ラウンドライフ

自らの身体をオートメーションするのが普通になった近未来。技術だけが発達し、過度に高スペックな"カラダ"の使用料を払うためにほとんどの人間は自分の寿命を課金して返済に当てている。

環境が崩壊した世界で人間に残されている道は、オートメーションのカラダを捨てて、慎ましく辺境の地で暮らすか古いモデルのカラダを節約して生きながらえるしかなかった。

世界を牛耳るのはオートメーション連合政府と彼らのサービスシステムを担うメーカー企業団体。政治や教育すら彼らに支配された社会の中で、人間は限られた世界でしか生きていけない生物となった。

一人の天才科学者が秘匿に作ったオートメーションがある日盗難に合う。運命の中で、その体を手に入れる少年。

辺境の地で暮らすことに飽きた少女は外の世界に飛び出していく。

2つの世界が混ざり合うことから世界が少しづつ動いていく。
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