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第五章 特殊保護事例Ⅹ案件~五月雨家へようこそ!
第四十七話 判明!黒幕の正体
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「さあ、本気を出した私に追跡できないデータなどありませんわ! しかも愛する朝日様のため、五月雨コーポレーションのセンター情報バンクも(違法に)フル活用ですの!」
深夜子と梅が見守る中、必要な情報入力と接続を完了させた五月が(朝日写真集の効果で)、テンション高く調査開始を宣言する。バチバチとキーボードを軽快に叩き始め、パソコンのモニター、タブレット、押収品したスマホ、それぞれに凄い勢いで表示されるデータを確認しながら次々と作業を進めていく。
「たかが一介の探偵如き。すぐに過去の依頼データを余さず精査して、依頼主を特定して差し上げますわっ!」
そう言うとスマホを操作しながら、タブレットも手に取る。
「……なるほど、依頼履歴データはこちらのスマホでやり取りしてますわね」
そこから数分。何やら目的のデータにたどりついたらしく五月の表情が明るくなる。
「見つけましたわよっ! さて、こちらに転送して……データを解析に……ん? やたらと固いですわね、このプロテクト…………やっと一部表示……あら? このIPアドレス……どこかで……?」
「なんだよ五月? 簡単にわかりそうなのか?」
「いえ、そう言うものではありませんわ。まだ時間は……なぁっ!? こっ、この暗号形式……」
突然、驚きの声をあげた五月が、ガッとデスクに両手をつきパソコンモニターに顔を近づけ凝視する。ふーっと息を吐き出すと、肘をついて両手を口の前で握り締め、画面に表示される大量のデータを一文字逃さず確認し始めた。
後方で見守る深夜子と梅には、何が起きているかはさっぱりわからない。ただ、あまりよろしくない空気なのは察することができた。何よりもデータが画面を流れていく度に、五月の顔色がどんどん悪くなっている。
「ッ!? こっ、これはっ!!」
「五月どしたの? 顔色悪い」
「いやっ、そんなはずは……くっ!!」
心配する深夜子の声も届いてないとばかりに、五月は焦る手つきでタブレットを操作する。次は再びパソコンのキーボードに向い、ブツブツと難しい専門用語を呟き、ついには左手でキーを打ちながら、右手で手元に置いたスマホを操作していた。
「そんな、まさか……あはっ、あははは」
最後には顔を引きつらせ、乾いた笑い声をあげて、パソコンモニターの前にがっくりとうなだれた。
事態がまったく把握できない深夜子と梅は、顔を見合わせて首をかしげるだけで精一杯である。何か声をかけるべきかと梅が口を開こうとしたその時――五月個人のスマホが呼び出し音を鳴らした。
「うぐうっ……や、やっぱり……ですのね……」
スマホの画面に表示される連絡相手を見て、苦虫を噛み潰したような、これ以上無い渋い表情をつくる。だらだらと汗を流して固まっている五月であったが、ついには意を決して電話をとった。
「はい……五月……ですわ」
『もしもしー、あらーお久しぶりねー。五月ちゃん元気にしてたー? ママですよー』
「やはり、ですか……お母様……」
『えー、もしかしたらーってお電話してみたけどー。やっぱりもうわかっちゃってたー? さすが五月ちゃーん! えらいわねー』
電話の相手は五月の母にして、国内屈指の大企業――五月雨ホールディングス代表取締役CEO『五月雨新月』であった。
そう、五月がデータ解析の途中から様子がおかしかった理由がこれである。朝日の調査の依頼主。その依頼元データが解析をしているその場所――五月雨コーポレーション内部からの発信になっていた。
最初は関連会社のどこかであろうかと、淡い期待もした五月だったが、最終的な解析結果はしっかり『発信元:五月雨コーポレーション社長秘書室』と表示され、追い討ちとばかりに暗号形式で『やったね五月ちゃん!』の表示がオマケ付きであった。それは顔色も悪くなる。
挙句の果てには、こちら側の接続をあっさり逆探知して電話までいただけたとなれば、要は完全に掌で転がされていたわけである。当然、五月の返事は「お母様っ! 一体、な、なななななんのつもりですの!? こっ、このような犯罪者のマネごとなどを!?」となる。
『んもー! 犯罪者さんなんて、五月ちゃんひどーい。だってー、五月ちゃんたらママがいくら言ってもー、朝日ちゃんをおウチにつれて来てくれないんだからー。もう、ママったらさみしくってー、毎日毎日シクシク泣いてたのよー。だからーつい――』
とりあえず電話を切断し、深夜子と梅にさわやかな笑顔で振り返る。
「まちがい電話でしたわ!」
「「絶対嘘ッ!!」」
実に正確な指摘がなされると同時に、再び五月のスマホから呼び出し音が鳴り響く。
「もう……しつこいですわねっ! もしもし、お母様。いいかげ――」
『くぉらああああっ五月ぃ!! おっどれ誰の電話を途中で切っとんなゴラァ!? ええか? ワシの堪忍袋の緒にも限度があるっちゅーとんじゃあボケぇ! おどれ、いつになったらワシんとこにボン(※朝日のこと)をつれて来るんかい? あ゛あ゛ぁ!?』
「ひっ、ひいいいいいっ!? す、すすすみません! お母様っ! お、落ち着いてっ、落ち着いてくださいませーーーっ!」
一瞬にして顔から血の気が失せて、謝罪モードへと移行する五月であった。
――そこからしばらく電話口で新月を宥めるも、朝日に関しての話題は一進一退で一向に進展しない。しびれを切らしたらしい新月が『んもー五月ちゃんてばいじわるー。しょーがないなー、じゃあーママは最後の切り札をつかっちゃいまーす!』と宣言する。
「はぁ!? き、切り札?」
『そーでーす。五月ちゃんがー朝日ちゃんをおウチにつれて来てくれないならー。このデータを朝日ちゃんやー五月ちゃんのお友達にー送っちゃうんですー!』
すると電話口の向こう側で、何かを操作する様子が伝わってくる。そして、どうやら録音されているらしい音声が聞こえてきた。
【えぐっ……ママ、あのね。五月にね、すごい意地悪する人たちがいるの……海土路造船って言ってね……それでね、それでね……ひぐっ……五月のね、大好きな人――】
「ひええええええええっ!? スッ、ストーーーップ! ストップですわーーーお母様っ、わかりました! なんとか、なんとかしますからっ!!」
これは投了もやむ無し!!
『あらーやっとわかってくれたのねー。五月ちゃんはーやっぱりいい子ねー、大好きよー。じゃあ、来週ママはお休みをとりまーす。だからー最低二泊三日で朝日ちゃんとーお泊りに来てくださーい。詳しくは蘭子ちゃんに聞いてねー。じゃあ、楽しみにしてるわねーうふふ。ばいばーい』
「あ……ああ……」
今にも死にそうな表情で、スマホを握り締めながらがっくりと床に崩れ落ちる五月。そばで会話を聞いていた深夜子と梅が無言で顔を見合わせる。正直ろくな予感がしない。
とは言え、五月を放置することもできず恐る恐る声をかける。
「おい五月。まあ、とりあえず説明しろよ。一体何がどーなってやがんだ?」
「そう五月、意味わかんない。なんで五月ママが電話してきたの?」
「うっ……うううう。そ、それが……その……実は――」
お察しの通り。すべてはタクティクスとの闘いにおいて、海土路造船の押さえ込みを新月に依頼したことが原因である。五月はその時に軽い口約束で――また、朝日様とご挨拶に向いますわ。と言ってしまった。
しかし新月が、いち警護対象である朝日に興味を持つとは考えず。そのうち忘れてしまうだろう、程度の認識であった。確かに何度か、秘書室長の播古田蘭子から連絡があり、珍しいとは思いながらも都度のらりくらりとかわしていた。
ところがこの子供にして親あり。話の流れから、なんとなく朝日に興味を持った新月は、独自のルートを駆使して機密である朝日の詳細なデータを入手。それを見てすっかりご執心になっていたのである。
「はああっ!? お前の実家に朝日をつれて行くだあ?」
「五月それ朝日君にどう説明するの?」
「ど、どうしましょう……あ、あさひさまぁ……」
どうする五月!!
深夜子と梅が見守る中、必要な情報入力と接続を完了させた五月が(朝日写真集の効果で)、テンション高く調査開始を宣言する。バチバチとキーボードを軽快に叩き始め、パソコンのモニター、タブレット、押収品したスマホ、それぞれに凄い勢いで表示されるデータを確認しながら次々と作業を進めていく。
「たかが一介の探偵如き。すぐに過去の依頼データを余さず精査して、依頼主を特定して差し上げますわっ!」
そう言うとスマホを操作しながら、タブレットも手に取る。
「……なるほど、依頼履歴データはこちらのスマホでやり取りしてますわね」
そこから数分。何やら目的のデータにたどりついたらしく五月の表情が明るくなる。
「見つけましたわよっ! さて、こちらに転送して……データを解析に……ん? やたらと固いですわね、このプロテクト…………やっと一部表示……あら? このIPアドレス……どこかで……?」
「なんだよ五月? 簡単にわかりそうなのか?」
「いえ、そう言うものではありませんわ。まだ時間は……なぁっ!? こっ、この暗号形式……」
突然、驚きの声をあげた五月が、ガッとデスクに両手をつきパソコンモニターに顔を近づけ凝視する。ふーっと息を吐き出すと、肘をついて両手を口の前で握り締め、画面に表示される大量のデータを一文字逃さず確認し始めた。
後方で見守る深夜子と梅には、何が起きているかはさっぱりわからない。ただ、あまりよろしくない空気なのは察することができた。何よりもデータが画面を流れていく度に、五月の顔色がどんどん悪くなっている。
「ッ!? こっ、これはっ!!」
「五月どしたの? 顔色悪い」
「いやっ、そんなはずは……くっ!!」
心配する深夜子の声も届いてないとばかりに、五月は焦る手つきでタブレットを操作する。次は再びパソコンのキーボードに向い、ブツブツと難しい専門用語を呟き、ついには左手でキーを打ちながら、右手で手元に置いたスマホを操作していた。
「そんな、まさか……あはっ、あははは」
最後には顔を引きつらせ、乾いた笑い声をあげて、パソコンモニターの前にがっくりとうなだれた。
事態がまったく把握できない深夜子と梅は、顔を見合わせて首をかしげるだけで精一杯である。何か声をかけるべきかと梅が口を開こうとしたその時――五月個人のスマホが呼び出し音を鳴らした。
「うぐうっ……や、やっぱり……ですのね……」
スマホの画面に表示される連絡相手を見て、苦虫を噛み潰したような、これ以上無い渋い表情をつくる。だらだらと汗を流して固まっている五月であったが、ついには意を決して電話をとった。
「はい……五月……ですわ」
『もしもしー、あらーお久しぶりねー。五月ちゃん元気にしてたー? ママですよー』
「やはり、ですか……お母様……」
『えー、もしかしたらーってお電話してみたけどー。やっぱりもうわかっちゃってたー? さすが五月ちゃーん! えらいわねー』
電話の相手は五月の母にして、国内屈指の大企業――五月雨ホールディングス代表取締役CEO『五月雨新月』であった。
そう、五月がデータ解析の途中から様子がおかしかった理由がこれである。朝日の調査の依頼主。その依頼元データが解析をしているその場所――五月雨コーポレーション内部からの発信になっていた。
最初は関連会社のどこかであろうかと、淡い期待もした五月だったが、最終的な解析結果はしっかり『発信元:五月雨コーポレーション社長秘書室』と表示され、追い討ちとばかりに暗号形式で『やったね五月ちゃん!』の表示がオマケ付きであった。それは顔色も悪くなる。
挙句の果てには、こちら側の接続をあっさり逆探知して電話までいただけたとなれば、要は完全に掌で転がされていたわけである。当然、五月の返事は「お母様っ! 一体、な、なななななんのつもりですの!? こっ、このような犯罪者のマネごとなどを!?」となる。
『んもー! 犯罪者さんなんて、五月ちゃんひどーい。だってー、五月ちゃんたらママがいくら言ってもー、朝日ちゃんをおウチにつれて来てくれないんだからー。もう、ママったらさみしくってー、毎日毎日シクシク泣いてたのよー。だからーつい――』
とりあえず電話を切断し、深夜子と梅にさわやかな笑顔で振り返る。
「まちがい電話でしたわ!」
「「絶対嘘ッ!!」」
実に正確な指摘がなされると同時に、再び五月のスマホから呼び出し音が鳴り響く。
「もう……しつこいですわねっ! もしもし、お母様。いいかげ――」
『くぉらああああっ五月ぃ!! おっどれ誰の電話を途中で切っとんなゴラァ!? ええか? ワシの堪忍袋の緒にも限度があるっちゅーとんじゃあボケぇ! おどれ、いつになったらワシんとこにボン(※朝日のこと)をつれて来るんかい? あ゛あ゛ぁ!?』
「ひっ、ひいいいいいっ!? す、すすすみません! お母様っ! お、落ち着いてっ、落ち着いてくださいませーーーっ!」
一瞬にして顔から血の気が失せて、謝罪モードへと移行する五月であった。
――そこからしばらく電話口で新月を宥めるも、朝日に関しての話題は一進一退で一向に進展しない。しびれを切らしたらしい新月が『んもー五月ちゃんてばいじわるー。しょーがないなー、じゃあーママは最後の切り札をつかっちゃいまーす!』と宣言する。
「はぁ!? き、切り札?」
『そーでーす。五月ちゃんがー朝日ちゃんをおウチにつれて来てくれないならー。このデータを朝日ちゃんやー五月ちゃんのお友達にー送っちゃうんですー!』
すると電話口の向こう側で、何かを操作する様子が伝わってくる。そして、どうやら録音されているらしい音声が聞こえてきた。
【えぐっ……ママ、あのね。五月にね、すごい意地悪する人たちがいるの……海土路造船って言ってね……それでね、それでね……ひぐっ……五月のね、大好きな人――】
「ひええええええええっ!? スッ、ストーーーップ! ストップですわーーーお母様っ、わかりました! なんとか、なんとかしますからっ!!」
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『あらーやっとわかってくれたのねー。五月ちゃんはーやっぱりいい子ねー、大好きよー。じゃあ、来週ママはお休みをとりまーす。だからー最低二泊三日で朝日ちゃんとーお泊りに来てくださーい。詳しくは蘭子ちゃんに聞いてねー。じゃあ、楽しみにしてるわねーうふふ。ばいばーい』
「あ……ああ……」
今にも死にそうな表情で、スマホを握り締めながらがっくりと床に崩れ落ちる五月。そばで会話を聞いていた深夜子と梅が無言で顔を見合わせる。正直ろくな予感がしない。
とは言え、五月を放置することもできず恐る恐る声をかける。
「おい五月。まあ、とりあえず説明しろよ。一体何がどーなってやがんだ?」
「そう五月、意味わかんない。なんで五月ママが電話してきたの?」
「うっ……うううう。そ、それが……その……実は――」
お察しの通り。すべてはタクティクスとの闘いにおいて、海土路造船の押さえ込みを新月に依頼したことが原因である。五月はその時に軽い口約束で――また、朝日様とご挨拶に向いますわ。と言ってしまった。
しかし新月が、いち警護対象である朝日に興味を持つとは考えず。そのうち忘れてしまうだろう、程度の認識であった。確かに何度か、秘書室長の播古田蘭子から連絡があり、珍しいとは思いながらも都度のらりくらりとかわしていた。
ところがこの子供にして親あり。話の流れから、なんとなく朝日に興味を持った新月は、独自のルートを駆使して機密である朝日の詳細なデータを入手。それを見てすっかりご執心になっていたのである。
「はああっ!? お前の実家に朝日をつれて行くだあ?」
「五月それ朝日君にどう説明するの?」
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どうする五月!!
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