詩歌集『社会』

光芒一閃

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短歌「障がい者」

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 杖突くと 同じ人間 なはずなのに
 偏見の目 人薔薇人薔薇ひとばらごと

 作った経緯と短歌の説明
 私が杖を突いて歩いていた時に通りかかった人から可哀想だねといわれていたというエピソードを母から聞いたことや私が小学6年生の頃に小学4年生のやんちゃな子からゾンビみたいな歩き方だと笑われたことに対して心が傷つきはしなかったのですが、思うことがあったのは確かだったためこの経験を形にしようと思いこの短歌を作りました。
 私は障害を持っている人や性的少数者などの人達に対して、周りの人達と少し違う部分があるだけでそこまで大きな違いはないと思っているため、そういった特徴をその人の個性として認めることが大切だと思っています。

 また、人薔薇の如しでは人間の明るく美しい部分に薔薇の花を人間の暗く尖っている部分に薔薇の茎をイメージして表現しました。
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