7 / 207
修道女、後宮とは異世界だと知る
7
しおりを挟む
「そこのバラを」
「はい、メルシェイラさま」
目の前でユリが膝を折る。
パチリ、と音を立てて朝露を纏ったオレンジ色のバラを切る。
低い位置に咲いていた一輪で、咲き初めの濃い色合いのそのバラを、ユリは腕に掛けた籠に丁寧に入れた。
「あちらの白いバラも」
「はい、メルシェイラさま」
つい興味をひかれて、もう少し低い所の花を指さす。
ユリは優雅に膝を折ったまま、そのバラの茎を手に取って摘んだ。
不安定な姿勢にもかかわらず、すらりと伸びた上半身は微動だにしない。
メイラは己には無理だなと思いながら、籠の中身を覗き込んだ。
「これぐらいでいいかしら」
「大きな花瓶に飾るのでしたら、もう少しあったほうが見栄えがします。あとは私が」
「いいの。テーブルのちょっとした飾りに使いたいだけよ」
第一印象で思った以上に、ユリは良くできた侍女だった。
しかしその優雅な所作のひとつひとつに、一般女性では持ちえないスキルを感じてしまうのは気のせいではないだろう。
例えば、雨のタイルで滑りかけたメイラを支えるときとか。
届いた荷物を、左右の手で大量に持って涼しい顔をしているときとか。
今回のように、長時間の空気椅子的作業にもふらつきひとつみせないこととか。
「戻りましょうか」
「はい」
「お花を飾ったら、お茶にしましょう」
「はい、メルシェイラさま」
問題は、それが彼女だけではないことだ。
真夜中に水差しの水を持ってきてくれた時、ベッドでうつらうつらしながら見たフランの手には硬いタコがあった。
目立たない大きさだったが、あれはペンだこではないし、編み物や刺繍などをしてできる位置とも違う。
さりげなく触れてみた上腕は固く、やはり彼女にも戦闘の心得があるのだろう。
こうなってくると、気になってくるのはシェリーメイの普通さだ。
観察してみてもおかしなところはないのだが、だからこその違和感。
腕とか肩とか背中とかを眺めても己とそう違うようには見えず、ついつい彼女の行動を目で追ってしまう。
「……メルシェイラさま」
ふっと、斜め前を歩いていたユリが、メイラの進路をふさぐように立った。
彼女の墨色の侍女服の向こうに、白い服が見えた。
大柄なユリよりはるかに大きなその布幅に、相手が男性であると気づく。
しかしここは後宮。皇帝以外の男性が容易く侵入できる場所ではない。
「まあ、ダハート一等神官さま」
「こんにちは、メルシェイラ妾妃さま」
気弱そうな表情で神官の礼を取るその男は、後宮に入る時に妃たちに祝福をさずける役目の神官だった。
縦にも横にも大きい身体を丸く小さく屈め、ちらちらとこちらの様子をうかがっている。
この、いかにも人畜無害そうな容貌は、むしろ大いに気を付けるべきだと思う。
同じ神職としてのシンパシーもあるし、おっとりと優し気な口調には安心感がある。己でもそうと気付かないうちに距離が近くなり、親しく話し込んでしまうタイプの男だ。
しかしここは後宮。皇帝陛下のための女性の園。
神官とはいえ男性と気軽に話をしているところを誰かに見られれば、どんな醜聞になるかわからない。
「どうしてこのようなところに……ああ、神殿にいらっしゃったのですか?」
「はい。時折手入れはさせておりますが、女性だけではなかなか手が届かない場所もありまして」
「おつとめご苦労様です」
ここ西の庭園には奥の方に小さな神殿がある。
かつて子を亡くした妃が建てたものだと聞くが、庭園の背景になる大きめの木々の影にひっそりと佇んでいて、近づくのにためらうような昏い外観である。
できれば一度祈りを捧げに行きたいと思っていたが、彼が出入りしているのであれば控えた方がいいのだろう。
「では失礼いたします」
「ごきげんよう」
立ち去る彼の大きな背中を見送る。
ふと、その足元を見ていて違和感を覚えた。
あの離れの神殿に行っていたにしては、いやに綺麗なのだ。
昨夜は大雨が降り、神殿へ続く道はかなりぬかるんでいた。先ほどバラを摘みながら歩いていて、ドレスと靴が汚れるからこの先に行くのはやめようと思ったのだから確かだ。
もしかすると乾いた道が他にあるのかもしれないが、彼が今現れたのはまさにその、泥でぬかるんでいる道の続き。
あの巨漢の神官には、宙を浮いて歩く神力でもあるのだろうか。
「……メルシェイラさま」
低めの優し気なユリの声にハッと我に返った。
「お調べしますか?」
「……いいえ、かかわらないほうがいいと思うわ」
特にこんなところでは。
メイラは、泥はねひとつない真っ白な神官装束から目を離し、首を振った。
身を守るために情報は必要だが、藪をつついて蛇が出てくるようでは逆効果なのだ。
「そうね、あの方がどこから出てきたのかは知りたいところだけど」
「はい」
ユリはにっこりと笑った。
そう長い付き合いではないが、一瞬「おや?」と思ってしまう表情だった。
「駄目よ。もし問題があるなら、警戒されているでしょう」
「はい、メルシェイラさま」
すでにもう、何百回では足りない「はい、メルシェイラさま」という返答は、礼儀にかなった丁寧なものには違いないが、いろいろな意味を内包していると思う。
「……ではもう少しバラと、葉物もいくらかお願いしてもいいかしら」
「かしこまりました」
いつの間に居た。
ユリの背後には、見覚えのある部屋付きメイドの姿があった。
彼女たちは絶対にメイラと視線を合わせようとしない。そうするのが正しいマナーで、貴人はメイドを空気のように扱うものだ。
しかし今の今までユリと二人きりで庭園を散策していたメイラにとっては、まさに空気の中から唐突に表れたような感じだった。
むしろ、ダハート一等神官の登場よりも怖い。
彼女はユリから籠を受け取って、更に深々と礼を取った。
ユリの安定感のある中腰にも驚きだが、低く膝を折り頭を下げたまま微動たにしないメイドのこの姿勢も凄い。
もしかすると、使用人というのは下半身を相当に鍛えないとできないのかもしれない。
メイラはため息をついた。
「名前は?」
「ポメラと申します」
答えたのはユリ。できれば彼女から直接聞きたいところだったが、侍女がいるところでメイドは主人に直接口は利かないものだ。
「ではポメラ。お願いね」
明るい茶色い髪のメイドは、真っ白のホワイトブリムを飾った頭をもう一段低くした。
ここからまだ低頭するのか。
メイラはそんな彼女に心から尊敬の念を抱いたが、もちろん口に出したりはしない。
鷹揚に頷いて見せ、ユリを促して部屋に帰ることにした。
「はい、メルシェイラさま」
目の前でユリが膝を折る。
パチリ、と音を立てて朝露を纏ったオレンジ色のバラを切る。
低い位置に咲いていた一輪で、咲き初めの濃い色合いのそのバラを、ユリは腕に掛けた籠に丁寧に入れた。
「あちらの白いバラも」
「はい、メルシェイラさま」
つい興味をひかれて、もう少し低い所の花を指さす。
ユリは優雅に膝を折ったまま、そのバラの茎を手に取って摘んだ。
不安定な姿勢にもかかわらず、すらりと伸びた上半身は微動だにしない。
メイラは己には無理だなと思いながら、籠の中身を覗き込んだ。
「これぐらいでいいかしら」
「大きな花瓶に飾るのでしたら、もう少しあったほうが見栄えがします。あとは私が」
「いいの。テーブルのちょっとした飾りに使いたいだけよ」
第一印象で思った以上に、ユリは良くできた侍女だった。
しかしその優雅な所作のひとつひとつに、一般女性では持ちえないスキルを感じてしまうのは気のせいではないだろう。
例えば、雨のタイルで滑りかけたメイラを支えるときとか。
届いた荷物を、左右の手で大量に持って涼しい顔をしているときとか。
今回のように、長時間の空気椅子的作業にもふらつきひとつみせないこととか。
「戻りましょうか」
「はい」
「お花を飾ったら、お茶にしましょう」
「はい、メルシェイラさま」
問題は、それが彼女だけではないことだ。
真夜中に水差しの水を持ってきてくれた時、ベッドでうつらうつらしながら見たフランの手には硬いタコがあった。
目立たない大きさだったが、あれはペンだこではないし、編み物や刺繍などをしてできる位置とも違う。
さりげなく触れてみた上腕は固く、やはり彼女にも戦闘の心得があるのだろう。
こうなってくると、気になってくるのはシェリーメイの普通さだ。
観察してみてもおかしなところはないのだが、だからこその違和感。
腕とか肩とか背中とかを眺めても己とそう違うようには見えず、ついつい彼女の行動を目で追ってしまう。
「……メルシェイラさま」
ふっと、斜め前を歩いていたユリが、メイラの進路をふさぐように立った。
彼女の墨色の侍女服の向こうに、白い服が見えた。
大柄なユリよりはるかに大きなその布幅に、相手が男性であると気づく。
しかしここは後宮。皇帝以外の男性が容易く侵入できる場所ではない。
「まあ、ダハート一等神官さま」
「こんにちは、メルシェイラ妾妃さま」
気弱そうな表情で神官の礼を取るその男は、後宮に入る時に妃たちに祝福をさずける役目の神官だった。
縦にも横にも大きい身体を丸く小さく屈め、ちらちらとこちらの様子をうかがっている。
この、いかにも人畜無害そうな容貌は、むしろ大いに気を付けるべきだと思う。
同じ神職としてのシンパシーもあるし、おっとりと優し気な口調には安心感がある。己でもそうと気付かないうちに距離が近くなり、親しく話し込んでしまうタイプの男だ。
しかしここは後宮。皇帝陛下のための女性の園。
神官とはいえ男性と気軽に話をしているところを誰かに見られれば、どんな醜聞になるかわからない。
「どうしてこのようなところに……ああ、神殿にいらっしゃったのですか?」
「はい。時折手入れはさせておりますが、女性だけではなかなか手が届かない場所もありまして」
「おつとめご苦労様です」
ここ西の庭園には奥の方に小さな神殿がある。
かつて子を亡くした妃が建てたものだと聞くが、庭園の背景になる大きめの木々の影にひっそりと佇んでいて、近づくのにためらうような昏い外観である。
できれば一度祈りを捧げに行きたいと思っていたが、彼が出入りしているのであれば控えた方がいいのだろう。
「では失礼いたします」
「ごきげんよう」
立ち去る彼の大きな背中を見送る。
ふと、その足元を見ていて違和感を覚えた。
あの離れの神殿に行っていたにしては、いやに綺麗なのだ。
昨夜は大雨が降り、神殿へ続く道はかなりぬかるんでいた。先ほどバラを摘みながら歩いていて、ドレスと靴が汚れるからこの先に行くのはやめようと思ったのだから確かだ。
もしかすると乾いた道が他にあるのかもしれないが、彼が今現れたのはまさにその、泥でぬかるんでいる道の続き。
あの巨漢の神官には、宙を浮いて歩く神力でもあるのだろうか。
「……メルシェイラさま」
低めの優し気なユリの声にハッと我に返った。
「お調べしますか?」
「……いいえ、かかわらないほうがいいと思うわ」
特にこんなところでは。
メイラは、泥はねひとつない真っ白な神官装束から目を離し、首を振った。
身を守るために情報は必要だが、藪をつついて蛇が出てくるようでは逆効果なのだ。
「そうね、あの方がどこから出てきたのかは知りたいところだけど」
「はい」
ユリはにっこりと笑った。
そう長い付き合いではないが、一瞬「おや?」と思ってしまう表情だった。
「駄目よ。もし問題があるなら、警戒されているでしょう」
「はい、メルシェイラさま」
すでにもう、何百回では足りない「はい、メルシェイラさま」という返答は、礼儀にかなった丁寧なものには違いないが、いろいろな意味を内包していると思う。
「……ではもう少しバラと、葉物もいくらかお願いしてもいいかしら」
「かしこまりました」
いつの間に居た。
ユリの背後には、見覚えのある部屋付きメイドの姿があった。
彼女たちは絶対にメイラと視線を合わせようとしない。そうするのが正しいマナーで、貴人はメイドを空気のように扱うものだ。
しかし今の今までユリと二人きりで庭園を散策していたメイラにとっては、まさに空気の中から唐突に表れたような感じだった。
むしろ、ダハート一等神官の登場よりも怖い。
彼女はユリから籠を受け取って、更に深々と礼を取った。
ユリの安定感のある中腰にも驚きだが、低く膝を折り頭を下げたまま微動たにしないメイドのこの姿勢も凄い。
もしかすると、使用人というのは下半身を相当に鍛えないとできないのかもしれない。
メイラはため息をついた。
「名前は?」
「ポメラと申します」
答えたのはユリ。できれば彼女から直接聞きたいところだったが、侍女がいるところでメイドは主人に直接口は利かないものだ。
「ではポメラ。お願いね」
明るい茶色い髪のメイドは、真っ白のホワイトブリムを飾った頭をもう一段低くした。
ここからまだ低頭するのか。
メイラはそんな彼女に心から尊敬の念を抱いたが、もちろん口に出したりはしない。
鷹揚に頷いて見せ、ユリを促して部屋に帰ることにした。
5
お気に入りに追加
656
あなたにおすすめの小説
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
私はただ一度の暴言が許せない
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
厳かな結婚式だった。
花婿が花嫁のベールを上げるまでは。
ベールを上げ、その日初めて花嫁の顔を見た花婿マティアスは暴言を吐いた。
「私の花嫁は花のようなスカーレットだ!お前ではない!」と。
そして花嫁の父に向かって怒鳴った。
「騙したな!スカーレットではなく別人をよこすとは!
この婚姻はなしだ!訴えてやるから覚悟しろ!」と。
そこから始まる物語。
作者独自の世界観です。
短編予定。
のちのち、ちょこちょこ続編を書くかもしれません。
話が進むにつれ、ヒロイン・スカーレットの印象が変わっていくと思いますが。
楽しんでいただけると嬉しいです。
※9/10 13話公開後、ミスに気づいて何度か文を訂正、追加しました。申し訳ありません。
※9/20 最終回予定でしたが、訂正終わりませんでした!すみません!明日最終です!
※9/21 本編完結いたしました。ヒロインの夢がどうなったか、のところまでです。
ヒロインが誰を選んだのか?は読者の皆様に想像していただく終わり方となっております。
今後、番外編として別視点から見た物語など数話ののち、
ヒロインが誰と、どうしているかまでを書いたエピローグを公開する予定です。
よろしくお願いします。
※9/27 番外編を公開させていただきました。
※10/3 お話の一部(暴言部分1話、4話、6話)を訂正させていただきました。
※10/23 お話の一部(14話、番外編11ー1話)を訂正させていただきました。
※10/25 完結しました。
ここまでお読みくださった皆様。導いてくださった皆様にお礼申し上げます。
たくさんの方から感想をいただきました。
ありがとうございます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
今後はいただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる