。さらに、あの夢が一週間に一回は必ず起こる。雨関係なく。しかも、虹が現れているが方向が逆だ。何かがおかしい。
一方、世界は色んなところが急に浸水して、ビルの屋上でも海が浸水しかけている。正しくは大きな津波が起こっている。今、親戚の子と屋上で避難しているがもう時間がない。多分、この国全員死亡する。笑えてくるよ。昨日までは何も起こっていなかったのに!
親戚の子は突然こう言った。
「僕たちがいない世界はどうなるかな。」
私は、
「誰もいないのは嫌でしょ?」
「でもね、僕だったら一人で楽しみながら、誰かくることを信じるよ。」
あぁ、この子純粋だなぁ。まだ生きて欲しかった。
最後の忠告。あの夢が変わらない限り、このような結果になるかも。何で変わるかって?それは貴方自身で考えて頂戴。
さようなら
「……。ここで終わりか…。なんかわだかまりしか残らない結果だな。」
色々書いていたが、重要なことがそのぐらいしか書いていない。まとめるか。
樹はメモ帳にこうまとめた。
・この世界は一度崩壊した後、人間は居なくて廃墟しかないこと。
・一週間に一回変な夢が起こること(何か変えないといけないらしい)
しかしながら、動物は生きているらしい。現に狼はいる。魚は泳いでいる。狼は全く情報掴めないが。
一方、夢とはどういうことか…。さっぱりである。多分、飛行機の大破は俺たちのことと強く繋がっていると思う。
「はぁ、意味わからん!」
狼はその言葉で起きた。すると、本の方を見て一瞬涙目みたいになった。
「お前さん、これに関係してるのかい?」
と言おうとしたらまた眠った。関係ないか。
メモ帳を閉じようとしたら中から一枚の写真が出てきた。樹と女性と子供が写っている。
俺はまだやり残していることが沢山ある。それまでに待っていてくれ。
環奈…。凛…。
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